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次はベアータ・ヴェルジネ・デッラ・ギアーラ聖堂です。


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この日、ベアータ・ヴェルジネ・デッラ・ギアーラ聖堂は開いている情報があったので、期待していました。


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皆さんは、イタリア人と一緒に仕事をしたことがありますか?


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借りたB&Bの鍵について「あるある劇場」が開演した話がありましたが、貸す側のB&Bの方は仕事、借りる側の我々は観光という側面があるので、「あるある劇場」が開演しても仕方がないと許したことでしょう。
しかし、イタリア人、日本人の両陣営とも仕事である場合に「あるある劇場」が開演すると、収拾がつかなくなります。品質管理の業務遂行時に「あるある劇場」が発生したので、イタリア側に生産委託をすることを断念したことがあります。品質管理基準を甘くしてほしいと言われてしまっては話になりません。


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ベアータ・ヴェルジネ・デッラ・ギアーラ聖堂にやってきました。


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扉が閉まっているように見えましたが、開いていました。


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ファサードの扉上の大理石浮彫は、1642年にレッジョ・ネッレミリア市当局から寄贈されたものです。


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18世紀にBasilica Minoreに格付けされました。
現在は、聖堂の建物は、レッジョ・ネッレミリア市当局の所有となってますが、教会活動が行われてます。


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聖堂内に入りました。


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1313年、現在の場所に建設されたベアータ・ヴェルジネ教会が最初の建物です。


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聖母の奇跡を齎す教会として信仰を集めました。やがて、それが評判となり遠方から信者が訪れる巡礼地となりました。
そうなると最初の建物が手狭になってしまったので、16世紀末、当時のレッジョ・ネッレミリア司教が規模の大きな建物への建て替えを決めました。その決定に従い、最初の建物が取り壊され、その上に建設されたのが、1597年創建、1619年完成のバロック様式の二代目の建物で、それが現在の姿となってます。


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三廊式、ギリシャ十字形、バロック様式の聖堂内部は、縦60m、両翼廊間が45mあります。


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クーポラ


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主祭壇と後陣


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後陣にパイプオルガンがあります。


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アレッサンドロ・ティアリーニ(ボローニャ、1577‐1668)の「聖母子と聖人たち」


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リオネッロ・スパーダ(ボローニャ、1576‐パルマ)によって描かれたフレスコ画(1616)


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ジョヴァンニ・フランチェスコ・バルビエーリ通称グエルチーノ(チェント、1591‐ボローニャ、1666)の「磔刑」(1624‐25)


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第1礼拝堂のクーポラのフレスコ画は、カミッロ・ガヴァセッティ(モデナ、1596‐パルマ、1630)によって1629年から1630年に描かれました。


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オラツィオ・タラーミ(レッジョ・エミリア、1624‐1708)の「聖フィリッポ・ベニッツィの功徳」(1673)


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ルドヴィーコ・カッラッチ(ボローニャ、1555‐1619)の「アレッサンドリアの聖カテリーナの殉教」(1619)


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後陣のフレスコ画は、アレッサンドロ・ティアリーニ(ボローニャ、1577‐1668)の「聖母戴冠」(1625‐29)です。


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リオネッロ・スパーダの祭壇画は貸し出し中でした。


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フランチェスコ・ブラーニの「聖ニコロ・ラゴネールの奇跡」(1648)


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リオネッロ・スパーダ(ボローニャ、1576‐パルマ、1622)の「聖霊降臨」


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Cappella e Alyare della Vergine


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カルロ・ボノーニ(フェラーラ、1569‐1632)?の「ギアーラの聖母」


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第2礼拝堂のクーポラ


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アレッサンドロ・ティアリーニ(ボローニャ、1577‐1668)の「聖母子と聖フランチェスコ」(1629c)


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バロックですね。


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中央礼拝堂前から見た出入口方向


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カルロ・ボノーニ(フェラーラ、1569‐1632)の「聖母被昇天」


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左翼廊


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右翼廊


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外に出ました。


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天気が少し持ち直してきました。


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一旦ホテルに戻りました。


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夕方近くなって、天気が急速に回復しました。


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見慣れた景色であっても、天気が良くなると感じが随分異なります。


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(おわり)