
中央礼拝堂です。

主祭壇画はピエロ・デル・ポッライオーロの「聖母戴冠」(1483)

ピエロの傑作です。

中央礼拝堂の壁に描かれたフレスコ画が有名です。

後陣への立ち入りが時々禁止されています。立ち入りOKの時は必ず入ってフレスコ画を見ないと、この教会に来た目的の一つが果たせないと思います。

ベノッツォ・ゴッツォーリの「聖アゴスティーノの生涯」(1464‐65)が描かれてます。

天井

左の壁から紹介しましょう。

保存状態はかなり良い方です。


私は、聖アゴスティーノの生涯について殆ど知らないので、各場面の意味が分かりません。


右の壁に移ります。

教会で買い求めた本には各場面についての解説があります。





天井










フィレンツェのメディチ・リッカルディ宮殿のマギの礼拝堂のフレスコ画と並んで、ゴッツォーリの傑作であり代表作でしょうね。

ストリーは分かりませんが、フレスコ画の迫力に圧倒される思いでした。

後陣の左側の礼拝堂です。

エウカリスティア礼拝堂と呼ばれてます。

祭壇画はマリオット・ディ・クリストファノ・ディ・ナルドの「ピエタ」(15世紀初頭)

セバスティアーノ・マイナルディのフレスコ画(1487)です。

前の写真の上にあるフレスコ画です。
これらはセバスティアーノ・マイナルディの「フラ・ドメニコ・ストランビの葬儀のモニュメント」です。

これは回廊への入り口のところにあります。

ティーノ・ダ・カマイーノの「玉座の聖母子」(1317‐18)

ティーノのフレスコ画の横です。シノピエ?

次は説教壇です。

ルネサンス様式の装飾が施された大理石の説教壇(1524)です。

説教壇上部のフレスコ画はヴィンチェンツォ・タマーニの作品です。

説教壇下部のフレスコ画はマッテオ・エド・イザイアの作品

説教壇の隣にフレスコがあります。

この写真ならば位置関係が分かると思います。

ベノッツォ・ゴッツォーリの「聖セバスティアーノ」(1464)

裸体の身体に弓矢が刺さった状態で描かれるのが聖セバスティアーノの定番ですが、服を着た状態で描かれた聖セバスティアーノは非常に珍しいと思います。


次の礼拝堂です。

リドルフォ・デル・ギルランダイオのフレスコ画(1511)

リドルフォ・デル・ギルランダイオの「玉座の聖母子と聖ミケーレと聖アゴスティーノと聖モニカと聖ルチアとトレンティーノの聖二コラ」(1511)

左側壁の最初の礼拝堂です。

ヴィンチェンツォ・タマーニの「磔刑」

左右の側壁にも描かれてます。


ファサードの裏側、祭壇に向かって左の礼拝堂です。

フランチェスコ・デル・ブリーナの「ロザリオの聖母」(1586)

「ロザリオの聖母」の下にもフレスコ画があります。その制作者はバルトロ・ディ・フレディです。

修道院とをつなぐ回廊に出ました。

回廊の壁にフレスコ画があったとされてます。

しかし、今ではフレスコ画は殆ど残ってません。

キオストロ



残されているフレスコ画の状態は悪いです。


何が描かれているのか、よく分かりません。


詳細不明

教会への出入り口

出入り口上ルネッタの「聖母子」の浮彫

非常に良かった!


外に出ました。


大満足で教会を後にしました。

(おわり)