サンタンドレア教会の扉は閉まったままです。
この町で2泊の予定でしたが、市立絵画館を見てしまうと、やることがないのを知って愕然。
まだ1日半あります。
花祭りの準備状況を見る以外にありません。
残るはテガ礼拝堂くらいです。
写真右は、Cappella Tega またはサンタンナ礼拝堂と呼ばれている礼拝堂です。
この付近に聖アンナ友愛同信会の病院がありましたが、その病院付属の礼拝堂です。
建設された年は特定されてませんが、15世紀の公証書にこの礼拝堂の記載があります。
1895年から20世紀初頭にかけて、礼拝堂の建物は店として使用されていましたが、店の主人の一人である仕立屋ピエトロ・テガがフレスコ画を発見したことで、Cappella Tegaの呼称となりました。
礼拝堂の壁に描かれたフレスコ画が有名です。
今は閉じられているが、2017年の修復以前には側壁のガラス窓の一か所が開けられていて、そこから中を覗くことが出来ました。
ガラス窓越しではフレスコ画が良く見えません。また、写真の方もガラスに向かいの景色が映ってしまって、良く撮れません。
2人の画家によってフレスコ画が描かれたことが分かってます。
天井部分のフレスコ画は、ピエトロ・ディ・ジョヴァンニ・マッツァフォルテ(フォリーニョ、1404‐1463)に帰属します。
フレスコ画は、逐次修復が行われているようで、撮った時期によってフレスコ画の状態が違います。
ピエトロ・ディ・ジョヴァンニ・マッツァフォルテ(フォリーニョ、1404‐1463)に帰属する「聖母子と聖アンナ」
保存状態があまり良くないと思います。
ニッコロ・ディ・リベラトーレ通称ニッコロ・アルンノ(フォリーニョ、1430‐1502)の「磔刑」(1461)
最近の修復後の磔刑
この部分はニッコロ・アルンノの作品と特定されてます。
Cappella Tegaの番地です。
道の突き当りに教会の建物があります。
1444年に奉献式が執り行われた旧Oratorio di San Bernardinoです。
現在は民家となってます。
ファサードのフレスコ画「聖ベルナルディーノ」
このまま、この町にいても面白くないので、午後は何処に行こうかと考えていました。
花祭りの準備が着々と進んでます。
ここはかなり具体的に準備してました。
花で埋め尽くす設計図が用意されてます。
成程こうやってやるのか、と感心しました。
Porta Consolare
ここの準備はどうでしょうか。
設計図が用意されてます。
ケネディ広場
まだ11時半です。昼食には少し早すぎます。
詰まらないので、隣のフォリーニョに行くことにしました。
駅に向かいました。
駅は静かでした。
フォリーニョ行きの列車に乗りました。
(つづく)
コメント