この小川はボッテニガと呼ばれているようです。
この辺は街の西方に当たります。
小魚が泳ぎ、鳥が沢山います。
Via Lungo Sileに面して建つ、非常に目立つ建物です。民家のようです。
次はサン・ニコロ教区教会です。
サン・ニコロ教区教会です。
ファサード側に回ります。
1221年、Frati Domenicaniの修道士たちがトレヴィーゾに現れ、街の南西部に当たる城壁内の土地(現在の場所)が与えられました。
与えられた土地に聖二コラに捧げられた礼拝堂がありましたが、その礼拝堂が修道士たちの活動拠点になりました。
直ぐに修道院と教会の建設が決まりました。
13世紀第2四半世紀に創建され、1282年奉献式が執り行われたので、それ以前に一応の完成を見たようです。
ニッコロ・ディ・ボッカッショ、後の第194代教皇ベネデット11世(トレヴィーゾ、1240-ペルージャ、1304 教皇在位:1303-1304)が1257年から7年間、このサン・ニコロ修道院で修業した記録が残されているので、1257年頃にはゴシック様式の建物は一応完成したとされてます。
奉献式時点の建物は、縦49メートル、横14メートルの大きなものでした。
後陣です。
13世紀末まで拡張工事が行われ、ほぼ現在の規模の大きさになりました。
鐘楼
現在の建物の大きさは、長さ88メートル、高さ33.35メートル、幅27.5メートル、左右の翼廊全長38.32メートルです。
よく見ると新しそうに見える外観です。
1944年、ドイツ軍の爆撃を受け、大部分が崩落するなど大きな被害を受けてしまいました。そのため、戦後に修復、復元されたので新しく見えるのです。
美術的な見所が豊富です。
ファサード側の扉は閉まっていることが多いようです。
通常、左側壁の入り口が開きます。
三廊式、ラテン十字形、ゴシック様式の内部です。
ゴシック様式の天井は、戦後に復元されたものです。
Presbiterio
主祭壇画です。
ジョヴァンニ・ジローラモ・サヴォルド(ブレーシャ、1480-ヴェネツィア、1548)の「聖会話」(1521)
オルガンよりも、その下にあるフレスコ画の方に興味があります。
作品帰属が分かりません(私が分からないという意味です)。
その横に大きな聖クリストフォロのフレスコがあります。
アントニオ・ダ・トレヴィーゾの「聖クリストフォロ」(1410)
アンドレア・ダ・ムラーノ(ムラーノ、1462-カステルフランコ・ヴェネト、1512)の「聖母子と聖ピエトロと聖パオロ」(1510)
ロザリオ礼拝堂
トンマーゾ・ダ・モデナ(モデナ、1326-1379)の「聖ジローラモ」
トンマーゾ・ダ・モデナ(モデナ、1326-1379)の「聖アグネスと聖ジョヴァンニ・バッティスタ」
トンマーゾ・ダ・モデナ(モデナ、1326-1379)の「聖ニコロ」
制作者情報不知の「聖痕を受ける聖フランチェスコ」
(つづく)
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