イタリア芸術を楽しむ

イタリアの魅力を味わい尽くすには、一生に何度旅をすれば足りるだろう。芸術の宝庫にして、歴史の生きた証であるイタリア。 惹き付けて止まない絵画、彫刻、歴史的建造物、オペラなど、芸術の宝庫であるイタリアを楽しむブログです。 記事は一日に一つアップしています。記事の見方ですが、例えば「ボルゲーゼ美術館の展示作品(その4)」は2017年10月20日にアップしました。各記事にカレンダーが表示されてますが、カレンダー上の2017年10月21日をクリックして頂ければ「ボルゲーゼ美術館の展示作品(その5)」になります。(その3)は2017年10月20日となります。 BY:シニョレッリ

カテゴリ:教会巡り > フィレンツェ、サンタ・クローチェ聖堂

付属美術館の続きです。
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ジュゼッペ・ベッツオーリ(フィレンツェ、1784‐1855)の「聖母被昇天」


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フィレンツェ派画家の「カルヴァリオへの登り」(14世紀末‐15世紀初頭)


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ゲラルド・スタルニーナ(フィレンツェ、1354c‐1413)に帰属する「ラザロの蘇生」


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アンドレア・デル・カスターニョのサークルの「聖トッマーゾ・アポストロの殉教」(15世紀前半)


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ロレンツォ・モナコ(フィレンツェ、1370c‐1425)に帰属する「壺の聖母」(1405‐10)


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フィレンツェの無名画家の「聖母子と聖人たちと受胎告知のタベルナコロ」(15世紀末)


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ロレンツォ・モナコ派画家の「洗礼者聖ジョヴァンニ」(14世紀末‐15世紀初頭)


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フィレンツェ派画家の「聖母子のシノピエ」(15世紀初頭)


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フィレンツェ派画家の素描(15世紀)


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アンドレア・デル・カスターニョのサークルの「横たわるアルベルト・デリ・アルベルティ枢機卿」(1445c)


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礼拝堂ですね。


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リッポ・ディ・ベニヴィエーニ(フィレンツェ、1296‐1327活動)の「磔刑像」(14世紀初頭)


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フランチェスコ・ディ・ミケーレ(フィレンツェ、1375‐1400c活動)のフレスコ画(1387)


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フランチェスコ・ディ・ミケーレのフレスコ画


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アンドレア・デッラ・ロッビア(フィレンツェ、1435‐1525)に帰属する彩釉テラコッタ(1475c)


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上のテラコッタに組み入れられた作品です。
トスカーナの無名画家の「ご誕生」(16世紀前半)


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ベネデット・ブリオーニの「聖母子」(15世紀末)


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詳細不明


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アンドレア・デッラ・ロッビアの「ピエタのキリストと2天使」(1480‐90c)


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ジョヴァンニ・デッラ・ロッビア(フィレンツェ、146901529)の「聖フランチェスコ」(15世紀末)


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ジョヴァンニ・デッラ・ロッビアの「本を手にする聖人」(15世紀末)


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ピエトロ・ネッリ(フィレンツェ、1365‐1419記録)の「聖母子」(1390‐95c)


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ジョヴァンニ・ディ・ターナ・フェイ(ボルゴ・サン・ロレンツォ。1384‐1419活動)の「聖母子」(1405‐10)


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ジョットの「悲痛の聖母」(1305‐10)


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フィレンツェの無名画家の「聖母子と聖人たち」(17世紀末)


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フィレンツェの無名画家の「聖マッテオと2天使」(16世紀)


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タッデオ・ガッディの「死せるキリストへの哀悼」(1345c)


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ヤコポ・リゴッツィの「弟子たちに施しを与える聖フランチェスコ」(1600c)


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アレッソ・バルドヴィネッティ(フィレンツェ、1425‐1499)に帰属する「聖人教皇」(15世紀末)


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アレッソ・バルドヴィネッティに帰属する「磔刑」(15世紀末)


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アレッソ・バルドヴィネッティに帰属する「3聖人」(15世紀末)


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ジョットに帰属する「3聖人」


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タッデオ・ガッディの「聖人」(1320‐40c)


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旧食堂にやって来ました。


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フレスコ画が目に飛び込んできます。


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タッデオ・ガッディの代表作であるフレスコ画は1355年頃描かれました。


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「最後の晩餐」


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「神聖な物語の木」


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「聖痕を受ける聖フランチェスコ」と「トローサの聖ルドヴィーコ」


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「孤独の聖ベネデット」と「ファリサイ人とキリストの晩餐」


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詳細不明のフレスコ画断片


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オルカーニャ?


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オルカーニャの「聖母子」


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ジョヴァンニ・デル・ビオンドに帰属するフレスコ画


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アンドレア・ディ・ジュスト(1400c‐1450)に帰属する「十字架を担ぐキリスト」


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マーゾ・ディ・バンコの「聖母戴冠」(14世紀前半)


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アンドレア・ディ・ジュストの「磔刑」(15世紀前半)


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立ち去る前にもう一度見ました。


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外に出れば、その先にパッツィ家礼拝堂があります。


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これで終わりです。
と、その時はそう思ったのですが、こうして写真を整理してみると見逃した作品や写真を撮り忘れた作品が意外に多いことが分かりました。


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バッチョ・バンディネッリの「Dio Padre seduto」


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この先が出口です。


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外に出る前にこちらを見学。


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ここも凄いです。納骨堂です。


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疲れてしまって、誰の墓なのか未確認のまま見学を止めました。


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キリがないです。


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普通の美術館以上の作品を誇る聖堂です。


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(おわり)

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左側廊を見ていきます。


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ヴァザーリの「聖霊降臨」


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デシデリオ・セッティニャーノの「カルロ・マルスッピーニの墓」


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このフレスコ画は分かりません。


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ジョヴァンニ・ストラダーノの「キリストの昇天」


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ブロンズィーノの「ピエタ」


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ヴァザーリの「聖トッマーゾの不信」


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私には分かりません。


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サンティ・ディ・ティートの「エマオの晩餐」


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レオナルド・ダ・ヴィンチのモニュメント


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サンティ・ディ・ティートの「キリストの復活」


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ガリレオの墓
その背後のフレスコ画はマリオット・ディ・ナルドの作品です。


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ジョヴァンニ・バッティスタ・ナルディーニの「十字架降下」


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このフレスコ画が分かりません。


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見応えがありますね。


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美術館並み、またはそれ以上の聖堂です。


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有料なので却って気楽です。無料ならば、信者の邪魔をしてはいけないと思いますから。


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聖堂の本堂はこのくらいで切り上げることにしました。


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本堂から外に出ました。


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回廊


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フレスコ画の痕跡がありました。


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殆どが落剝しています。


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ほぼ完全な形で残されているフレスコ画


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次はパッツィ家礼拝堂です。


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ブルネッレスキの代表作と言われるパッツィ家礼拝堂です。


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礼拝堂の中に入りました。


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ルーカ・デッラ・ロッビアの彩釉テラコッタくらいしかありません。


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ロレンツォとジュリアーノのメディチ家兄弟をフィレンツェ大聖堂内で襲った”パッツィ家の反乱”のため、礼拝堂は建物だけ残されたと言われてます。


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ガランとしてます。


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アレッサンドロ・アッローリの作品もあります。


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スッキリした祭壇


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礼拝堂から外に出ました。


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今度はキオストロ回廊です。


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付属美術館に向かいました。


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マッテオ・ロッセッリ(フィレンツェ、1578‐1650)の「花を手にする天使」(1615c)


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ヤコポ・リゴッツィ(ヴェローナ、1547‐フィレンツェ、1626)の「聖フランチェスコと弟子たちのシノピエ」(1600c)


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ジョヴァンニ・ダ・サン・ジョヴァンニのサークルの「我に触れるな」(17世紀初頭)


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マッテオ・ニジェッティのサークルの「聖体」(17世紀)


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マッテオ・ロッセッリの「花を手にする天使」(1615c)


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イル・リポーゾ(サン・ジミニャーノ、1603‐フィレンツェ、1660)の「トゥルーズの聖ルイと聖アガタ」(1631‐32)


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ジーノ・ミケーリ(カステッロ、?-1350c)の「聖母子」(1341)


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フィレンツェの無名画家の「キリストの復活」(14世紀末‐15世紀初頭)


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ルイージ・ファッブルッチ(フィレンツェ、1829‐ロンドン、1893)の「天使」(1861c)


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マリアーノ・カイフェッシ(セラヴェッツァ、1824‐1862c)の「天使」(1861c)


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ティーノ・ディ・カマイーノ(シエナ、1280c‐ナポリ、1337)の「ミラノ大司教の墓」(1317)


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ティーノ・ディ・カマイーノの「受胎告知される聖母」(1318‐19)


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Hans Reichle (1570c-1642)に帰属する「天使」


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ジャンボローニャ(1529‐1608)に帰属する「聖ジョアッチーノと聖アンナの邂逅」(16世紀末)


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ジャンボローニャに帰属する「聖ジョアッチーノの寺院からの追放」(16世紀末)
(つづく)

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井戸の部屋と洗面台です。


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Maestro di San Martino alla Parma(フィレンツェ、1310‐1335活動)に帰属する「聖母子」(14世紀前半)


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ヤコポ・ディ・チョーネ(フィレンツェ、1325c‐1399c)に帰属する「聖母子」(1360‐65)
ヤコポが描いたのは「聖母子」部分だけで、裾絵はジョヴァンニ・ダ・ミラノ工房によって14世紀に制作されました。


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Maestro del Polittico della Cappella Medici に帰属する「聖母子」(14世紀前半)


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チマブーエ(フィレンツェ、1240c‐ピサ、1302)の「磔刑」(1288以前)
傷みが激しいのは1966年の水害の際、水につかってしまったからです。この作品の置かれる場所が時々変わりますが、この時は聖具室にありました。


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聖具室のフレスコ画です。
「磔刑」はタッデオ・ガっデイの作、「カルヴァリオへの坂」はスピネッロ・アレティーノの作、「キリストの昇天」と「キリストの復活」はニッコロ・ジェリーニの作品です。


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リヌッチ礼拝堂です。


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ジョヴァンニ・デル・ビオンドの「聖母子と聖人たちの多翼祭壇画」


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リヌッチ礼拝堂のフレスコ画は、ジョヴァンニ・ダ・ミラノによって1363年から1366年に制作されました。


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フレスコ画のテーマは「聖母の物語」と「マグダラのマリアの物語」です。


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次はヴェッルーティ礼拝堂です。


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ヴェッルーティ礼拝堂の祭壇を飾るのは、ジョヴァンニ・デル・ビオンドの「聖母子と4聖人」の多翼祭壇画です。ジョヴァンニが描いたのは本体である「聖母子と4聖人」で、裾絵はネーリ・ディ・ビッチによって描かれたものです。


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ヴェッルーティ礼拝堂のフレスコ画は、14世紀の無名画家によって描かれたものです。


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礼拝堂の中には入ることが出来ません。


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天井


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リッカルディ礼拝堂です。


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リッカルディ礼拝堂のフレスコ画は、ジョヴァンニ・ダ・サン・ジョヴァンニの作品です。


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リッカルディ礼拝堂の祭壇画はジョヴァンニ・ビリヴェルトの「聖十字架の発見」


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横壁のドメニコ・パッシニャーノの「聖ロレンツォの施し」


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礼拝堂右壁にあるマッテオ・ロセッリの「光悦の聖フランチェスコ」


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ジュスティ礼拝堂です。


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ジュスティ礼拝堂の祭壇を飾っている作品が良く分かりません。


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ペルッツィ礼拝堂です。


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この礼拝堂は必見です。


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礼拝堂の祭壇を飾るベルナルド・ダッディの「聖母子と福音書記者聖ジョヴァンニと司教聖人」(1330c)


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ジョット・ディ・ボンドーネのフレスコ画(真作)


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ジョットによって1310年頃から1320年頃に描かれました。


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テーマは「洗礼者聖ジョヴァンニの物語」と「福音書記者聖ジョヴァンニ」です。


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次はバルディ礼拝堂です。


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この礼拝堂も大変有名で、必見とされてます。


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バルディ礼拝堂の祭壇を飾るのは、コッポ・ディ・マルコヴァルドの「聖フランチェスコとその生涯」(1245‐50)です。


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バルディ礼拝堂のフレスコ画


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ジョットとジョット工房によって1320年頃から1328年頃に描かれました。


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フレスコ画のテーマは「聖フランチェスコの生涯」です。


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中央礼拝堂(主祭壇)です。


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Maestro di Figline の「磔刑」


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ニッコロ・ジェリーニの多翼祭壇画が中央礼拝堂を飾ってます。


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中央礼拝堂のフレスコ画


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アーニョロ・ガッディによって1380年に制作されたフレスコ画です。


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フレスコ画のテーマは「聖十字架の物語」です。


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ここから向かって左側にある礼拝堂で、これはスピネッリ礼拝堂です。


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これは比較的新しいものと思います。調べましたが、制作者等が分かりません。


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カッポーニ礼拝堂です。


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彫刻はリベロ・アンドレオッティの作品(1926)です。


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まだまだ礼拝堂があります。


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プルチ礼拝堂です。彩釉テラコッタの祭壇はジョヴァンニ・デッラ・ロッビアの作品です。


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礼拝堂のフレスコ画はバルナルド・ダッディの「聖ステファノの殉教」です。


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ヴェルニオ・バルディ礼拝堂です。


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ニッコリーニ礼拝堂です。


Alessandro_allori,_assunzione_della_vergine,_1590-1600_ca__01
アレッサンドロ・アッローリの「聖母被昇天」(1590‐1600c)


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アレッサンドロ・アッローリの「聖母戴冠」(1590‐1600c)


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ドナテッロの「磔刑」
(つづく)

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次はフレスコ画で埋め尽くされた礼拝堂です。


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右翼廊のカステッラーニ礼拝堂です。


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アーニョロ・ガッディが1385年に制作したフレスコ画は、「聖アントニオ・アバーテの物語」、「洗礼者聖ジョヴァンニの物語」、「福音書記者聖ジョヴァンニの物語」、「バーリの聖二コラの物語」からなってます。


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4人の聖人のエピソードを知らないとチンプンカンプンかも知れませんね。


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このようなモノが用意されているので、これを見ながらフレスコ画を見ると支障がありません。


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タベルナコロは、ミーノ・ディ・フィエゾレの作品です。


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ニッコロ・ジェリーニの「磔刑像」


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次は右翼廊突き当りにあるバロンチェッリ礼拝堂です。


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セバスティアーノ・マイナルディの「チントラの聖母」


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バロンチェッリの墓


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ヴィンチェンツォ・ダンティの「聖母子」


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有名な傑作が礼拝堂祭壇を飾ってます。


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ジョットと彼の工房による「聖母戴冠と聖人たち」(1334c)


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礼拝堂の壁はフレスコ画で埋め尽くされてます。


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フレスコ画は、タッデオ・ガッディによって1328年頃から1338年頃に描かれました。


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フレスコ画のテーマは「聖母の物語」と「キリストの物語」です。


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次はここです。


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廊下の壁に祭壇画が掲げられてます。


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聖具室の廊下です。


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聖具室廊下の作品です。
パオロ・スキアーヴォ(フィレンツェ、1397-ピサ、1478)に帰属する「聖母子と聖ピエトロと聖人(欠落)と聖ヤコポ・マッジョーレと聖フランチェスコ」(1450c)


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ネーリ・ディ・ビッチ(フィレンツェ、1419‐1492)の「三位一体」(1461)


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ロレンツォ・ディ・ニッコロ(フィレンツェ、1392‐1411活動)に帰属する「玉座の聖母子と聖人たち」(15世紀初頭)


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中央の「玉座の聖母子とトローサの聖ルドヴィーコと福音書記者聖ジョヴァンニ」


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向かって左は右から「洗礼者聖ジョヴァンニ、聖アンドレア、聖アントニオ・アバーテ、聖ロレンツォ」


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向かって右は、左から「聖ピエトロ、聖バルトロメオ、聖クリストフォロ、聖フランチェスコ」


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ロレンツォ・バルトリーニのモニュメント


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フランチェスコ・ディ・ミケーレ(フィレンツェ、1375‐1400c活動)に帰属する「洗礼者聖ジョヴァンニ」(1375‐80)


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ロレンツォ・ディ・ニッコロの「聖母戴冠と聖人たち」(15世紀初頭)


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中央の「聖母戴冠」


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向かって左は「マグダラのマリアと福音書記者聖ジョヴァンニ」


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向かって右は「聖ピエトロと聖ステファノ」


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ロレンツォ・ディ・ニッコロの「聖母子」(1409)


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サルヴィアーティ(フィレンツェ、1510‐ローマ、1563)の「十字架降下」(1547‐48)


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アレッサンドロ・アッローリ(フィレンツェ、1533‐1607)の「十字架降下」(1563‐67)


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次はメディチ家礼拝堂です。


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ミケロッツォの制作の礼拝堂です。


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左右の壁に祭壇画があります。


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礼拝堂祭壇を飾るアンドレア・デッラ・ロッビアの彩釉テラコッタ「聖母子と聖人たち」


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ジョルジョ・ヴァザーリ派画家の「受胎告知」(16世紀後半)


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チゴリ(ピサ、1559‐ローマ、1613)の「三位一体」(1592)


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小礼拝堂


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ブロンズィーノ(フィレンツェ、1503‐1572)の「リンボのキリスト降下」(1552)


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ロレンツォ・モナコ(フィレンツェ、1370c‐1425c)の「聖ヤコポ・マッジョーレ」(1408)


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ドメニコ・ディ・ミケリーノ(フィレンツェ、1417‐1491)に帰属する「聖ボナヴェントゥーラと2天使」(15世紀末)


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ロッセッロ・ディ・ヤコポ・フランキ(フィレンツェ、1376‐1450)に帰属する「シエナの聖ベルナルディーノと2天使」(1450c)


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ナルド・ディ・チオーネ(フィレンツェ、1346‐1376活動)の「聖母子と2聖人」(1365)


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中央の「玉座の聖母子」


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「聖グレゴリオ」


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「聖ジョッベ」


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裾絵


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テーマは「聖ジョッベの物語」です。


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ジョヴァンニ・デル・ビオンドの「聖ジョヴァンニ・グアルベルトと彼の物語」(1370c)
フィレンツェのサン・サルヴィ修道院にありました。
(つづく)

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今回は、サンタ・クローチェ聖堂 Basilica Minore di Santa Croceです。


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広場はもう直ぐです。


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サンタ・クローチェ広場にやって来ました。


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土産物屋が広場に面して軒を連ねてます。サヴォナローラの神権政治中、この広場は異端者の処刑場でした。主の犬と蔑まれ、恐れもされていたドメニコ会は異端審問を主導したことで知られてますが、フィレンツェでも同様で、異端者追求に最も熱心だったのがドメニコ会のサン・マルコ修道院でした。異端者処刑をサン・マルコ広場で行うなら可愛いものですが、サン・フランチェスコ修道会の牙城であるサンタ・クローチェ聖堂の広場で行うあたりに、その勢力誇示と運命の皮肉を感じます。サヴォナローラは、サン・フランチェスコ修道会からの火の試練の挑戦に対して、その対応に失敗して処刑されたのですから。


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広場に面して建つのがサンタ・クローチェ聖堂です。サン・フランチェスコ会の最大の教会です。


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1211年、城壁外のアルノ川の湿地帯だったこの地に、聖フランチェスコ自身によって建てられた教会と言われてます。


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13世紀後半、規模を拡大することになり、当時の富裕層数家の資金負担によって、アルノルフォ・ディ・カンピオの設計で1294年創建、1385年にゴシック様式の建物が完成しました。


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奉献は、教皇エウジェニオ4世によって1443年に執り行われました。


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ところがファサードは未完成のまま、何百年も放置されたままでした。15世紀後半に当時の建築家イル・クロナーカによってファサードの設計が行われましたが、工事着工に至らず、結局、現在のサン・ロレンツォ聖堂に見られる粗レンガ積みのファサードだったと言われてます。


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現在のファサードは、15世紀後半のイル・クロナーカの設計を元に、建築家Niccolo Matasの設計によって、1853年から1863年にかけて築かれた比較的新しいものです。


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完成後150年以上経ってます。


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イタリア統一の昂揚感が影響したファサードと言われてます。


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比較的新しいものと知ってから、ドゥオーモと違ってやや有難味が薄れる私です。


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ついつい見てしまうファサードです。


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ポルティコ・ラテラーレが特徴です。


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ポルティコは聖堂身廊の両側にあります。


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修道院の建物です。


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ファサードの前に立っているのは、エンリコ・パッツィ制作の「ダンテ像」です。


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ダンテの生誕600年を記念して建てられました。


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鐘楼は78.45mあります。


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ゴシック様式の壮大な鐘楼は19世紀前半に落雷によって損傷を受けてしまいました。


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現在の鐘楼は、ガエターノ・バッカーニの設計によって1840年から1865年に建設されたものです。
では、聖堂内部の拝観に移ります。


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三廊式の非常に広い空間の聖堂内部です。


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聖堂の構造図


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礼拝堂が全部で16あります。


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これを一応頭の中に入れて拝観しました。


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付属美術館もありますが、聖堂自体も実質的に美術館と言っても過言ではありません。


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大変な数の傑作や秀作があるので、目移りしてしまって、何処から見始めようかと迷います。


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創設時は石のヴォルートでしたが、荷重を考えて木製のトラスに切り替えられました。


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縦115m


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右側廊の礼拝堂の紹介から始めることにします。


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ピオ・フェーデ作の「ジョヴァンニ・バッティスタ・ニッコリーニのモニュメント」


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サンティ・ディ・ティートの「磔刑」(1568)


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ミケランジェロの墓


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有名な墓ですが、芸術作品として見るには少々抵抗感がある私です。


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アントニオ・ロッセッリ—ノの「アントニオとフランチェスコのノ—リ兄弟へのモニュメント」(1478c)


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ヴァザーリの「カルヴァリオへの道」


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右側廊


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ダンテのモニュメント
ダンテの墓として作られたようです。ラヴェンナで客死したダンテですが、ラヴェンナのサン・フランチェスコ教会近くに小さな霊廟があります。ダンテの遺体の引き取りをラヴェンナに申し入れたフィレンツェですが、拒否されてしまいました。


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ヤコポ・コッピ・ダル・メーリオの「この人を見よ」


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説教壇


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アルフィエーリの墓


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P1830141
アレッサンドロ・フェイの「キリストの鞭打ち」


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マキャベッリの墓


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アンドレア・デル・ミンガの「ゲッセマネ園の祈り」


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ドナテッロの「受胎告知」


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レオナルド・ブルーニの墓


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ロッシーニの墓


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チゴリの「キリストのエルサレム入城」(1603‐04)
(つづく)

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