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フィレンツェのファエンツァ通りです。この通りの42番地に美術館があります。


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Convento di Santo'Onofrioです。


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旧修道院で、現在は事務所などに使用されてます。


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旗がある所が美術館の入り口です。


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2年前までは開館時間が決まっていて、その通りに開館されていましたが、今年6月の時点では修復工事中のため、滅多に開館しないようです。ただ、全面的な休館にはなっていないようです。


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今日はどうでしょうか?


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扉が開きました。


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入館無料です。ただ、入館者は入館者名簿に名前の記載を求められることが多いようです。


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外からでも最後の晩餐が見えます。


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ここはフリーニョ女子修道院とも呼ばれました。


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旧修道院のキオストロ


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中に入ると正面の壁に描かれたフレスコ画が目に飛び込んできます。


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他の所から宗教画などを持ち込んで美術館として公開されるようになったのは近年のことです。


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ペルジーノが描いた「最後の晩餐」です。別名「フリーニョの最後の晩餐」です。


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19世紀頃まで、ラッファエッロが描いたと間違われていました。
ユダだけがテーブルのこちら側に座っている伝統的な構図が採られてます。


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最近、展示作品が少し多くなった気がします。


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「聖家族と聖人たち」のフレスコ画


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中央部分


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作品が描かれた背景が分からないと理解し難い?


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ラッファエッロ作品のコピー画をリドルフォ・デル・ギルランダイオが描いたのです。この時代、有名画家が有名な作品の複製画を描くことに抵抗がなかったようです。


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ロレンツォ・ディ・クレディの作品です。


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「我に触れるな」と似てますが、勿論違います。


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「受胎告知」


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福音書記者聖ジョヴァンニは大体女性ぽく描かれてますね。


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「我に触れるな」


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ロレンツォ・ディ・クレディの作品が揃ってます。


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ロレンツォの作品を見るなら、この美術館が良いと思います。


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「アレッサンドリアの聖カテリーナの神秘な結婚」


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この聖人が誰なのか、全く分かりません。


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こんな聖人なんて知りません。


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ラッファエッロ風ですね。


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リドルフォ・デル・ギルランダイオは、ドメニコ・ギルランダイオの息子です。リドルフォが幼少の頃、父ドメニコが死去したので、ドメニコの3歳年下の弟ダヴィド、リドルフォの叔父ですが、リドルフォはダヴィドに弟子入りしました。ヴァザーリに拠れば、ダヴィドが凡庸なので飽き足らず、リドルフォはフラ・バルトロメオの弟子入りしたそうです。コジモ・ロッセッリがリドルフォの師匠説もあります。


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「聖ジローラモ」


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香油壺が描かれてます。


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多翼祭壇画の裾絵でしょうね?


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各場面を見ておきます。


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「聖母子」の剥離フレスコ


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この出来ならば、後世に制作者の名前が残っていても良いと思います。


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この程度の画家は掃いて捨てるほどいたようです。


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トンド


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この当時、トンドが流行していました。


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彼の作品はどれも優雅ですね。


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多翼祭壇画


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「聖母戴冠」部分


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彫刻もあります。


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ラッファエッロの作品に似てます。


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「最後の晩餐」に時々目を向けます。


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この美術館で最も新しい作品になります。


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展示作品数は少ないですが、すべて水準以上の作品で大いに楽しめます。


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街角のタベルナコロも秀作です。


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(おわり)