P1190780
ガイドさんが入り口扉を開錠して、ガイドさんと共に聖堂内に入りました。


P1190781
1797年、ナポレオンの抑圧令によって修道院が閉鎖されました。それ以来、聖堂の方は公的な宗教施設ではないとされてます。


P1190783
しかし、地元の村人は祈りを捧げるために訪れることが出来るようです。


P1190785
2012年5月29日に発生したマントヴァ付近の大地震によって大きな被害を受け、修復工事が行われていましたが、2014年、2015年に起きた、さほど大きくはなかった地震によって被害が拡大してしまいました。
ポー川とリローネ川に囲まれた島と、島周囲の河原を埋め立てて出来た、元々地盤が弱い土地の上に建設されたので、小地震でも被害を受けることが多く、修復工事が追い付かないそうです。
聖堂内に入ったものの、聖堂内の大部分が修復工事中で見学できないようになっていました。


P1190777
祭壇画は、逸名画家作「信仰の寓意」(16世紀)


P1190778
礼拝堂の祭壇


P1190779
アントニオ・ベガレッリ(モデナ、1499-1565)の「聖シモーネ」


P1190788
アントニオ・ベガレッリ(モデナ、1499-1565)の「聖マリア・マッダレーナ」


P1190786
礼拝堂天井の装飾


P1190787
この礼拝堂は危険ではないので、拝観出来ますが、修復工事が必要との事でした。建物の危険度によって、修復の優先順位を付けているそうです。


P1190789
磔刑の礼拝堂


P1190790


P1190792


P1190793
磔刑礼拝堂天井


P1190794


P1190795
サン・ベネデット礼拝堂


P1190796
通路の左右は修復工事中です。


P1190797
クーポラ


P1190799


P1190800


P1190801


P1190802


P1190804


P1190798
ジュリオ・ロマーノ(ローマ、1499-マントヴァ、1546)と工房の作品


P1190805


P1190806


P1190813
次はサンタ・マリア礼拝堂です。
ボニファチョ・ディ・カノッサ(985-1052)によって、11世紀に再建された修道院ですが、その時にサンタ・マリア礼拝堂も建設されました。


P1190820
トスカーナ女伯爵マティルデ・ディ・カノッサ(マントヴァ、1046-ローマ、1115)は、ポリローネ修道院に多大な寄付を行いましたが、ローマで没した彼女の遺体はポリローネ修道院に運ばれ、サンタ・マリア礼拝堂に埋葬されました。


P1190816
サンタ・マリア礼拝堂の祭壇画(詳細不知)


P1190807
サンタ・マリア礼拝堂の床のモザイク


P1190808
11世紀-12世紀のモザイク


P1190811
モザイクの所にマティルデ・ディ・カノッサの墓がありました。


p1190808
マティルデの墓の跡です。
1632年、マティルデの遺体が掘り起こされ、ヴァティカンに運ばれました。当時の修道院長が教皇に対して、非常な高額でマティルデの遺体を売却したのです。売る方も売る方であり、買う方も買う方です。


P1190812


P1190817


P1190818


P1190819


P1190826


P1190827


P1190828


P1190824
古そうな柱です。


P1190825
(つづく)