
カターニアの個性が十分感じられる博物館でした。

夕方になりましたが、サン・セバスティアーノ教会の扉は閉じられたままでした。

次はドゥオーモです。

ここに来たからには、ドゥオーモの前にサンタ・マリア・デッリンティリッツォ教会を覗いてみたくなりました。

身廊が見えてきました。

さて、扉が開いているでしょうか?

やはり閉まっていました。

信心深いシチリア人が多いと聞いてますが、教会にも思い切り落書きする人がいるようです。
日本人は宗教性が薄いですが、それでも神社仏閣への落書きをあまり見たことがありません。


次を右折すれば、道の突き当りがドゥオーモです。

右折しました。

扉が開いていました。

Cattedrale metropolitana di Sant'Agataです。カターニア大司教区の大司教座教会です。

1078年創建、1093年に完成した初代の建物は、1169年の大地震とその後に起きた火災によって倒壊消失してしまいました。12‐13世紀に再建された二代目の建物は、1693年の大地震によって倒壊してしまいました。現在のバロック様式の建物は、18世紀に完成した三代目のものです。

ファサードの「聖ピエトロ」

「聖パオロ」


青銅製の扉

三廊式、バロック様式の内部です。

内陣中央から左側廊方向を見たところです。

左側廊

内陣中央から見た右側廊方向です。

右側廊


主祭壇

後陣の装飾

後陣のフレスコ画は、ジョヴァンニ・バッティスタ・コッラディーニの「聖アガタの戴冠」

ジョヴァンニ・バッティスタ・コッラディーニの「父なる神」


クーポラ
祭壇画を見て回りました。

アンドレア・スッパの「聖ベリッロを祝福する聖ピエトロ」

フィリッポ・パラディーニの「聖アガタの殉教」(1605)

グリエルモ・ボッレマンスの「聖アントニオ・アバーテ」(1740)

ジョヴァンニ・トゥッカーリの「グラツィエの聖母と聖ガエターノと聖フィリッポ・ネリ」(1726)

ジュゼッペ・グアルナッチャの「パオラの聖フランチェスコ」(18世紀)

ジローラモ・ラ・マンナの「竜を退治する聖ジョルジョ」(1624)

ジョヴァンニ・トゥッカーリ(1667‐1743)の「キリストの洗礼」

グリエルモ・ボッレマンスの「聖ファブロニア」(1735)

グリエルモ・ボッレマンスの「聖ロザリア」(1736)


グリエルモ・ボッレマンスの「パドヴァの聖アントニオ」(1738)

ピエトロ・アッバデッサの「聖家族と聖ジョヴァンニーノ」(1693)

エマヌエーレ・ディ・ジョヴァンニの「コッレデントリーチェ」(20世紀初め)

フィラデルフォ・フィケーラ作の墓碑


古いものがありませんが十分に楽しんで鑑賞できました。

主祭壇前から見た出入口

外に出ました。

教会の下にテルメがあります。


見たいところは大体見たようです。


ノルマンスタイルの後陣

鐘楼

身廊側にも出入り口があります。
ホテルに戻ることにしました。

1741年に建設されたPalazzo Valle

歴史的建造物です。

キリがないので、この辺で終わりにしましょう。

(おわり)