イタリア芸術を楽しむ

イタリアの魅力を味わい尽くすには、一生に何度旅をすれば足りるだろう。芸術の宝庫にして、歴史の生きた証であるイタリア。 惹き付けて止まない絵画、彫刻、歴史的建造物、オペラなど、芸術の宝庫であるイタリアを楽しむブログです。 記事は一日に一つアップしています。記事の見方ですが、例えば「ボルゲーゼ美術館の展示作品(その4)」は2017年10月20日にアップしました。各記事にカレンダーが表示されてますが、カレンダー上の2017年10月21日をクリックして頂ければ「ボルゲーゼ美術館の展示作品(その5)」になります。(その3)は2017年10月20日となります。 BY:シニョレッリ

カテゴリ:美術館 > ローマ、ヴェネツィア宮殿博物館

次は1階(日本の2階)柱廊で展示されている彫刻です。
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アンドレア・ブレーニョ派彫刻家の「聖母子と聖ピエトロと聖パオロ」(15世紀)


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16世紀のローマの彫刻家の「スカップッチの紋章」(1503)


P2420380
15世紀末の「聖パオロ」
ローマのサンタ・マリア・デル・ポポロ教会にありました。


P2420382
アンドレア・ブレーニョ工房?の「トレンティーノの聖二コラ」(1470‐80)


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ローマのルイージ・カッポーニ工房の「カンデラブラム(装飾モチーフの一種)」(15世紀)


P2420386
イザイア・ダ・ピサの追随者の「ジョヴァンニ・ベラルディ枢機卿の墓石」(15世紀)
ローマのサンタ・マリア・デル・ポポロ教会にありました。


P2420388
枠の断片(15世紀?)


P2420390
詳細不明


P2420394
15世紀後半から16世紀初期のもの


P2420396
ルイージ・ガッポーニに帰属する教会装飾断片


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16世紀の彫刻断片


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「聖人」(16世紀)


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「タベルナコロ」(15世紀末)


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トスカーナの無名彫刻家の「聖母子」(15世紀初め)


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柱の断片(15世紀)


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ジョヴァンニ・デ・レットーリの「講師と生徒」(15世紀?)


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ポルカーリ家の紋章(15世紀)


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「プルーテオ(装飾がある仕切り)」(9世紀前半)


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「枠の断片」(9世紀)


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石棺(13世紀?)


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「聖母子」(1423)


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「聖パオロ」(14世紀)


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「聖トッマーゾの不信」


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ミーノ・ダ・フィエーゾレに帰属する「水槽」(15世紀後半)


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「ローマのサンタゴスティーノ教会装飾断片」(15世紀末)


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ローマの彫刻家による「ケルビーニのフォンターナ」(14世紀中頃)
ローマのヌオーヴァ教会広場にありました。


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プレデッラ(15世紀末)
ローマのサンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ教会にありました。


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マルテッリ家の紋章(15‐16世紀)


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柱断片(15世紀)


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柱と柱頭(15世紀)


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墓石断片(14世紀初頭)
ローマ、ヴェネツィア広場のサン・二コラ・デ・モンテ教会にあった墓です。


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「救世主」(17世紀)


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サン・マルコ広場の柱(15世紀)


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「ボナヴェントゥーラ・バドエール枢機卿(パドヴァ、1332‐1385)の墓石」(14世紀)


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「モンテフェルトロの紋章」(15世紀)


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「メディチの紋章」(15世紀)


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柱断片(15世紀)


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柱断片(15世紀)


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生贄のシーン(1世紀後半)


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「ヘラクレス」(2世紀中頃)


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バッカスの石棺断片(3世紀)


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石棺断片(2世紀)


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柱頭(紀元前1世紀末)


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ローマ、ヴェネツィア広場にあった寺院の断片(2世紀)


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石棺(2世紀)


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石棺(3世紀)


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石棺断片(3世紀)


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展示はこれで終わりです。


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陶器類と金工品の展示が秀逸です。


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(おわり)

P2420307ラツィオの家具工房の「薬局の机」(16世紀中頃)


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次は金属加工による美術品の展示です。


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この分野の展示ではイタリア随一かも知れません。


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ジャンボローニャ、ベルニーニなどの作品が展示されてます。


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一つ一つ見ていかないと、誰の作品なのかサッパリ分かりません。


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ランダムに玉石混交で展示されてます。


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ある程度高名な制作者の作品は、展示方法に関してもう少し工夫があって然るべきと思います。


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入館した時、今日は入館者が比較的多いと思ったのですが、陶器と金属加工品の展示コーナーでは私一人だけとなっていました。


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展示作品は膨大な数に上ります。


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人気薄


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暖炉


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次の部屋です。


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フランチェスコ・セガーラの「受胎告知」(1573以降)


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「バルトロメオ・ベッラーノ作『聖母子と天使』の複製」(15世紀)


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「ベネデット・ダ・マイアーノ作『聖母子』の複製」(1850‐1900)


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制作者不明の「救世主」(1494‐95c)


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ヤコポ・ダッティー通称サンソヴィーノの「聖マルコの殉教」(1536)


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ヤコポ・ダッティー通称サンソヴィーノの「聖マルコの功徳」(1536)


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南イタリア制作の「祭壇前飾り」(17世紀)


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保護板が邪魔です。


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「セネカ像」


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グイド・レーニは彫刻も制作していました。


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バッチョ・バンディネッりに帰属する「ヘラクレス」(1530‐40c)


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Gerhard Groninger に帰属する「荊刑のキリスト」(1648以降)


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この辺は非常に見難いと思いました。


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博物館である以上は、作品保存と鑑賞者の見易さの両立が大事と思いますが、この辺の展示は作品保存が優先されていると思いました。


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劣化しやすいテンペラ画ならば、このような配慮が必要でしょう。しかし、スタッコ、テラコッタ、大理石彫刻などはそれほど風化しないと思います。


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非公開にして別の部屋で保存に励めばよろしいと思いました。


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天使がありますが、保護板が二重に設けられてます。


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次は1階(日本の2階)の柱廊です。


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彫刻が並べられてます。


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日差しが差し込み、雨露に晒される環境の中で、結構良い作品が並んでます。


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ジェズ教会のクーポラが見えます。


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P2420375
(つづく)

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次の部屋です。


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フィレンツェの家具工房の「カッソーネ」(16世紀初頭)


P2420243
フィレンツェの家具工房の「カッソーネ」(15世紀後半)


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北イタリアの家具工房の「カッソーネ」(16世紀)


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次は陶器の展示コーナーです。


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陶器類の展示ではローマ随一を誇ります。


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ローマに幾つかの国立博物館、美術館がありますが、それぞれで展示の棲み分けを行っているようです。


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世界で有名な陶器が大体揃っています。


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日本の陶器類が数多く展示されてます。


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江戸末期から明治初期のもの


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日本製の物入れ(18‐19世紀)


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日本製の物入れ(18‐19世紀)


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日本製の陶器(1875‐1900)


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日本製のカバン(18‐19世紀)


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沢山の陶器類の展示でした。


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別の展示コーナーです。


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ヴェネツィア製キャビネット(17‐18世紀)


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まだまだ展示室が続きます。


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カスティアリアーノの彫刻家による「妊婦」(1525‐50c)


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次の部屋です。


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イスラム芸術の「フォンターナのカゼル」(11‐12世紀)


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ペルシャ芸術の「鳩」(18世紀末)


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また陶器類の展示です。


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詳細不明の浮彫


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またもや陶器類の展示です。


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フランドルの無名画家の「サビーネ女のレイプ」(16世紀)


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うんざりする程多い陶器です。


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キャビネット(18世紀)


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全く人気がない陶器類です。


P2420306
(つづく)

P2420136
カルロ・マラッタ(アンコーナ、1635‐ローマ、1713)の「クレオパトラ」


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オラツィオ・ボルジャンニ(ローマ、1578‐1616)の「死せるキリストへの哀悼」(1615c)
マンテーニャの構図に似てますね。


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グエルチーノ(チェント、1591‐ボローニャ、1666)の「聖ピエトロ」(1639)


P2420146
アレッサンドロ・アルガルディの「聖コスタンツァに顕現する聖アグネス」(1652‐53)


P2420149
フランチェスコ・デ・ムーラ(ナポリ、1696‐1782)の「羊飼いの礼拝」(18世紀)


P2420151
フィレンツェの家具工房の「食器棚」(16世紀)


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フランチェスコ・ソリメーナ(カナーレ・ディ・セリーノ、1657‐バッラ、1747)の「カナの結婚」(18世紀前半)


P2420157
アレッサンドロ・アルガルディの「教皇インノチェンツォ10世パンフィーリの胸像」(1650‐53c)


P2420158
天井


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壁のフレスコ画


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次の部屋です。


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Sala Altoviti


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この部屋のフレスコ画はジョルジョ・ヴァザーリによって1553年に制作されたものです。


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P2420169
詳細不明


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ローマ時代の彫刻「女性の頭」(紀元後140)


P2420175
詳細不明


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ジョルジョ・ヴァザーリのサークルの「聖家族と聖ジョヴァンニーノ」(1550c)


P2420180
詳細不明


P2420182
次の部屋です。


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肖像画が並んでます。


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19世紀の無名画家の「女性の肖像」


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Dmitry Levitzky に帰属する「女性の肖像」(1775c)


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フランスの無名画家の「女性の肖像」(1760c)


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Marianne Loir の追随者の「女性の肖像」(1760c)


P2420192
フランスの無名画家の「女性の肖像」(1765c)


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Johann Lorenz Kreul (1765-1836)の「女性と子供の肖像」(1810‐15)


P2420198
ジョヴァン・バッティスタ・ランピ(1751‐1836)に帰属する「女性の肖像」(1781‐83c)


P2420201
ロシアの無名画家の「女性の肖像」(1790‐92c)


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Francois Boucher スタイルの画家の「女性の肖像」(19世紀)


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ヴェネトの無名画家の「女性の肖像」(1730c)


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フランスの無名画家の「女性の肖像」(1770c)


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Jean- Etienne Liotard スタイルの画家の「女性と子供の肖像」(1770c)


P2420213
Francois Dumont スタイルの無名画家の「女性の肖像」(1780c)


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John Rusell (1745-1806) の「Richard Kinchant の肖像」(1778‐95c)


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ナポリの工芸家とジャチント・ディアーノ(1731‐1804)の絵画による「輿」(18世紀後半)


P2420221
Louis- Michel Van Loo (1707-1771)に帰属する「女性の肖像」(1766c)


P2420222
オーストリアの無名画家の「ジュゼッペ2世ハプスブルグの肖像」(1760c)


P2420226
フランスの無名画家の「新婚カップルの肖像」(1752c)


P2420229
Francois- Hubert Drouais (Parigi, 1727-1775)に帰属する「女性の肖像」(1763)


P2420231
フランスの無名画家の「ルイ18世の肖像」(1748‐68c)


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Francois- Hubert Drouais に帰属する「若い女性の肖像」(1770c)


P2420236
フランスの無名画家の「Maria Leszczynskaの肖像」(1748‐68c)
(つづく)

P2420018
次の部屋です。


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P2420021


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ローマの彫刻家の「聖母子」(12世紀末‐13世紀初頭)


P2420025
二体の聖母子像が並んでます。


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二コラ・ディ・ヌート(1288?‐1348記録)に帰属する「玉座の聖母子」(1330‐40c)


P2420030
アブルッツォの彫刻家の「聖母子」(1390‐1410c)


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次の部屋です。


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天井


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Michael Wolgemuth に帰属する「聖母の死」(1480‐1520c)


P2420038
ジローラモ・ダ・サンタクローチェ(サンタ・クローチェ・イン・ヴァル・グレンバナ、1480/1485-ヴェネツィア、1556)の「大天使聖ミケーレ」(1510‐20c)


P2420041
ニッコロ・デ・バルバリ(ヴェネツィアで1516記録)の「キリストと姦通女」(16世紀初頭)


P2420044
ガロファロ(フェッラーラ、1481‐1559)の「砂漠の聖ジローラモ」(1520c)


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南ドイツの彫刻家の「ドイツ人傭兵」


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レーリオ・オルシ(ノヴェッラーラ・エミリア、1508c‐1587)の「死せるキリストへの哀悼」(1550‐75c)


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ロレンツォ・サッバティーニ(ボローニャ、1530c‐ローマ、1576)の「マギの礼拝」(1550‐75c)


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ジローラモ・ダ・サンタクローチェの「エウロパのレイプ」(16世紀前半)


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バッキアッカ(フィレンツェ、1494‐1557)の「キアラヴァッレの聖ベルナルドの幻視」(1525‐50c)


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Jorg Syrlyn il Giovane (1455-1524) の「嘆きの聖母」(1495c)


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ピエトロ・アラマンノ(15世紀後半)の「受胎告知される聖母?」(1460‐80c)


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次の部屋です。


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ミカエル・パケール(1435c‐1498)に帰属する「悪魔を退治する聖ミケーレ」(1485c)


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フィリッポ・リッピとぺセッリーノの「キリスト誕生とロレンツォ・イル・マニーフィコ」(15世紀後半)


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ネーリ・ディ・ビッチ(フィレンツェ、1419‐1492)の「聖母子」(15世紀後半)


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ベルナルディーノ・ザガネッリ(コティニョーラ、1460/1470-ラヴェンナ、1509?)の「十字架を担ぐキリスト」(15世紀末‐16世紀初頭)


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ジョヴァンニ・アントニオ・ベッリンツォーニ・ダ・ペーザロ(ペーザロ、1415c‐1477c)の「聖母子と聖ルチアとアレッサンドリアの聖カテリーナ」(1460‐70c)


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4点の浮彫が並んでます。


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ミーノ・ダ・フィエーゾレ(パピアーノ?、1429‐フィレンツェ、1484)の「聖ジローラモの生涯のエピソード」(1462‐63)


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P2420100
次の部屋です。


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時代が下って17世紀、18世紀の作品が展示されてます。


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天井


P2420104
チーロ・フェッリ(ローマ、1634‐1689)の「アレッサンドリアの聖カテリーナの神秘な結婚」(1686)


P2420107
ジュゼッペ・マリア・クレスピ(ボローニャ、1665‐1747)の「ダヴィデとアビゲイル」(1721‐27)


P2420111
ジュゼッペ・マリア・クレスピの「モーゼの発見」(1721‐27)


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ジュリオ・カルピオーニ(ヴェネツィア、1613‐1678)の「イーリデ」(1665c)


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ジュリオ・カルピオーニの「酔ったシーレーノス(森の神)とバッカス」(1665c)


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ドナート・クレティー(クレモナ、1671‐ボローニャ、1749)の「ニンフたちの踊り」(1725)


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制作者不明の「フランチャビージョ作『聖母子と聖ジョヴァンニーノ』のコピー画」(1520‐25c)


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Jacob Gerritsz Cuyp (1594-1652)の「夫婦の肖像」(1643)


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夫の方です。


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ピエトロ・ノヴェッリ(モンレアーレ、1603‐パレルモ、1647)の「老女の肖像」(1620‐47c)
(つづく)

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ローマ旧市街のほぼ中心にあるヴェネツィア広場です。


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広場の西、写真右端に写っているのがヴェネツィア宮殿です。


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この場所にサン・マルコ教会がありましたが、教会に任命された枢機卿の小規模な住居が存在してました。
1451年、ヴェネツィア出身のピエトロ・バルボ枢機卿がこの教会に任じられ、建物を大規模に拡張・改築することにしました。伝統的にヴェネツィア出身の枢機卿が任じられてきました。
レオン・バッティスタ・アルベルティまたはフランチェスコ・デル・ボルゴの設計・監督によって、1455年から1467年に建設されたのがルネサンス様式のヴェネツィア宮殿です。


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ピエトロ・バルボ枢機卿は、1464年に教皇パオロ2世となりましたが、引き続きこの宮殿を住居として定めたことから、その後約1世紀の間、代々の教皇がここで暮らしたのです。
1564年、法王庁は宮殿をヴェネツィア共和国に譲渡し、以来宮殿は1797年までヴェネツィア共和国大使館として使用されました。
18世紀末、イタリアに侵略したナポレオンによってヴェネツィア共和国は滅びましたが、ナポレオンがオーストリアと結んだカンポ・フォルミア条約によって、ヴェネツィアはオーストリア領となりました。それに伴い、宮殿もオーストリア所有となり、駐バチカンのオーストリア大使館となりました。


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第1次世界大戦中の1916年、イタリア王国は宮殿を接収したのですが、大戦後のサン・ジェルマン条約によって宮殿は正式にイタリア王国の所有となりました。
ムッソリーニの時代、彼の執務室が宮殿内に設けられ、宮殿のバルコニーから演説が行われたことでも有名です。


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修復などによって、公開される部屋が変わることが多く、行く度に見ることが出来る作品が変わります。
今回、ご紹介するのは2017年6月時点のものです。


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宮殿の中庭から見えるクーポラは隣接するジェズ教会のものです。


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中庭は夏のコンサート用に変身中でした。


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サン・マルコ教会の方に行こうとしましたが、立ち入りが制限されていたので断念。


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展示の中心は、初期キリスト教時代からルネサンス初期にかけての絵画・彫刻、陶器、聖具、タペストリーなどの美術品です。


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切符売り場


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現在、公開されているのは階上です。


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詳細不明


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宮殿を作る石材はコロッセオから取り外されたものです。
ということは、15世紀頃は文化財保護保存という考え方はなかったとみるべきでしょう。


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個人的には、この宮殿を取り壊して、その石材をコロッセオ修復に使用した方が良いと思います。文化財としての価値は、ヴェネツィア宮殿よりもコロッセオの方が断然勝ると思うからです。


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展示室に入りました。


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ビザンチン・アートのトリッティコ(10世紀前半)


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北イタリアの「聖ベネデットの十字架」(12世紀)


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「テッラチーナの箱」(10‐11世紀)
アダムとイヴ、善き者と悪者の戦いの彫刻です。


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南イタリアの「Cristo Pantokrator」(13世紀)


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祭壇(1215c)


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次の部屋です。


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天井の装飾


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テンペラ画、フレスコ画、彫刻が展示されてます。


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詳細不明


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アンドレア・グアルディ(1420‐1478記録)の「三位一体」(1445c)


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Maestro di Pio IIの「聖母子」(1460‐70)


P2410976
マリオット・ディ・クリストファノ(サン・ジョヴァンニ・ヴァルダルノ、1395?‐1457c)の「聖母子と聖人たち(洗礼者聖ジョヴァンニ、聖ピエトロ、聖パオロ、聖アントニオ・アバーテ、聖ミケーレ、聖バルトロメオ、聖オノフリオ、聖ロレンツォ)」(1420‐30)


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ヴェローナの無名画家の「玉座の聖母子」(15世紀前半)


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ベアート・アンジェリコ(ヴィッキオ・フィレンツェ、1395‐ローマ、1455)の「キリストの頭」(15世紀中頃)


P2410990
ピサネッロ(ピサ、1395?‐1455)の「女の頭」(1427以降)


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次の部屋です。


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P2410994
部屋の天井


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Maestro Espressionista di Santa Chiara の「磔刑」(14世紀前半)


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ローマの無名画家の「彩色磔刑像」(13世紀末)


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パオロ・ヴェネツィアーノ(1333から記録‐1362)の「音楽天使たち」(14世紀中頃)


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Maestro Toscanaの「聖ジャコモ・マッジョーレと聖アントニオ・アバーテ、受胎告知される聖母」(15世紀初め)
多翼祭壇画の一部でしょう。
(つづく)

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