ソルフェリーノ通りからドゥオーモに行きました。
Cattedrale di Santa Maria Assunta
クレモナ司教区の司教座教会です。
現在のドゥオーモがある場所に、サント・ステファノ教会とサンタ・マリア教会の存在を記した10世紀の記録が残されてます。
2つの教会を取り壊して、その上に新たな教会を建設することになり、1107年8月26日に最初の土台石が置かれました。
建設途中の1117年1月3日に起きた大地震によって大被害を受けてしまいました。1129年に漸く建設工事が再開され、教会として使用できるようになった1190年に奉献式が執り行われました。
その後も翼廊などの拡張工事やファサードの建設が続けられ、1491年に完成しました。
先ずファサードの見学です。
ファサード上部の4つのニッチは、アルベルト・マッフィオーリ・ダ・カッラーラ(北イタリアで15世紀後半活動)によって1491年に完成しました。
ジャコモ・ポッラータ・ダ・コモによって13世紀に造られたバラ窓
小ポルティコの彫刻はトスカーナの彫刻家による「聖母子と聖イメリオと聖オモボーノ」(1310)
正面ファサード入口柱
ファサードが3つあるのです。
正面ファサードに向かって左にある塔は、トラッツォと呼ばれる鐘楼です。
高さが112m12cmのトラッツォは、754年に創建され、1309年に完成しました。
トラッツォの時計は、フランチェスコ・バッティスタ・ディヴィツィオーリとその息子ジョヴァンニの父子によって1583年から1588年に制作されました。
正面ファサードの出入り口
正面ファサードの出入り口左右にライオン像があります。
ジョヴァンニ・ボーノ・ダ・ビッソーニの「ライオン像」(1280)
後陣
北翼廊のファサード
北翼廊のファサード
北翼廊の出入り口です。その左右にもライオン像があります。
後陣の方から南翼廊のファサードの方に向かいました。
南翼廊のファサード
3つのファサードがあるのはクレモナ繁栄の証左です。
写真左端に写っているのは洗礼堂です。
洗礼堂のファサードは広場に面してます。
洗礼堂の裏側
洗礼堂の脇を通って広場に出ました。
洗礼堂のファサード
クレモナですから、ドゥオーモ横にもストラディヴァリ像があります。
(つづく)
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