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Via Emiliaです。
中世の時代、フェラーラ、モデナ、レッジョを支配したエステ家が収集した美術品を主に展示しているのが、エステンセ美術館です。
エステ家は、ゲルマン系ランゴバルドの貴族でしたが、11世紀にエステ辺境伯に叙せられたのが家名の由来と言われてます。
1196年、フェラーラ侯爵に任じられ、さらに1289年にモデナ侯爵、レッジョ侯爵を兼ねることになりました。1471年までにモデナ、レッジョ、フェラーラが公爵領となり、エステ公爵となりました。
エステ家は、代々の当主が美術の保護発展に努めたので、その保有美術品は膨大な数に上りました。


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Via Emiliaに面して建つサンタゴスティーノ教会です。


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サンタゴスティーノ教会と一体化したように建っているのが、18世紀に建設されたPalazzo dei Museiです。


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エステンセ美術館はPalazzo dei Museiの中にあります。この建物は博物館、美術館の複合施設となっており、エステンセ美術館の他にも幾つかの博物館があります。


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膨大な数の傑作、秀作を保有したエステ家ですが、ポーランドのアウグストゥス3世への売却(現在はドレスデンで展示されています)やナポレオンのイタリア侵攻などにより、多くの作品が失われてしまいました。
それでもエステンセ美術館は鑑賞する価値が高い作品を展示している美術館なのです。


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Palazzo dei Museiの入り口


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切符売り場
エステンセ美術館が一般公開されたのは1884年でした。もう130年以上の歴史があります。
古い記録しかありませんが、2015年の年間延べ入館者は22,837人でした。


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切符売り場の横、後方にロッカーとトイレがあります。


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Palazzo dei Museiの中庭


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展示室は階上にあります。


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入館しました。
最初はロビーの展示作品です。


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「マルコ・アウレリオ・ジョーヴァネの胸像」(2世紀後半、16世紀)
ローマ時代の彫刻に16世紀の逸名彫刻家が手を加えて仕上げたとされてます。


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「シーレーノスとサティーリの彫刻がある石棺断片」(2世紀中頃)


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毎度お馴染みの壺など


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「アイオンのレリーフ」(2世紀中頃)


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「バッカスとアリアドネの勝利の彫刻がある石棺断片」(2世紀中頃)


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「足のトゲを抜く少年」(1世紀末)
16世紀に修復されたそうです。


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「ジュピターまたはアスクレピオスの頭像」(2世紀後半)


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ジャン・ロレンツォ・ベルニーニ(ナポリ、1598‐ローマ、1680)の「フランチェスコ1世デステ公爵の胸像」(1651)


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最初の展示室です。


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展示室番号表示がありませんが、順路に従って進みました。


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男像柱


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Maestro di Torre di Parme(ヴェネツィアのアドリア海沿岸で13世紀末活動)?の「聖母子、ピエタのキリスト、聖人たち」(1370‐1400c)


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パオロ・ディ・ジョヴァンニ・フェイ(シエナ、1369‐1411記録)?の「聖母子」


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ジョヴァンニ・ディ・パオロ(シエナ、1398c‐1482)の「幼きキリストへの崇拝」(1430‐40c)


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フランチェスコ・ディ・ネーリ・ダ・ヴォルテッラ(ヴォルテッラ、1315/1320-1386以前没)の「玉座の聖母子と天使たち」(1350-55c)


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パオロ・セラフィーニ通称パオロ・ダ・モデナ(モデナで14世紀後半活動)の「ウミルタの聖母」(1370)


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アルカンジェロ・ディ・コーラ・ダ・カメリーノ(カメリーノ、1416-1429記録)の「アレッサンドリアの聖カテリーナの殉教、十字架降下、聖ザノービの葬儀、聖アンドレアの殉教、聖ジョヴァンニ・エヴァンジェリスタの殉教」(1430-35c)


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ジョヴァンニ・アントニオ・ダ・ペーザロ(ペーザロ、1415c‐1478)の「聖ジョヴァンニ・バッティスタ」(1460‐70c)


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バルナーバ・アゴッキアーリ通称バルナーバ・ダ・モデナ(ジェノヴァ、1361‐1383記録)の「聖母子と聖人たち、磔刑、受胎告知」(1350‐60c)


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シモーネ・ディ・フィリッポ・ベンヴェヌーティ通称シモーネ・デイ・クローチフィッシ(ボローニャ、1355‐1399記録)の「玉座の聖母子と天使たち」(1390‐99c)


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トンマーゾ・バリシーニ通称トンマーゾ・ダ・モデナ(モデナ、1325/1326-1368/1379)の「聖母子、辺獄のキリスト、聖人たち(聖ベネデット、聖ジローラモ、子供時代のキリスト、アレッサンドリアの聖カテリーナ)」(1345-55c)


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Wiligelmo(北イタリア、11世紀末-12世紀第1四半世紀活動)の「聖母子」(1100-1120c)


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13-14世紀にヴェネトで活動した逸名画家作「磔刑と十字架降下」(1290-1310c)


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次の展示コーナーです。


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Secondo Maestro di Carpi(15世紀前半活動)の「聖ジョヴァンニ・ボッカドーロの伝説」(1430c)


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ミケーレ・ディ・ニコロ・ディ・ディーノ通称ミケーレ・ダ・フィレンツェ(フィレンツェで1403から記録-ペーザロ、1457)の「死せるキリストへの嘆き」(1443-48)


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アンジェロ・デリ・エッリとバルトロメオ・デリ・エッリの工房(15世紀前半活動)作「聖ジョヴァンニ・バッティスタ、泣く聖母、聖ジョヴァンニ・エヴァンジェリスタ、聖ベネデット」(1470-90c)


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コズメ・トゥーラ(フェラーラ、1430c-1495)の「パドヴァの聖アントニオ」(1484-88c)


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エルコーレ・デ・ロベルティ(フェラーラ、1467から記録-1496没)とジョヴァン・フランチェスコ・マイネーリ(パルマ、1489-1506記録)の「ルクレツィアとブルータスとコラッティーノ」(1490c)
(つづく)