次の部屋です。
第20室です。以前と比べると展示が変わりました。
ジュゼッペ・ヴェルミーリオ（ミラノ？、1587c‐ミラノ、1635）の「聖ピエトロの後悔」
アントニオ・デンリコ通称タンツィオ・ダ・ヴァラッロ（アラーニャ・ヴァルセージャ、1575‐ヴァラッロ、1633）の「聖ピエトロと聖マルコ」（1626）
ニコロ・ムッソ（カザーレ・モンフェッラート、1585/1590-）1623/1627）の「カルヴァリオへの上り」（1610-15c）
アントニオ・デンリコ通称タンツィオ・ダ・ヴァラッロ（アラーニャ・ヴァルセージャ、1575c-ヴァラッロ、1635）の「ヤコブとラケル」
ジョヴァンニ・アントニオ・モリネーリ（サヴィリアーノ、1577-1631）の「聖パオロの殉教」（1619-21）
次の部屋です。
第21室になります。
ジュゼペ・デ・リベラ通称スパーニョレット（スペイン・ハティバ、1591-ナポリ、1652）の「キリストの鞭打ち」（1620-30c）
ジュゼッペ・ヴェルミーリオ（アレッサンドリア？、1587-アレッサンドリア、1635）の「井戸のサマリア女」（1626）
次の部屋です。
第22室です。
オラツィオ・ジェンティレスキ（ピサ、1563-ロンドン、1639）の「受胎告知」（1623）
アントン・ヴァン・ダイク（アンヴェルサ、1599-ロンドン、1641）の「聖セバスティアーノと天使」（1630c）
ヤン・ファン・ビジラート（ユトレヒト、1597/1598-1671）の「聖家族」
詳細不明
次の部屋です。
第23室は最初に見ました。
次の部屋です。
第24室は現代作品の展示でした。現代作品は波長が合わないので、展示作品の紹介は省略させて頂きます。
廊下の先は閉鎖されていました。
第25室です。
アントニオ・テンペスタ（フィレンツェ、1555-ローマ、1630）の「トリノのカステッロ広場での騎馬試合」
17世紀のロンバルディアの逸名彫刻家作「エマヌエーレ・フィリベルト・ディ・サヴォイアの胸像」（1610-20c）
17世紀のロンバルディアの逸名彫刻家作「カルロ・エマヌエーレ1世・ディ・サヴォイアの胸像」（1610-20c）
トンマーゾ・カルロ―ネ（ローヴィオ・ディ・ルガーノ、17世紀初め生まれ-トリノ、1667没）の「ヴィットリオ・アメデオ1世・ディ・サヴォイアの胸像」（1634-35）
トンマーゾ・カルロ―ネ（ローヴィオ・ディ・ルガーノ、17世紀初め生まれ-トリノ、1667没）の「ヴィットリオ・アメデオ1世・ディ・サヴォイアの胸像」（1634-35）
次の部屋です。
第26室です。
ジョヴァンニ・ランフランコ（パルマ、1582-ローマ、1647）の「井戸のレベッカとエリュゼル」
ドメニコ・ザンビエリ通称ドメニキーノ（ボローニャ、1581-ナポリ、1641）の「農業、天文、建築の寓意」（1625c）
ジャンジャコモ・セメンティ（ボローニャ、1580-ローマ、1636）の「クレオパトラの死」（1626-27c）
グイド・レーニ（ボローニャ、1575-1642）の「ルクレツィアの死」（1632）
次の部屋です。
第27室です。
フランチェスコ・アルバーニ（ボローニャ、1578-1660）の「4元素の水」（1625-28）
フランチェスコ・アルバーニ（ボローニャ、1578-1660）の「4元素の空気」（1625-28）
フランチェスコ・アルバーニ（ボローニャ、1578-1660）の「4元素の土」（1625-28）
フランチェスコ・アルバーニ（ボローニャ、1578-1660）の「4元素の火」（1625-28）
フランソワ・デュケノイ（ブリュッセル、1597-リヴォルノ、1643）の「マウリツィオ・ディ・サヴォイア枢機卿の胸像」（1635）
（つづく）
コメント
コメント一覧 (4)
オラッツイオ・ジェンティレスキの受胎告知、既視感が有りました。ジェノヴァのサンルーカで大変気に入り、撮影はしたものの、その後何も調べず放っておいた作品と気付きました。今改めて見ております。同じ作者でしょうか?
(検索しましたが、わからず仕舞いです)
コメント有難うございます。
＞既視感が有りました。
仰る通りで、ジェンティレスキはジェノヴァで「受胎告知」を2点描いたのです。
その経緯については2説あるのですが、有力説の方を紹介しましょう。
1620年頃、ジェンティレスキはジェノヴァに移住しましたが、1622年頃からトリノのサヴォイア家お抱え画家になりたいと考えていたようです。1623年、自信作「受胎告知」が完成すると、自己の技量アピールのため、同作品をカルロ・エマヌエーレ1世・サヴォイア公に送り大変な評判となりました。この作品がサバウダ美術館で展示されてます。
その作品を観たジェノヴァのグリマルディ・チェーバ家は、家族礼拝堂となっているジェノヴァのサン・シーロ聖堂の受胎告知礼拝堂の祭壇画として、ジェンティレスキの「受胎告知」を飾るべく、ジェンティレスキに注文しました。礼拝堂の祭壇画は既にあり、それと差し替えることになったので、そのサイズに合わせるべく、サバウダ作品よりも小サイズの「受胎告知」が制作され、1624年に完成すると直ちに同礼拝堂に置かれたのです。
作品の出来はサバウダの方が上です。
サン・シーロ聖堂の方が第1作、サバウダの方が第2作との別説があります。
中世の頃、自分の作品の複製画を制作するのは普通でした。また、有名画家であっても他人の有名作品の複製画を制作しました。画料の高いことで有名なティツィアーノもラファエッロの「教皇ジュリオ2世の肖像画」を制作したのです。
御解説頂き、ありがとうございます。
作者が分かっただけでなく、作品の経緯と背景を知り、深く感動しております。
「複製画が普通にある」のですね。これから芸術鑑賞する際、頭の隅に入れておきます。
今回も大変勉強になりました。ありがとうございました。
今ならリトグラフなどの技術がありますが、中世の頃は、観た作品をどうして欲しいと思った場合、その作品の製作者に頼んだり、他の画家に複製画制作を依頼したのでしょう。画家自身の複製画が比較的多い画家として、直ぐに頭に浮かぶのはカラヴァッジョです。