
Porta all'Arcoを潜って城壁外に出ました。

城壁外の道を下ります。

下った先の下に教会が見えます。

入り口前に柱廊があるのが特徴です。

この地に異教の寺院があり(建設時期不明は不明のようです)、6世紀頃にキリスト教の教会に変更されました。その初期キリスト教会が前身です。

11世紀末、最初の建物を取り壊し、その基盤の上に構築され12世紀初めに完成した建物が現在の教会の姿です。

1120年、教皇カッリスト2世によって奉献されました。

ロッジアは16世紀に追加されたもので、創建時にはありませんでした。

鐘楼は、17世紀に一部改修されたものの、その大部分は12世紀の創建時のものです。

ポータル柱頭の装飾(16世紀)

こちらの柱頭は創建時の12世紀のもの。私の見た目では、どちらも同じに見えました。

ポータル上ルネッタの「聖アレッサンドロ像」(13世紀)

単廊式、ロマネスク様式の内部です。

左側壁

右側壁

天井

主祭壇

12世紀のトスカーナの逸名画家による「彩色磔刑像」

非常に素朴な感じがする教会です。

コジモ・ダッディの「2聖女」(16世紀)

「聖アッティーニア」

「聖グレチニアーナ」

14世紀のトスカーナの逸名画家による「聖母子」

「聖アレッサンドロ」

誰のステンドガラスでしょうか?

静謐な宗教空間を味わうことが出来ました。

祭壇前から見た出入口方向

外に出ました。

ロッジアだけが16世紀のもので、その他は殆ど創建時のものです。それが良かったと思いました。

この街に来れば、この教会を外すことが出来ません。

(おわり)
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