モンタニャーナは、人口9,026人(2017年12月31日現在)のヴェネト州パドヴァ県にあるコムーネです。「最も美しい村」の一つですが、人口9千人強の自治体なので村よりも町の方が適当かと思います。
現在に至るまで完全に残されている長方形の城壁に囲まれた町で、中世そのものの佇まいを直に感じることが出来ます。
私がモンタニャーナに足を運ぶ理由は、ジョルジョ・バルバレッリ・ダ・カステルフランコ通称ジョルジョーネ(カステルフランコ・ヴェネト、1477/1478c-ヴェネツィア、1510)のフレスコ画(帰属作品)がドゥオーモにあり、それが見たいがためです。
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マントヴァ発の列車に乗り、モンタニャーナ駅で下車しました。


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列車はモンセリーチェに向けて直ぐに去っていきました。


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駅名が入った写真を載せておきましょう。


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駅舎と駅前広場


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駅からスパラート通りを真っすぐ進んで城壁に向かいました。


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スパラート通りには見所がありません。


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Porta XX Settembre
FS駅からチェントロに入るために新しく築かれた門です。


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城壁の向こうに見えているのはサン・フランチェスコ教会です。


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9月20日門を潜って城壁内に入り、この日のお宿に向かいました。


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途中の八百屋で道草


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日本のキノコの売り方とはかなり違います。


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ホテルの選択肢はあまりありません。


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この日のお宿です。レストランを併設しています。


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チェックインを済ませて早速町歩きに出発しました。


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城壁の全長は延べ2㎞ほどの小さな旧市街なので、時間をかけてゆっくりと見て回るつもりです。


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ホテルから、町の中心の広場まで30mほどの距離です。


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広場にあるドゥオーモです。


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開いていたので拝観しました。


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ファサード裏の左右の壁にジョルジョーネの帰属フレスコ画があります。


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これを見に来たのです。


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ドゥオーモについては後程詳しく触れる予定です。


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外に出ました。


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町の歴史は古く、3000年以上前に遡るとされてます。


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サン・ベネデット通り


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見えているのはサン・ベネデット教会の鐘楼です。


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サン・ベネデット旧教会です。


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1502年、モンタニャーナを訪れたベネデット会女子修道士たちによって16世紀に建設された教会です。現在の建物は1771年に再建された2代目のものです。


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1807年、イタリアの侵攻してきたナポレオンによって宗教活動が停止されてしまいました。ナポレオン軍の撤退後の1811年、建物は州立サン・ベネデット女子大学の校舎に転用されるようになりました。


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女子大学は閉鎖されているようで、人気が全くありません。


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モンタニャーナのコムーネ所有の建物になっているようですが、建物の荒廃が進んでいると思います。


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教会は過ぎればすぐに城壁に出ます。


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全周約2㎞の城壁に全部で24の砦が設けられてます。


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城壁前から、今通ってきた通りを振り返りました。


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城壁沿いにRocca degli Alberiに向かいました。


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Via Liceo


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Rocca degli Alberiです。


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パドヴァのシニョーラだったフランチェスコ1世・ダ・カッラーラがFranceschin de' Schiciに命じて建築させたRoccaです。


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1360年から1362年に建設されました。


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城壁外に出ませんでした。


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この日は収穫祭の準備をしていたようです。


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次はサン・フランチェスコ教会です。


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(つづく)