イタリア芸術を楽しむ

イタリアの魅力を味わい尽くすには、一生に何度旅をすれば足りるだろう。芸術の宝庫にして、歴史の生きた証であるイタリア。 惹き付けて止まない絵画、彫刻、歴史的建造物、オペラなど、芸術の宝庫であるイタリアを楽しむブログです。 記事は一日に一つアップしています。記事の見方ですが、例えば「ボルゲーゼ美術館の展示作品(その4)」は2017年10月20日にアップしました。各記事にカレンダーが表示されてますが、カレンダー上の2017年10月21日をクリックして頂ければ「ボルゲーゼ美術館の展示作品(その5)」になります。(その3)は2017年10月20日となります。 BY:シニョレッリ

カテゴリ:美術館 > シエナ、プッブリコ宮(シエナ市立美術館)

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Sala dei Pilastriは行き止まりの先端にある部屋なので、元に戻るためには順路を逆に進みます。


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善政の寓意の下のドアが閉鎖されていました。


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悪政の効果


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Sala del Mappamondoに戻ります。


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階上のロッジャに向かいます。


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詳細不明の「聖母子と2聖人」


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階段を上ればロッジャに出ます。


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ロッジャに来ました。


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彫刻やフレスコ画がありましたが、この場所は作品の維持保存に問題があるので、それらは別の場所に移されました。


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ロッジャからの景観


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階段を下りてブックショップに行きます。


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詳細不知の「聖母子」


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ブックショップの壁に絵画が展示されてます。


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17世紀のスペイン?の逸名画家作「静物画」


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17世紀のフランドル?の逸名画家作「Via Crucis」


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17世紀の逸名画家作「ベルナルド・ストロッツィ(ジェノヴァ、1581‐ヴェネツィア、1644)作『父の目を治すトビアス』のコピー画」


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ジョヴァンニ・ピエトロ・ファッケッティ(マントヴァ、1539‐ローマ、1619)の「医者の肖像」


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目ぼしい作品はありません。


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ブックショップの作品紹介を控えることにしましょう。


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市立美術館はこれで終わりです。


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Daphne Du Barry(アヴィニョン、1950‐)の「フランスの将軍Biagio di Moniluc(1503‐1577)像」


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次はマンジャの塔に上ります。


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市立美術館よりも塔の方が人気があります。


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マンジャの塔に上りました。


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城壁が見えます。


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下に下りました。


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(おわり)

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次の部屋です。


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Sala dei Nove 9の間です。


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この部屋のフレスコ画が有名です。


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シエナの模型が置かれてます。


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アンブロージョ・ロレンツェッティ(シエナ、1290c‐1348)の「善政の寓意」(1338‐39)


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アンブロージョ・ロレンツェッティ(シエナ、1290c‐1348)の「善政の効果」(1338‐39)


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都市の善政の効果


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田舎の善政の効果


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アンブロージョ・ロレンツェッティ(シエナ、1290c‐1348)の「悪政の寓意」


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次の部屋です。


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彫刻と絵画が展示されているSala dei Pilastriです。


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修復も行われてます。


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マルティーノ・ディ・バルトロメオ(シエナ、1370/1375c-1434c)の「3聖人(聖ステファノ、聖マリア・マッダレーナ、聖アントニオ・アバーテ)」


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ネロッチョ・ディ・バルトロメオ・ランディ(シエナ、1447-1500)の「カンポ広場に於けるシエナの聖ベルナルディーノの説教、聖人の遺体の移送」


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ニッコロ・ディ・セル・ソッツォ(シエナ、1334-1363)の「祈るキリストと受胎告知」


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15世紀のビザンチン様式の逸名画家作「聖母子」


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15世紀前半のシエナ派逸名画家作「祈るキリストと聖母子」


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Maestro di Monteolivetoの「聖母子」


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アンブロージョ・ロレンツェッティ(シエナ、1290c‐1348)の「大天使ミケーレ」


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詳細不明


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フランチェスコ・ディ・ヴァンヌッチョ(シエナ、1356‐1389)と14世紀後半のシエナの工芸家作「受胎告知がある物入」


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フランチェスコ・ディ・ヴァンヌッチョの受胎告知


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アンドレア・ディ・バルトロ(シエナ、1360‐1428)(画家)とシエナの工芸家作「受胎告知、聖ピエトロ、2つの紋章が描かれた物入」


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マッサレッロ・ディ・ジーリオ(シエナ、1291から記録‐1339没)の「彩色磔刑像」


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14世紀後半のシエナの逸名彫刻家作「磔刑像」


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修復作業が中断されているようです。


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修復中の作品(詳細不明)


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サーノ・ディ・ピエトロ(シエナ、1405‐1481)の「磔刑」


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ヤコポ・デッラ・クエルチャ(シエナ、1374‐1438)、恐らく工房作の「聖アントニオ・アバーテ」


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ヤコポ・デッラ・クエルチャ(シエナ、1374‐1438)、恐らく工房作の「司教聖人(聖バジーリオ?)」


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(つづく)

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次はプッブリコ宮の最も重要な部屋です。


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礼拝堂から見たので既に修復中と知っていましたが、これほどまでとは予想外でした。


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前に撮った写真があるので、それらを載せましょう。


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シモーネ・マルティーニ(シエナ、1284c‐アヴィニョン、1344)の「マエスタ」(1312‐15)


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修復後の写真


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この先は礼拝堂ですが、ここにも「マエスタ」の写真がありました。


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左壁の、タッデオ・ディ・バルトロ(シエナ、1362c‐1422)の「聖ロナキニオ」


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礼拝堂の延長でしょうか?


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タッデオ・ディ・バルトロ(シエナ、1362c‐1422)の「聖フランチェスコ」


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修復作業が行われていたのは、シモーネ・マルティーニの「マエスタ」がある壁でした。


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熱心に係員の説明に耳を傾ける人たちがいました。


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この壁は必見です。


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最上部は、シモーネ・マルティーニ(シエナ、1284c‐アヴィニョン、1344)作「グイドリッチョ・ダ・フォリアーノの騎馬像」(1330c)のリメイク(15世紀)です。


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一部のガイドブックなどでシモーネ・マルティーニと書かれているものがありますが、シモーネが描いたオリジナルのフレスコ画は15世紀に失われてしまい、15世紀にリメイクされたものが現存しているのです。
リメイクした画家については、よく分かっていないようです。


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15世紀ですから、オリジナルの模写やシモーネのシノピエなどを参考にして描かれたのでしょう。


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ドゥッチョ・ディ・ブオニンセーニャ(シエナ、1255c‐1318/1319)の「Presa di un Castello」(1314)
「城の区画」とでも訳して良いでしょうか?
プッブリコ宮で最古のフレスコ装飾の一つと言われてます。


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ジョヴァンニ・アントニオ・バッツィ通称イル・ソドマ(ヴェルチェッリ、1477-シエナ、1549)の「聖アンサーノ」(1530)


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ジョヴァンニ・アントニオ・バッツィ通称イル・ソドマ(ヴェルチェッリ、1477-シエナ、1549)の「聖ヴィットーレ・センプレ」(1530)


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次はSala del Mappamondoの横壁(側壁)です。


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リッポ・ヴァンニ(シエナ、1340-1375記録)の「栄光のシエナ軍」


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リッポ・ヴァンニ(シエナ、1340-1375記録)の「キアーナ渓谷の戦いで勝利するシエナ軍」(1363)


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ジョヴァンニ・アントニオ・バッツィ通称イル・ソドマ(ヴェルチェッリ、1477-シエナ、1549)の「ベアート・ベルナルド・トロメイ」(1533)


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ロレンツォ・ディ・ピエトロ通称イル・ヴェッキエッタ(シエナ、1410-1480)の「シエナの聖カテリーナ」(1460)


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サーノ・ディ・ピエトロ(シエナ、1405-1481)の「シエナの聖ベルナルディーノ」(1450)


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詳細不明


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次は、写真左の聖母子がある部屋です。


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Anticappellaと繋がってます。


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広くない部屋です。


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Vestibolo


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この部屋には必見の作品が2点あります。


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ジョヴァンニ・ディ・トゥリーノ(シエナ、1385c-1455以降没)の「双子と雌狼」(1429-30)


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アンブロージョ・ロレンツェッティ(シエナ、1290c-1348)の「聖母子」(1340c)


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(つづく)

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引き続き礼拝堂です。


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礼拝堂の大理石祭壇は、ドメニコ・ディ・ニッコロ(シエナ、1362‐1453)の作品(1415‐1428)です。


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祭壇左側の聖ピエトロのフレスコ画の状態が良くありません。


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祭壇右側は、タッデオ・ディ・バルトロ(シエナ、1362c‐1422)の「聖パオロ」


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「聖母への死のお告げをする大天使ミケーレ」
大天使が棕櫚の木を持っているので、受胎告知ではありません。棕櫚の木を持っている大天使は、ミケーレになります。


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「死のお告げを受ける聖母」


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ソドマの「聖家族と聖レオナルド」(1530)


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Sala del Mappamondoのマエスタは修復中のようです。


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お目当てが見ることが出来ません。


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タッデオ・ディ・バルトロ(シエナ、1362c‐1422)の「Dormitio Virginis」(1406‐08)
Dormitio Virginsは宗教画の有名な主題ですが、適当な日本語訳が分かりません。


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タッデオ・ディ・バルトロ(シエナ、1362c‐1422)の「聖母の葬儀」(1406‐08)


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次は聖歌隊席の彫刻です。


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聖歌隊席の彫刻は、ドメニコ・ディ・ニッコロ(シエナ、1362‐1453)によって1415年から1428年に制作されました。


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礼拝堂の外に出ます。


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通路になってますが、古代礼拝堂 Anticappellaと呼ばれてます。


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Anticappellaのフレスコ画もタッデオ・ディ・バルトロによって描かれました。


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聖水盤


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大きな聖クリストフォロがあります。


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タッデオ・ディ・バルトロ(シエナ、1362c‐1422)の「聖クリストフォロ」(1415c)


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ドメニコ・ディ・ニッコロ(シエナ、1362‐1453)の「聖歌隊席の彫刻」(1415‐28)


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ショーケースが置かれ、聖具などが展示されてます。


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チェーザレ、ポンぺオ


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(つづく)

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引き続きSala del Concistoroのドメニコ・ディ・ヤコポ・ディパ―チェ通称イル・ベッカフーミ別称ドメニコ・ベッカフーミ(モンテアペルティ、1486‐シエナ、1551)のフレスコ画の紹介です。


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ドメニコ・ベッカフーミの「マルクス・アエミリウス・レピドゥスとマルクス・フルウィウス・フラックスの和解」(1529‐1535)
共和制ローマ時代のことを知らないとチンプンカンプンです。


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ドメニコ・ベッカフーミの「自分の息子を断罪するアウルス・ポストゥミウス・トゥベルトゥス」(1529‐1535)


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ドメニコ・ベッカフーミの「スプリウス・カッシウス・ウェケッリヌスの処刑」(1529‐1535)


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ドメニコ・ベッカフーミの「プブリウス・ムツィウス」(1529‐1535)


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ドメニコ・ベッカフーミの「アテネのコドロン王の犠牲」


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ドメニコ・ベッカフーミの「スプリウス・マエリウスの遺体をルキウス・クィンクティウス・キンキナトゥスに示すガイウス・ストルクトゥス・アハラ」(1529‐1535)


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このような作品を見ると自分の教養の無さを感じることがあります。


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ローマ時代の人物の名前が複雑で困ります。


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部屋を出ます。


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マッテオ・ディ・ジョヴァンニの「聖母子」を横目で見ながらAnticamera del Concistoro を経由して次に向かいました。


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突き当りの部屋がシエナ市立美術館の最大の見所ですが、写真左にある礼拝堂を先に見ます。


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鉄柵の先が礼拝堂です。


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Anticappella e Cappella di Palazzo


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礼拝堂は見逃せません。


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見所は祭壇画、壁のフレスコ画、聖歌隊席などです。


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左側壁


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右側には壁がなくて、礼拝堂の向こうはSala del Mappamondoへと素通しになってます。


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全ての壁全面にフレスコ画が描かれてます。


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聖歌隊席


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礼拝堂のフレスコ画は、タッデオ・ディ・バルトロ(シエナ、1362c‐1422)によって1406年から1408年にかけて制作されました。


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ヴォールトのフレスコ画もタッデオ・ディ・バルトロの作品です。


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タッデオ・ディ・バルトロ(シエナ、1362c‐1422)の「聖母の使徒たちとの暇乞い」(1406‐08)


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タッデオ・ディ・バルトロ(シエナ、1362c‐1422)の「聖母の死」(1406‐08)


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タッデオ・ディ・バルトロ(シエナ、1362c‐1422)の「2聖人」(1407)


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音楽天使たち


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礼拝堂の祭壇


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ロレンツォ・ディ・マリアーノ通称イル・マッリーナ(シエナ、1476‐1534)の大理石祭壇


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祭壇画は、ジョヴァンニ・アントニオ・バッツィ通称イル・ソドマ(ヴェルチェッリ、1477‐シエナ、1549)の「聖家族と聖レオナルド」(1530)
この作品はシエナのドゥオーモにありましたが、17世紀に移されたそうです。


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タッデオ・ディ・バルトロ(シエナ、1362c‐1422)の「聖ジョヴァンニ・バッティスタ」(1407)


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タッデオ・ディ・バルトロ(シエナ、1362c‐1422)の「聖アゴスティーノ」


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(つづく)

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次の部屋です。


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色々な作品が展示されてます。


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Anticamera del Concistoro 会議の控えの間です。当然、Sale del Concistoroがありますが、その紹介はこの後に行う予定です。


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Sala dei Cardinale 枢機卿の間とも呼ばれてます。


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この部屋にあるフレスコ画の多くは、プッブリコ宮の外壁や他の部屋にあったもので、それらを剥ぎ取って展示されてます。


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プッブリコ宮は現役のシエナ市庁舎なので、美術館として公開する部屋を限定する必要があり、その点で未公開の部屋にあったフレスコ画や祭壇画をこの部屋で展示しているのでしょう。


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天井のフレスコ装飾は、この部屋オリジナルのものです。


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シエナ派逸名画家によって15世紀に施されたフレスコ装飾です。


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最近修復されたので、色鮮やかに蘇りました。


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ただ、本当にオリジナルのものは、聖人などが描かれていたと思います。それを後世に塗り潰して、改めて装飾されたものを修復したと思うのですが・・・・・


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ショーケースが置かれてます。


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アントニオ・バリーリ(ルッカ、1453‐シエナ、1516)とシエナの工芸家による「双子と雌狼のコンファーノ(長持ち)」


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Confano(長持ち)(14世紀)


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Confano(17世紀)


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ボケ写真で申し訳ありません。


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Confano(15世紀)


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マッテオ・ディ・ジョヴァンニ(ボルゴ・サン・セポルクロ、1428c‐シエナ、1495)に帰属する「聖母子」(1470)


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一目でマッテオ・ディ・ジョヴァンニの作品と分かります。


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アンブロージョ・ロレンツェッティ(シエナ、1290c‐1348)に帰属する「3聖人(左から聖アゴスティーノ、聖ジョヴァンニ・エヴァンジェリスタ、アレッサンドリアの聖カテリーナ)と寄進者」


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14世紀後半のシエナ派逸名画家作「聖母子とアレッサンドリアの聖カテリーナと聖人」(14世紀末)


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上記フレスコ画のシノピエ


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制作者情報不明のフレスコ画


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マルティーノ・ディ・バルトロメオ(シエナ、1370/1375c-1434c消息)の「聖パオロ」(1370c)
この部屋にあったオリジナルのフレスコ画です。


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15世紀のシエナ派逸名画家作「聖セバスティアーノ」


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15世紀のシエナ派逸名画家作「聖母子」


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Anticamera del Concistoro からSala del Concistoroに入ります。


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Sala del Concistoro 会議室です。


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1786年まで、実際に会議室として使用されていたそうです。


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これを撮っておくと後で役立ちます。


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ノーフラッシュならば写真可となってます。


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入口の大理石門は、ベルナルド・ディ・マッテオ・ガンベレッリ通称ベルナルド・ロッセッリーノ(セッティニャーノ、1409‐フィレンツェ、1464)によって1446年に制作されました。
有名な作品です。


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大理石扉上の絵画は、ルーカ・ジョルダーノ(ナポリ、1634‐1705)の「ソロモンの最後の判決」(1680c)です。
この作品は、シエナ貴族の注文によって制作され、その貴族邸にありましたが、ナポリに移住することになり、その際、シエナ市当局に寄贈したものだそうです。


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この部屋の一番の見所は、天井のフレスコ画です。


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天井のフレスコ画は、ドメニコ・ディ・ヤコポ・ディ・パ―チェ通称イル・ベッカフーミ別称ドメニコ・ベッカフーミ(モンテアペルティ、1486‐シエナ、1551)によって1529年から1535年にかけて制作されました。


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(つづく)

引き続きSala del Risorgimentoです。
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「ジュゼッペ・ピアニジャーニ(シエナ、1805‐1850)像」
ジュゼッペ・ピアニジャーニは、シエナ~エンポリ間の鉄道敷設に尽力した技術者です。シエナ駅の設計も行いました。


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ガリバルディ軍兵士の服


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ジョヴァンニ・デュプレ(シエナ、1817‐フィレンツェ、1882)の作品


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ジョヴァンニ・デュプレ(シエナ、1817‐フィレンツェ、1882)の「バルダッサレ・ペルッツィ像」
バルダッサレ・ペルッツィ(シエナ、1481‐ローマ、1536)は、ラッファエッロの影響を受けた優雅な画風の画家で、建築家でもありました。


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「ジュゼッペ・ラッザレッティ像」
この人のことは知りません。


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エツィオ・トラパッシ(マッサ・ディ・チッタ、1871‐シエナ、1960)の「若い女性」


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「トンマーゾ・ペンドーラ像」
トンマーゾ・ペンドーラ(ジェノヴァ、1800‐シエナ、1883)は、聴覚障害者の教育と援助に尽力した聖職者、学者で、シエナ大学の教授でした。


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ルイージ・ムッシーニ(ベルリン、1813‐シエナ、1883)の「ヴィットリオ・エマヌエーレ2世の肖像」


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ピエトロ・アルディ(マンチャーノ、1852‐1888)の「ジュゼッペ・ガリバルディとヴィットリオ・エマヌエーレ2世の邂逅」


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ピエトロ・アルディ(マンチャーノ、1852‐1888)の「ヴィットリオ・エマヌエーレ2世とラデツキー将軍との邂逅」


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チェーザリ・マッカーリ(シエナ、1840‐ローマ、1919)の「パンテオンでのヴィットリオ・エマヌエーレ2世の遺体の移動」


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チェーザリ・マッカーリ(シエナ、1840‐ローマ、1919)の「フィレンツェ、ピッティ宮の玉座の前のヴィットリ・エマヌエーレ」


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ジョヴァンニ・デュプレ(シエナ、1817‐フィレンツェ、1882)の「眠る子供」


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ティート・サッロッキ(シエナ、1824‐1900)の「男の浮彫」


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ジョヴァンニ・デュプレ(シエナ、1817‐フィレンツェ、1882)の「救世主」


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Sala del Risorgimentoを出ました。


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次の部屋です。


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Sala di Balia


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説明板


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壁の全面がフレスコ画で覆われてます。


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中央のアーチによって部屋が2つの部分に分かれてます。


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天井を除いて、フレスコ画の制作者は、スピネッロ・アレティーノ(カポロナ、アレッツォ、1350c‐アレッツォ、1417)と、その息子パッリ・スピネッリ(アレッツォ、1387c‐1453)の2人です。1407年から1408年に制作されました。


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フレスコ画のテーマは、シエナ出身の教皇アレッサンドロ3世ロランド・バンディネッり(シエナ、1100c‐チヴィタ・カステッラ―ナ、1181)の生涯です。


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全部で13場面が描かれてます。


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バル―ナ・ディ・トゥリーノ制作のテーブル(1410)


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各場面の意味している所は、教皇アレッサンドロ3世の生涯を知れば簡単に分かります。


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ヴォールトの4福音書記者のフレスコ画は、マルティーノ・ディ・バルトロメオ(シエナ、1370/1375c-1434c)によって1408年に描かれました。


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マルティーノ・ディ・バルトロメオ(シエナ、1370/1375c-1434c)のフレスコ画


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マルティーノ・ディ・バルトロメオ(シエナ、1370/1375c-1434c)のフレスコ画(1408)


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(つづく)

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Quadreriaの次の部屋です。


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天井


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作品が取り外されていました。


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バルトロメオ・ネローニ通称イル・リッチョ(シエナ、1505‐1571)の「ご訪問」がありません。理由が不明です。


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マルコ・ピーノ(シエナ、1521‐1583)の作品も取り外されていましたが、その理由は不明です。


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ドメニコ・マネッティ(シエナ、1609‐1663)の「キリストの前で朗読するシエナの聖カテリーナ」


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ドメニコ・マネッティ(シエナ、1609‐1663)の「ご訪問」


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ルティリオ・マネッティ(シエナ、1571‐1639)の「聖パオロ」


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ジョヴァンニ・パオロ・ピサーニ(シエナ、1574‐1637)の「聖ガルガーノ」


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セバスティアーノ・フォッリ(シエナ、1568‐1621)の「我に触れるな」


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バルトロメオ・ネローニ通称イル・リッチョ(シエナ、1505‐1571)の「十字架を担ぐキリスト」


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フランチェスコ・ナシーニ(ピアンカスタニャ―イオ、1611‐カステル・デル・ピアーノ、1695)の「リッカルド・ペトラ―ニ枢機卿の遺体のジェノヴァからシエナへの移送」


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制作者不詳の「フランチェスコ・ヴァンニ作『聖母子と聖ジュゼッペと天使』のコピー画」(17世紀)


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フランチェスコ・ヴァンニ(シエナ、1563‐1610)の「聖ステファノの殉教」


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クレシェンツィオ・ガンバレッリ(シエナ、1591‐1622活動)の「聖母子と聖ジョヴァンニーノ」


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ジュゼッペ・マッツゥオーリ(シエナ、1644‐ローマ、1725)の「聖ガルガーノ」


P2320263
17世紀のシエナの逸名画家作「フォンテブランダの景観」


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制作者情報不明の「ラッファエッロ・ヴァンニ作『クロドヴェオの戦い』のコピー画」


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ベルナルディーノ・メイ(シエナ、1612‐ローマ、1676)の「シエナの聖ベルナルディーノと寄進者」


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ジュリオ・カルピオーニ(ヴェネツィア、1613‐ヴェローナ、1678)の「農民を蛙に変えるロトーナ」


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「紋章」(17世紀)


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「プッブリコ宮正門扉」(16世紀)


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「マルタ十字架と帝国鷲の紋章」(シエナ、16‐17世紀)


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次の部屋です。


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イタリア国家統一独立運動の間 Sala del Risorgimento です。


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別名ヴィットリオ・エマヌエーレ2世の間と呼ばれるホールは、1890年にオープンされました。


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このホールは、17,18世紀に衰退していたシエナの象徴であるプッブリコ宮に、イタリア統一の記念碑として永遠に残すために造られました。


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天井


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エミリオ・ガッローリ(フィレンツェ、1846‐シエナ、1924)の「ローマでのジュゼッペ・ガリバルディ」(ブロンズ像)


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「カミッロ・ベンソ・ディ・カヴールの胸像」(1863)
私には制作者が分かりません。


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サン・マルティーノの戦いでヴィットリオ・エマヌエーレが着用していた服装


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「ベッティ―ノ・リカーゾリの胸像」
ベッティーノは、イタリア第二代首相です。キャンティ・クラシコで有名です。


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「ガエターノ・ミラネージ像」


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19世紀後半の画家、彫刻家の作品が並んでます。


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「ジョヴァンニ・デュプレ(シエナ、1817‐フィレンツェ、1882)像」
ジョヴァンニ・デュプレは彫刻家で、この部屋の彫刻の数点を手懸けたそうです。


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ジュゼッペ・サバレッリ(ミラノ、1813‐フィレンツェ、1843)の「バルレッタの決闘」


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フランチェスコ・ネンチ(アンギアーリ、1781‐シエナ、1850)の「ソロモン」


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(つづく)

Quadreriaの続きです。
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クリストファノ・ルスティーチ(シエナ、16世紀後半‐17世紀前半活動)の「11月の寓意」


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クリストファノ・ルスティーチ(シエナ、16世紀後半‐17世紀前半活動)の「1月の寓意」


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セバスティアーノ・フォッリ(シエナ、1568‐1621)の「聖母子と天使たち」


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17世紀のシエナの逸名画家作「聖家族とシエナの聖カテリーナ」


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ヴィンチェンツォ・ルスティーチ(シエナ、1556‐1632)の「ピエタ」


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ヴィンチェンツォ・ルスティーチ(シエナ、1556‐1632)の「聖母子と聖アンナと天使たち」


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ヴェントゥーラ・サリンベーニ(シエナ、1568‐1613)の「磔刑」


P2320118
ジョヴァンニ・バッティスタ・パッジ(ジェノヴァ、1554‐1627)の「聖母子と聖ジョヴァンニーノと聖エリザベッタ」
パッジは、ジェノヴァで生まれジェノヴァで没しましたが、1579年から1599年にかけての約20年間、トスカーナ、特にフィレンツェで活動した画家でした。


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ヴィンチェンツォ・ルスティーチ(シエナ、1556‐1632)の「聖母子と聖ガルガーノとシエナの聖カテリーナ」


P2320124
ルティリオ・マネッティ(シエナ、1571‐1639)の「聖母子と聖ジョヴァンニーノと聖フランチェスコとシエナの聖カテリーナ」


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18世紀のシエナの逸名画家作「チントラの聖母」


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16世紀末‐17世初めのシエナの逸名画家作「聖母子と聖ジョヴァンニーノとシエナの聖ベルナルディーノと聖人(特定されてません)」


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クリストファノ・ルスティーチ(シエナ、16世紀後半‐17世紀前半活動)の作品です。


P2320136
5月の寓意


P2320140
6月の寓意


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ヴィンチェンツォ・ルスティーチ(シエナ、1556‐1632)の「聖母子と聖マリア・マッダレーナと信者」


P2320145
16世紀のシエナの逸名画家作「シエナの聖カテリーナの神秘な結婚と聖ジョヴァンニーノと聖ジローラモ」


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P2320150
クリストファノ・ルスティーチ(シエナ、16世紀後半‐17世紀前半活動)の「9月の寓意」


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クリストファノ・ルスティーチ(シエナ、16世紀後半‐17世紀前半活動)の「10月の寓意」


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部屋の天井


P2320157
次の部屋です。


P2320158
Quadreriaの第2室です。


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ジョヴァンニ・ダゴスティーノ(シエナ、1310‐1370)の「聖アンサーノ」


P2320162
ジャコモ・コッツァレッリ(シエナ、1453‐1515)の「馬繋ぎ」


P2320164
ジャコモ・コッツァレッリ(シエナ、1453‐1515)の「燭台」


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「バスタブ」(15世紀シエナ製)


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12世紀のシエナの彫刻家作「ライオン像断片」


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14世紀前半のシエナの彫刻家作「柱を支えるライオン像」


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16世紀のシエナの彫刻家作「フォンターナの口」


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14世紀前半のシエナの彫刻家作「柱を支えるライオン像」


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17世紀のイタリアの工芸家作「磔刑」


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「盾」(14世紀)


P2320193
「墓石」(14世紀)


P2320196
「フランチェスコ・ディ・チェッコの墓」(14世紀)


P2320199
「フランチェスコ・キャントゥッチの墓」(14世紀)


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ネロッチョ・ディ・バルトロメオ・デ・ランディ(シエナ、1447‐1500)の「双子と雌狼」


P2320205
(つづく)

P2320031
シエナの中心、カンポ広場にやってきました。


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カンポ広場に来ると、今シエナにいるんだ、と実感します。


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1297年から1310年に建設されたゴシック様式のプッブリコ宮です。


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ギベッリーニ狭間で装飾されてます。現在でも市庁舎として使用されてます。


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向かって左に建つのは、リッポ・メンミ(シエナ、1317‐1348消息)の計画によって、1325年から1348年に建設されたマンジャの塔です。高さが102mあります。


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マンジャの塔の下にあるCappella della Piazzaと呼ばれるロッジャです。


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ロッジャの柱の壁龕に彫刻が置かれてます。


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彫刻の一部は、14世紀半ばのオリジナルです。


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どれがオリジナルで、どれが後世に造られた複製なのか、私には分かりません。


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フレスコ画は判然としません。


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柱頭の装飾


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プッブリコ宮に入ります。


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切符売り場


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ローマのシンボルと思っていたら、ローマだけでなくシエナのシンボルでもあるんですね。


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現役の市庁舎なので、市立美術館として公開されている場所は限定されてます。


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1930年台にオープンしたシエナ市立美術館はPrimo Pianoにあります。


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誰のブロンズ像でしょうか?


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詳細不明の鐘


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Quadreriaと呼ばれる最初の4室です。16世紀から18世紀の作品が展示されてます。


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展示作品数が多いと思います。


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ジョヴァンニ・アントニオ・バッツィ通称イル・ソドマ(ヴェルチェッリ、1477‐シエナ、1549)の「父なる神」


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アンドレア・ピッチネッリ通称イル・ブレーシャニーノ(ブレーシャ、1487‐シエナ、1525)の「聖母子と2天使」


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ジョヴァンニ・アントニオ・バッツィ通称イル・ソドマ(ヴェルチェッリ、1477‐シエナ、1549)のシノピエ


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ジョヴァンニ・アントニオ・バッツィ通称イル・ソドマ(ヴェルチェッリ、1477‐シエナ、1549)の作品


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ジョヴァンニ・アントニオ・バッツィ通称イル・ソドマ(ヴェルチェッリ、1477‐シエナ、1549)の「聖セバスティアーノ」


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バルトロメオ・ネローニ通称イル・リッチョ(シエナ、1505‐1571)の「寓意的人物」


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バルトロメオ・ネローニ通称イル・リッチョ(シエナ、1505‐1571)の「寓意的人物」


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詳細不明


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バルトロメオ・ダヴィド(シエナ、1482‐1545)の「聖オノフリオ」


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バルトロメオ・ダヴィド(シエナ、1482‐1545)の「聖母子」


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バルトロメオ・ダヴィド(シエナ、1482‐1545)の「ピエタのキリスト」


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画面が光るので別角度から撮りました。


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バルトロメオ・ダヴィド(シエナ、1482‐1545)の「聖アンドレア」


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制作者情報不詳の「ドメニコ・ベッカフーミ作『聖母子と聖シジスモンドとシエナの聖カテリーナ』のコピー画」(16世紀中頃)


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ヴェントゥーラ・サリンベーニ(シエナ、1568‐1613)の作品が4つ並んでます。


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聖ロレンツォ


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聖ステファノ


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ピエタのキリスト


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聖母子
(つづく)

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