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ヴォルテッラのサン・リーノ通りです。


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通りの名称の由来となったサン・リーノ教会です。


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教会を越えるとサン・フランチェスコ門が見えます。


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門の手前、通りの右側にサン・フランチェスコ広場があります。


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広場の上に建つのがサン・フランチェスコ教会です。


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教会の隣は併設の修道院です。


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13世紀、トスカーナの有力貴族だったグイディ伯爵家が建設費用を負担してフランチェスコ修道会のために建てたゴシック様式の教会です。


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美術作品が多く、見どころがあります。


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ファサード・ルネッタ上の「聖母子の浮彫」


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ファサードの丸窓


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何世紀にもわたって修復が行われ、創建時の姿から大きな変化を遂げて、ゴシック様式の面影があまり認められません。現在の姿は18世紀の修復後のものです。


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翼廊がない単廊式の内部です。


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左右の側壁に礼拝堂が設けられてます。


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木組みの天井


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主祭壇


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フェリーチェ・パルマによって1588年に作られた主祭壇は、ヤコポ・グイディ司教の墓にもなってます。


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主祭壇の「聖母子」(詳細不明)


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後陣左の礼拝堂


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後陣右の礼拝堂


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説教台下の彫刻
では、教会内の祭壇画やフレスコ画を見てみましょう。


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ヴィンチェンツォ・メウッチの「聖母子と聖人たち」(1750)


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「嘆きのテラコッタ」(17世紀)


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誰の肖像画でしょうか?


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ジョヴァンニ・バッティスタ・ナルディーニの「天上の聖母と聖人たち」(1585)


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詳細不明


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トスカーナの逸名画家による「ピエタ」(19世紀)


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アレッサンドロ・グラルディーニの「フランチェスコ会修道士の托鉢」


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逆光で写真の写りが悪いですが、1315年に建てられたCappella della Croce di Giornoです。


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礼拝堂の祭壇を飾るのはヴィンチェンツォ・タマーニの「磔刑」です。


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この礼拝堂のフレスコ画が有名です。


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フィレンツェのサンタ・クローチェ教会にある、アーニョロ・ガッディのフレスコ画から強い影響を受けて制作されたそうです。


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制作した画家は、チェンニ・ディ・フランチェスコとヤコポ・ダ・フィレンツェの2人でした。


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フレスコ画のテーマは、「聖十字架の物語」と「ヤコポ・ダ・ヴァラッツェの『黄金伝説』」です。


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コジモ・ダッディの「磔刑」(1602)は別の礼拝堂にあります。


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その天井の装飾


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ジョヴァンニ・バルドゥッチの「ご誕生」(16世紀)


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詳細不明の紋章です。
ところで、この教会に過って素晴らしい祭壇画2点がありました。


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ルーカ・シニョレッリの「割礼」(1491)
ロンドンのナショナル・ギャラリーにあります。


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ロッソ・フィオレンティーノの「十字架降下」(1521)
こちらはヴォルテッラの市立美術館にあります。


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主祭壇前から見た出入口方向です。


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外に出ました。


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非常に良かった、満足しました。


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次は修道院です。


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残念! 修道院の扉が施錠されていて入ることが出来ませんでした。


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ついでにサン・フランチェスコ門の見学です。


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微かに残っているフレスコ画


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城壁外から見たサン・フランチェスコ門です。


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(おわり)