旧市街の中心9月20日広場に向かいました。
9月20日広場は青空市の真っ最中でした。
これでは広場に面して建つ歴史的建造物の写真が撮れません。
テントの後方に写っているのはサン・シルヴェストロ教会です。
12世紀に遡るサン・シルヴェストロ教会は、1606年に現在の姿に改造されました。
中に現代のフレスコ画があります。
美術的な見所としては、主祭壇画だけと思います。
主祭壇画です。
ジョヴァンニ・バリオーネ(ローマ、1566-1643)の「Madonna del Ponte」
現代のフレスコ画
9月20日広場のFontana della Fortuna
Fontana della Fortunaの上にあるブロンズ像は、ドンニーノ・アンブロージ(ウルビーノ、16世紀後半-17世紀初頭活動)の「フォルトゥーナの女神」(1593)
非常に賑わっている青空市でした。
1299年に建設されたPalazzo del Podestaです。
鐘楼がありましたが、第二次世界大戦後に市民の塔と呼ばれる時計塔にとってかわられたそうです。
Palazzo del Podestaを見ます。ファサードの有名な三聖人のトリッティコがあります。
三聖人(聖パテミアーノ、聖フォルトゥナート、聖エウセビオ)のトリッティコ
Palazzo del Podestaファサードの下に柱廊があります。
その柱廊に劇場の入り口があります。
19世紀、建築家ルイージ・ポレッティ’モデナ、1792-ミラノ、1869)の設計によって、Palazzo del Podestaは劇場に改造されました。
9月20日広場からPalazzo Malastianaに入ります。
Palazzo Malastianaは市立美術館になってます。
Palazzo Malastianaです。
ファーノのマラテスタ家支配は、ガレオット1世・マラテスタ(リミニ、1300c-チェゼーナ、1385)がマラテスタ家当主だった1357年に始まりましたが、ファーノ領主に相応しい宮殿として1357年にPalazzo Malastianaの建設が開始されました。
ガレオット1世の息子パンドルフォ3世・マラテスタ(ファーノ、1370-1427)は、父が建設した宮殿が気に入らず、一部を改造するとともに増築しました。
パンドルフォ3世の息子シジスモンド・マラテスタ(ブレーシャ、1417-リミニ、1468)は、1440年頃に建築家マッテオ・ヌーティ通称マッテオ・ダ・ファーノ(コルフィオリート、1405-ファーノ,1470)に対して、Palazzo Malastianaの改修とさらなる増築が命じられ、1463年に完成しました。
1463年、ファーノは、ウルビーノ公フェデリーコ・ダ・モンテフェルトロ(グッビオ、1422-フェッラーラ、1482)の支配下に置かれるようになりました。
ファーノの領有権が変わる毎にPalazzo Malastianaの所有者が変わりました。
Palazzo Malastianaは、一時期Municipioとして使用されました。
Museo Civicoとして使用されるようになったのは、1898年からです。
Palazzo Malastianaの柱廊にも展示物が置かれてます。
入館します。
モザイクの展示
Maestro di Roncaietteの「Polittico Chiesa di Roncaiette di Ponte San Nicolo」
ミケーレ・ジャンボノ(ヴェネツィア、1400-1462)の「聖母子と聖人たちのポリッティコ」
シモーネ・カンタリーニ(ペーザロ、1612-ヴェローナ、1648)の「エジプトへの逃避途中の休息」
シモーネ・カンタリーニ(ペーザロ、1612-ヴェローナ、1648)の「帯の聖母」
シモーネ・カンタリーニ(ペーザロ、1612-ヴェローナ、1648)の「病人を治す聖ピエトロ」
シモーネ・カンタリーニ(ペーザロ、1612-ヴェローナ、1648)の「ヴィッラノーヴァの聖トンマーゾに顕現する聖母子」
(つづく)
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