教会巡りを続けます。
市立カルチャーセンターの建物です。
サンティッシマ・トリニタ教会です。
1348年に慈悲の兄弟会によって建設されました。
1550年、トスカーナ大公コジモ1世の命によって、サント・スピリト女子修道会に与えられました。
サンティッシマ・トリニタ教会の内部
アレッサンドロ・アッローリ(フィレンツェ、1535-1607)の「我に触れるな」(1584)
慈悲の兄弟会に因んでミゼリコルディア教会とも呼ばれてます。
写真右は、サント・スピリト女子修道院だった建物です。
女子修道院の入り口だった所に靴屋があります。
旧女子修道院の入り口扉上ルネッタに描かれたフレスコ画
次はサン・ミケーレ教会です。
ローマ通り
ピエーヴェ・ディ・サンタ・マリア教会の鐘楼が見えます。
右折するとサン・ミケーレ教会の前に出ます。
サン・ミケーレ教会と呼ばれるのが普通ですが、聖アドリアーノにも捧げられているので、サンティ・ミケーレ・エ・アドリアーノ教会が正式名称です。
11世紀後半にカマルドリ会修道院の教会として建設されました。1095年の文書に、その存在が初めて記載されたそうです。
14世紀後半から18世紀にかけて度々改造されましたが、19世紀にゴシック様式に戻されました。
入口扉上ルネッタのモザイク「父なる神と聖ミケーレと聖アドリアーノ」は、19世紀に行われた改造の際に制作されたそうです。
美術的に数点の見所があります。
教会内に入りました。
単廊式、ロマネスク様式の内部です。
右側壁
木組みの梁の天井
Presbiterio
傑作として有名な主祭壇画
ネーリ・ディ・ビッチ(フィレンツェ、1418/1420-1492)の「玉座の聖母子と四聖人(聖ベネデット、聖ミケーレ、聖ジョヴァンニ・バッティスタ、聖ロムアルド)」(1460)
アルド・ドラゴ―ニ(Aldo Dragoni)の「聖母子と聖フランチェスコとシエナの聖カテリーナ」(1940)
この画家については、全く知りません。
アルド・ドラゴ―ニの「三聖人」(1940)
トスカーナの逸名彫刻家作「磔刑像」(17世紀末)
ベルナルディーノ・サンティーニ(アレッツォ、1593-1656)の「聖母の誕生」(1640)
詳細不知
スピネッロ・アレティーノ派逸名画家作「磔刑」(14世紀末)
アルド・ドラゴ―ニの「聖心」(1941)
アンドレア・ディ・ネリオ(アレッツォ、1331から記録-1387以前没)に帰属する「聖母子」(14世紀後半)
外に出ます。
外に出ました。
(つづく)
コメント