今回は、オルヴィエートの旧サンタゴスティーノ教会に設けられたドゥオーモ付属博物館別館を取り上げます。

オルヴィエートのサン・ジョヴェナーレ広場です。

サン・ジョヴェナーレ広場に面して建つ旧サンタゴスティーノ教会です。

12世紀頃、この地に既にサンタ・ルチア教会があった記録がありますが、1264年、サンタ・ルチア教会を取り壊し、その上に新築されたゴシック様式の教会です。

14世紀前半、アウグスティヌス修道会によって修道院が併設され、大規模な教会修道院として18世紀末まで存続しました。

1481年に完成したファサード

18世紀末、ナポレオン軍のイタリア侵攻によって、この教会修道院はナポレオン軍の駐屯地として占拠され、1810年に全ての宗教活動を停止しました。それ以降、一度も教会機能を復活することなく現在に至ってます。

ファサードのルネッタ

現在、この建物は、主にオルヴィエート大聖堂にあった彫刻を展示するドゥオーモ付属博物館別館として使用されてます。

単廊式の内部です。

1724年の修復工事の際、バロック様式に改修されました。

1980年から1990年に行われた修復の際、殆どの壁が新しく塗り直され殺風景な感じがします。

天井装飾なし
1980年、オルヴィエート・トーディ地区の歴史文化建造物の修復事業の一環として、この教会が取り上げられ、修復工事が開始され、1990年に工事完了、現在の姿になりました。

16世紀に描かれたフレスコ画が僅かに残されてます。

「聖アゴスティーノの生涯」

フランチェスコ・モーキ(モンテヴァルキ、1580‐ローマ、1654)の「受胎告知」
大天使の方は1603‐1605年の制作

聖母の方は1605‐1608年の制作
ドゥオーモの主祭壇にありました。

サンタゴスティーノ教会の剥離フレスコ



ラッファエッロ・シニバルディ・ダ・モンテルーポ(1504‐1566)の「聖ピエトロ」(1557以降)
オルヴィエート大聖堂にありました。

フランチェスコ・モスキーノ(1523‐1578)の「聖パオロ」(1556)
オルヴィエート大聖堂にありました。

イッポリート・スカルツァ(オルヴィエート、1532‐1617)の「斬首された洗礼者聖ジョヴァンニ?、又は死せるキリスト?」(1570‐80c)
オルヴィエート大聖堂にありました。

サンタゴスティーノ教会にあった剥離フレスコ

ファビアーノ・ト—ティ(オルヴィエート、?‐1607)の「聖ブリツィオ」(1601)
オルヴィエート大聖堂にありました。

ファビアーノ・ト—ティとイッポリート・スカルツァの「聖アンドレア」(?‐1599)
オルヴィエート大聖堂にありました。

サンタゴスティーノ教会の剥離フレスコ

イッポリート・スカルツァの「福音書記者聖ジョヴァンニ」(1588‐94)
オルヴィエート大聖堂にありました。

ジョヴァンニ・バッティスタ・カッチーニ(フィレンツェ、1556‐1612/1613)の「聖ジャコモ・マッジョーレ」(1589‐91)
オルヴィエート大聖堂にありました。

サンタゴスティーノ教会の剥離フレスコ

ファビアーノ・ト—ティの「聖ロッコ」(1593)
オルヴィエート大聖堂にありました。

イッポリート・スカルツァの「聖トッマーゾ」(1587完成)
オルヴィエート大聖堂にありました。

サンタゴスティーノ教会の剥離フレスコ

フランチェスコ・モスキーノとイッポリート・スカルツァの「聖セバスティアーノ」(1554‐57)
オルヴィエート大聖堂にありました。

フランチェスコ・モーキの「聖フィリッポ」(1609‐10)
オルヴィエート大聖堂にありました。

イッポリート・ブーツィ(1562‐1634)の「聖バルトロメオ」(1616‐17)
オルヴィエート大聖堂にありました。

ピエトロ・フランカヴィッラ(1553c‐1616)の「聖マッテオ」(1595‐1600)
オルヴィエート大聖堂にありました。



サンタゴスティーノ教会の剥離フレスコ

ベルナルディーノ・カメッティ(1669‐1773)の「聖ジャコモ・ミノーレ」(1722)
オルヴィエート大聖堂にありました。


ジャンボローニャ(1529‐1608)の「聖マッテオ(未完)」(1595)
ジャンボローニャに発注された聖マッテオですが、制作の途中で放棄されてしまいました。

サンタゴスティーノ教会の剥離フレスコ

フランチェスコ・モーキの「聖タッデオ」(1631‐44)
オルヴィエート大聖堂にありました。


サンタゴスティーノ教会の剥離フレスコ

ファビアーノ・ト—ティの「聖コスタンツォ」(1593‐98)
オルヴィエート大聖堂にありました。

サンタゴスティーノ教会の剥離フレスコ

ジョヴァン・バッティスタ・ドナーティの「ドゥオーモの鐘」(1770)


ベルナルディーノ・カメッティの「聖シモーネ」(1722)

外に出ました。

ドゥオーモの彫刻をサンタゴスティーノ教会で見るとは、どうもしっくりきません。

オルヴィエートのサン・ジョヴェナーレ広場です。

サン・ジョヴェナーレ広場に面して建つ旧サンタゴスティーノ教会です。

12世紀頃、この地に既にサンタ・ルチア教会があった記録がありますが、1264年、サンタ・ルチア教会を取り壊し、その上に新築されたゴシック様式の教会です。

14世紀前半、アウグスティヌス修道会によって修道院が併設され、大規模な教会修道院として18世紀末まで存続しました。

1481年に完成したファサード

18世紀末、ナポレオン軍のイタリア侵攻によって、この教会修道院はナポレオン軍の駐屯地として占拠され、1810年に全ての宗教活動を停止しました。それ以降、一度も教会機能を復活することなく現在に至ってます。

ファサードのルネッタ

現在、この建物は、主にオルヴィエート大聖堂にあった彫刻を展示するドゥオーモ付属博物館別館として使用されてます。

単廊式の内部です。

1724年の修復工事の際、バロック様式に改修されました。

1980年から1990年に行われた修復の際、殆どの壁が新しく塗り直され殺風景な感じがします。

天井装飾なし
1980年、オルヴィエート・トーディ地区の歴史文化建造物の修復事業の一環として、この教会が取り上げられ、修復工事が開始され、1990年に工事完了、現在の姿になりました。

16世紀に描かれたフレスコ画が僅かに残されてます。

「聖アゴスティーノの生涯」

フランチェスコ・モーキ(モンテヴァルキ、1580‐ローマ、1654)の「受胎告知」
大天使の方は1603‐1605年の制作

聖母の方は1605‐1608年の制作
ドゥオーモの主祭壇にありました。

サンタゴスティーノ教会の剥離フレスコ



ラッファエッロ・シニバルディ・ダ・モンテルーポ(1504‐1566)の「聖ピエトロ」(1557以降)
オルヴィエート大聖堂にありました。

フランチェスコ・モスキーノ(1523‐1578)の「聖パオロ」(1556)
オルヴィエート大聖堂にありました。

イッポリート・スカルツァ(オルヴィエート、1532‐1617)の「斬首された洗礼者聖ジョヴァンニ?、又は死せるキリスト?」(1570‐80c)
オルヴィエート大聖堂にありました。

サンタゴスティーノ教会にあった剥離フレスコ

ファビアーノ・ト—ティ(オルヴィエート、?‐1607)の「聖ブリツィオ」(1601)
オルヴィエート大聖堂にありました。

ファビアーノ・ト—ティとイッポリート・スカルツァの「聖アンドレア」(?‐1599)
オルヴィエート大聖堂にありました。

サンタゴスティーノ教会の剥離フレスコ

イッポリート・スカルツァの「福音書記者聖ジョヴァンニ」(1588‐94)
オルヴィエート大聖堂にありました。

ジョヴァンニ・バッティスタ・カッチーニ(フィレンツェ、1556‐1612/1613)の「聖ジャコモ・マッジョーレ」(1589‐91)
オルヴィエート大聖堂にありました。

サンタゴスティーノ教会の剥離フレスコ

ファビアーノ・ト—ティの「聖ロッコ」(1593)
オルヴィエート大聖堂にありました。

イッポリート・スカルツァの「聖トッマーゾ」(1587完成)
オルヴィエート大聖堂にありました。

サンタゴスティーノ教会の剥離フレスコ

フランチェスコ・モスキーノとイッポリート・スカルツァの「聖セバスティアーノ」(1554‐57)
オルヴィエート大聖堂にありました。

フランチェスコ・モーキの「聖フィリッポ」(1609‐10)
オルヴィエート大聖堂にありました。

イッポリート・ブーツィ(1562‐1634)の「聖バルトロメオ」(1616‐17)
オルヴィエート大聖堂にありました。

ピエトロ・フランカヴィッラ(1553c‐1616)の「聖マッテオ」(1595‐1600)
オルヴィエート大聖堂にありました。



サンタゴスティーノ教会の剥離フレスコ

ベルナルディーノ・カメッティ(1669‐1773)の「聖ジャコモ・ミノーレ」(1722)
オルヴィエート大聖堂にありました。


ジャンボローニャ(1529‐1608)の「聖マッテオ(未完)」(1595)
ジャンボローニャに発注された聖マッテオですが、制作の途中で放棄されてしまいました。

サンタゴスティーノ教会の剥離フレスコ

フランチェスコ・モーキの「聖タッデオ」(1631‐44)
オルヴィエート大聖堂にありました。


サンタゴスティーノ教会の剥離フレスコ

ファビアーノ・ト—ティの「聖コスタンツォ」(1593‐98)
オルヴィエート大聖堂にありました。

サンタゴスティーノ教会の剥離フレスコ

ジョヴァン・バッティスタ・ドナーティの「ドゥオーモの鐘」(1770)


ベルナルディーノ・カメッティの「聖シモーネ」(1722)

外に出ました。

ドゥオーモの彫刻をサンタゴスティーノ教会で見るとは、どうもしっくりきません。