イタリア芸術を楽しむ

イタリアの魅力を味わい尽くすには、一生に何度旅をすれば足りるだろう。芸術の宝庫にして、歴史の生きた証であるイタリア。 惹き付けて止まない絵画、彫刻、歴史的建造物、オペラなど、芸術の宝庫であるイタリアを楽しむブログです。 記事は一日に一つアップしています。記事の見方ですが、例えば「ボルゲーゼ美術館の展示作品(その4)」は2017年10月20日にアップしました。各記事にカレンダーが表示されてますが、カレンダー上の2017年10月21日をクリックして頂ければ「ボルゲーゼ美術館の展示作品(その5)」になります。(その3)は2017年10月20日となります。 BY:シニョレッリ

カテゴリ:美術館 > キエリカーティ宮市立絵画館

大広間の続きです。
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ピエトロ・リベリ(パドヴァ、1614‐ヴェネツィア、1687)の「バテシバの水浴」


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ルーカ・ジョルダーノの「バテシバの水浴」(17世紀後半)


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ルーカ・ジョルダーノの「女神たちに飾られるヴィーナス」(1665c)


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ルーカ・ジョルダーノの「カナの結婚」(17世紀後半)


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ジュリオ・カンピオーニ(ヴェネツィア?、1613c‐ヴィチェンツァ、1678)の「レアンドロの遺体を受けるニンフ」(1676‐77)


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次の部屋です。


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第5室


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アレッサンドロ・トゥルキ通称オルベットの追随者の「アダムとエヴァ」(17世紀前半)


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パドヴァニーノ(パドヴァ、1588‐ヴェネツィア、1649)の「ローマのルクレツィア」(17世紀前半)


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カルロ・サラチェーニ(ヴェネツィア、1579‐1620)の「マグダラのマリア」


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ジュゼッペ・ヴェルミーリオ(アレッサンドリア、1585c‐1635c)の「イサクの犠牲」


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ジュゼッペ・ヴェルミーリオの「ユディト」(1620c)


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フランチェスコ・カイロ(ミラノ、1607‐1655)の「ヘロデア」(1634‐35)
ヘロデアはサロメの母です。置かれている首は斬首された洗礼者聖ジョヴァンニのものです。


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フラ・センプリーチェ・ダ・ヴェローナ(ヴェローナ、1589c‐1654c)の「天使に支えられる死せるキリスト」(1634)


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次の部屋です。


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第6室


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天井の装飾


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保護板があるのでよく見えません。
Frans Franken II (Anversa, 1589‐1626)の「聖母子」(17世紀初頭)


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パオロ・フィアッミンゴ(アンヴェルサ、1540‐ヴェネツィア、1596)の「ニンフたちが漁をしている風景」(16世紀末)


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カルロ・エイスマン・ブリジゲッラ(ヴェネツィア、1679‐ヴェローナ、?)の「水車がある風景」(1700‐10c)


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Luca Carlevarijs (Udine, 1663-Venezia, 1730)の「凱旋門がある風景」(1710‐14c)


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マルコ・リッチ(ベッルーノ、1676‐ヴェネツィア、1730)とセバスティアーノ・リッチ(ベッルーノ、1659‐ヴェネツィア、1734)の「遺跡がある風景」(1720‐30c)


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クレメンテ・スペーラ(ノヴァーラ、1661‐ミラノ、1742)に帰属する「遺跡がある風景」(18世紀前半)


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フランチェスコ・アヴィアーニ(ヴェネツィア、1662‐ヴィチェンツァ、1715)の「キリストと教会博士たち」(18世紀初め)


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フランチェスコ・アヴィアーニの「ラザロと金持ちがいる風景」(18世紀初め)


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次の部屋です。


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第7室


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13世紀、14世紀、15世紀頃の作品が全然見当たりません。


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ローザ・ダ・ティボリ(フランコフォルテ、1655‐ローマ、1706)の「羊飼いがいる風景」(17世紀後半)


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ローザ・ダ・ティボリの「羊飼いがいる風景」(17世紀後半)


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Cornelio Dusman (アムステルダム、?‐ヴィチェンツァ、1680c)の「ヴィチェンツァの市場」(17世紀後半)


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ジャコモ・ダ・カステッロ(アンヴェルサ、1637‐ヴェネツィア、1712)の「静物画」(1680?)


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エリザベッタ・マルキオーニ(ロヴィーゴ、17‐18世紀に活動)の「静物画」(18世紀初頭)


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エリザベッタ・マルキオーニの「静物画」(18世紀初頭)


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部屋の天井


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扉が閉鎖されていました。
この階にはこれ以上の作品が展示されていないようでした。
数年前までは、第1室が13世紀頃の作品が展示されており、年代順に部屋番号が割り振られていて非常に見易かったと思いますが・・・・・


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階上に向かいました。


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図書室?


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フランチェスコ・マッフェイ(ヴィチェンツァ、1605‐パドヴァ、1660)の「カインとアベル」


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アンドレア・デル・サルトの領域の「洗礼者聖ジョヴァンニ」


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ブルサソルツィ(ヴェローナ、1539‐1605)の「十字架降下」


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ガロファロ(フェッラーラ、1476c-1559)の「聖家族と聖ジョヴァンニーノと聖アンナ」


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無名画家の「La Rua」(18世紀末‐19世紀初め)


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ジャンドメニコ・ティエポロ(ヴェネツィア、1727‐1804)の「商人」


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Giovanni Grubacs (ヴェネツィア、1830‐ポーラ、1919)の「ヴェネツィアの風景」


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この人が個人収集したものの展示です。


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第7室のようです。


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次の部屋です。


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第9室のようです。


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工事中の部屋がありました。第8室?


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次の部屋です。


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部屋の表示番号に戸惑いました。


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天井のフレスコ画を見るための部屋のようで、展示されている作品はありません。


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次の部屋です。


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第2室?


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この部屋の天井です。
展示作品はありません。


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次の部屋です。


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この部屋の見どころは天井の装飾です。


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これで終わりです。


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外に出ました。


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展示されていない作品が非常に多かったのは何故でしょうか?パオロ・ヴェネツィアーノの多翼祭壇画、ティエポロの「無原罪の御宿リ」、ヤコポ・バッサーノの傑作などが見ることができなくて残念でした。
13世紀から15世紀の作品全部、16世紀の作品の殆どがありませんでした。その旨の表示板でもあれば、それなりに納得できましたが、何の表示もありませんでした。
バカヤロー、と心の中で叫んで絵画館を後にしました。


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(おわり)





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ジローラモ・キエリカーティ伯爵が建築家アンドレア・パッラーディオに注文して、1550年頃から建設が始まったキエリカーティ宮です。完成したのは1617年でした。
パッラーディオの初期の傑作とされてます。


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ここに市立絵画館がオープンしたのは1855年のことでした。
2007年から建物の修復工事のため長らく閉鎖されていましたが、2012年に漸く再開館されました。


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絵画館の入り口です。
なお、切符売り場はここにはありません。他の美術館や博物館の入館の際、ヴィチェンツァ・カードを買うか、または隣にあるオリンピコ劇場の切符売り場で切符(共通券)を買います。


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展示室は階上にあります。


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階段を上って中に入ると、先ず大広間に出ます。


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大広間は第4室となってます。
第4室から始めても混乱の元となるので、順番通り第1室から始めることにします。


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第1室です。


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部屋の配置図があります。


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キエリカーティ伯爵家の名刀です。日本刀と異なり特に名刀には見えませんね。


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武具


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ジョヴァンニ・アントニオ・ファーゾロ(マンデッロ・デル・ラーリオ、1530‐ヴィチェンツァ、1572)の「イッポリート・ダ・ポルトの肖像」(16世紀後半)


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フランチェスコ・バッサーノ(バッサーノ・デル・グラッパ、1549‐ヴェネツィア、1592)の「騎士とその娘の肖像」(1580c)


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アレッサンドロ・マガンツァ(ヴィチェンツァ、1548‐1632)の「騎士の肖像」(1580c)


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次の部屋です。


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第2室


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部屋の壁に描かれたフレスコ画


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寓意画でしょうね。


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アレッサンドロ・マガンツァの「ルドヴィーコ・キエリカーティの肖像」(1607c)


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アレッサンドロ・マガンツァの「若かりし頃のベルナルディーノ・ロスキの肖像」(16世紀末)


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ジョヴァンニ・アントニオ・ファーゾロの「ヴァルマラーナ家の人々の肖像」(1553‐54)


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アレッサンドロ・マガンツァの「マッダレーナ・カンピーリアの肖像」(1580年代末ー1590年代初頭)


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ジョヴァンニ・アントニオ・ファーゾロの「ジュゼッペ・グアルドと二人の息子の肖像」(1566‐67)


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ジョヴァンニ・アントニオ・ファーゾロの「パオラ・ボナノーメ・グアルドと二人の娘の肖像」(1566‐67)
パオラはジュゼッペの妻です。夫婦と4人の子供と一緒の肖像画でも良かったと思うのですが、男性と女性を分けて描かせたのです。


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ジローラモ・フォルニ(ヴィチェンツァで1558年から記録、ヴィチェンツァで1610年没)の「イサベッラ・ティエーネ・ヴァルマラーナの肖像」(1594c)


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次の部屋です。


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第3室


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この部屋にもフレスコ画があります。


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制作者不明の「パオロ・ヴェロネーゼ作『彫刻家の肖像』の複製画」(16世紀末)


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これは不思議で、面白い作品です。
首がない彫像はローマ時代の”Piccola Ercolanese"と呼ばれている彫像です。16世紀のヴェネトの無名彫刻家がその首の彫像を新たに創造したものです。


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アレッサンドロ・ヴィットリア(トレント、1525‐ヴェネツィア、1608)の「ヴィンチェンツォ・ペッレグリーニの胸像」(1561‐66)


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アレッサンドロ・ヴィットリアに帰属する「ボニファチョ・ポイアーナの胸像」(16世紀後半)


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ヴェネト?の無名画家の「彫刻家の肖像」(17世紀前半)


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第4室は大広間です。


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グレゴリオ・ラッザリーニ(ヴェネツィア、1655‐ロヴィーゴ、1730)の「パリーデの裁決」(17世紀末)


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ルーカ・ジョルダーノ(ナポリ、1634‐1705)の「エネアとヴィーナス」(17世紀後半)


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ルーカ・ジョルダーノの「パリーデの裁決」(17世紀後半)


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アントニオ・ペッルッチ(ヴェネツィア、1654‐ソリーゴ、1726)の「シピオーネの自制」(1690c)


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アントニオ・ペッルッチの「アレキサンダー大王の前のダリオ家の人々」(1680c)


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ピエトロ・バルトロメオ・チッタデッラ(ヴィチェンツァ、1636‐1704)の「魔法から森に逃げるリナルド」(17世紀末)


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アントニオ・バレストラ(ヴェローナ、1666‐1740)の「無知から知識を守る徳」(17世紀末)


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大広間のフレスコ画です。


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フレスコ画は、ジュリオ・カンピオーニ(ヴェネツィア?、1613c‐ヴィチェンツァ、1678)によって17世紀後半に制作されました。


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フレスコ画のテーマは「栄誉の寓意」です。


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Henricus Hondius (アムステルダム、1597‐1651)の「地球儀」(1640)


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ヴィンチェンツォ・コロネッリ(ヴェネツィア、1650‐1718)の「地球儀」


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(つづく)

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