
屋外に出ました。

そこには小さな日本庭園がありました。

庭園の一角に茶室があります。

茶室は甘楽庵と名付けられてます。

この説明文に拠れば、群馬県甘楽町とチェルタルドは姉妹都市協定を締結していて、協定締結10周年を記念して、1993年に甘楽町がこの茶室を贈呈したそうです。



茶用水を汲むための井戸

再び建物の中に入りました。


今度は1階(日本の2階)の部屋です。

階段の横壁の紋章とフレスコ画





2階の最初の部屋

ピエル・フランチェスコ・フィオレンティーノの「玉座の聖母子」(1495)

「古いフレスコ画と現代画のコラボの展示が、中世の部屋の雰囲気に見事にマッチしている」とのお達しです。

全然マッチしていない!!!
しかし、イタリアで流行している展示法です。

フレスコの痕跡が残る壁

何が描かれていたのか判然としません。

ヴァカリオ・フランチェスコ・ピッティによって描かれたフレスコ画(1520‐40c)

ヴァカリオ・フランチェスコ・ピッティの「マッダレーナ・マリア」(1522)

以前、14‐15世紀の板絵が展示されていましたが消えていました。




ヴァカリオ・フランチェスコ・ピッティのフレスコ画

次の部屋です。

古いフレスコ画と現代画が見事にバランスを欠いた雰囲気ぶち壊しの展示法(個人の意見です)





ヴァカリオ・フランチェスコ・ピッティの「磔刑」(1533)

15世紀のトスカーナの逸名画家作「洗礼者聖ジョヴァンニ」(1424)


トッマーゾ・ダ・ネーリの「玉座の聖母子と聖ジローラモと聖フランチェスコ」(1702)

トッマーゾ・ディ・ネーリのフレスコ画?


これで2階の部屋は終わりです。

部屋から2階のロッジャに移りました。







15世紀のトスカーナの逸名画家作「死せるキリストを支える二天使」




(おわり)