スフォルツェスコ城博物館については既に取り上げましたが、2018年3月と2018年6月に再訪したところ、展示作品がかなり変わっていた部屋がありました。この博物館では、展示室や展示作品の見直しをすることはないだろうと思っていたので、それは意外でした。
と言うことで、2018年3月時点の博物館を改めて取り上げることにします。
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2018年3月1日と2日のミラノは雪でした。


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2008年頃にも大雪のミラノを経験しているので、二度目の雪のミラノとなりました。


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切符を買ってから、まず最初にミケランジェロの彫刻を見ることにしました。2015年のミラノ万博を機に、ミケランジェロの彫刻は別棟の建物で展示されるようになりました。


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ご丁寧にも日本語の案内板がありました。


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別棟(旧スペイン病院)の入り口


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館内に入りました。


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ミケランジェロ・ブオナローティ(カプレーゼ、1475‐ローマ、1564)の「ロンダニーニのピエタ」(1552‐1564)


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1552年から制作が開始され、1553年まで製作が継続されましたが、一旦製作が中断され、1555年から再開されたそうです。


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ミケランジェロの友人だったダニエーレ・ダ・ヴォルテッラがジョルジョ・ヴァザーリとミケランジェロの甥レオナルド・ブオナローティに充てた2通の手紙によって、ミケランジェロが死の数日前まで、このピエタを制作したことが分かってます。つまり、ミケランジェロの遺作です。


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「ロンダニーニのピエタ」の名称は、1744年、マルクイセス・ロンダニーニがこのピエタを買い取り、ローマのコルソ通りにあるPalazzo Rondaniniの図書館に設置されていたことに由来します。


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1952年、ミラノ市によって、ピエタは購入され、スフォルツェスコ城博物館で一般公開されるようになりました。


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作品の下部にミケランジェロの名前が刻まれてます。


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展示されている主な作品は、1点だけです。
他に一応ミケランジェロの頭像もありますが。


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レオーネ・レオーニ(アレッツォ、1509‐ミラノ、1590)の「ミケランジェロ・ブオナローティの頭像(ブロンズ)」(1561)


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展示室のフレスコ


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本館?に移動しました。第1展示室です。


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アーチ受けの石台(12世紀)


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浅浮彫の石板(11世紀)


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墓のフレスコ(6世紀)


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石棺断片(4世紀)


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石棺(4世紀末)


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ミラノのサンタ・マリア・ディ・アウローナ教会の柱(8世紀中頃)
サンタ・マリア・ディ・アウローナ教会は739年‐740年頃建設されたそうです。


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ロンバルドの彫刻(8世紀)


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ロンバルド芸術(8世紀)


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第1展示室


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ロンゴバルド芸術の「読経台断片」(10世紀初め)


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ミラノのサンタンブロージョ聖堂のモザイク断片(9世紀)


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フィレンツェのサン・ジョヴァンニ洗礼堂のモザイク断片(12世紀)


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第2展示室


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Wiligelmoに帰属する「男像柱テラモーネ」(12世紀)
1905年、クレモナの聖堂から出土したものです。


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ロンバルディア芸術のフレスコ断片(14世紀)
ミラノのサン・ジョヴァンニ・イン・コンカ教会にありました。


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展示室天井のフレスコ


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コーニス(12世紀)
ミラノのサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ修道院にありました。


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「祝福する救世主の浮彫」(12世紀)
クレモナのドゥオーモの裏門に使用されていました。


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アンテラミー派彫刻家作「マギ」(12世紀末‐13世紀初め)
ミラノの旧大聖堂だったサン・マリア・マッジョーレ教会にありました。


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ロンバルディア芸術の「祈るキリスト」(12世紀末)
ミラノのサン・シンプリチャーノ教会にありました。


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ロンバルド芸術の「読者の座像」(11世紀)
カイラーテ・オローナ(ヴァレーゼ県)のサンタ・マリア・アッスンタ修道院にありました。


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ボニーノ・ダ・カンピョーネ(カンピョーネ・ディターリア、1325c‐1397c)と工房の「ベルナボ・ヴィスコンティの霊廟」(1380‐85)
ミラノのサン・ジョヴァンニ・イン・コンカ教会後陣にありました。


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磔刑と聖人たち
12世紀後半から14世紀末に、カンピョーネ地方に建築家、彫刻家、石工の集団がいてロンバルディア地方のロマネスク芸術を担っていましたが、その集団の中で最も卓越していたのがマッテオ・ディ・カンピョーネと並んでボニーノ・ダ・カンピョーネの二人でした。
この霊廟はボニーノ・ダ・カンピョーネの最高傑作とされてます。


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ピエタのキリストと聖人たち


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聖母戴冠
(つづく)