3番のトラムに乗ってティチネーゼ門方面に向かいました。
ティチネーゼ門の手前の停留所で下車しました。
停留所からドゥオーモ方向にCorso di Porta Ticineseを約50m戻ります。
広場に面して建っているのがサンテウストルジョ聖堂 Basilica di Sant'Eustorgioです。
聖堂の後が公園になってます。
聖堂の後に公園と共にあるのがミラノの司教区美術館 Museo Diocesanoです。
司教区美術館は、サンテウストルジョ修道院だった建物にあり、2001年にオープンしました。
ロンバルド美術史を物語る数多くの展示物があります。
2014年頃までは、この入り口の奥に切符売り場があり、サンテウストルジョ聖堂とは切り離された形態で、司教区美術館に入館することになっていました。
従来、サンテウストルジョ聖堂の最大の見所であるポルティナーリ礼拝堂は有料でした。礼拝堂の切符売り場も美術館と別の場所にありました。
ところが2015年頃から、司教区美術館とポルティナーリ礼拝堂が一体運用?となって、切符売り場も一つとなり、美術館と礼拝堂の共通券となったのです。
前置きが長くなりましたが、前述の次第で、ここでは美術館と聖堂を一緒に紹介させて頂きます。
入館しました。
メルキオッレ・ゲラルディーニ通称イル・チェラニーノ(ミラノ、1607‐1668)の「ユディト」(1633‐35)
17世紀前半のミラノの逸名画家作「大天使ミケーレ」(1620‐1630c)
グリエルモ・カッチャ通称イル・モンカルヴォ(モンタボーネ、1568‐モンカルヴォ、1625)の「聖アンナへの受胎告知」(1610‐20c)
カルロ・フランチェスコ・ヌヴォローネ(ミラノ、1609‐1662)の「聖母の誕生」(1630‐40c)
カルロ・ドネッリ通称イル・ヴィメルカーティ(ミラノ、1661‐1715)の「聖母の神殿奉献」(1714/1715)
詳細不明のフレスコ
アンドレア・ランツァーニ(ミラノ、1645-1712)の「聖母と聖アンナ」(1690-1700c)
制作者不明の「イル・チェラーノ作『受胎告知』のコピー画」(1620-30c)
制作者不明の「イル・チェラーノ作『ご訪問』のコピー画」(1620-30c)
聖堂内に入りました。
ここから、一旦、サンテウストルジョ聖堂になります。
4世紀頃、この地にあった初期キリスト教会が前身です。現在の建物は、12世紀に創建され16世紀に完成しましたが、現在の姿は1864年から1865年に行われた修復の際、ネオ・ロマネスク様式に変更された後のものです。
ルネッタのフレスコ画
聖堂の扉が閉まっているときは、ここから入ることが出来ます。
三廊式、ロンバルド・ロマネスク様式の聖堂内です。
左側廊方向
左側廊
右側廊方向
天井
後陣左側の礼拝堂
主祭壇
「Ancona della Passione」
詳細不明
詳細不明
(つづく)
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