時間潰しに外出しましたが、特に見るところがありません。
ナポリまで列車に乗り続けるので、運動不足になりそうです。運動不足解消を目的にすれば、見どころがなくても困りません。
サンタ・カテリーナ・ディ・ヴァルヴェルデ教会が開いていました。
アントネッロ・リッチョの作品を見てみようか、と思いました。
入口扉上ルネッタの装飾
前述したように、この場所にローマ時代の異教寺院があり、4世紀頃、その建物を初期キリスト教会に転用したのが、この教会の前身です。
鐘楼
1330年に最初の再建が行われ、二回目の再建が1693年だそうで、現在の建物は1926年から1932年に建設された3回目の再建のものであり、4代目の建物になります。
3廊式、ラテン十字形、新古典様式の内部です。
教会巡りをしましたが、1908年の大震災後、殆どの教会が再建された訳で、その費用捻出を考えると驚嘆せずにはいられません。
左側廊
右側廊
天井
クーポラ
主祭壇
主祭壇前から見た出入口方向
詳細不明
サルヴァトーレ・ルッソの「アレッサンドリアの聖カテリーナ」(1933)
説教壇(18世紀)
ドメニコ・スパダーロの「聖テレジーナ」(1932)
ジョヴァンニ・ディ・ナターレの「聖グレゴリオ・マーニョ」(20世紀前半)
アントネッロ・リッチョ(シチリアで16世紀活動)の「聖母子と聖人たち」(16世紀)
アントネッロ・リッチョの作品ですが、以前、州立美術館で見たような気がします。
外に出ました。
時間がまだあります。
ドゥオーモにやってきました。
拝観しました。
列車に乗るまでの時間配分を考慮して見て回りました。
外に出ました。
時間がまだ十分ありましたが、ホテルに戻る頃合です。
インノチェンツォ・マンガ―ニの「Le Guattro Fontana」(1666)
先ほど拝観したサンタ・カテリーナ・ディ・ヴァルヴェルデ教会です。
州立美術館が予め開館しているのが分かれば、メッシーナに行きたいと思うのですが、若し休館となれば、完全な無駄足となるので逡巡しています。
職員のストなんて、年に数日に過ぎないと思うのですが・・・・・
イタリアは、行ってみないと分からない、行ってみて初めて分かるのです。
ホテルに戻りました。
部屋のベランダからの眺め
メッシーナの災害の歴史をひも解くと、大体150年周期くらいで地震が発生しています。直近では1908年、その前が1783年ですから、その間は125年でした。1908年の125年後は2033年です。そろそろ危ない時期に差し掛かっていると思います。
チェックアウトを済ませて駅に向かいました。
ここは駅前のバスターミナルです。
メッシーナ中央駅です。
20分遅れ。又しても時間潰しです。
結局、30分遅れで列車が到着しました。
30分遅れで到着したシラクーザ始発の車両に乗ったのですが、この後、連結予定のパレルモ始発の列車が中々到着しませんでした。シラクーザ発の列車とパレルモ発の列車がメッシーナ中央駅で一つの列車になって出発するのですが、結局50分遅れで出発したのです。
1本の列車となったICは、5分ほどで3分割されて連絡船内に入りました。
連絡船は楽しいです。
階段を上ってデッキに出ます。
向かいの桟橋に停泊する連絡船
出航しました。運悪く大粒の雨が降ってきました。
(おわり)
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