
ストラーダ・ヌオーヴァ美術館は3館あるので、流石に疲れました。

1559年から1565年に建設されたポデスタ宮、別名Palazzo Nicolosio Lomellinoです。

ポデスタ宮でルチアーノ・ボルツォーネ(ジェノヴァ、1570‐1645)の特別展が開催中でしたが、ストラーダ・ヌオーヴァ美術館で目が疲れたのでパスしました。
肖像画が得意だったルチアーノですが、75歳の老齢ながらジェノヴァの受胎告知教会マドンナ・デリ・アンジェリ礼拝堂のフレスコ画制作に注力しました。あと数筆を入れれば完成と言うときに、梯子から転落して死去してしまいました。

ポデスタ宮天井の装飾です。

外壁の装飾にマッチしてしています。

Palazzoを一つ一つ見て行くと時間がいくらあっても足りません。
内部のフレスコ画やスタッコ彫刻など見所が沢山ありますが、非公開のPalazzoが多いので、その辺には注意が必要です。

この時間では遅いと思いましたが、ダメもとで国立美術館に行ってみることにしました。

ガリバルディ通りから一本奥の道に入りました。

目立たない場所に建つスピノーラ宮です。

1593年、フランチェスコ・グリマルディによって建設されたスピノーラ宮です。

この建物に国立美術館Galleria Nazionale di Palazzo Spinolaがあります。

開館中!

入館しようと思いましたが時間切れでした。
国立美術館はガイド付きの決められた時間の入館制を採っており、この日の最終回受付は既に終了したとのことでした。閉館まで2時間あったので、ガイドなんかいらない、勝手に見たい、ガイドよりも俺の方が知っていると粘ったのですが、駄目の一点張りでした。

切符売り場にあった、この墓碑だけはしっかり見ました。
15世紀後半のロンバルドの逸名彫刻家作「フランチェスコ・マリア・スピノーラの墓碑」

国立美術館で見たかった作品はこれでした。
アントネッロ・ダ・メッシーナの「この人を見よ」

イタリアで係員とやり取りしても、こちらの思う通りには絶対になりません。徒労に終わるだけです。
ダメなものはダメ、絶対にダメ。

Palazzo Gentile

相変わらずだのう。

国立美術館の向かいにある建物です。

16世紀に建設されたPalazzo di Pietro Spinola di San Luca

小雨が降り続いてました。

赤の宮殿はジェノヴァ市立図書館になってますが、図書館の入り口は裏通りにあります。

この場所で街娼に声をかけられたのでビックリ仰天。

危険を察知してガリバルディ通りに戻りました。

1562年に建設されたPalazzo Baldassarre Lomellini

1583年に建設されたPalazzo Giacomo e Lazzaro Spinola

この建物には入ったことがありません。

「Rolli」に掲載された邸宅が続きます。
1576年、ジェノヴァでは貴族の邸宅を賓客をもてなすために利用することが法制化されましたが、その対象となる邸宅リストをRolliと呼んだのです。

1558年‐1576年に建設されたPalazzo Angelo Giovanni Spinola

以前はドイツ銀行でしたが、今はアメリカン銀行となってます。

中々先に進みません。

Palazzo Franco Lercari(16世紀)

Palazzo Tobia Pallavicini(16世紀)

ガリバルディ通りの端に来ました。

Palazzo Pantaleo Spinola(15世紀)

Piazza delle Fontane Marone


Palazzo Ayrolo Negrone(16世紀)

突き当りを右折します。

Palazzo Giacomo Spinola(15世紀)

4月25日通りに入りました。

(つづく)
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