次はパルマ大聖堂の洗礼堂 Battistero di San Giovanniです。
12世紀後半から13世紀前半に活動した彫刻家であり、建築家でもあったベネデット・アンテラミ(ヴァル・ディンテルヴィ、1150c‐1230c)の設計によって、1196年に創建され、1216年に一応の完成をみたゴシック様式の建物で、最終的な完成は1270年とされてます。
ロマネスク様式からゴシック様式へと変わる過渡期におけるゴシック様式の建物です。
八角形、五連窓の四層構造の上にブランド・アーチを持つ、高さ35mの建物です。
ブラインド・アーチの上に8本の尖塔がありますが、高さと形状は不均一となってます。
先ず、外側の彫刻などを見て行きます。
入口扉が3つありますが、正面扉 Portale della Madonnaから見て行きました。
Portale della Madonna上ルネッタの彫刻は、ベネデット・アンテラミ(ヴァル・ディンテルヴィ、1150c‐1230c)の「マギの礼拝」です。
正面扉の柱
正面扉、向かって右側の柱
柱頭
ベネデット・アンテラミ(ヴァル・ディンテルヴィ、1150c‐1230c)と工房による彫刻
ゾオーフォロ(zooforo 人獣帯状装飾)と呼ばれている彫刻が75あります。
ベネデット・アンテラミ(ヴァル・ディンテルヴィ、1150c‐1210c)と工房によってズオーフォロが作られました。
柱頭
殆どがオリジナルのものです。
柱頭
Zooforo
Portale del Giudizio上ルネッタは、ベネデット・アンテラミ(ヴァル・ディンテルヴィ、1150c‐1230c)の「最後の審判」
Portale del Giudizioの左
Portale del Giudizioの右
人獣帯状装飾
Zooforo
3つ目の扉Portale delle Vitaです。
ルネッタの彫刻は、ベネデット・アンテラミ(ヴァル・ディンテルヴィ、1150c‐1230c)の「バラハムの伝説」
横を見ました。
外側は大体見たようです。
(つづく)
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