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午前8時前、ヴァティカン博物館に向かいました。ヴァティカーニ博物館が正しいと思いますが、その辺は臨機応変に。


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この日は絵画館 Pinacoteca を中心に見て回ることにしました。


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混雑を避けるために予約して行きました。


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当日券売り場は長蛇の列でした。


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予約のバウチャーを切符に変えてもらったら、何と直ぐに入館出来ました。開館時間の25分前に入館出来たのです。


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団体のご一行様は開館とされている時間よりも1時間前に入館出来たようです。


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何処に先に行こうか迷いますね。


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モザイクを暫く鑑賞


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大理石の浮彫


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石棺?


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所が直ぐに混雑してきました。


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道草はダメなようでした。混雑した中での絵画館鑑賞は嫌なので、目的の絵画館に行くことにしました。


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絵画館の入り口


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入館して直ぐの所にあったのがこれです。誰の胸像?


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ミケランジェロの「ピエタ」がここにある?


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本物がここにある筈が無いじゃありませんか。鋳造品です。(恐らく石膏)


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Maestro Fiorentinoの「聖母子」(1385‐90)


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ニッコロ・ディ・ピエトロ・ジェリーニ派画家による「三位一体と4聖人」


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Maestro di San Jacopo a Mucciani (1360-1390活動)の「聖母子と聖ジョヴァンニ・バッティスタとアレッサンドリアの聖カテリーナ」


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バルトロメオ・ディ・トッマーゾ(フォリーニョ、1400c‐ローマ、1454以前に没)の「ゲッセマネ園でのキリストの祈り」
バルトロメオは、15世紀前半から中ごろにフォリーニョ、アンコーナ、ファーノ、ローマなどで活動した画家で、1425年、アンコーナでオリブッチオ・チェッカレッロ(1388‐1439)に師事しましたが、これがバルトロメオの最初の記録でした。画風はサセッタとマザッチョの影響が認められる革新性を示した構図や線描が特徴で、想像力の豊かさを感じさせるものでした。1451年から2年間、教皇から招聘され、ローマに滞在して仕事をしたようですが、彼の作品は残っていません。後のマルケの画家二コラ・ディ・マエストロ・アントニオやアンドレア・デリーディオに大きな影響を与えたことでも知られてます。


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バルトロメオ・ディ・トッマーゾの「ゲッセマネ園でのキリストの説教」


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ティーノ・ディ・カメリーノ(シエナ、1285c‐ナポリ、1337)派彫刻家による「パルマの聖マルティレ・コロナータ」


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マエストロ・デッラ・マドンナ・ストラウス(フィレンツェで1390‐1420c存在確認)の「聖パオラ」


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マエストロ・デッラ・マドンナ・ストラウスの「聖エウスタチア」


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ベルナルド・ダッディ(フィレンツェ、1290‐1348)の「聖ステファノの物語」
以下7点の作品も同じです。
ベルナルドはジョットの弟子で、師匠の死後、フィレンツェで代表的なジョッテスキ画家になりました。単にジョット派に留まらず、シエナのロレンツェッティ兄弟からも影響を受けた彼特有の画風を確立しました。小画面の宗教画が得意だったようで数多く残されてます。


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アントニオ・ヴェネツィアーノの「聖ジャコモ・マッジョーレ」


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ヴィターレ・ダ・ボローニャ(ボローニャで1330‐1359記録)の「聖母子」
14世紀のエミリアを代表する画家です。修行の過程は全く不明ですが、初期の作品にリミニ派の影響が色濃く認められることから、ピエトロ・ダ・リミニに師事したか、一緒に仕事をした可能性があると言われてます。中期の画風は当時流行のジョッテスキでしたが、次第にシエナ派の国際ゴシック様式に傾倒して最終的にピエトロ・ロレンツェッティやシモーネ・マルティーニの影響を受けたものに転じました。


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アントニオ・ヴェネツィアーノの「マグダラのマリア」


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プセウド・ヤコピーノ(ボローニャで14世紀第2四半世紀に活動)の「聖フランチェスコの葬儀」
14世紀にボローニャ、マントヴァ、ヴェローナで活動した逸名画家または逸名画家たちで、その画風は国際ゴシック様式でした。
1360年から1383年にかけてヤコピーノ・ディ・フランチェスコの活動記録が頻繁に残されていますが、彼の作品が特定されていません。また、ヤコピーノと彼の息子であるピエトロがパヴィアで仕事をした記録が残されてます。
ともあれ、混同混乱を避けるために「プセウド(ニセという意味)」を付けているのです。


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ローマの逸名画家による「祈るキリスト」(1150‐1200c)


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ジュンタ・ピサーノ(ピサ、1236‐1254記録)の作品であるかも知れない「聖フランチェスコ」(1260‐70)


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ニッコロ・エ・ジョヴァンニの「最後の審判」


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制作者不明の「磔刑」


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詳細不明


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詳細不明


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制作者不明の「聖フランチェスコ」


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制作者不明の「エジプトへの逃避」


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プセウド・バロンツィオ(14世紀中ごろ)の「磔刑と聖人たち」(1335c)


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アッレグレット・ヌーツィ派画家による「聖母子と聖ジョヴァンニ・バッティスタとアレッサンドリアの聖カテリーナ」(1380‐90)


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アッレグレット・ヌーツィ(ファブリアーノ、1315‐1373)の「聖母子と大天使ミケーレと聖オルソラ」(1365)
アッレグレットは、ファブリアーノで活動した国際ゴシック様式の画家です。恐らくファブリアーノの画家に師事したとされています。彼の画風はジョットとシエナ派の影響が色濃く観られ、特にベルナルド・ダッディトマーゾ・ディ・バンコの影響が強いのですが、師事した画家経由で齎されたと推察されてます。


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オリブッチオ・ディ・チッカレッロ(かメリーノ、1388‐1431記録)の「アレッサンドリアの聖カテリーナの神秘な結婚」(1400c)


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アッレグレット・ヌーツィと工房による「聖母子」(1365c)
次の「ピエタのキリスト」と二連祭壇画になっていました。


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アッレグレット・ヌーツィと工房による「ピエタのキリスト」(1365)


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リミニの逸名画家の「磔刑と我に触れるな」(1350c)


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ジョヴァンニ・デル・ビオンド(フィレンツェ、1356‐1392記録)の「聖母子と聖人たち」(1391以降)
ジョヴァンニは、14世紀後半にフィレンツェで活躍した国際ゴシック様式の画家で、かなり多くの作品が残されているものの、作品以外の記録が殆どないので、今では忘れられた存在となっています。残された作品でも確実な記録がないものが多く、帰属が難しくなってます。国際ゴシック様式には珍しく強い人物表現と鮮やかな色彩が特徴となってます。
(つづく)