
2017年6月、ペルージャの3日目です。

午前中は国立ウンブリア美術館に行きました。
何と芸がないことだと驚かれる貴兄もいらっしゃると思います。
当初の予定では、この日はサンタ・アンナ駅からFCUに乗って、サンセポルクロ、チッタ・ディ・カステッロへの日帰り遠足でしたが、折からの猛暑を鑑みて無理は避けようと断念した次第です。

この日の前日、前々日と比べれば、暑さが少し和らいだようでした。

それでも36,7度はあったと思います。
不思議なもので、36度、37度は猛暑ですが、40度超えに身体が慣れたのか、少し涼しく感じます。

ドゥオーモを真面目に見学、拝観しました。ペルージャに行けばいつでも見ることが出来る、聖堂内は写真禁止だ、という意識が災いして、意外にもじっくりと見たことが少ないのです。

この大聖堂の良いところは、外にある彫刻の多くがオリジナルであることです。

付属美術がある大聖堂では、オリジナルの多くが付属美術館に移されてます。しかし、ここでは付属美術館があるにも拘らず移されていない彫刻が多いのです。




拝観しましたが、前述のように聖堂内は写真禁止なので、写真がありません。ここは拝観無料なので、写真禁止は仕方がありません。
しかし、中には拝観有料にも拘らず、写真禁止というところがあって困惑します。その理由は信仰のための神聖な場所だからと言うではありませんか!神聖な場所と言いたいのならば、無料にすべきです。有料と言うことは博物館のような扱いをすることです。
しかし、奈良に行きましたが、高額な拝観料を取りながら殆どが写真禁止でした。何故でしょうか?
写真OKだったのは飛鳥寺だけでしたね。住職さんは、写真を撮られたからといって大仏様が劣化するとは考えられないし、信仰には全然影響しないと言っておられました。

3日間もペルージャにいながら、ホテルとドゥオーモ間しか往復しないのは、余りにも芸がなさ過ぎです。

と言うことで、水道橋まで足を延ばすことにしました。

取り敢えずエトルリア門に向かいました。

大した距離ではありません。すぐ近くです。

本題と全然違いますが、若い時に買い求めた三田村鳶魚全集を読んでます。
面白いです。TVや映画で江戸時代のことを扱う人は必読です。これを読むと彼らの未知、不勉強に恐れ入ってしまいます。時代考証担当に偉い人が就任してますが、本当に考証しているのでしょうか。


私のお気に入りのテラコッタのタベルナコロ

Fontana di Pietra Antica

カヴァロッティ広場

この道を道草すると時間がいくらあっても足りないので、我慢我慢。

チェーザレ・バッティスティ通りを進みました。

視界が開けてきます。

道から見た景色

もう少し進めば、下に水道橋が見えます。

見えてきました。

水道橋だったVia dell'Acquedottoです。

あの道を歩きます。


暑い風でしたが、それでも吹き抜けて汗まみれの肌に一服の清涼感を与えてくれました。


エトルリア時代の城壁の門として、紀元前3‐2世紀に建てられたエトルリア門です。

門の上部はローマ時代のものです。別名アウグストゥスの門と呼ばれているのは、ローマ時代に建て増しされたから?

ブラッチョ・フォルテブラッチ広場

ペルージャ外国人大学になっているガッレンガ宮です。

東洋人の顔をした人たちがいましたが、中国人のようでした。
沢山の日本人が留学しているようです。

1163年建設のサン・フォルトゥナート教会です。中に13世紀に描かれたフレスコ画があります。

遠回りになりますが、水道橋に行くには遠回りしないと行けません。

道を下りました。

アーチがありますが、アーチの上が水道橋です。

水道橋に上るためにアッピア通りを上りました。


階段の道を上って水道橋に出ます。

アーチの上が先ほど歩いてきたチェーザレ・バッティスティ通りです。

歩き始めました。


Via dell'Acquedotto


そろそろ道の終点です。


ここが道の終点、そして入り口です。


暑いのですぐに戻ることにしました。



ワンちゃんの休憩所

(おわり)