フォンタネッラートは、人口7,061人（2018年12月31日現在）のエミリア・ロマーニャ州パルマ県にあるコムーネで、「イタリアの最も美しい村」にリストアップされてます。

町周辺は、パルミジャーノ・レッジャーノの名産地です。

前泊地は、エミリア・ロマーニャ州のグアルティエーリでした。

列車に乗ってパルマ駅に向かいます。この鉄道はFS本体ではなく、系列子会社の運営だったと思います。

普段ならば通学客で混雑する時間帯でしたが、学校が夏休みに入ったので、車内は非常に空いてました。

パルマ駅に到着しました。

パルマ駅前からフォンタネッラート行きのバスがありますが、夏休みになったので、昼間の時間帯にはバスがないので、タクシーでフォンタネッラートに向かいました。フォンタネッラートは、パルマの西約25㎞にあります。

タクシーで乗車約30分弱で、フォンタネッラートの、この日のお宿前に着きました。写真の赤い建物がこの日のお宿で、レストラン併設のヴィッラです。

フォンタネッラートの宿泊設備は限られていて、真面なのは、ここしかないようです。

荷物をお宿に預けて、早速町歩きに出発しました。

この日のお宿は、要塞の向かいという絶好の場所にあります。

サンヴィターレ要塞 Rocca Sanvitale、フォンタネッラート城（別称）です。

当時、要塞の公開は夏季の午後のみでした。まだ午前中だったので、他の場所を見て回ります。

この日は夏至の前日でした。カンカン照りで参りました。

要塞は深い堀に囲まれてます。

フォンタネッラートにおける美術的な見所は、要塞の中のパルミジャニーノのフレスコ画に尽きます。それをゆっくりと鑑賞するために来た訳です。

結論を言えば、その目的は悲惨なものに終わりました、パルミジャニーノのフレスコ画を見ることはできたのですが、ガイドツアーのみで、次の部屋、次の部屋とガイドから急かされて、ゆっくり鑑賞するどころではなく、見事に時間不足に終わったのです。その上、写真厳禁でした。

その詳しいことは後述します。

先ずは教会巡りです。

鐘楼が写っている教会に行きます。

その奥に、もう一つ教会があります。

城壁内に2つの教会があります。

写真左端の教会に行きます。

サンタ・クローチェ教会です。長い間、教区教会でしたが、今は違います。

フォンタネッラート領主ギベルト2世サンヴィターレ伯爵によって、1447年に創建され、1503年に完成したゴシック様式の教会です。

左右非対称のファサードです。

拝観したかった教会でしたが・・・・・

残念！　扉が閉まっていました。

サンタ・クローチェ教会の後陣

次はサンタ・マリア・アッスンタ祈祷所です。

この場所に10世紀頃に建設された小さな礼拝堂がありましたが、15世紀頃には朽ち果てて廃墟になっていました。それを取り壊して、その上に1572年に建設された建物が現在の姿の原形です。1720年にバロック様式に改造され、現在に至ってます。

ここも閉まっていました。

ルイージ・サンヴィターレ通りから見たサンヴィターレ要塞です。

ルイージ・サンヴィターレ通りです。

写真左の黄色の建物はコムナーレ劇場です。

1856年、ルイージ・サンヴィターレ伯爵が、この土地を寄贈し、1864年から1866年に建設された新古典様式のコムナーレ劇場です。

馬蹄形の劇場で、客席数は174席だそうです。

劇場の先に広場があります。

ヴェルディ広場です。ヴェルディ・オペラを上演するには、少し小さ過ぎる劇場のように思えます。

アパートです。

ヴェルディ広場の突き当りはパラッキ通りです。

ヴェルディ広場からサンタ・クローチェ教会の鐘楼が見えます。

パラッキ通りから見たヴェルディ広場です。写真右端の黄色の建物はコムナーレ劇場です。

パラッキ通りを進んで城壁外に出ます。この辺の城壁は19世紀に取り壊されて存在しません。

ヴィットリオ・ヴェネト大通りに出ました。

病院です。

病院前のモニュメント（詳細不知です）

緑一杯のヴィットリオ・ヴェネト広場です。

この先に教会があります。

ベアータ・ヴェルジネ・デル・サント・ロザリオ聖域聖堂のファサードが見えてきました。

（つづく）