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サンタ・マリア・マッジョーレ参事会教会に戻ります。


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共和国広場


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徐々に観光客が増えてきました。この町の宿泊施設は非常に限られていますが、何処からやってきたのか不思議です。


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花祭りの準備が中々進みません。


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教会のファサード前に観光客が沢山いたのを見て、バールで一息入れながら空くのを待機。


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Pinacoteca CivicaがあるPalazzo dei Canonici


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少し空いてきました。
ジュノーネとヴェスタに捧げられた神殿がこの地にありましたが、、その上に建てられた教会です。創建された年が明らかになっていませんが、11世紀初めとされてます。1025年に奉献された記録が残されており、カマルドレ会のサン・シルヴェストロ・ディ・コレピーノ修道院の一部として建設された教会です。


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1159年、教区の所有教会となりました。13世紀後半に完成したロマネスク様式の教会です。


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ファサードの彫刻はベヴァーニャの彫刻家によって12世紀に制作されたものです。


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ファサードは、1644年に改修されており、改修後の姿を見ていることになります。


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サンタ・マリア・マッジョーレ参事会教会の中に入りました。


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単廊式、ラテン十字形の内部です。


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1580年の火災によって内部の大部分が大きな被害を受けたので、古いものはあまり残ってません。


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フェリーチェ・リナルディの「聖母の誕生」(17世紀)


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バルトロメオ・ダ・ミランダ(ウンブリア、15世紀活動)の「聖母子」


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ピエトロ・バンヌッチ通称ピエトロ・ペルジーノ(チッタ・デッラ・ピエーヴェ、1446‐フォンティニャーノ、1523)の「ピエタ」(1521)


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マルカントニオ・グレッキ(?‐1650)の「聖母被昇天」(17世紀)


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アンドレア・カマッセイの追随者作「聖母の結婚」(1671)


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詳細不知


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ピントゥリッキオのフレスコ画で有名なバリオーニ礼拝堂です。1580年の火災でも奇跡的に無傷でした。
礼拝堂は拝見有料で写真不可です。
仕方がないので、外部サイトから拝借したフレスコ画の作品画像を掲載します。


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ベルナルディーノ・ディ・ベット通称ピントゥリッキオ(ペルージャ、1454‐シエナ、1513)の「ご誕生」(1501)
「マギの行列」も描かれてます。


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ベルナルディーノ・ディ・ベット通称ピントゥリッキオ(ペルージャ、1454‐シエナ、1513)の「キリストと教会博士たちとの問答」(1501)
写真不可なのに、何故このような写真があるのか?


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ベルナルディーノ・ディ・ベット通称ピントゥリッキオ(ペルージャ、1454‐シエナ、1513)の「受胎告知」(1501)
多分、その理由は「差別」でしょうね。


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ピントゥリッキオによる礼拝堂天井のフレスコ画


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ピントゥリッキオの自画像です。自負の現れで自画像を描いたのでしょう。


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出たり入ったりの人が多くて、とてもゆっくりと見てられない。


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外に出ました。


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美術鑑賞にはお祭り当日は不適です。


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次は絵画館です。


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市立絵画館があるPalazzo dei Canonici外壁入口上ルネッタのフレスコ画の痕跡


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市立絵画館の入り口


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コモ出身の建築家ドナート・ダ・コモによって1542年に建設されたPalazzo dei Canonici


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絵画館は1階(日本の2階)にあります。


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1994年に開館したスペッロ市立絵画館には、スペッロとその周囲の教会などから集められた作品や個人からの寄付作品が展示されてます。


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展示室は8室から成ってます。


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市立絵画館については、項を改めて詳しく触れることにします。


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入館者はちらほら。


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町の規模を考えると、出来の良い作品が並んでいると思います。


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美術ファンにとって、ここは必訪です。


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しかし、美術ファンは少ないのです。


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(つづく)