
ドゥオーモ広場にやってきました。

この日のドゥオーモは大混雑でした。

クーポラに上る人たちの行列です。

中々行列が進みません。

クーポラの展望台は狭いので、人数が制限されるし、展望台への通路は交互通行の場所があるので、時間がかかります。

上っている人はそんなに多くなかったと思います。

クーポラを見つめるフィリッポ・ブルネッレスキ

ブルネッレスキがクーポラをかけ終わったのが1436年でした。

アルノルフォ・ディ・カンビオ像

アルノルフォ・ディ・カンビオに拠ってドゥオーモの建設が始められたのが1296年でした。


Palazzo Strozzi di Mantova

プロコンソロ通り

次はサン・ベネデット教会です。

これがサン・ベネデット教会の建物です。普通の家屋に見えるので意外に思われることでしょう。写真の1階の、向かって左部分がサン・ベネデット教会です。

1032年の文書に教会の存在が記載されており、創建から200年はかなり勢力がありました。現在のドゥオーモの拡張に伴って、徐々に勢力が削がれ、やがて資産の殆どを失いました。現在の建物は1702年に建設されたもので、ごく小規模の教会になりました。

通りの正面はBottega dell'Opera del Duomoです。

ドゥオーモの壁龕などに置かれた彫刻の複製を主に行っている工房です。外に置かれた本物の彫刻は劣化が進んでいるので、その維持保存のために、この工房で制作された複製品に置き換えられてます。本物はドゥオーモ付属博物館に移されてます。

ゼッキ画材店は昼休み中です。

中世の作品修復に必要な、当時に使用された顔料、例えばカイガラムシを原料とする赤色顔料なども扱う専門店です。

ドゥオーモ広場に戻りました。

ファサードのルネッタ






先ほどの工房で制作された複製彫刻です。

ファサードの聖人彫刻は全て複製品に置き換わったそうです。

次はResidenza dell'Arte dei Beccai (食肉組合館)です。この場合のarteは、ギルドの意味です。

カルツァイウォーロ通り

サン・カルロ・ディ・ロンバルディ教会

オルサンミケーレ教会の横を通ってResidenza dell'Arte dei Beccai に向かいます。

Residenza dell'Arte dei Beccai はオルサンミケーレ通りに面して建ってます。

Residenza dell'Arte dei Beccai (食肉組合館)です。

オルサンミケーレのカピターノを務めていたマッチ家の邸宅として14世紀に建設されました。
その後、食肉組合の所有となり、1534年まで同組合の本拠地でした。

その後、建物の所有者が何度も変わりました。
1974年からAccademia della Arti del Disegnoの建物になって、現在に至ってます。

ファサードの紋章は建物の代々の所有者のもので、その変遷を物語ってます。

写真最上部の紋章は食肉組合のものです。

Accademia della Arti del Disegno所有の作品が展示されているので、美術ファンにとっては必見です。

入館無料です。中に入ると、ポントルモのフレスコ画が目に入ります。

ヤコポ・カルッチ通称イル・ポントルモ別称ヤコポ・ポントルモ(ポントルメ、1495‐フィレンツェ、1557)の「ボルドローネのタベルナコロ」(1521‐22)




マリオット・ディ・ナルド・ディ・チョーネ(フィレンツェ、1365c‐1424c)の「玉座の聖母子と聖人たち」(1395‐1400)



フランチェスコ・ダントニオの「オルガン扉の天使たち」

フランチェスコ・ダントニオの「オルガン扉の天使たち」

詳細不知

詳細不知

ストロッツィ家の紋章

ポントルモの「本の聖母」など他の作品が見当たりませんでした。
外部サイトから作品画像を拝借しました。

外に出ました。
(つづく)
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