
写真はオルヴィエートです。

オルヴィエート・ドゥオーモの新礼拝堂(サン・ブリツィオ礼拝堂)の装飾に従事する際、ルカ・シニョレッリと弟子たちは写真右の建物に宿泊しました。
57.ロンドン 大英博物館

仕事で行くときを除き、ロンドンに行けば必ず大英博物館にいくことにしています。

この博物館は栄華を極めた大英帝国の象徴と思います。 そうは言っても貴重な文化遺産を勝手に剝ぎ取って運んでくるなど、倫理的な問題を忘れてはなりません。

大英博物館にルカ・シニョレッリの素描が残されてます。

素描の制作者は、ルカ・シニョレッリに加えて、工房の助手を務めたジローラモ・ジェンガ、息子のアントニオ・シニョレッリ、またはシエナの模写とも言われてます。

これらの素描は、シエナの僭主パンドルフォ・ペトルッチによって建設されたPalazzo del Magnificoの大広間に描かれたフレスコ画のために描かれたと言われてます。

Palazzo del Magnifico大広間に描かれたルカ・シニョレッリのフレスコ画を見た時に描かれた模写説も有力です。

Palazzo del Magnifico大広間に描かれた、ルカ・シニョレッリのフレスコ画を載せておきましょう。
これについてはロンドンのナショナルギャラリーで詳しく触れました。

素描は、ルカ・シニョレッリがフィレンツェで描いた「パンの学堂」と多くの点で似ています。

ルカ・シニョレッリの「パンの学堂」(1490c)
「パンの学堂」は第二次世界大戦によって消失してしまいました。そのため、作品の白黒写真しか残っていません。

素描に戻ります。











58.個人蔵の作品
行方不明の祭壇画、祭壇画のメインパネル、プレデッラなどがプライベート・コレクションや銀行所有のものがかなりあると思われます。
それらはルカ・シニョレッリ展における特別展示作品やオークションにかけられる時などを除いて、一般に目に触れる機会がありません。
個人蔵の作品写真を掲載して「ルカ・シニョレッリの作品を訪ねて」編を終わりにしましょう。

ルカ・シニョレッリの「聖ジョアッキーノと聖アンナの邂逅」

ルカ・シニョレッリの「聖母の誕生」

ルカ・シニョレッリの「聖母子」
「ルカ・シニョレッリの作品を訪ねて」編終わり


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