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街の中心リソルジメント広場に面して建つドゥオーモです。アルバ司教区のサン・ロレンツォ司教座教会です。


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紀元1‐2世紀に建設された、ローマ時代の公共建物の遺跡の上に5世紀後半に建設された初期キリスト教会が前身です。6世紀初頭に書かれた初期キリスト教会の洗礼書が発見されているので、それは事実とされてます。
この教会についての公文書の記述としては、969年のオットー1世の文書及び998年のオットー3世の文書に言及されてます。
12世紀に拡大され、その際、ロマネスク様式の建物に改造されました。


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1483年、当時のアルバ司教が建物の危険性に懸念を示し、再建を決めました。拡大されたロマネスク様式の建物の一部を組み込んで、1486年創建、1517年に完成したゴシック様式の建物が現在の姿の原形です。


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1867年から二代目の建物の形状変更工事が行われました。現在のファサードは1878年に完成しました。


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後陣と鐘楼
鐘楼は、13世紀に建築され、1477年に現在の形状に改築されました。


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鐘楼に時計がついてます。


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右側外壁


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左側外壁


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ファサードを見ます。
1878年のネオ・ゴシック様式のファサードなので、見所が乏しいと言えると思います。


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ルイージ・コッキオ(ミラノ、19世紀後半活動)の「聖ロレンツォ」(1878)


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ファサードに四福音書記者の彫像があります。
カルロ・ドゥーシオの「聖ルカ」(1878)
牛は聖ルカのシンボルです。


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カルロ・ドゥーシオの「聖ジョヴァンニ・エヴァンジェリスタ」(1878)
鷲は福音書記者聖ヨハネのシンボルです。


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カルロ・ドゥーシオの「聖マルコ」(1878)
ライオンは聖マルコのシンボルです。


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カルロ・ドゥーシオの「聖マッテオ」(1878)
天使は聖マッテオのシンボルです。


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ファサード下にロッジャがあります。


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ファサードの左扉


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左扉上ルネッタの装飾


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中央扉上ルネッタの装飾


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中央扉の柱頭


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中央扉の柱頭


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柱廊出入り口の木製扉


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右扉


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中に入りました。


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三廊式、ラテン十字形の内部です。


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1867年から1874年にネオ・ゴシック様式に大幅に改築されました。


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左側廊


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左側廊から見た内陣


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右側廊


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右側廊から見た内陣


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身廊中央


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洗礼堂です。


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クラウディオ・フランチェスコ・ボーモント(トリノ、1694‐1766)に帰属する「キリストの洗礼」


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洗礼堂天井のフレスコ装飾


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ウーゴ・デッラピアーナ(アルバ、1975‐)の「洗礼盤」(1991)


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ロザリオの聖母の礼拝堂


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エンリコ・レッフォ(トリノ、1831‐1917)の「聖母子とグツマンの聖ドメニコとシエナの聖カテリーナ」(1888)


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セバスティアーノ・タリッコ(ケラスコ、1645‐トリノ、1710)に帰属する「聖母子を描く聖ルカ」


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ジョヴァンニ・ピッリの「嘆きの聖母」(1770)
ジョヴァンニ・ピッリの署名と日付入りの作品です。この画家は全く知りません。


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ロザリオの聖母の礼拝堂天井の装飾


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サン・ボ―ヴォ礼拝堂です。


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アンブロージョ・オリヴァ(トリノ、16世紀‐17世紀)の「聖アントニオ・アバーテ」(1591)


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アンブロージョ・オリヴァは、グリエルモ・カッチャ通称イル・モンカルヴォの弟子です。


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詳細不知


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グリエルモ・ルセッロの「磔刑と聖ボ―ヴォと聖テオバルドと聖カルロ・ボッロメオと聖ロッコ」(1630)


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(つづく)