イタリア芸術を楽しむ

イタリアの魅力を味わい尽くすには、一生に何度旅をすれば足りるだろう。芸術の宝庫にして、歴史の生きた証であるイタリア。 惹き付けて止まない絵画、彫刻、歴史的建造物、オペラなど、芸術の宝庫であるイタリアを楽しむブログです。 記事は一日に一つアップしています。記事の見方ですが、例えば「ボルゲーゼ美術館の展示作品(その4)」は2017年10月20日にアップしました。各記事にカレンダーが表示されてますが、カレンダー上の2017年10月21日をクリックして頂ければ「ボルゲーゼ美術館の展示作品(その5)」になります。(その3)は2017年10月20日となります。 BY:シニョレッリ

カテゴリ:教会巡り > パルマ大聖堂

引き続き交差ヴォールトのナヴァータに描かれたフレスコ画です。
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主祭壇から内陣二番目の交差ヴォールトから再開します。


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旧約聖書からの場面が描かれてます。


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クゥアドリーフォラ(四連窓)の上部はキリストの物語が描かれてます。


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四連窓の下部は聖人たちと予言者が描かれてます。


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交差ヴォールト天井のフレスコ画は、アレッサンドロ・マッツォーラ・べドリ(パルマ、1533‐1608)によって1571年から1574年に制作されたものです。


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逆光です。


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キリストの昇天


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次です。


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ナヴァータのフレスコ画は、ラッタンツィオ・ガンバラ(ブレーシャ、1530‐1574)が、ベルナルディーノ・ガッティ通称イル・ソジャロ(パヴィア、1495/1496-クレモナ、1576)の協力を得て制作されました。


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イル・ソジャロの協力の詳細については分かりません。


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次です。


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最後の晩餐


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次です。


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十字架昇架


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次です。


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キリストの復活


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これでナヴァータのフレスコ画は終わりです。


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中央礼拝堂をもう一度見ました。


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次はファサードの裏の壁に描かれたフレスコ画です。


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ラッタンツィオ・ガンバラ(ブレーシャ、1530-1574)の「キリストの昇天」


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カルロ・カルヴィとグイド・モンタナーリのステンドグラス(1954)
従来のステンドグラス経時劣化によって欠落したので、1954年に新たに制作されたものです。


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これで終わりですが、コンソルツィオ礼拝堂のクリストフォロ・カセッリの作品がなかったように思います。


1
見当たらなかったクリストフォロ・カセッリ通称イル・テンペレッロ(パルマ、1460c‐1521)の「玉座の聖母子と聖イラーリオと聖ジョヴァンニ・バッティスタと音楽天使」(1499)
(外部サイトから作品画像を拝借しました)


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外に出ました。

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ベルニエーリ礼拝堂の中に入って拝観したかったのですが、鉄扉が閉まっていました。


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鉄格子の間からカメラを入れて写真を撮りました。


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チーマ・ダ・コネリアーノの領域(Ambito)の「ご訪問」(15末‐16世紀初頭)
Ambito di Tizianoと書かれている作品をティツィアーノの作品と間違えないようにしましょう。P2600702



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フレスコ画は、バルトリーノ・デ・グロッシ(パルマ、15世紀初頭に活動)によって描かれました。


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「聖セバスティアーノの物語」


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15世紀末のパルマの逸名彫刻家作「聖ジローラモ・ベルニエーリの聖櫃」


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右側廊


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右側廊交差ヴォールト天井のフレスコ画は、アレッサンドロ・マッツォーラ・べドリ(パルマ、1533‐1608)によって1571年から1574年に制作されました。


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次は、交差ヴォールトのナヴァータ上に描かれたフレスコ画を左ナヴァータから見て行きましょう。


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ファサードに近い方から主祭壇の方に向かって順番に見て行きます。


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交差ヴォールト天井のフレスコ画はアレッサンドロ・マッツォーラ・べドリ(パルマ、1533‐1608)によって描かれました。


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ナヴァータのフレスコ画は、ラッタンツィオ・ガンバラ(ブレーシャ、1530‐1608)がベルナルディーノ・ガッティ通称イル・ソジャロ(パヴィア、1495/1496-クレモナ、1576)の協力を得て、1567年から1573年に制作されました。


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受胎告知


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上段が旧約聖書、中段がキリストの物語、下段が預言者、聖人たちとなってます。


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羊飼いの礼拝


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パオロ・フローニの「説教壇」(1613)


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クゥアドリーフォラ(四連窓 quadrifora)の上部は割礼


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クゥアドリーフォラの下部


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次です。


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嬰児虐殺


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次です。


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博士たちとの問答


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次です。


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キリストの洗礼


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オルガン


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中央礼拝堂と後陣


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フレスコ画は、ジローラモ・マッツォーラ・ベドリの「最後の審判」(1538‐44)
アルベルト・ディ・モンフェオーロ・ダ・カッラーラの聖体容器(1486‐88)


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交差ヴォールト・ナヴァータの右側のフレスコ画に移ります。


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寺院からの商人たちの追放


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(つづく)

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チェントーニ礼拝堂です。


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逆光です。


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チェントーニ礼拝堂の祭壇画は、アレッサンドロ・アラルディ(パルマ、1460c‐1528)の「玉座の聖母子と聖アントニオ・アバーテと聖パオロと寄進者ルドヴィーコ・チェントーニ」(1516)です。


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フランチェスコ・マリア・ロンダ―ニ(パルマ、1490‐1550)の「磔刑」(153‐31)


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詳細不明


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詳細不明


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フランチェスコ・マリア・ロンダ―ニ(パルマ、1490‐1550)の「キリストの受難」(1530‐31)


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天井のフレスコ画もフランチェスコ・マリア・ロンダ―ニ(パルマ、1490‐1550)によって1530‐31年に制作されました。


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次の礼拝堂です。


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Cappella del Comuneです。


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コムーネ礼拝堂の祭壇画は、ミケランジェロ・アンセルミ(パルマ、1491c‐ルッカ、1555c)の「聖母子と聖セバスティアーノと聖ロッコと聖オラーリオと聖ビアージョ」(1526c)です。


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詳細不明


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コムーネ礼拝堂の壁一面にフレスコ画が描かれてます。


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バルトリーノ・デ・グロッシ(パルマで15世紀初めから中頃活動)と工房に帰属する「聖セバスティアーノと聖ファビアーノの生涯のエピソード」(1450c)


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こちらの壁は聖ファビアーノの物語でしょうか?


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聖セバスティアーノ


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こちらの壁は聖セバスティアーノの物語でしょう。


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聖ロッコ?


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カドゥーティ礼拝堂です。今日ではバイアルディ礼拝堂と呼ばれることが多いようです。


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扉が閉まっていますが、見どころが乏しいので、その理由が分かりません。


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古いフレスコ画が落剝したので、その残渣を塗り潰し、20世紀に新たに制作されたフレスコ画です。


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ビアージョ・ビアゲッティによって1920年に制作されたフレスコ画


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ビアージョ・ビアゲッティと言う画家は全く知りません。


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サン・マルティーノ礼拝堂です。


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この礼拝堂の装飾も新しい。


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礼拝堂の壁全面にフレスコ画が描かれてます。


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ジローラモ・マニャーニのフレスコ画(1881‐82)


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18世紀末から19世紀初めにパルマで活動した逸名彫刻家作「聖ジュゼッペと幼きキリスト」(18世紀末)


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(つづく)

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右翼廊のサン・パオロ礼拝堂です。


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オラツィオ・サマッチーニ(フィデンツァ、1770‐パルマ、1845)による天井装飾です。


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サン・パオロ礼拝堂のフレスコ画は、ポンポニオ・アレグリ(コレッジョ、1521‐パルマ、1845)の「シナイ山のモーゼ」(1560‐62)


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大聖堂で買い求めたガイドブックがあるので、作品帰属を書くのが容易です。


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アントニオ・プレシャーニの「聖パオロの回心」
サン・パオロ礼拝堂の祭壇画です。


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詳細不明


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詳細不明


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次はマドンナ・デッレ・ネ―ヴェ礼拝堂です。


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カティーノのフレスコ画は、クリストフォロ・カセッリ(パルマ、1460‐1521)の「父なる神」(1505‐06)


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金が使われてます。


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詳細不明の「無原罪の聖母」


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クリストフォロ・カセッリ(パルマ、1460‐1521)の「死せるキリストを支える2天使」(1507)


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バルトロメオ・モンティーニの墓碑


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この上にチーマ・ダ・コネリアーノの「玉座の聖母子と聖人たち」がありましたが、取り外され、現在はピロッタ宮殿のパルマ国立美術館にあります。


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バルトロメオ・モンティーニの墓(1507)


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エルコーレ・プロカッチーニ・イル・ヴェッキオ(ボローニャ、1515‐1595)の「兵士」(1560‐62)


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お目当ての作品です。
パルマ大聖堂で必見の作品を1点挙げるとすれば、これになると思います。


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ベネデット・アンテラミ(ヴァル・ディンテルヴィ、1150c‐1230c)の「十字架降下」(1178)


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日光が変に当たって、作品が見難くて困りました。


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傑作は何度見ても見飽きることがありません。


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右側廊の柱頭


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サンタガタ礼拝堂の扉が閉まっていました。


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鉄格子の間にカメラを入れて写真を撮りました。


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サンタガタ礼拝堂の祭壇を飾るベルナルド・ガッティ通称イル・ソジャロ(パヴィア、1495/1496-クレモナ、1576)の「磔刑と聖マリア・マッダレーナと聖アガタとウベルティの聖ベルナルドと天使」(1566-74)
ベルナルド・ガッティの代表作です。彼の代表作がパルマ大聖堂にあることはあまり知られていないと思います。


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サンタガタ礼拝堂のフレスコ画は、セバスティアーノ・ガレオッティ(フィレンツェ、1675-モンドヴィ、1746)とペッレグリーノ・スパッジャーリ(ミラノ、1728-1750記録)の二人によって、1717年から1719年に制作されました。


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フレスコ画のテーマは「天上の聖ジョヴァンニ・アバーテ」


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ジョヴァンニ・フランチェスコ・カリッシーミ家の墓」(1520-47)


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詳細不明


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詳細不明


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かなり傷んでます。


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聖水盤
(つづく)

クリプタの続きです。
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詳細不明


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ベルトリーノ・デ・グロッシ(パルマ、1425‐1462記録)工房によって描かれたフレスコ画


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クリプタの礼拝堂


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クリプタの礼拝堂


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ジローラモ・マッツォーラ・ベドリ(ヴィアダーナ、1500‐1569)の「ウベルティの聖ベルナルディーノの墓」(1544)


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クリプタの拝観が終わりました。


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内陣に戻りました。


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左側の礼拝堂を見て回りました。


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ガスパーレ・トラヴェルシ(ナポリ、1732c‐1769)の「磔刑と聖人たち」(1753)


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左翼廊天井


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詳細不明


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左翼廊の礼拝堂を見ます。


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これがあると助かります。


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アッスンタ礼拝堂です。


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アッスンタ礼拝堂のフレスコ画は、ミケランジェロ・アンセルミ(パルマ、1492‐ルッカ、1554)によって1548年に制作されました。


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ミケランジェロ・アンセルミのフレスコ画


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同断


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ジョヴァンニ・バッティスタ・ティンティ(パルマ、1558‐1617)の「聖母被昇天」(1589‐91)


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次はサン・フェルモ礼拝堂です。


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アントニオ・パシーニ(フィデンツァ、1770‐パルマ、1845)の「キリストの埋葬」(1815)


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サン・フェルモ礼拝堂のフレスコ画です。
オラツィオ・サマッチーニ(ボローニャ、1532‐1577)の「モーゼの奇跡」(1570‐76)


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サン・フェルモ礼拝堂にある彫刻(詳細不明)


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サン・フェルモ礼拝堂にある彫刻(詳細不明)


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説教壇


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クーポラ


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クーポラのフレスコ画が傑作として有名です。


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四隅は4福音書記者


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アントニオ・アッレグリ・ダ・コレッジョ通称コレッジョ(コレッジョ、1489c‐1534)の「聖母被昇天」(1526‐30)


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コレッジョの代表作です。


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制作は危険と隣り合わせでしょうね。


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次は後陣の礼拝堂です。


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ジローラモ・マッツォーラ・ベドリ(ヴィアダーナ、1500‐1569)の「最後の審判」(1538‐44)


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ジローラモ・マッツォーラ・ベドリによるフレスコ画


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アントニオ・ギデッティの祭壇の装飾彫刻(1766)


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詳細不明


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後陣の礼拝堂


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中央礼拝堂前から見た出入口方向


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オルガン


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青銅製の祭壇(12‐13世紀)
(つづく)

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サン・セヴェーレ礼拝堂です。


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詳細不明


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ガスパーレ・トラヴェルシ(ナポリ、1732c‐1769)の「天使たちと聖人たちと磔刑」


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ガスパーレ・トラヴェルシ(ナポリ、1732c‐1769)の「聖ルチアと聖アグネスと聖アポッロニア」


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ガスパーレ・トラヴェルシ(ナポリ、1732c‐1769)の「聖パスクゥアーレ・バイロン」


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詳細不明


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ガスパーレ・トラヴェルシ(ナポリ、1732c‐1769)の「聖痕を受ける聖フランチェスコ」


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詳細不明


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扉が閉まっていたサン・マルティーノ礼拝堂です。


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鉄柵の間にカメラを入れて写真を撮りました。


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16世紀後半のパルマの逸名画家作「聖母子」(16世紀第3四半世紀)


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サン・マルティーノ礼拝堂の天井フレスコ画です。


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サン・マルティーノ礼拝堂のフレスコ画は、セバスティアーノ・ガレオッティ(フィレンツェ、1675‐モンドヴィ、1719)によって1719年に描かれました。


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セバスティアーノ・ガレオッティの「天上の聖母と天使たち」(1719)


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ピエル・ルイージ・パッラヴィンチーノの「威厳の聖母と天使たち」(1966)


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1423年から1426年に建設されたヴァレーリ礼拝堂です。
扉が閉まっていました。


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この礼拝堂は壁一面に描かれたフレスコ画が必見ですが、鉄扉が邪魔して写真がうまく撮れません。


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鉄格子にカメラを入れて写真を撮りました。


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ベルトリーノ・デ・グロッシ(パルマ、1425‐1462記録)と工房によって制作されたフレスコ画です。ジョヴァンニ・ダ・モデナのスタイルで描かれたそうです。


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フレスコ画のテーマは、この礼拝堂の注文主であるクリストフォロ・ヴァレーリの家族とキリストの物語となってます。


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クリストフォロ・ヴァレーリはパルマの有力政治家でしたが、政争に敗れてパルマから追放されてしまいました。追放後に彼の家族を思って、このフレスコ画を注文したそうです。


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制作者情報不詳の「磔刑像」(15世紀)


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他の信者がいなかったので、クリプタに入ることにしました。信者以外は立ち入りが禁止されてます。


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クリプタです。


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規模の大きなクリプタです。


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クリプタの礼拝堂の祭壇画、フレスコ画などを見て回りました。


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ミケランジェロ・アンセルミ(パルマ、1492‐ルッカ、1554)の「家族に顕現する聖アグネス」(1526)


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次のクリプタ礼拝堂です。


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アレッサンドロ・アラルディ(パルマ、1460c‐1528)の「聖母の結婚」(1519)


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クリプタの壁にフレスコ画の断片が残されてます。


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ベルトリーノ・デ・グロッシ工房によって制作されたフレスコ画


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クリプタにある礼拝堂です。


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詳細不明のフレスコ画


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アントニオ・バレストラ(ヴェローナ、1666‐1740)の「聖イラーリオ」(1733)


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詳細不明


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詳細不明


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ベルトリーノ・デ・グロッシ工房によって制作されたフレスコ画


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同断


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(つづく)

今回は、ロマネスク様式建築物の代表作の一つであり、ルネサンス様式の内部装飾が見所のパルマ大聖堂です。
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ドゥオーモ通りからドゥオーモ広場に向かいました。


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ドゥオーモ広場にやってきました。


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パルマ大聖堂、Cattedrale di Santa Maria Assuntaです。1834年、教皇グレゴリオ16世によってBasilica Minoreに格付けされました。


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現在のドゥオーモが建っている場所に既に初期キリスト教会がありました。
9世紀頃、パルマ司教だったグイボルド(?、820c‐パルマ、895)司教は、初期キリスト教会を取り壊し、その上に新しい建物の建設を決め、新しい建物の奉献式が890年に行われました。
しかし、1055年、または1058年に起きた火災によって、建物が消失してしまったので、1061年頃から再建作業が開始されました。二代目の建物の奉献式が、1106年、第160代教皇パスクゥアーレ2世(ブレダ、1050c‐ローマ、1118)によって執り行われました。


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その後、地震に見舞われ、途中修復工事が行われた結果、二代目の建物は当初予定よりも遅れて1170年頃に一応完成しました。


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現在の姿の原形は、13世紀のものです。


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高さ63mのゴシック様式の鐘楼は、オビッツィオ・サンヴィターレの設計によって、1284年から1294年に再建された二代目のものです。


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鐘楼は、ご覧のように長い間、修復工事が行われていました。
2009年10月21日の深夜から翌22日の未明にかけて、パルマは大雷雨に見舞われ、その際の落雷によって鐘楼は火災が発生して大きな被害を受けてしまいました。そのため、修復工事が行われ、2015年9月19日に工事が完了するまで、ご覧のような状態の姿だったのです。


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鐘楼の横に洗礼堂が建ってます。


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洗礼堂は、ベネデット・アンテラミ(ヴァル・ディンテルヴィ、1150c‐1230c)の設計によって1196年から1216年頃に建設されました。
洗礼堂については、別に取り上げることにします。


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ジャンボノ・ダ・ビッソーニのプロテュルムのライオン(1281)


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ライオン像は左右で一対です。


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ロマネスクの彫刻


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柱頭の彫刻


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ルチーノ・ピアンキーノの門(1491)


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聖堂内に入りました。


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三廊式、ラテン十字形、ルネサンス様式の内部です。


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右側廊方向


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天井


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聖堂内の構造図


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これがあると助かります。


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アレッサンドロ・アラルディ(パルマ、1460c‐1528)の「聖家族とドメニコ・ダ・イーモラ司教」(1496)


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礼拝堂を順番に見て行きます。


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フランチェスコ・モンティ通称イル・ブレーシャニーノ(ブレーシャ、1646‐パルマ、1712)の「ご訪問」


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見所が豊富です。


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詳細不明


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左側廊


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(つづく)

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