
フィレンツェ・リフレディ駅に到着しました。普通はサンタ・マリア・ノヴェッラ駅に到着しますが、同駅は行き止まり駅なので発着に時間がかかるので、高速列車の一部はサンタ・マリア・ノヴェッラ駅に入らず、カンポ・デ・マルテ駅やリフレディ駅発着となってます。

リフレディ駅からタクシーで、この日のお宿に着きました。
現役の頃にはよく泊まっていましたが、引退してからはそうも行きません。ルネサンス芸術に関する催事がここで開催されるので、久し振りに泊まることにしました。

荷物をフロントに預けて、早速街歩きに出発です。

先ずは、ホテルと同じ広場に面して建つ教会の拝観が順序というものです。

ロンバルディアのウミリアーティ会が1251年建設着工したサン・サルヴァトーレ・イン・オーニッサンティ教会、通称オーニッサンティ教会です。

バロック様式のファサードは、マッテオ・ニジェッティ(フィレンツェ、1560/1570c-1648)の設計によって17世紀前半に再建されたものです。
鐘楼はオリジナルです。

ポータル上ルネッタの彩釉テラコッタ「聖母戴冠」は、以前のファサードにあったもので、ジョヴァンニ・デッラ・ロッビアまたはベネデット・ブリオーニの作品と言われてます。

中に入りました。

単廊式、ラテン十字形の内部です。

縦95m、横14mの内部です。
祭壇画などを見て回ります。

バルトロメオ・トラバッレージ(フィレンツェ、1540c-1585)の「受胎告知」(1570)

画面が光るので、少し横から撮ってみました。

リドルフォ・デル・ギルランダイオ(フィレンツェ、1483-1561)の「聖母戴冠と三位一体」(1520-30c)

三位一体

サンティ・ディ・ティート(フィレンツェ、1536-1603)とマーゾ・ダ・サンフリアーノ(フィレンツェ、1531-1571)の「聖母被昇天と聖ジョヴァンニ・バッティスタと聖ボナヴェントゥーラ」(1571)

ドメニコ・ギルランダイオ(フィレンツェ、1449-1494)の「書斎の聖ジローラモ」(1480)

アッリーゴ・ポッチェッティ(ペルージャ、17世紀前半活動)の「パドヴァの聖アントニオ」(1620c)

ジョット・ディ・ボンドーネ(コッレ・ディ・ヴェスピニャーノ、1267c-フィレンツェ、1337)の「オーニッサンティの磔刑」

ピエトロ・マルケジーニ(ピストイア、1692-1757)の「コルトーナの聖マルゲリータの光悦」(1728)

詳細不知

ファイト・シュト―ス(ドイツ、1447-1533)に帰属する「磔刑」

中央礼拝堂

バルトロメオ・チェンニーニ(フィレンツェ、?-1674)の「磔刑」(1669-74)
後陣のフレスコ画は、ジョヴァンニ・ダ・サン・ジョヴァンニ(サン・ジョヴァンニ・ヴァルダルノ、1592-フィレンツェ、1636)の作品です。

ピエル・ダンディーニ(フィレンツェ、1646-1712)の「聖パスカリス・バイロン」(1690)

ピエル・ダンディーニ(フィレンツェ、1646-1712)の「聖パスカリス・バイロン」

ジュゼッペ・ピンツァーニの「ヴィテルボの聖ローザの説教」(1714-15)

ジョヴァンニ・バッティスタ・クィンチの「栄光のヴィテルボの聖ローザ」(1715c)

ヤコポ・リゴッツィ(ヴェローナ、1547-フィレンツェ、1627)の「聖ディエゴ」(1595)

Cappella di San Pietro d'Alcantara

マッテオ・ボネーキ(フィレンツェ、1669-1756)の「栄光のアルカンタラの聖ピエトロ」(1722)

マッテオ・ボネーキ(フィレンツェ、1669-1756)の「アルカンタラの聖ピエトロ」

マッテオ・ボネーキ(フィレンツェ、1669-1756)の「アルカンタラの聖ピエトロ」

Cappella Vespucci
ヴィンチェンツォ・ダンディーニに拠る祭壇画

ジョヴァンニ・ドメニコ・フェレッティ(フィレンツェ、1692-1768)によるCappella Vespucciの天井フレスコ画

ジュゼッペ・ピンツァーニの「ウンゲリアの聖エリザベッタ」(1730c)

マッテオ・ロッセッリ(フィレンツェ、1578-1650)の「聖アンドレアの殉教」(1620)

マッテオ・ロッセッリ(フィレンツェ、1578-1650)の「ポルトガルの聖エリザベッタ」(1625)

ドメニコ・プリアーニ(ヴァ―リア、1589-フィレンツェ、1658)の「オルタの聖サルヴァトーレの説教」

ルドヴィーコ・ブーティ(フィレンツェ、1550/1560c-1611)の「聖母被昇天」

ニコデモ・フェッルッチ(フィレンツェ、1574-1650)の「聖フランチェスコ」

サンドロ・ボッティチェッリ(フィレンツェ、1445-1510)の「聖アゴスティーノ」(1480c)

サンティ・ディ・ティート(フィレンツェ、1536-1603)の「聖会話」
途中ですが、今日は時間がないので、この辺で一旦切り上げます。
(つづく)
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