次はグアイタの砦です。
昼過ぎになって、一段と観光客が増えてきました。
この国の魅力は何処なのでしょうか。エミリア・ロマーニャ州リミニ県とマルケ州ペーザロ・ウルビーノ県との間に小さな独立共和国があるという以外に、さしたる売り物がなさそうに見えます。
そろそろ昼食を食べた方が良さそうです。
混雑する前に写真右のお店で食べました。
暑いので店内で食べました。
ローマでもないのにエスト、エスト、エストがあったので注文。そうなると魚料理になります。山の上のレストランなので、海産物が乏しいと思いましたが、サン・マリーノはアドリア海に近いので魚料理も結構いけます。
消費税がない分、20%ほど安いのではないかと思いましたが、リミニとほぼ同じか、少し高いようなお値段でした。観光客向けの店なので、その辺は仕方がないでしょう。
グアイタの砦、通称第1の砦です。
昼食にアルコールを飲み過ぎましたね。店からのサービスの最後のリモンチェッロが効きました。
サン・マリーノに3つの砦が現存しますが、第1の砦は11世紀に建設された、3つのうち最古のものだそうです。
15世紀前半からリミニのマラテスタ家と抗争を繰り返しましたが、中でも、この砦は1463年の戦いで難攻不落を誇った砦として名を挙げたことで知られてます。
攻め落とすのが容易ではなかったことが分かる造りです。
山の上に建てられている砦なので、下からの攻めに対しては強力だったことが、この景色から分かります。
3つの砦はMuseoとして公開されてます。
グアイタの砦の中に入りました。
砦の中に小さな礼拝堂があります。
拝観しました。
芸術作品はありません。
マラテスタ家との戦い後、この砦は監獄としての性格が強くなりました。
1975年まで、グアイタの砦は刑務所として使用されていました。
難攻不落ということは、一面では囚人の脱獄防止に繋がります。
砦内の古井戸
アドリア海が見えました。
砦の建物に上りました。
Rocca Cestaです。
別名第2の砦です。
監獄だった部分に入りました。
囚人が描いたもの
独房のベッド
独房内の机と椅子
昼食のアルコールが効いたので、第2の砦、第3の砦に行くことを断念しました。
ぶらぶらと散策です。
もう特にやることがありません。
リミニに戻ることにしました。
ゼネストがなければ、絶対に来なかったサン・マリーノです。
そうは言っても、一日リミニで無為に過ごすよりも有意義でした。
サン・フランチェスコ門外に出ました。
このバスに乗りました。
(おわり)