イタリア芸術を楽しむ

イタリアの魅力を味わい尽くすには、一生に何度旅をすれば足りるだろう。芸術の宝庫にして、歴史の生きた証であるイタリア。 惹き付けて止まない絵画、彫刻、歴史的建造物、オペラなど、芸術の宝庫であるイタリアを楽しむブログです。 記事は一日に一つアップしています。記事の見方ですが、例えば「ボルゲーゼ美術館の展示作品(その4)」は2017年10月20日にアップしました。各記事にカレンダーが表示されてますが、カレンダー上の2017年10月21日をクリックして頂ければ「ボルゲーゼ美術館の展示作品(その5)」になります。(その3)は2017年10月20日となります。 BY:シニョレッリ

カテゴリ:美術館 > ヴェローナ、カステルヴェッキオ市立美術館

2015年11月19日夜、閉館間近のカステルヴェッキオ美術館に3人組の盗賊が押し入り、17点の作品が盗まれました。盗まれた作品の殆どは傑作でしたが、他の傑作を差し置いてティントレット周辺の画家、ドメニコ・ティントレット工房の作品を含むティントレット父子関連の8作品が盗難にあったので、犯人はティントレットの熱狂的なファンだろう、そして17点の作品は多分戻らないだろうと思っていました。
ところが、2016年3月15日、この盗難に関与したとして15人が逮捕されたことから、17点の作品もいずれ戻るかも知れないとの光明が出てきました。
2016年5月6日、盗まれた全17作品がウクライナのオデッサ近郊で発見されたのです。やれやれ、安心しました。

さて、盗まれた作品ですが、盗まれた期間、美術館では、以下の写真のように、精巧な作品写真が展示されていました。
P1930137
ハンス・デ・ジョード(オランダ、ハーグ、1630‐ウィーン、1662以降没)の「港の風景」
臙脂色の地に作品写真が貼られ、作品写真の下にOpera trafugata il 19/11/2015と記されてました。


P1930528
ジョヴァン・フランチェスコ・カロート(ヴェローナ、1480‐1555c)の「若きベネデット会修道士」
盗難にあって美術館はどうなっているだろうと心配になって、訪れた時に撮った写真です。
ノーフラッシュならば写真が解禁になって以来、館内の係員や警備員の数が著しく少なくなりましたが、この時は各展示室に係員が常駐している上に、私の行く先に警備員が付いてくる有様で、その変わりように驚きました。


P1930611
ヤコポ・ティントレット(ヴェネツィア、1518‐1594)の「授乳の聖母」
trafugataはtrafugare(盗み出すの意味)の活用語です。


P1930613
ドメニコ・ティントレット(ヴェネツィア、1560‐1635)の「ヴェネツィア海軍提督の肖像」


P1930010
ヤコポ・ベッリーニ(ヴェネツィア、1396‐1470c)の「砂漠の聖ジローラモ」
この作品写真の下にOpera trafugata il 19/11/2015の記載がありません。記載がなくても臙脂色の地があれば、盗難作品の写真と分かるようにしたものと思われます。


P1930013
アントニオ・ピサーノ通称ピサネッロ(ピサ、1395‐ナポリ、1455c)の「ウズラの聖母」
この作品写真の下にもOpera trafugata il 19/11/2015の記載がありませんが、臙脂色の地が使用されていました。
盗難に遭った全17作品の写真の写真をアップしても無意味なので、この辺で止めておきましょう。


P2690568
盗まれた作品が全部戻ったとの報道に接して、非常に嬉しかったのですが、今後は何時行っても見ることが出来るとの安心感から、急いでいくこともあるまいと思ってしまい、久し振りのカステルヴェッキオ美術館となりました。


P2690569
城門上のフレスコ画


P2690573
中庭に小さな池があります。


P2690575
池に2羽の鴨がいました。もう1羽は池の端にいたので、写真に写ってません。


P2690576
入館しました。


P2690614
ピサネッロの作品は無事に戻って、何事もなかったかのように展示されていました。


P2690635
ピーテル・パウル・ルーベンス(ドイツ、ジーゲン、1577‐ベルギー、アントウェルペン、1640)の「貴婦人の肖像」
これも盗難にあった作品です。


P2690641
アンドレア・マンテーニャ(イーゾラ・ディ・カルトゥーロ、1431‐マントヴァ、1506)の「聖家族と聖女」
作品が痛むことなく戻されていました。


P2690683
盗まれたカロートの2作品も無事でした。


P2690680
ジョヴァン・フランチェスコ・カロート(ヴェローナ、1480‐1555c)の「子供の絵を持つ少年の肖像」
一度見たら忘れられない作品です。これが盗まれたと聞いた時には落胆しました。


P2690677
ジョヴァン・フランチェスコ・カロート(ヴェローナ、1480‐1555c)の「若きドメニコ会修道士」


P2690577
無事に戻ったのを自分の目で確認できたので、安心して初めから見て行きました。


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14世紀のトスカーナの逸名彫刻家作「聖母子」


P2690702
14世紀のヴェローナの逸名彫刻家作「聖ジョルジョ?」


P2690706
14世紀のヴェネトの逸名彫刻家作「悲しみの聖母」


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彫刻の次に絵画の展示になります。


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作品が制作された時代順に展示されてます。


P2690594
13世紀末のヴェローナの逸名画家作「授乳の聖母」


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Maestro della Madonna della Misericordia (14世紀後半活動)の「聖グレゴリオと聖バルトロメオ」


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アルティキエーロ・ダ・ゼ―ヴィオ(ゼ―ヴィオ、1330c‐ヴェローナ、1390c)の枠組みの「ボイのポリッティコ」


P2690607
ミケーレ・パンノニオ(ハンガリー、1400‐フェラーラ、1464c)の「聖母子」


P2690609
ミケーレ・ジャンボノ(ヴェネツィア、1400c‐1462c)の「授乳の聖母」


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ステファノ・ディ・ジョヴァンニ通称イル・サセッタ(シエナ、1392‐1450)またはミケリーノ・ダ・ベソッツォ(ベソッツォ、1370c‐1455c)の「バラ園の聖母」


P2690623


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P2690625
ジョヴァンニ・バディーレ(ヴェローナ、1379‐1451)の「聖母子」


P2690627
ヤコポ・ベッリーニ(ヴェネツィア、1396‐1470c)の「磔刑」


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カルロ・クリヴェッリ(ヴェネツィア、1430/1437-マルケ、1495c)の「受難の聖母」


P2690646
ジュリオ・ライボリーニ通称イル・フランチャ(ボローニャ、1486c‐1557)?の「受胎告知」


P2690656
ジョヴァンニ・ベッリーニ(ヴェネツィア、1432c‐1516)の「聖母子」


P2690659
ジョヴァンニ・ベッリーニ(ヴェネツィア、1432c‐1516)の「聖母子」


P2690694
マルカントニオ・バッセッティ(ヴェローナ、1586‐1630)


P2690708
楽しかった、嬉しかった。


P2690714
(おわり)

P1930811
次の部屋です。


P1930812
第26室になります。


P1930814
オドアルド・ペリーニ(1671‐1753)の「ジュピターとセメレー」


P1930817
ジョヴァンニ・バッティスタ・ティエポロ(1696‐1770)の「マッカベイの物語からのエピソード」


P1930820
アントニオ・バレストラ(1666‐1740)の「予言者イザヤ」


P1930822
ジャンドメニコ・ティエポロ(1727‐1804)の「四聖人」


P1930826
ジャンべッティーノ・チニャローリ(1706‐1770)の「キリストの変容」


P1930829
アントニオ・バレストラの「アベルの死」


P1930831
ルーカ・ジョルダーノの「セレーネとエンディミオーネ」


P1930834
ルーカ・ジョルダーノの「バッカスとアリアドネ」


P1930838
アレッサンドロ・マルケシーニ(1663‐1738)の「受胎告知」


P1930841
二コラ・マルコーラ(1736c‐1770)の「イーピゲネイアの犠牲」


P1930843
トッマーゾ・ポルタ(1686‐1766)の「アルゴスと眠らすメルクリウス」


P1930847
トッマーゾ・ポルタの「エネアに現れたヴィーナスとキューピッド」


P1930849
漸く最後の部屋になりました。


P1930850
この作品も2015年11月19日に盗まれました。
ジョヴァンニ・ベニーニ(1757‐1807)の「ジローラモ・ポンペイの肖像」(1790)


P1930852
マッテア・プレティ(1613‐1699)の「隠遁の聖パオロ」


P1930856
アントニオ・バレストラの「自画像」


P1930858
フェデリーコ・ベンコヴィーチ(1677‐1753)の「羊飼いの礼拝」


P1930862
ピエトロ・ロンギ(1702‐1785)の「カッフェ」


P1930865
シモーネ・ブレンターナ(1656‐1742)の「利益と名声の寓意」


P1930868
セバスティアーノ・リッチ(1659‐1734)の「サウルとダヴィデ」


P1930871
ジャン・ジュゼッペ・ダル・ソーレ(1654‐1719)の「天使に鼓舞されるユディト」


P1930874
アントニオ・ディツィアーニ(1737‐1797)の「井戸のレベッカ」


P1930877
アントニオ・カルツァ(1653‐1728)の「戦闘」


P1930879
アントニオ・カルツァの「戦闘」


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Joseph Vivien (1657-1734) の「アレッサンドロ・マッフェイの肖像」


P1930885
フランチェスコ・グアルディ(1712‐1793)の画題不明作品


P1930888
フランチェスコ・グアルディの画題不明作品


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ジャンドメニコ・ティエポロの画題不明作品


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フランチェスコ・フォンテバッソの「十字架を崇める聖エレーナ」


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ジョヴァンニ・バッティスタ・ピットーニ(1687‐1767)の「聖母子と聖人たち」
これで終わりです。


P1930899
外に出ました。


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シエナの聖ベルナルディーノが持っている?


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疲れました。


P1930902
17作品が盗まれたのは閉館間際の時間で、その時、美術館にいた係員は会計担当と夜間の警備担当の2人だけだったそうです。信じられないほど少ないですが、元々入館者が少ないので、費用の点からそれ以上の人数を割くのは難しかったのでしょう。日中は11人の職員がいるそうですが、入館者が多ければ盗難事件は発生しなかったことは間違いないと思います。。
17作品は約20億円の価値があるとされています。17作品だけで20億円ですから、この美術館の保有全作品の価値は途方もない金額になるでしょう。それを数エウロで見せてくれるのです。
それにしても、アレーナやジュリエットの家などに訪れる観光客の多さに比べると、傑作や秀作が溢れる美術館にしては入館者の少なさは異常に思えます。好みは人それぞれですが、価値があるものを見なければ詮無きことです。もう少し入館者が多くなることを切望してます。


P1930903
(おわり)

P1930639
次の部屋に移ります。


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第23室になります。


P1930642
プロスペーロ・フォンターナ(1512‐1597)の「聖家族と聖ジョヴァンニーノとアレッサンドリアの聖カテリーナ」


P1930645
16世紀のエミリアの無名画家の「聖ジャコモと洗礼者聖ジョヴァンニと聖セバスティアーノ」


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オルランド・フラッコ(1530c‐1592)の「男の肖像」


P1930651
パルマ・イル・ジョーヴァネ(1548c‐1628)の「男の肖像」


P1930653
アンドレア・ヴィチェンティーノ(1542c‐1618)の「ヴェネツィアのペスト流行沈静化への願い」


P1930657
パオロ・ファリナーティ(1524‐1606)の「聖タッデオとパオラの聖フランチェスコ」


P1930660
パオロ・ファリナーティの「人々の前に姿を現すキリスト」


P1930663
オルランド・フラッコの「エソーネを若返らすメーディア」
ギリシャ神話の画題です。


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パオロ・ファリナーティの「聖アントニオ・アバーテ」


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パオロ・ファリナーティの「聖バルトロメオ」


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ドメニコ・ブルサソルツィ(1516‐1567)の「司教の顔」


P1930672
ドメニコ・ブルサソルツィの「高位聖職者の肖像」


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パスクアーレ・オッティーノ(1578‐1630)の「聖母被昇天」


P1930679
クラウディオ・リドルフィ(1570‐1644)の「割礼」


P1930682
クラウディオ・リドルフィの「アレッサンドリアの聖カテリーナの神秘な結婚」


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フランチェスコ・マッフェイ(1605‐1660)の「最後の晩餐」


P1930689
アレッサンドロ・トゥルキ(1578‐1649)の「マギの礼拝」


P1930693
次の部屋です。


P1930692
第24室


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ピエトロ・ベルナルディ(1615‐1623活動)の「聖家族と聖ジョアッチーノと聖アンナ」


P1930698
ベルナルド・ストロッツィ(1581‐1644)の「男の肖像」


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マルカントニオ・バッセッティ(1586‐1630)の「本を手にする男の肖像」


P1930704
マルカントニオ・バッセッティの「読書する聖アントニオ」


P1930707
マルカントニオ・バッセッティの「聖ピエトロ」と「聖アンドレア」


P1930710
マルカントニオ・バッセッティの「聖母の前に顕現する復活したキリスト」


P1930713
パスクアーレ・オッティーノの「死せるキリスト」


P1930716
アレッサンドロ・トゥルキの「聖母子と聖ジョヴァンニーノと聖フランチェスコ」


P1930718
アレッサンドロ・トゥルキの「キリストの鞭打ち」


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アレッサンドロ・トゥルキの「ご誕生」


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マルカントニオ・バッセッティの「獄中の聖ピエトロの解放」


P1930728
パスクアーレ・オッティーノの「ピエタ」
この部屋に展示されている作品ですが、ニスが分厚く塗られています。


P1930730
パスクアーレ・オッティーノの「ジュゼッペとポテバルの妻」


P1930734
ヴェローナの17世紀の無名画家の「聖ロッコ」


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マルカントニオ・バッセッティの「手袋を手にする男の肖像」


P1930740
ディオニシオ・グエッリ(1602‐1630)の「貴婦人の肖像」
天才と謳われたディオニシオでしたが、残念ながら僅か28歳の若さで没しました。


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マルカントニオ・バッセッティの「聖トッマーゾの不信」


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マルカントニオ・バッセッティの「修道女の肖像」


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フランチェスコ・マッフェイ(1605‐1660)の「ブドウ畑の成り行き」


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16世紀末のヴェローナの無名画家の「男の肖像」


P1930758
ジョヴァンニ・バッティスタ・ロヴェデータ(1570‐1630)の「オリーヴ園のキリスト」


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ジョヴァンニ・バッティスタ・ロヴェデータの「洗礼者聖ジョヴァンニの説教」


P1930762
アレッサンドロ・トゥルキの「ピエタ」


P1930766
マルカントニオ・バッセッティの「聖トッマーゾの不信」


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マルカントニオ・バッセッティの「キリストの鞭打ち」


P1930778
ジョヴァンニ・アントニオ・ガッリ(1580‐1650c)の「キリストと姦通女」


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ジュリオ・カンピオーニ(1613‐1679)の「磔刑」


P1930785
パオロ・フェリナーティの「カノッサのマティルダの寓意的肖像」


P1930788
ピエトロ・リッキ(1605‐1675)の「ユディト」


P1930789
ピエトロ・リッキの「エジプトへの逃避」


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ピエトロ・リッキの「聖ピエトロと聖パオロ」


P1930796
ジョヴァンニ・ベネデット・カスティリオーネ(1609‐1665)の「マグダラのマリア」と「聖母子と天使たち」


P1930798
ピエトロ・デッラ・ヴェッキア(1603‐1678)の「兵士の雇用」


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ベルナルド・ストロッツィの「楽園からの追放」


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クラウディオ・リドルフィの「受胎告知」


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ルーカ・フェッラーリ(1605‐1658)の「ジュピターとセメレー」
(つづく)

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次の展示室は別棟にあるので、一旦建物の外に出ました。


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この通路上を行ったり来たりして暫し景観を楽しみました。


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一息入れるには最適の場所です。


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リフレッシュ出来ました。


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番号が飛んで第20室になります。


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一度見たら、絶対に記憶に残る作品ですが、盗まれてしまいました。


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この作品が戻ったことを感謝しています。


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有名な作品の隣に、この種のものが必ず置かれてます。視覚障害者のために指で触れるようにしてある?


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この作品も2015年11月19日に盗まれてしまいました。


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カヴァッツォーラ(1485c‐1522)の「キリスト受難の多翼祭壇画」


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「荊刑のキリスト」


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「十字架降下」


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「十字架を担ぐキリスト」


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「キリストの鞭打ち」


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「ゲッセマネ園の祈り」


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同多翼祭壇画の裾絵です。「聖ジュゼッペ」


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裾絵の「洗礼者聖ジョヴァンニ」


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同多翼祭壇画裾絵の「聖ボナヴェントゥーラ」


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同裾絵の「聖ベネデット」


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カヴァッツォーラの「美徳の祭壇画」


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カヴァッツォーラの「ヒワの聖母」


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カヴァッツォーラの「聖トッマーゾの不信」


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次の部屋に移動しました。


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第21室です。


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カッリスト・ピアッツァ(1500c‐1561)の「サロメ」


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アルトベッロ・メローネ(1480c‐1523以降)の「聖ジローラモ」


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モレット(1492‐1554)の「ジローラモ・サヴォナローラの肖像」
モレットの想像による肖像画です。


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ジョヴァンニ・デミーオ(1500c‐1570?)の「聖母子と聖ジョヴァンニーノ」


P1930579
ジローラモ・ダイ・リブリ(1474c‐1555以降)の「オンブレッロの祭壇画(玉座の聖母子と聖ジュゼッペと大天使ラッファエーレとトビアス)」


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フランチェスコ・モローネの「聖母子と聖人たち」


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ジョヴァンニ・カロート(1488‐1563)の「妻プラチーダと自画像」


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ジョヴァンニ・カロートの「ソフォニスバ」


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ジョヴァン・フランチェスコ・カロート(1480‐1555c)の「涙のピエタ」


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ジローラモ・ダイ・リブリの「クエルチャの聖母(聖母子と聖ピエトロと聖アンドレア)」


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ジローラモ・ダイ・リブリの「ご誕生」


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ジョヴァン・フランチェスコ・カロートの「聖母子」


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次の部屋に移りました。


P1930605
第22室になります。


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盗まれた作品が目立ちます、〈赤枠の作品が盗まれたもの)


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2015年11月19日に盗まれたと記されてます。


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これよりも優れた作品が沢山あるにも拘らずわざわざドメニコ・ティントレットの作品を盗む対象にしたところに、犯人の偏った嗜好が窺えます。


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ジュリオ・リチーニオ(1527c‐1593)の「聖パオロの回心」


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これも盗まれた作品(写真)


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これも盗まれました。


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ドメニコはヤコポ・ティントレットの息子ですが、腕前の方は父よりも遥かに劣ります。


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これらは戻らなくても少しも惜しくない駄作、凡作でしょう。


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盗難を指示した注文主は熱狂的なティントレットファンと思います。


P1930617
人の好みはそれぞれですね。


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ヤコポ・ティントレット(1518‐1594)の「羊飼いの礼拝」
これはティントレットの真作です。これを盗まないで、工房やドメニコの作品を盗んだのですから呆れてしまいます。


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ジョヴァン・バッティスタ・ツェロッティ(1526‐1578)の「合奏」


P1930626
パオロ・ヴェロネーゼ(1528‐1588)の「十字架降下」


P1930630
パオロ・ヴェロネーゼの「宦官の罰」


P1930631
パオロ・ヴェロネーゼの「クセルクセス1世の前のエステル」


P1930633
パオロ・ヴェロネーゼの「マルドケオの勝利を命じるクセルクセス1世」


P1930637
パオロ・ヴェロネーゼの「聖母子と聖人たちと2寄進者」
(つづく)

P1930343
次の部屋です。


P1930344
第16室です。


P1930345
アントニオ・ダ・ヴェンドーリ(1485c‐1545以降)の「聖母子」


P1930349
ジョヴァンニ・ツェベッラーナ(1457‐1504c)の「聖母子と聖アンナ」


P1930351
リベラ―レ・ダ・ヴェローナ(1445c‐1527?)の「ご誕生と聖ジローラモ」


P1930355
リベラ―レ・ダ・ヴェローナの「マギの礼拝」


P1930360
リベラ―レ・ダ・ヴェローナの「ヒワの聖母」


P1930364
二コラ・ジョルフィーノ(1476‐1555)の「ジャスミンの聖母」


P1930366
ヴェネトの無名画家、またはベルナルド・パレンティーノ(1437c‐1531)?の「聖パオロの回心」


P1930369
リベラ―レ・ダ・ヴェローナの「純潔の勝利と愛の勝利」


P1930372
部屋の壁に描かれたフレスコ画断片


P1930374
リベラ―レ・ダ・ヴェローナの「聖ジローラモの誕生」


P1930379
リベラ―レ・ダ・ヴェローナの「十字架降下」


P1930382
広い部屋です。


P1930381
第17室です。


P1930384
二コラ・ジョルフィーノの「音楽の寓意」


P1930386
二コラ・ジョルフィーノの「La Grammatica」


P1930390
二コラ・ジョルフィーノの「地理の寓意」


P1930393
ジローラモ・モチェット(1470c‐1531以降)の「トライアーノの正義」


P1930396
ジローラモ・モチェットの「シピオーネの自制」


P1930398
城内で最も広い部屋でしょう。


P1930400
ジローラモ・モチェットの「サン・マルコの有翼のライオンとドージェ・ロレダンの断片」


P1930403
二コラ・ジョルフィーノの「シーロのアキレス」


P1930405
二コラ・ジョルフィーノの「聖バルバラの物語」
裾絵でしょうか?


P1930408
二コラ・ジョルフィーノの「ポンぺオの凱旋」


P1930411
ドメニコ・モローネの「4聖人(ロッコ、アントニオ、オノフリオ、ルチア)」


P1930415
ドメニコ・モローネの「4聖人(カテリーナ、レオナルド、コッタルド、ドメニコ)」


P1930418
二コラ・ジョルフィーノの「天文の寓意」


P1930421
二コラ・ジョルフィーノの「修辞の寓意」


P1930424
二コラ・ジョルフィーノの「算術の寓意」


P1930428
ジョヴァンニ・マリア・ファルコネット(1468‐1538)の「アウグストとシビッラ」


P1930431
ドメニコ・モローネの「聖ジローラモと聖ジャコモと聖ロレンツォ」(1502)


P1930435
ヴェネツィアの無名画家の「聖セバスティアーノ」(15世紀)


P1930438
リベラ―レ・ダ・ヴェローナの「アンコーナのミニスカルキの祭壇画」


P1930439
中央の「イサクの犠牲」


P1930440
向かって左は聖人ではありません。「寄進者」


P1930441
向かって右も「寄進者」です。


P1930443
次の部屋です。


P1930444
第18室です。


P1930446
盗まれた作品です。人類の宝というべき傑作で、この時は、もう見ることが出来なくて悲しくなりました。
しかし、非常に出来が良い写真です。ビックリしました。


P1930448


P1930450
ヤコポ・ダ・ヴァレンツァ(1478‐1509存在記録)の「キリストの復活」


P1930454
ドメニコ・モローネの「聖母子」


P1930457
フランチェスコ・ボンシニョーリ(1455c‐1519)の「聖母子と聖マルゲリータ」


P1930462
ヤコベッロ・ディ・アントネッロ(15世紀末に活動)の「聖母子」


P1930465
15世紀末の無名彫刻家の「ドナテッロ作『聖母子』の複製彫刻」


P1930468
カルロ・クリヴェッリの「受難の聖母」
盗難の日、この作品は貸し出し中だったので、難を免れたとのことです。


P1930472
これは何でしょうか?


P1930474
15世紀のフェッラーラの無名画家(アンジェロ・デル・マッカニャーノ?)の「エジプトの聖マリア」


P1930479
フランチェスコ・ベナーリオ(1432c‐1482)の「扇の聖母」


P1930483
フランチャ(1486c‐1557)の「受胎告知」


P1930487
フランチャの「聖会話」


P1930497
第19室は武器類の展示です。


P1930489
カステルヴェッキオの代々の所有者の武器類が多い。


P1930490


P1930491


P1930492


P1930493


P1930494


P1930495


P1930496


P1930498


P1930499


P1930500


P1930502
16世紀のヴェローナの無名画家の「パーセ・グアリエンティの肖像」
(つづく)

P1930183
展示室のフレスコ画です。


P1930185
第11室の続きです。


P1930186
入館者が少ないと、監視員も張り合いがないでしょうね。


P1930187
壁のフレスコ装飾


P1930188
ロンバルディアの逸名彫刻家の「洗礼者聖ジョヴァンニ」(15世紀末)


P1930191
ヴェネトの逸名画家の「玉座の聖母子」(16世紀前半)


P1930194
フランチェスコ・ヴェルーラ(1475c‐1521)の「玉座の聖母子と聖ジュゼッペと聖ロッコ」


P1930196
次の展示室です。


P1930197
第13室です。


P1930198
フォルリのサン・ドメニコ市立美術館で開催中のピエロ・デッラ・フランチェスカ展に貸し出し中でした。


P1930199
クリストフォロ・カノーツィ・ダ・レンディナーラ(1420c‐1491)の「磔刑」


P1930202
ヴェネツィアの逸名画家の「救世主キリスト」(16世紀初頭)


P1930205
ジョヴァンニ・マンスエ—ティ(1489‐1527存在記録)の「マギの礼拝」


P1930208
ジョヴァンニ・ベッリーニ(1432c‐1516)の「聖母子」


P1930212
ジョヴァンニ・ベッリーニの「聖母子」


P1930215
これは何でしょうか?


P1930217
ジョヴァンニ・マンスエ—ティの「聖母子と聖ジローラモ」


P1930221
ヴィットーレ・カルパッチョ(1460‐1526c)の「アレッサンドリアの聖カテリーナと聖ドロテア」


P1930226
アルヴィーゼ・ヴィヴァリーニ(1445‐1500c)の「聖母子」


P1930232
ジローラモ・マルケージ(1466‐1534以降)の「十字架降下」


P1930236
ヴェネトーロンバルディアの逸名画家の「授乳の聖母」(16世紀前半)


P1930238
ジョヴァンニ・アゴスティーノ・ダ・ローディ(16世紀初頭に活動)の「聖マルタとマグダラのマリア」


P1930243
ピエル・マリア・ペッナッチ(1464‐1514c)の「授乳の聖母」


P1930247
アンドレア・プレヴィターリ(1480c‐1528)の「聖ステファノの石打」


P1930250
バルトロメオ・モンターニャ(1450c‐1523)の「聖母子」


P1930256
バルトロメオ・モンターニャの「聖ビアージョと司教聖人」


P1930258
次の部屋に移ります。


P1930259
第14室はフランチェスコ・モローネの作品が並んでます。


P1930261
フランチェスコ・モローネ(1471c‐1529)の「聖セバスティアーノと聖パオロ」


P1930264
フランチェスコ・モローネの「聖ベルナルディーノと信者」


P1930267
フランチェスコ・モローネの「聖アントニオ・アバーテと聖ロッコ」


P1930270
フランチェスコ・モローネの「聖キアーラと2信者」


P1930273
フランチェスコ・モローネの「聖バルトロメオ」


P1930275
フランチェスコ・モローネの「聖フランチェスコ」


P1930280
フランチェスコ・モローネの「聖母子」


P1930283
フランチェスコ・モローネの「ご誕生」


P1930286
フランチェスコ・モローネの「洗礼者聖ジョヴァンニ」


P1930289
フランチェスコ・モローネの「三位一体の祭壇画」


P1930291
ジローラモ・モチェット(1470c‐1531以降)の「アッティーリオ・レゴーロの拷問」


P1930295
ドメニコ・モローネ(1442c‐1517)の「聖フランチェスコ」


P1930298
ドメニコ・モローネの「シエナの聖ベルナルディーノ」


P1930300
ドメニコ・モローネの「聖バルトロメオ」


P1930303
ドメニコ・モローネの「聖ロッコ」


P1930307
カヴァッツォーラ(1485c‐1522)の「修道女たちに規則を渡す聖フランチェスコ」


P1930310
フランチェスコ・モローネの「聖痕を受ける聖フランチェスコ」


P1930312
次の部屋です。


P1930314
フレスコ装飾が残されてます。


P1930313
第15室です。


P1930316
アンドレア・ダ・ムラーノ(1463‐1512活動)の「聖母子の断片」


P1930318
フランチェスコ・ボンシニョーリ(1455c‐1519)の「聖母子」


P1930320


P1930323
フランチェスコ・ボンシニョーリの「ダル・ボーヴォの祭壇画」


P1930327
アントニオ・ヴィヴァリーニ工房の「聖クリストフォロ」


P1930330
バルトロメオ・モンターニャの「三音楽天使」


P1930333
フランチェスコ・ボンシニョーリの「音楽の寓意」


P1930336
ジョヴァンニ・ツェベッラーナ(1457‐1504c)の「聖ジャコモ・マッジョーレ」


P1930339
ヴェネトの逸名画家の「洗礼者聖ジョヴァンニ」(15世紀末)
(つづく)


P1930045
次の部屋に移ります。


P1930046
第11室になります。


P1930047
Maestro di Sant'Anastasia の「洗礼者聖ジョヴァンニ」(14世紀前半)


P1930049
Maestro di Sant'Anastasia とMaestro Alberto の「聖ジャコモ」


P1930051
写真に写っている監視員が2人です。この他に私にマンツーマンで付いている監視員が1人いました。この部屋の入館者は私だけ。1人に対して3人の監視員!!厳重になったものです。


P1930053
14世紀のヴェローナの無名画家の「磔刑」


P1930056
16世紀前半のヴェローナの無名画家の「聖母子と聖アンナ」


P1930059
アントニオ・バディーレ・イル・ジョーヴァネ(1424‐1507c)の「聖チェチリアと聖ティブルツィオと聖ヴァレリアーノ」


P1930062
15世紀後半のヴェローナの無名画家の「聖ルスティコ」


P1930065
15世紀後半のヴェローナの無名画家の「聖フェルモ」


P1930068
ジョヴァンニ・バディーレ(1379‐1451c)の領域の「アンコーナのフラカンツァーニの祭壇画」


P1930070
バルトロメオ・ジョルフィーノ(1410‐1486)に帰属する「聖母子」


P1930074
15世紀のヴェローナの無名画家の「磔刑」


P1930077
アントニオ・バディーレ・イル・ジョーヴァネの「聖母子と2聖人」


P1930079
「玉座の聖母子と寄進者」


P1930081
「コンソラトリーチェの聖マリア」


P1930083
「アレッサンドリアの聖カテリーナ」


P1930084
裾絵


P1930085
裾絵中央


P1930086


P1930089
ジョヴァンニ・バディーレの「レヴァータの祭壇画」


P1930093
ミケーレ・ジャンボノ(1420‐1462存在確認)の「聖母の死」


P1930096
ジョヴァンニ・バディーレの「聖母子」


P1930099
ジョヴァンニ・バディーレの「アクイアの多翼祭壇画」


P1930102
中央パネル


P1930104
向かって左


P1930106
向かって右


P1930109
フランチェスコ・デ・フランチェスキ(1443‐1468存在確認)の「祭壇画断片」


P1930111
「受胎告知」


P1930113
「チェサレアの聖マヌーゾ」


P1930116
盗まれた作品です。
ツァヴァッターリ工房(1404‐1481)の「大天使ミケーレと洗礼者聖ジョヴァンニ」


P1930119
ヤコポ・ベッリーニ(1396‐1470c)の「磔刑」


P1930122
マッテオ・デ・フェデーリ(1450‐1502)の「磔刑」


P1930125
ジョヴァンニ・マルティーノ・スパンツォッティ(1450‐1528c)の「シエナの聖カテリーナ」


P1930128
15世紀末のチロルの無名画家の「聖ステファノと聖アゴスティーノ」


P1930132
15世紀末のチロルの無名画家の「聖タッデオと聖バルトロメオ」


P1930134
次の展示室は外国人画家の作品が並んでます。


P1930135
第12室です。


P1930136
盗まれた作品です。


P1930138
仮に私に17点の作品を持って行っても良いと言われたら、この作品は絶対に選びません。


P1930140
この作品も盗まれました。つまり、作品の精巧な写真という訳です。


P1930141
犯行を依頼した注文主の嗜好の偏りを感じます。


P1930143
Willem Key (1520-1568 )の「男の肖像」


P1930146
Willem Keyの「聖アンナの親戚」


P1930148
これも盗まれました。


P1930151
価値が高い作品です。


P1930152
16世紀のドイツの無名画家の「オルフェオの伝説」


P1930156
Marten Van Cleef (1527-1581c) の「台所」


P1930160
Joachim Beuckelaer (1533-1579)の「静物画」


P1930162
15世紀前半の北欧の無名画家の「Frantz Kolbの肖像」


P1930166
Ambrosius Benson (1495c-1550)の「野外の合奏」


P1930168
盗まれた作品


P1930170


P1930172
16世紀のフランドルの無名画家の「マギの礼拝」


P1930174
Henry Met De Bles (1500-1554c)の「キリストの洗礼と風景」


P1930178
16世紀末のエミリアの無名画家の「洗礼者聖ジョヴァンニの説教」


P1930181
Paul Brilの領域の「風景」
(つづく)





P1920928
2階の最初の展示室です。


P1920924
第7室になります。


P1920922
フレスコ画断片が集められてます。


P1920921
14世紀後半のヴェローナの無名画家の「聖母子と4聖人と寄進者」


P1920926
14世紀前半のヴェローナの無名画家の「玉座の聖母子」


P1920929
13世紀後半のヴェローナの無名画家の「磔刑」


P1920933
13世紀末のヴェローナの無名画家の「授乳の聖母」


P1920935
14世紀のヴェローナの無名画家の「戦う騎士たち」


P1920939
Maestro della Madonna della Misericordia の「聖グレゴリオと聖バルトロメオ」(14世紀後半)


P1920941
ヴェネツィアの工芸工房の「バックル類」(14世紀第2四半世紀)


P1920943
ヴェローナの刀剣工房の「スカラ家カングランデの剣」(1329)


P1920945
次の展示室です。


P1920946
第8室になります。


P1920947
アルティキエーロ工房の「聖母戴冠」(14世紀後半)


P1920949
部屋の壁に残されたフレスコ画


P1920950
アルティキエーロ・ゼ―ヴィオ(1369‐1384記録)と工房の「シノピエ」


P1920952
アルティキエーロ工房の「シノピエ」


P1920954
部屋の壁のフレスコ画


P1920956
14世紀末のヴェローナの無名画家の「聖母子」


P1920958
14世紀末のヴェローナの無名画家の「聖人たちのフレスコ画断片」


P1920966
次の展示室です。


P1920967
第9室になります。


P1920974
アルティキエーロの作品と思われる「ボーイの多翼祭壇画」(14世紀後半)


P1920969
中央パネル


P1920972
向かって左側


P1920973
向かって右側


P1920977
14世紀のヴェローナの無名画家の「聖書からの30の物語」


P1920980
トゥローネ・ディ・マキシオ(14世紀後半)の範疇の「磔刑」


P1920983
Maestro del Redentore (14世紀前半に活動)の「アレッサンドリアの聖カテリーナの神秘な結婚と聖人たち」


P1920986
15世紀前半の無名画家の「磔刑と聖ピエトロと聖パオロ」


P1920988
僅かに残るフレスコ画


P1920989
トゥローネ・ディ・マキシオの「三位一体の多翼祭壇画」


P1920991
中央の三位一体


P1920993
聖母戴冠


P1920995
向かって左


P1920996
向かって右


P1930002
トッマーゾ・バリシーニ・ダ・モデナ(1326‐1368以降)の「聖ジャコモとパドヴァの聖アントニオと修道女」


P1920999
これは何でしょうか?


P1930004
次の展示室です。


P1930008
第10室です。


P1930007
フレスコ装飾が一面に施されてます。


P1930005


P1930006


P1930010
盗難にあった作品です。盗まれた作品は、このようなエンジぽい色の地の上に作品の精巧な写真が掲載されていました。
ヤコポ・ベッリーニ(1396‐1470c)の「砂漠の聖ジローラモ」


P1930014
これも盗まれた作品(写真)です。
ピサネッロ(1395‐1455c)の「クアリアの聖母」


P1930012
これは何でしょうか?


P1930016
ステファノ・ディ・ジョヴァンニ(1375‐1438c)、またはミケリーノ・ベソッツォ(1370‐1455c)の作品である「薔薇園の聖母」


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P1930021
フィリッポ・リッピ(1406c‐1469)の「ピエタのキリスト」


P1930024
アントニオ・ディ・ピエトロ(15世紀前半に活動)の範疇の「マギの礼拝」


P1930026
入館者は非常に少ない!


P1930028
ステファノ・ディ・ジョヴァンニの「聖母子と寄進者」


P1930031
これも盗まれてしまいました。
ヤコポ・ベッリーニの「聖母子」


P1930034
ミケーレ・パンノニオ(1400‐1464c)の「聖母子」


P1930038
15世紀前半のヴェネツィアの無名画家(ミケーレ・ジャンボノ、またはナニーノ・ディ・ピエトロ?)の「聖母子」


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ミケーレ・ジャンボノ(1420‐1462活動記録)の「授乳の聖母」


P1930041
(つづく)


P1930916
ヴェローナには頻繁に行ってます。でも、私がブログに取り上げないのは、一度も行ったことがないシェークスピアが書いた戯曲に、あのように何故囚われているのかサッパリ理解できないし、気に入らないからです。ジュリエットへの手紙なんぞは馬鹿馬鹿しい限りです。戯曲は戯曲であり、現実とは違うのです。当たり前か。


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カステルヴェッキオ(古い城)が見えてきました。


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スカラ家のカングレンデ2世によって1354年から1357年に建設された城です。


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古城にも拘らず、やや新しく見えるのは、第2次世界大戦の爆撃によって大きな被害を受けましたが、1,960年代に元の姿に修復されたからでしょう。


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城内に通じる跳ね橋です。


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現在は市立美術館になってます。
展示作品の質と量に於いて、市立美術館としては、ミラノ、ヴェネツィア、パドヴァなどと並んで第1級であり、美術ファンの必訪地でしょう。


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2015年10月に行ったばかりだと言うのに、この時は2016年2月でした。4か月後の再訪には訳があります。
2015年11月19日、絵画17点がこの美術家から盗まれてしまいました。閉館間際の警備が手薄なときを狙った犯行と言われてます。
美術館がどうなっているのか心配だったので、取り敢えず来てみたという次第です。


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2016年3月15日、犯人13人が逮捕されたとの報に接しました。モルドヴァ人11人、イタリア人2人の計13人でしたが、イタリア人の一人が警備会社から美術館の警備に派遣されていた警備員だったそうです。
その時は、17点の作品は行方不明のままだったので、非常に心配していましたが、2016年5月6日、ウクライナのオデッサ近郊で無事発見され、その後、美術館に戻されたとの事です。
盗難に遭った17点の作品の中にドメニコ・ティントレットの作品があったことに対して、奇妙に思いました。ドメニコは大した画家ではないし、盗まれたドメニコの作品自体も価値が高いとは言い兼ねるものでしたから。ティントレットの熱烈なファンが犯行の注文主と思われます。


P1920838
美術館の入り口


P1920839


P1920842
第1室です。


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12世紀、病院建設の資材として使用された古代ローマ遺跡からの発掘物


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石棺?


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13世紀のヴェローナの彫刻家による「女像柱」


P1920846
ペレグリヌス(12世紀の彫刻家)の「キリストと聖ピエトロと聖パオロ」


P1920848
第2室です。
この時、感じたのは警備や監視が以前と比較にならないくらいに厳重になったことです。入館者が少ないこともあって、私に対してマンツーマンで係員が付いて離れないのには参りました。その人の視線が気になって、振り返ると視線が合ったりして困りました。まあ、以前からこの警備態勢が敷かれていれば、盗難事件は起きなかった、時すでに遅しの感は否めませんけど。


P1920849
Maestro di Sant'Anastasia の「アレッサンドリアの聖カテリーナ」(14世紀前半)


P1920851
Maestro di Sant'Anastasiaの「聖マルタ」(14世紀前半)


P1920853
ジョヴァンニ・ディ・リジーノの「聖バルトロメオ」(14世紀後半)


P1920855
Maestro di Sant'Anastasiaの「洗礼者聖ジョヴァンニ」(14世紀前半)


P1920857
Maestro di Sant'Anastasia の「聖チェチリア」(14世紀前半)


P1920860
次の展示室です。


P1920859
第3室になります。


P1920861
Maestro di Sant'Anastasia工房による「聖母子」(14世紀前半)


P1920863
Maestro di Sant'Anastasiaの「磔刑」(14世紀前半)


P1920865
Maestro di Sant'Anastasia の「聖母子」(14世紀前半)


P1920867
ヴェローナの彫刻家の「聖ジョルジョ?」(14世紀末)


P1920869
トスカーナの彫刻家の「聖母子」(14世紀)


P1920871
Maestro di Sant'Anastasiaの追随者による「聖リベラ」(14世紀)


P1920873
日差しで画像が分かりませんね。
ヴェネトの彫刻家による「嘆きの聖母」(14世紀)


P1920875
次の展示室です。


P1920876
第4室になります。


P1920877
14世紀のロンバルディアの彫刻家による「アルディチーノ・ベンツォーニの石棺の一部」(1345)


P1920879
Maestro di Sant'Anastasia の「磔刑と2聖人」(14世紀前半)


P1920880
「磔刑のキリスト」


P1920881
「嘆きの聖母」


P1920882
「福音書記者聖ジョヴァンニ」


P1920884
Maestro di Sant'Anastasia の「聖母の失神」(14世紀前半)


P1920886
14世紀の彫刻家による「ザンキ家の葬儀用壺」


P1920888
Maestro di Sant'Anastasia の「聖バルトロメオ」(14世紀前半)


P1920890
ヴェネトの彫刻家による「キリストと信者たちのルネッタ」(15世紀後半)


P1920892
次の展示室です。


P1920893
第5室です。


P1920894
「受胎告知と聖人たちのタベルナコロ」(15世紀)


P1920896
説明板なし


P1920897
14世紀の大理石彫刻家の「ディナダート・スピネッリの墓石」


P1920899
バルトロメオ・ジョルフィーノ(1410c‐1486c)の「聖ピエトロ」


P1920901
Maestro del 1436 の「聖マルティーノと乞食」


P1920903
15世紀後半の彫刻家による「ヤコブ、アモス、ダニエーレ、アブラモ、アロンナ、アナーニア」


P1920905
Maestro Jacopo (1366‐1385活動)の「鐘」


P1920906
1階の展示室は終わりました。


P1920907
一旦外に出て2階の展示室に向かいます。


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P1920910
「Tabella con stemma scaligero」(14世紀末‐15世紀初頭)


P1920912
第6室です。


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階段の下の一角に設けられた所に鐘が展示されてます。


P1920914
この場所が第6室です。


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アントニオ・ダ・メストレ(1396‐1418活動記録)の「聖人の壁龕」


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アントニオ・ダ・メストレの「聖母子の壁龕」


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二階に行きました。


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二階に上った所にあります。


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鐘が美術作品なんですね。
(つづく)




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