イタリア芸術を楽しむ

イタリアの魅力を味わい尽くすには、一生に何度旅をすれば足りるだろう。芸術の宝庫にして、歴史の生きた証であるイタリア。 惹き付けて止まない絵画、彫刻、歴史的建造物、オペラなど、芸術の宝庫であるイタリアを楽しむブログです。 記事は一日に一つアップしています。記事の見方ですが、例えば「ボルゲーゼ美術館の展示作品(その4)」は2017年10月20日にアップしました。各記事にカレンダーが表示されてますが、カレンダー上の2017年10月21日をクリックして頂ければ「ボルゲーゼ美術館の展示作品(その5)」になります。(その3)は2017年10月20日となります。 BY:シニョレッリ

カテゴリ:美術館 > ルッカ、グイニージ邸国立博物館

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アミーコ・アスペルティーニ(ボローニャ、1474c‐1522)の「天上の聖母子と聖人たち」(1510‐15)


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フランチェスコ・フランチャ(ボローニャ、1448以前‐1517)の「無原罪の御宿り」(1515?)


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詳細不明の木組み細工


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ここに来ないのは勿体ない!


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フランチェスコ・デル・ブリーナ(フィレンツェ、1541c‐1586)の「聖母子と聖ドメニコとシエナの聖カテリーナ」(1563)


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バルトロメオ・ネローニ通称イル・リッチョ(シエナ、1532‐1571記録)の「聖母の誕生」(1560‐70c)


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バッティスタ・フランコ通称イル・セモレイ(ヴェネツィア、1510c‐1561)の「嘆き」(1530‐40c)


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アレッサンドロ・アルデンティ(ファエンツァで1559から記録‐トリノ、1595)の「シビッラ・クマーナの説教」(1576c)


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ジョルジョ・ヴァザーリ(アレッツォ、1511‐フィレンツェ、1574)の「聖エウスタチョ」(1543)


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ジョルジョ・ヴァザーリの「無原罪の御宿り」(1543)


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ジョルジョ・ヴァザーリの「聖ビアージョ」(1543)


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アレッサンドロ・アルデンティの「キリストの洗礼」(1576c)


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バッティスタ・フランコ通称イル・セモレイの「ご訪問」(1550‐61c)


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16世紀中頃のルッカの無名画家の「聖母子と聖アゴスティーノと聖モニカと聖ジローラモ」(1559)


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ジョヴァンニ・バッティスタ・パッジ(ジェノヴァ、1554‐1627)の「ベテスダの池」(16世紀末)


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チゴリ(チゴリ、1559‐ローマ、1613)の「マギの礼拝」(1600‐10c)

私がヨーロッパに行くようになった最初の頃は、専ら印象派の作品ばかりを見ていました。印象派の作品がある主な美術館などに足を運んで、熱心に見ていました。何事も熱中する方の人間なので、それこそ暇を惜しんで見ていました。
それに伴い印象派画家たちの生涯や印象派形成の歴史などの本を読んで勉強をしたのですが、そのうちに印象派作品が落選してた時代に自分がいたとすれば、果たしてこれらの作品を熱心に見たであろうか、自分が熱心に見るようになったのは他人の受け売りではないのか、という疑問を持つようになりました。
それまでの本などからの受け売りの一切を排除して、数多くの印象派作品の前に立ち、自分自身の審美眼で作品を見て回りました。そうやっているうちに彼らの作品が落選した理由が理解できるようになったのです。
その結果、パトロンや教会などからの注文に基づかないで、画家自身の芸術的観点や意欲から描かれたものが独善的と思えるようになり、印象派好きから離れるようになりました。
鑑賞は、初めは本などからの受け売りから入るのは仕方がありませんが、数多くの作品の前に立ち、自己の審美眼を磨くことが基本と思います。


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フェデリーコ・ズッカリ(サンタンジェロ・イン・ヴァード、1540‐アンコーナ、1609)の「聖ピエトロに天国の鍵を渡すキリスト」(1593)

私がヨーロッパに行く前に知っていたイタリアの画家は、ルネサンスの三巨匠だけでした。中学校と高校の美術で習っただけでしたから。カラヴァッジョ、アンニーバレ・カッラッチ、ジョット、シモーネ・マルティーニなどは名前さえも知りませんでした。それに比べると印象派画家たちは明らかに学校で教え過ぎ、印象派偏重と思います。


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パッシニャーノ(パッシニャーノ、1559‐フィレンツェ、1638)の「身体障碍者を治癒する聖ピエトロ」(1590‐1600c)


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アウレリオ・ローミ(ピサ、1556‐1622)の「嘆き」(16世紀末‐17世紀初頭)


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ヤコポ・リゴッツィ(ヴェローナ、1547c‐フィレンツェ、1627)の「キリストの洗礼」(1594)


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ピエトロ・ソッリ(シエナ、1556‐1622)の「聖母の浄め式」(1609)


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ガスパーレ・マンヌッチ(フィレンツェ、1575-1642)の「聖キアーラの奇跡」(17世紀第1四半世紀)


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カヴァリエール・ボルゲーゼ(ルッカ、1560c-ローマ、1629)の「自由の寓意」(1611)


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ルティーリオ・マネッティ(シエナ、1571‐1639)の「オルタのベアート・サルヴァトーレの奇跡」(1635)


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ピエトロ・ソッリの「聖ピエトロの召命」(17世紀第1四半世紀)


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ガスパーレ・マンヌッチの「天上の聖母子と聖ロレンツォと聖ゲルヴァシオ」(1629)


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グイド・レーニ(ボローニャ、1575‐1642)の「磔刑とアレッサンドリアの聖カテリーナと聖ジュリオ」(1620‐30c)


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パオロ・ビアンクッチ(ルッカ、1596‐1651)の「磔刑と聖人たち」


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ジョヴァンニ・ランフランコ(パルマ、1582‐ローマ、1647)の「聖ロレンツォの殉教」(1635)


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パオロ・ビアンクッチの「祈りの聖母」(17世紀第2四半世紀)


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パオロ・ビアンクッチの「天上の聖母」(17世紀第2四半世紀)


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ピエトロ・パオリーニ(ルッカ、1603‐1681)の「ロザリオの聖母と聖ドメニコとシエナの聖カテリーナ」(1620‐30c)


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ピエトロ・パオリーニの「玉座の聖母子と聖パオリーノと聖アンドレアと聖カルロ・ボッロメオとアクイタニアの聖グリエルモ」(1630‐40c)


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ピエトロ・パオリーニの「聖ポンツィアーノの殉教」(1630‐40c)


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ピエトロ・パオリーニの「聖バルトロメオの殉教」(1630‐40c)


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ピエトロ・パオリーニの「洗礼者聖ジョヴァンニの誕生」(1636)


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ジョヴァンニ・マッラッチ(ルッカ、1638‐フィレンツェ、1703)の「煩わしさを解放する聖ウバルド」(17世紀第4四半世紀)


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アントニオ・フランキ(ルッカ、1638‐フィレンツェ、1709)の「受胎告知」(1672)


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ジョヴァンニ・マッラッチの「請願に耳を傾ける教皇マルティーノ5世」(17世紀第4四半世紀)


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ピエトロ・パオリーニの「聖グレゴリオ・マーニョの饗宴」(17世紀中頃)


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ジローラモ・スカーリア(ルッカ、1620c‐1686)の「聖ピエル・トーマ」(1661)


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ジローラモ・スカーリアの「マグダラのマリア」(1648)


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ジローラモ・スカーリアの「アレッサンドリアの聖カテリーナ」(1648)


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トスカーナの無名彫刻家の「聖パオロ」(17世紀初め)


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フィリッポ・ゲラルディ(ルッカ、1643‐1704)の「ヴィッラノーヴァの聖トッマーゾの幻視」(17世紀末)


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ジョヴァンニ・フランチェスコ・ロマネッリ(ヴィテルボ、1610c‐1662)の「洗礼者聖ジョヴァンニと聖アンドレアと聖ピエトロ」(17世紀第2四半世紀)


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アントニオ・フランキの「聖テレーザ」(17世紀第4四半世紀)


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カルロ・ベルターニ(フィデンツァ、1743‐ピアチェンツァ、1801)の「ピエトロ・ダ・コルトーナ作『聖テレーザの光悦』の複製画」(1782)


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ジョヴァン・ドメニコ・ロンバルディ(ルッカ、1682‐1751)の「マギの礼拝」(18世紀第1四半世紀)


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ドメニコ・ブルギエーリ(ルッカ、1678‐1744)の「聖母の寺院への出現」(18世紀第1四半世紀)


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ジョヴァン・ドメニコ・ロンバルディの「聖二コラオに顕現する聖母」(18世紀第1四半世紀)


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ポンぺオ・バトーニ(ルッカ、1708‐ローマ、1787)の「聖テレーザの光悦」(1743c)


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イル・ディ江チミーノ(ルッカ、1709‐1774)の「聖ヴィンチェンツォ・フェッレーリ」(1756)


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ポンぺオ・バトーニの「聖バルトロメオの殉教」(1749)


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ポンぺオ・バトーニの「シエナの聖カテリーナの光悦」(1743)


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これで終わりです。


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非常に良かった!


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(おわり)

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フランチェスコ・アングィッラ(1384‐1444記録)の「聖母子とマグダラのマリアと洗礼者聖ジョヴァンニとバーリの聖二コラと聖ロレンツォ」(1420‐30c)


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ヤコポ・デッラ・クエルチャ(1374‐1438)の「聖アンサーノ」


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ゲラルド・スタルニーナ(1387‐1409記録、1413没)の「福音書記者聖ジョヴァンニと聖パオロと聖ピエトロ」(1405c)


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ゲラルド・スタルニーナの「大天使ミケーレと聖ジャコモ・マッジョーレと洗礼者聖ジョヴァンニ」(1405c)


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バッティスタ・ディ・ゲーリオ(1414と1418記録)の「聖クイリーコと聖ジュリッタと教皇聖シスト」


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バッティスタ・ディ・ゲーリオの「聖母子のシノピエ」(15世紀第1四半世紀)


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バッティスタ・ディ・ゲーリオの「聖母子と二天使」(15世紀第1四半世紀)


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14‐15世紀のルッカの無名彫刻家の「祈るキリスト」(15世紀初め)


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Maestro di Montefloscoli(フィレンツェで15世紀前半に活動)の「裾絵の一部」(1440c)


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Maestro di Montefloscoliの「裾絵の一部」(1440c)


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Maestro di San Quirico a Guamo(15世紀中頃活動)の「玉座の聖母子とマグダラのマリアと大天使ミケーレ」(1440‐50c)


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ルッカ?の無名彫刻家の「殉教者たち」


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プリアーモ・デッラ・クエルチャ(1426‐1468記録)の「ピエタのキリスト」(15世紀第2四半世紀)


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フランチェスコ・ディ・ヴァルダムブリーノ派のルッカの無名彫刻家の「磔刑」(14世紀末)


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フランチェスコ・ディ・ヴァルダムブリーノ(シエナ、1401から記録、1435c没)の「トレンティーノの聖二コラ」


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ザノービ・マキアヴェッリ(フィレンツェ、1418c‐1479)の「玉座の聖母子と聖バルトロメオとマグダラのマリアと聖マルティーノとパドヴァの聖アントニオ」(1470‐75c)


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ボルゲーゼ・ディ・ピエトロ・ボルゲーゼ(1397‐1463記録)の「彩色磔刑像」


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バルダッサッレ・ディ・ビアージョ(1446‐1484活動)の「三位一体」(15世紀第3四半世紀)


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ボルゲーゼ・ディ・ピエトロ・ボルゲーゼの「聖ヴィンチェンツォ・フェッレーリ」(1455c)


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ジュリアーノ・ディ・シモーネとルッカの無名画家の「ご誕生」(14世紀末)


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バルダッサッレ・ディ・ビアージョの友人の「聖母子」(1465c)


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ドナテッロと協力者の「聖母子」(15世紀第1四半世紀)


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ピエトロ・ダ・タラーダの「聖母子と洗礼者聖ジョヴァンニ」(1463)


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フランドルの無名画家の「受胎告知」(1490‐1500c)


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ネロッチョ・ディ・バルトロメオ・ランディ(シエナ、1447‐1500)の「受胎告知される聖母」(1481)


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ヴェッキエッタ(シエナ、1410‐1480)の「聖母の死」(1481)


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ベルナルド・パレンツァーノ(パレンツォ、1450c‐パドヴァ、1500?)の「聖セバスティアーノ」、「聖ロッコ」(1490c)


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詳細不明の組木細工


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15世紀末のルッカの無名画家の「ご訪問」(1484以降)


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マッテオ・チヴィタ―リと協力者の「受胎告知」(1470c)


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マッテオ・チヴィタ―リ(ルッカ、1436‐1501)の「聖母子」(1480‐90c)


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マッテオ・チヴィタ―リの「聖母子」(1470c)


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マッテオ・チヴィタ―リの「聖母子」(1495c)


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マッテオ・チヴィタ―リの「VIR DOLORUM」(1487)


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ヴィンチェンツォ・ディ・アントニオ・フレディアーニ(ルッカ、1476‐1505記録)の「無原罪の聖母と聖人たち」(1502)


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ヴィンチェンツォ・ディ・アントニオ・フレディアーニの「聖母戴冠と聖人たち」(1495‐1500c)


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二コラオ・チヴィタ―リ工房の「サンティッシモ・サクラメントのタベルナコロ」(16世紀第1四半世紀)


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ヴィンチェンツォ・ディ・アントニオ・フレディアーニの「玉座の聖母子と洗礼者聖ジョヴァンニと聖マッテオと聖フレディアーノと聖ペッレグリーノ」(1487)


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ミケランジェロ・ディ・ピエトロ・メンブリーニ(ルッカ、1484‐1525記録)の「玉座の聖母子と聖ステファノと聖ジローラモ」(1495‐1500c)


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ベネデット・ダ・マイアーノ(マイアーノ、1442‐フィレンツェ、1497)の「聖アントニオ・アバーテ」(1482‐83)


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ミケランジェロ・ディ・ピエトロ・メンブリーニの「玉座の聖母子と聖アゴスティーノと聖モニカとパドヴァの聖アントニオと聖ジローラモ」(1492c)


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ミケランジェロ・ディ・ピエトロ・メンブリーニの「玉座の聖母子と聖アントニオ・アバーテと聖ピエトロと聖ジャコモと聖パオロ」(1495‐1500c)


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アンサーノ・ディ・ミケーレ・チャンパンティ(ルッカ、1498‐1532記録)の「磔刑」(1495‐1500c)


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アンサーノ・ディ・ミケーレ・チャンパンティの「聖バルバラ」(1490‐1500c)


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アンサーノ・ディ・ミケーレ・チャンパンティの」聖母子と洗礼者聖ジョヴァンニとアレッサンドリアの聖カテリーナと聖ルチアと聖ジュゼッペ」(1500c)


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ミケーレ・チャンパンティ(ルッカ、1470‐1521記録)の「聖母戴冠」、「慈悲の聖母」(1490c)


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マッテオ・チヴィタ―リの「キリスト」(1485‐90c)


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アンドレア・ディ・ジョヴァンニ・ダ・カッラーラ(ルッカ、15世紀第4四半世紀活動)の「聖シラーオの供養聖櫃」
(1489‐90)


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マッテオ・チヴィタ―リの「この人を見よ」(1485)


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16世紀前半のルッカの無名画家の「聖アゴスティーノ?」(16世紀第1四半世紀)


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ロッビア工房の「モノグランマ」(15世紀初め)


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ザッキア・ダ・ヴェッツァーノ(ルッカ、1510‐1561記録)の「聖母被昇天」(1527)


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ザッキア・ダ・ヴェッツァーノの「聖母子と聖セバスティアーノと聖ロッコ」(1530c)


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フラ・バルトロメオ(サヴィニャーノ、1472‐フィレンツェ、1517)の「永遠なる父とマグダラのマリアとシエナの聖カテリーナ」(1509)


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フラ・バルトロメオの「聖母子と聖ステファノと洗礼者聖ジョヴァンニ」(1510c)


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フラ・バルトロメオの「フラ・バルトロメオの作品を見るドメニコ会修道士たち」


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フラ・バルトロメオの「慈悲の聖母」(1515)


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フラ・パオリーノ(ピストイア、1488‐1547)の「聖母子と聖人たち」(1534)


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チヴィタ―リ派無名彫刻家の「聖フレディアーノ・マルティ―レ」(16世紀初め)
(つづく)

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上記作品の説明プレート


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ルッカのサン・ミケーレ・イン・フォロ教会にあったものです。


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ファサードにあったものです。


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13世紀前半のルッカの無名画家の「聖母子」


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ルッカの無名画家の「彩色磔刑像」(12世紀末‐13世紀初頭)


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ベルリンギエーロ・ベルリンギエーリ(1225‐1235記録)の「彩色磔刑像」(13世紀前半)


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フランチェスコ・トライーニ(1321‐1345記録)の「大天使ミケーレ」(14世紀)


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ウゴリーノ・ディ・ネーリオ(1317c‐1327記録)の「磔刑と聖人たち」(1320c)


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左から聖アグネス、マグダラのマリア


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聖二コラ、聖ステファノ


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聖ルドヴィーコ、磔刑


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大天使ミケーレ


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バルトロメオ・ブルガリーニ(1337‐1378記録)の「聖母子」(14世紀中頃)


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バルトロメオ・ブルガリーニの「福音書記者聖ジョヴァンニ」(14世紀中頃)


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14世紀中頃のルッカの無名画家の「教皇聖人」


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ジロルド・ディ・ヤコポ・ダ・コモ(1226‐1284記録)の「受胎告知」


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ジロルド・ディ・ヤコポ・ダ・コモの「聖ファウスタ」


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ティーノ・ディ・カマイーノ(1285c‐1337c)の「聖母子」(14世紀前半)


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デオダート・オルランディ(1284‐1332記録)の「聖母子」(1300c)


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デオダート・オルランディの「彩色磔刑像」(1288)


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パオロ・ダ・シエナ(1320‐1375記録)の「彩色磔刑像」(1320?)


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アンジェロ・プッチネッリ(1350‐1399記録)の「聖母子」(1390‐95c)


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アンジェロ・プッチネッリの「聖母子」(1395c)


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14世紀中頃のルッカの無名画家の「聖女たち(バルバラ、アガタ、アグネス、アポッロニア、マルゲリータ)」


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アンドレア・ピサーノの「聖母子」(14世紀第2四半世紀)


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アンジェロ・プッチネッリの「トリッティコ」(1385c)


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「アレッサンドリアの聖カテリーナの神秘な結婚」


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「聖ピエトロと洗礼者聖ジョヴァンニ」


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「聖ゲルヴァシオと聖プロタシオ」


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ジュリアーノ・ディ・シモーネ(1383‐1399記録)の「トリッティコ」(1392‐95)


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「聖母子と二音楽天使」


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「聖アゴスティーノ、聖ステファノ」


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「トレンティーノの聖二コラ、聖ルーカ」


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ニーノ・ピサーノの「受胎告知される聖母」(14世紀中頃)


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スピネッロ・アレティーノ(1373‐1411記録)の「磔刑と聖人たち」(1395‐1400c)


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中央パネル


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教皇聖シスト、アレッサンドリアの聖カテリーナ


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聖マルゲリータ、教皇聖ステファノ


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私一人で独占!


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係員の姿もありません。


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聖歌隊席と墓


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ヤコポ・デッラ・クエルチャ工房の「アンテルミネッリのカテリーナの墓」(1422c)


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ヤコポ・デッラ・クエルチャ(1374‐1438)の「アンテルミネッリのバルドゥッチョ・パルギーアの墓」(1423?)


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レオナルド・マルティの「合唱隊席」(1452‐57)


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ルッカのドゥオーモにあった合唱隊席です。


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プリアーモ・デッラ・クエルチャ(シエナ、1426‐1468記録)の「多翼祭壇」(1430c)


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(つづく)

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サン・フランチェスコ教会の身廊の横を通り過ぎれば、直ぐに国立博物館が見えます。


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Museo Nazionale di Villa Guinigiです。
2015年の年間入館者が5,365人でした。この数字は小中学生や高校生などの団体客を含んだ人数ですから、色々と考えさせられます。
照明費、冷暖房費などの諸経費、それに見合う筈のない入館者の少なさを思えば、文化財の維持という高邁なところから、合理化、その果てにある休館さらには閉館という事態に陥っても少しも不思議ではないのです。
また、5,365人のうち、日本人の方の割合がどの程度になるか分かりませんが、このように人気薄の美術館ばかりを取り上げている私は何と馬鹿馬鹿しいことを続けていることか、と自嘲の思いに駆られることが良くあります。まあ、ブログなんてものは、自己満足、自己顕示欲の一環とされているようで、私もそう思いながらも馬鹿馬鹿しいことを続けているわけです。

このブログに来ていただき、感謝に堪えません。
実は、人気薄の美術館や教会などを取り上げているせいなのか、私のブログは人気薄です。ライヴドアのブログサイトの良い点は、アクセス解析です。それによれば一日当たりのPCとモバイルによるアクセス数は平均50台くらいですね。
それだけにアクセス頂いている方々は貴重なんです。


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博物館の入り口です。
大雨だった時を除いて、ルッカに来れば必ず入館することにしてます。


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ヴィッラ・グイニージは、13-15世紀にルッカを支配していた有力貴族の一つであるグイニージ家のパオロ・グイニージによって1430年に建設されました。
当時、この地は城壁外でした。


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15世紀第2四半世紀になると、ルッカは、それまでのグイニージ家などによる専制政治から自治権が取り戻され共和制に移行しました。
それに伴い、1430年、このヴィッラはルッカ共和国に没収されてしまいました。


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その後、ヴィッラは共和国の孤児院として使用されることになりましたが、その間、建物は幾度となく改造改修が行われました。


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ヴィッラの庭園
孤児院は20世初頭に閉鎖され、1924年、この建物にMuseo Civicoがオープンしました。これが現在の博物館の前身です。


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第二次世界大戦の爆撃によって大被害を受けましたが、資金難のためMuseo Civicoはそのまま休館が続きました。1960年代になって、国の資金によって漸く修復工事が開始され、建物は元の姿に戻され、1968年に国立博物館として再発足して現在に至ってます。


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ロッジャからサン・フランチェスコ教会が見えます。


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この扉から展示室に入ります。


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入館して直ぐに目に飛び込んでくるのがこの彫刻です。
16世紀のトスカーナの無名彫刻家の「パオロ・グイニージ像」(16世紀末)
前述したように、ヴィッラ・グイニージは、1413年にパオロ・グイニージによって建設されました。


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次に部屋に向かう扉の上に紋章があります。


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これはグイニージ家の紋章です。
ルッカに行けば、この紋章を散見します。


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エトルリア時代の遺跡からの出土品


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展示は、エトルリア時代からローマ時代の遺跡からの出土品を展示する考古学部門、彫刻と絵画を展示するアート部門、それにルッカの科学関連の発達を展示するサイエンス部門の3部門構成となってます。
この日は、サイエンス部門の展示室は閉鎖されていました。
実は、切符を買うときに係員から「サイエンス部門を見るか」と変な質問を受けて、「多分、見ないと思う」と答えたので、サイエンス部門の展示室が施錠されたままになっていたと思います。
私の入館中に他の入館者の姿を見かけなかったので、多分、その日の午後の入館者は私一人でした。、それでそのような措置が取られたのでしょう。


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1892年にルッカの遺跡から出土した、紀元前470年頃のもの


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紀元前5世紀頃のもの


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紀元前4世紀頃のもの


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エトルリア墳墓の埋葬品や墓が展示されてます。


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トスカーナのカンポルジャーノから出土した墓(紀元前3世紀)


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エトルリア人の墓(紀元前3世紀)


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エトルリア人の墓(紀元前3世紀)


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墓の埋葬品(紀元前170‐130c)


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ローマ時代の公共のモニュメント断片(1世紀)


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ローマ時代の公共のモニュメント断片(1世紀)


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石柱断片(1世紀前半)


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ローマ時代のモザイク(2世紀)


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元々ヴィッラのあった作品です。(詳細不明)


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この紋章は分かりません。


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二階に向かいました。


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二階の展示は、ローマ時代のものが一部含まれますが、主に彫刻と絵画です。


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ローマ時代の3世紀頃に制作されたものですが、ルッカのサンティ・ジョヴァンニ・エ・レパラータ教会に移され、近年まで同教会にありました。


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ルッカのサンティ・ジョヴァンニ・エ・レパラータ教会にあった、ロンゴバルド文化を示す彫刻です。(8世紀前半)


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図柄が違いますが、前の作品と同じです。


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ターリア・ディ・ライトゥス(11世紀後半に活動)の「柱頭装飾」(11世紀末‐12世紀初頭)
ブランコーリのサン・ジョルジョ教区教会にあった柱頭です。


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Maestranza del terzo pilastro dei sottoportico della Cattedrale di San Martino の「聖マルティーノ」(12世紀末)


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ルッカの無名画家のフレスコ画断片(9世紀)
ルッカのサンティ・ジョヴァンニ・エ・レパラータ教会にありました。


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ターリア・ディ・ライトゥスの柱頭装飾(12世紀初め)
ブランコーリのサン・ジョルジョ教区教会にありました。


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11世紀前半の作品


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Maestro di caltura pisano lucchese (12世紀第4四半世紀に活動)の「玉座の聖ヤコポ・マッジョーレ」


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Maestro di caltura pisano lucchese の「玉座の聖ピエトロ」


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12世紀後半のルッカの無名画家の「彩色磔刑像」(12世紀後半)


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ビドゥイーノ(12世紀第4四半世紀にピサとルッカで活動)の「聖母子」


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Maestro Enrico (12世紀後半に活動)の「ザッカリアの告知と聖エリザベッタ」(12世紀第4四半世紀)


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(つづく)

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