Rio di Santa Maria Formosaの先にPalazzo Querini Stampariaが見えてます。
Palazzo Querini Stampariaです。
設計者が不明ですが、ヴェネツィア貴族クエリーニ家の住居として、1510年から1520年頃にかけて建設されました。
何世紀にもわたって、何度も改修、改装が行われましたが、1960年から1963年に行われた修復工事の際、元の姿に復元されました。
絵画館の入り口は、ここではなく、フォルモーザ広場側にあります。
フォルモーザ広場です。フォルモーザ広場に面してクエリ―ニ・スタンパリア絵画館の入り口があります。
写真左はサンタ・マリア・フォルモーザ教区教会です。
写真右の茶色の建物がPalazzo Querini Stampariaです。
19世紀中頃のクエリ―ニ・スタンパリア家の当主ジョヴァンニ・クエリ―ニ・スタンパリア伯爵(ヴェネツィア、1799-1869)は、宮殿の一階(日本の二階)に引退すると共に、それ以外の宮殿をヴェネツィア総主教(サン・マルコ寺院)に賃貸しました。
1868年、ジョヴァンニはクエリーニ・スタンパリア財団を作るとともに遺言しました。1869年、ジョヴァンニは亡くなりましたが、遺言に基づき宮殿と、宮殿内にあった調度品、絵画、彫刻などの収集物全てがヴェネツィア市に寄贈されました。
1869年から一般公開されてます。
この橋を渡って建物に入ります。
橋の下の運河Rio di Santa Maria Formosaです。
Palazzo Querini Stampariaの中に入りました。地上階に財団の事務所、図書館があります。
パラッツォ内から見た運河です。
絵画館は一階(日本の二階)にあります。
20室の展示室から成ってます。
18世紀の家具も大きな見どころです。
天井のフレスコ画
ヤコポ・グアラーナ(ヴェネツィア、1720-1808)の「アウロラの寓意」
展示室番号があったり、なかったりで少し混乱してしまいます。
彫刻が置かれてます。
ジャコモ・カッセッティ(サンブルソン、1682-ヴィチェンツァ、1757)の「アンジェロ・マリア・クエリーニの胸像」(1727-30)
ミケーレ・ファブリス通称オンガロ(ハンガリー、1644-ヴェネツィア、1684)の「哲学者」(1674-81)
ジョヴァンニ・バッティスタ・フォッジーニ(フィレンツェ、1652-1725)の「パオロ・クエリーニの胸像」
ミケーレ・ファブリス通称オンガロ(ハンガリー、1644-ヴェネツィア、1684)の「哲学者」(1674-81)
ミケーレ・ファブリス通称オンガロ(ハンガリー、1644-ヴェネツィア、1684)の「若者の胸像」(1674-81)
ミケーレ・ファブリス通称オンガロ(ハンガリー、1644-ヴェネツィア、1684)の「哲学者」(1674-81)
ミケーレ・ファブリス通称オンガロ(ハンガリー、1644-ヴェネツィア、1684)の「聖ジョヴァンニ・エヴァンジェリスタ」(1674-81)
次の部屋です。
絵画が展示されてます。
天井の装飾
ヤコポ・グアラーナ(ヴェネツィア、1720-1808)による天井装飾
セバスティアーノ・リッチ(ベッルーノ、1659-ヴェネツィア、1734)の寓意画
日の出の寓意
正午の寓意
日没の寓意
アレッサンドロ・ヴァロターリ通称パドヴァニーノ(パドヴァ、1588-ヴェネツィア、1649)の作品があります。
アレッサンドロ・ヴァロターリ通称パドヴァニーノ(パドヴァ、1588-ヴェネツィア、1649)の「Giustizia e Pace」(1630-35c)
アレッサンドロ・ヴァロターリ通称パドヴァニーノ(パドヴァ、1588-ヴェネツィア、1649)の「Misericordia e Verita」(1630-35c)
ニッコロ・フランジパーネ(パドヴァ、1555-1600)の「バッカス祭」(1570-90c)
ヴェネトの逸名画家作「女優の肖像」(17世紀)
ヴェネトの逸名画家作「ウルカヌスとキューピッド」(1500-50c)
ヴェネトの逸名画家作「ペルシャの巫女、リビアの巫女、デルフィの巫女」(1650-1700c)
ヴェネトの逸名画家作「Cimeriaの巫女、クマエの巫女、Samiaの巫女」(1650-1700c)
ヴェネトの逸名画家作「Ellesponticaの巫女、フリジアの巫女、ヨーロッパの巫女」(1650-1700c)
ヴェネトの逸名画家作「ティーヴォリの巫女、エジプトの巫女、エリトリアの巫女」(1650-1700c)
(つづく)
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