イタリア芸術を楽しむ

イタリアの魅力を味わい尽くすには、一生に何度旅をすれば足りるだろう。芸術の宝庫にして、歴史の生きた証であるイタリア。 惹き付けて止まない絵画、彫刻、歴史的建造物、オペラなど、芸術の宝庫であるイタリアを楽しむブログです。 記事は一日に一つアップしています。記事の見方ですが、例えば「ボルゲーゼ美術館の展示作品(その4)」は2017年10月20日にアップしました。各記事にカレンダーが表示されてますが、カレンダー上の2017年10月21日をクリックして頂ければ「ボルゲーゼ美術館の展示作品(その5)」になります。(その3)は2017年10月20日となります。 BY:シニョレッリ

カテゴリ:ヴェネト州 > ヴェローナ

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聖水盤


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14‐15世紀の逸名画家によるフレスコ画


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14世紀のヴェローナの逸名画家によるフレスコ画


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14世紀のヴェローナの逸名画家によるフレスコ画


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「最後の晩餐」(15世紀初め)


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詳細不明


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14世紀のヴェローナの逸名画家によるフレスコ画


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詳細不明の磔刑像


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入口扉上のルネッタにフレスコ画が残されてます。


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制作者情報不詳の「玉座の聖母子と4聖人と信者」


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二層に描かれたフレスコ画


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ファサード側の扉裏に置かれているブロンズ像


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11世紀頃の逸名金工家・彫刻家によって制作されたとされてます。


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ファサード側の扉として使用されていましたが、劣化防止と維持保存のため、現在は聖堂内に置かれてます。


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左右の扉の制作者が違うとされてます。


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聖水盤


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出入口


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ロレンツォ・ヴェネツィアーノ(ヴェネツィア、1356‐1372記録)の「彩色磔刑像」


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聖ゼーノ?


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Altare Rinascimentale (1515-35)
祭壇画は、フランチェスコ・トルビード通称イル・モーロ(ヴェネツィア、1482‐ヴェローナ、1562)の「聖母子と4聖人(聖アンナ、聖ゼーノ、聖セバスティアーノ、聖クリストフォロ)」(1520c)


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Altare Rinacimentaleのフレスコ画は、ジョヴァンニ・バッティスタ・デル・モーロ(ヴェローナ、1512‐ヴェネツィア、1573)に帰属するもので、1538年以降に制作されました。


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12‐15世紀に描かれたフレスコ画


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聖クリストフォロ(12世紀)


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ジョッテスキ画家による「聖母子」


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制作者不知の「カルヴァリオへの上り」


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立ち去る前に、マンテーニャの祭壇画をもう一度見ました。


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心行くまで鑑賞しました。


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大満足で外に出ました。


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外はすっかり夕暮時を迎えていました。


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(おわり)

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PresbiterioからChiesa plebanaと呼ばれるParte centraleに下りました。


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階段横の壁にもフレスコ画があります。


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フレスコ画の制作者は特定されていません。


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Presbiterioの下にクリプタがあります。


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Presbiterio先端の柵上に彫刻があります。


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12世紀から14世紀に制作された彫刻です。


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逸名彫刻家による作品です。


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これは何でしょうか?


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次はクリプタです。


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聖ゼーノの聖遺物が収められてます。


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クリプタに入りました。


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10世紀に遡るクリプタです。


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その後、13世紀と16世紀に改装され、現在に至ってます。


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聖ゼーノの遺体を収めた石棺がありますが、扉が施錠されていて中に入ることが出来ませんでした。


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壁や柱の所々にフレスコ画が残されてます。


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古そうな聖母子


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詳細不明


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クリプタのあちこちに石棺、墓がありますが、その多くは歴代のヴェローナ司教のものです。


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フレスコの痕跡


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クリプタのフレスコ画を紹介してます。


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聖ゼーノ


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修復された柱頭のような・・・・・


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ヴェローナの彫刻家アダミーノ・ダ・サン・ジョルジョの柱頭(1225)


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アダミーノ・ダ・サン・ジョルジョの柱頭(1225)


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クリプタでミサが行われることが多いようです。


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クリプタを後にしました。


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Parte centrale


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左側廊


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右側廊


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名前が付けられていない祭壇


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14‐15世紀のフレスコ画


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14‐15世紀のフレスコ画


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Altare Barocco (1621)
(つづく)

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聖堂内に入りました。


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3廊式、ロマネスク様式の内部ですが、少し複雑な構造をしています。


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フレスコ画が沢山あるので、美術ファンにとっては非常に魅力ある教会です。


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木造りの天井


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階段を上ります。


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Presbiterio(聖堂内陣、中央祭壇を含む部分)です。
階段下のChiesa plebana、Presbiterio、クリプタの3つの部分に分かれてます。


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何はともあれ、中央祭壇の祭壇画を見に行きます。


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これがお目当てです。


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アンドレア・マンテーニャ(イーゾラ・ディ・カルトゥーロ、1431‐マントヴァ、1506)の「サン・ゼーノの祭壇画」(1457‐59)
1456年、当時のサン・ゼーノ修道院長グレゴリオ・コッレールによって発注された作品です。
残念なことに、プレデッラの「園の祈り」、「磔刑」、「キリストの復活」の3点はマンテーニャの真作ではなく、後に制作された本物の複製画なのです。
ナポレオンのイタリア侵攻によって、多くの傑作美術品がフランスに持ち去られましたが、この「サン・ゼーノの祭壇画」も1797年にフランス軍によって奪われてしまいました。
ナポレオン失脚後、この作品の返還交渉が行われましたが、何年も経って漸く返還されました。しかし、返されたのは上部のトリッティコだけで、何故かプレデッラ部分はフランスに奪われたままで返ってきませんでした。その後、何度も返還要求が出されたものの、フランス側は拒否を続け、今に至ってます。
已む無くプレデッラ部分の複製画制作がパオリーノ・カリアーリ(ヴェネツィア、1764‐1835)に発注され、パオリーノ・カリアーリ制作の「マンテーニャ作品の複製画」がプレデッラ部分に嵌め込まれたのです。
パオリーノ・カリアーリはパオロ・ヴェロネーゼの子孫と言われてます。
なお、プレデッラの「園の祈り」と「キリストの復活」はフランスのトゥール美術館、「磔刑」はルーヴル美術館にあります。


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上段中央


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上段左


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上段右


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プレデッラのパオリーノ・カリアーリ(ヴェネツィア、1764‐1835)の「マンテーニャ作『園の祈り』の複製画」


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「磔刑」(パオリーノの作品)


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「キリストの復活」(パオリーノの作品)
マンテーニャの祭壇画の裏に素晴らしい「聖ゼーノ」のフレスコ画があるのですが、一般の拝観者は祭壇画の背後に入ることが出来ないので、観ることが出来ません。


1
これが、そのフレスコ画の作品画像です。(外部サイトから拝借しました)
ヴェローナの逸名画家による「聖ゼーノ」(14世紀)


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ヴェローナの逸名画家たちによって13世紀から14世紀に描かれたフレスコ画


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Altare del Santissimo Sacrament


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Altare del Santissimo Sacramentの右壁は、聖堂で最古の部分(10世紀)の一部とされてます。


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14世紀のヴェローナの逸名画家によるフレスコ画


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中央祭壇左柱のフレスコ画


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後陣のフレスコ画


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後陣のフレスコ画は、アルティキエーロ・ダ・ゼ―ヴィオ(ゼ―ヴィオ、1330c‐ヴェローナ、1390c)派の逸名画家によって描かれたとされてます。


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中央祭壇の左に有名な彫刻があります。


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13世紀の逸名彫刻家作「笑う聖ゼーノ像」


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13‐14世紀のヴェローナの逸名画家たちによって描かれたフレスコ画


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向かいの壁


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Presbiterioは終わりです。


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Presbiterioからバラ窓を見ました。
(つづく)

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ヴェローナ旧市街の北東方向の町外れです。鐘楼が見えてますが、サン・ゼーノ・マッジョーレ聖堂のものです。


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サン・プロコーロ教会(写真右)の先は、サン・ゼーノ広場です。


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サン・ゼーノ広場に面して建つサン・フェルモ・マッジョーレ聖堂です。
シェイクスピアの「ジュリエッタとロメオ」の結婚の場だったということで、観光客に比較的人気が高い教会です。


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第8代ヴェローナ司教でヴェローナの守護聖人聖ゼーノ(モーリタニア、300c‐ヴェローナ、372)(ヴェローナ司教在任362年‐372年)の死後に、現在の聖堂が建ってる場所に、4世紀後半に聖ゼーノの墓と聖ゼーノを奉る小さな教会が建てられましたが、それが前身とされてます。聖ゼーノは黒人だったという説が有力のようです。


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最初の建物は9世紀に破壊されたので、ピピン王と当時の司教によって二代目の建物が建てられましたが、10世紀初めにハンガリー人によって、二代目の建物も破壊されてしまいました。
967年、ドイツ皇帝オットー1世の資金援助によって3代目の建物が建てられましたが、ヴェローナを襲った1117年1月3日の大地震によって倒壊したので、修復と拡張工事が行われ、1138年に一応の完成を見ました。


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その後、ゴシック様式の屋根と後陣が再建され、1398年に完成しましたが、その完成後の建物が現在の姿となってます。
1973年、教皇パオロ6世によってBasilica Minoreに格付けされました。


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高さ62mの鐘楼は、1045年に創建され、1178年に完成しました。


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ファサード左に建っているのは、旧サン・ゼーノ修道院の塔です。


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要塞のような堅固な造りの塔です。


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ファサードを見ます。
彫刻家ブリオロート Brioloto(1189-1220存在確認)作とされる「運命の車輪」(12世紀末)と呼ばれるバラ窓です。


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柱廊扉上ルネッタ上の浮彫「悪を踏む聖ゼーノとヴェローナ貴族と市民」(12世紀)


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グリエルモ派彫刻家による浮彫でしょうか?


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入口扉左の彫刻は、グリエルモ・ダ・モデナ(モデナ、1099‐1120活動)の「キリストの物語」


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傑作です。


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入口扉右側の彫刻は、ニッコロ(1122‐1139活動)の「創世記」と「テオドリック王の狩り」です。


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右側も素晴らしい傑作です。


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ファサードの右側


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入口扉前の左右にライオン像があります。こちらは左側のライオン像です。


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右側のライオン像


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聖母子のフレスコ画


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聖堂内に入るには一旦キオストロ回廊に出ます。


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通常、ファサード側の扉が閉まっています。


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修道院の中庭を囲んで、修道院と聖堂を繋いでます。


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修道院は9世紀に建設されましたが、地震やアディジェ川の洪水などの天災、経年劣化のため、修復、拡張、再建を繰り返しました。


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修道院は、ナポレオンによって18世紀末にその活動が停止されました。


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回廊の壁にフレスコ画が描かれていましたが、一時期、殆ど残っていない状態でした。


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ところが1980年から行われた修復の際に、フレスコ画が発見されたのです。


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フレスコ画は12世紀から15世紀に制作されたそうです。


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回廊から見た聖堂


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キオストロ回廊から聖堂内に向かいました。


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(つづく)

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下教会から上教会に戻りました。
制作者不明の「磔刑像」(18世紀)


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Cappella Alighieriの祭壇画は既に紹介しました。


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Cappella della Passione


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ドメニコ・リッチョ通称イル・ブルサソルツィ別称ドメニコ・ブルサソルツィ(ヴェローナ、1516‐1567)の「磔刑」(1550c)


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Cappella della Passioneのスタッコ彫刻


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ドメニコ・ブルサソルツィの作品?


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ドメニコ・ブルサソルツィの作品?


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中央礼拝堂


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後陣のフレスコ画は、1320年頃にMaestro del Redentoreによって制作されました。


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Cappella di Sant'Antonio


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磔刑の祭壇画の左横は、リベラーレ・ダ・ヴェローナ(ヴェローナ、1445c‐1530)の「聖アントニオと聖アゴスティーノと聖ニコロ」


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14世紀のヴェローナの逸名画家によるフレスコ画


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フレスコ画のテーマはパドヴァの聖アントニオの生涯です。


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1340年から1350年頃にかけて制作されました。


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制作者不明のパドヴァの聖アントニオ像


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Transetto e Mausoleo della Torre


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14世紀のヴェローナの逸名画家によるフレスコ画


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フレスコ画のテーマは聖フランチェスコの生涯です。


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詳細不明


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Altare dei Marangoni (1608)


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祭壇画は、アレッサンドロ・トゥルキ通称ロルベット(L'Orbetto)(ヴェローナ、1578ローマ、1649)の「羊飼いの礼拝」(1608)


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Cappella della Madonna


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ジョヴァンニ・フランチェスコ・カロート(ヴェローナ、1480‐1555)の「天上の聖母子と聖アンナと聖人たち」(1528)


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ジョヴァンニ・バッティスタ・バルキ(マントヴァ、15940ヴェローナ、1650)の「十字架降下」


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Altare di San Nicola (1635)
ジョヴァンニ・バッティスタ・デル・モーロ(ヴェローナ、1512‐ヴェネツィア、1573)の「聖二コラと聖アゴスティーノと聖アントニオ・アバーテ」


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トゥローネ・ディ・マキシオ派逸名画家に帰属する「磔刑」(1363)


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ピサネッロのフレスコ画


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ナンニ・ディ・バルトロ通称イル・ロッソ(フィレンツェ、1419‐1451活動)の「マウセレオ・ベンツォーニのモニュメント」(1426)


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外に出る前に、もう一度主祭壇を見ました。


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(おわり)

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マルティーノ・ダ・ヴェローナ(ヴェローナ、?‐1412)のフレスコ画


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Cappella Benzoniの入り口です。


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14世紀のヴェローナの逸名画家によるフレスコ画


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Cappella Brenzoniに入りました。


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Cappella Brenzoniの左壁


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アントニオ・ダ・メストレの彫刻(14世紀末)


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マルティーノ・ダ・ヴェローナ(ヴェローナ、?‐1412)のフレスコ画


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マルティーノ・ダ・ヴェローナ(ヴェローナ、?‐1412)のフレスコ画


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フランチェスコ・ボンシニョーリ(ヴェローナ、1460c‐カルディエーロ、1519)の「玉座の聖母子と聖ジョッベ(ヨブ)と司教聖人」(1484)


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Cappella Brenzoniの祭壇画は、アントニオ・エレネッティ(ヴェローナ、?‐1767)の「聖母子と聖フェルモと聖ルスティコ」


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詳細不明


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詳細不明


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詳細不明


P1120126
詳細不明


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ラッファエーレの祭壇です。


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フランチェスコ・トルビード通称イル・モーロ(ヴェネツィア、1486‐ヴェローナ、1562)の「聖母子と大天使ラッファエーレとトビアスと聖女」(1530)


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制作者不明の「嘆き」(16世紀初頭)


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Altare di San Francesco
祭壇画は、ジャンバッティスタ・べッロッティ(ヴェローナ、1667‐1730)の「聖母子と聖フランチェスコ」


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Cappella Alighieri
ジョヴァンニ・バッティスタ・デル・モーロ(ヴェローナ、1512‐ヴェネツィア、1573)の「聖母子と聖人たち」(1547)


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下教会に向かった。


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下教会への入り口です。


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下教会に通じる通路にある壁龕


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「玉座の聖母子と2聖人」(14世紀初め)
その下はアントニオ・ペラカーニの墓


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階段を下りて下教会に向かいました。


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Chiesa Inferiore


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1065年のロマネスクが味合うことが出来ます。


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ラテン十字形ですが、柱が天井を支える特殊な構造をしています。


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12世紀から14世紀に描かれたフレスコ画が残ってます。


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下教会の祭壇


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柱に描かれたフレスコ画


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上教会に戻ります。
(つづく)

P2690434サン・フェルモ・マッジョーレ教会はアディジェ川の川岸にあります。


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レオーニ門の先に、既にサン・フェルモ・マッジョーレ教会の鐘楼が見えます。


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鐘楼を目指して道を進むと後陣に出ます。


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ドガ―ナ通りをアディジェ川に向かって進んで、ファサード側に出ます。


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教会の身廊側に出ました。


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左身廊側


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こちら側の扉は開いてません。


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左サイドポータルのルネッタ上のフレスコ画


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左サイドポータルの左壁にあるフレスコ画
フランチェスコ・モローネ(ヴェローナ、1471‐1529)の「聖母子と2聖人」(1523)


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柱頭


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ファサードがあるサン・フェルモ広場です。


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教会が建っている場所で、304年、聖フェルモと聖ラスティコが殉教したと伝えられてます。この場所に5‐6世紀に教会が建設されたとされてますが、8世紀の記録に教会の存在が初めて記されてます。


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2つの異なる建物を2層に重ねた構造の教会です。
最初にベネデット会によって1065年から1143年にかけて教会が建設されましたが、後にフランチェスコ会の管理教会となり、1261年から上の教会の建設が始まり、1350年に完成しました。


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アディジェ川の度重なる洪水によって被害を受けましたが、より大きな被害を受ける下の教会よりも上の教会が重要視されるようになり、1759年に下の教会の重要なものが上の教会に移されました。


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13世紀に完成した鐘楼


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後陣


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ファサード左側のアヴェンティーノ・フラカストーロのアルカ(柩)


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ヴェローナの名家フラカストーロ家出身のアヴェンティーノは、ヴェローナ領主のカングランデ1世デッラ・スカラの医者、友人でした。


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扉の右横にも墓らしきものがありますが、詳細不明のようです。


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正面扉上ルネッタ
何が描かれているのか、判然としないフレスコ画


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ライオン像(左)


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ライオン像(右)


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中に入ります。


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上の教会です。


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単廊式、ラテン十字形、ゴシック様式の内部です。


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右側壁


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トゥローネ・ディ・マキシオ(ヴェローナ、14世紀後半活動)の「磔刑」


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14世紀のヴェローナの逸名画家によるフレスコ画


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アンジェラ・グアリエンティの墓(1564)
上部のフレスコ画は、Maestro del Redentoreの「4人のフランチェスコ会修道士の殉教」(1321)
下部のフレスコ画は、14世紀のヴェローナの逸名画家による「聖オノフリオと聖ドロテア」


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Cappella Nichesola


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サンテ・クレアーラ(ヴェローナ、1572‐1620)の「聖母子と4聖人」(16世紀)


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4聖人のうち、特定されているのは、聖ブランダーノと聖グレゴリオの2人だけのようです。


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フレスコ画は、ドメニコ・リッチョ通称イル・ブルサソルツィ別称ドメニコ・ブルサソルツィ(ヴェローナ、1516‐1567)の「司教の殉教」


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天井


P1120107
アントニオ・ダ・メストレの「説教壇」(1396)


P1120109
説教壇周囲のフレスコ画と説教壇内部の「磔刑」は、マルティーノ・ダ・ヴェローナ(ヴェローナ、?‐1412)によって1396年に制作されました。
(つづく)

P1110842
Cappella Emilei


P1110843
ジャンベッティ―ノ・チニャローリ(ヴェローナ、1706‐1770)の「キリストの変容」(1741)


P1110846
Cappella Emileiのフレスコ画は、ジョヴァンニ・マリア・ファルコネット(ヴェローナ、1468‐パドヴァ、1535)によって制作されました。


P1110845


P1110847
アゴスティーノ・ヴァリエールのモニュメント


P1110851
ジョヴァンニ・バッティスタ・ブラートの「最後の晩餐」


P1110852
Cappella Mazzanti
Maestro Campionesiの「聖アガタの廟」(1353)


P1110853
オルガン左右の絵画は、フェリーチェ・ブルサソルツィ(ヴェローナ、1542‐1605)の作品です。


P1110868



P1110858
Cappella Maffei


P1110865
Cappella Maffei


P1110859
アゴスティーノ・ウゴリーノ(ヴェローナ、1758‐ヴェネツィア、1826)の「聖母子と聖人たち」(1794)


P1110861
その下にあるプレデッラは、ミケーレ・ダ・ヴェローナ(ヴェローナ、1470‐1540)の作品です。


P1110867
ジョヴァンニ・マリア・ファルコネット(ヴェローナ、1468‐パドヴァ、1535)のフレスコ画


P1110862
次は中央礼拝堂です。


P1110864
中に入ることが出来ません。


P1110893


P1110894
フランチェスコ・トルビード通称イル・モーロ(ヴェネツィア、1486‐ヴェローナ、1562)のフレスコ画


P1110855
後陣のフレスコ画「聖母被昇天」は、フランチェスコ・トルビード通称イル・モーロ(ヴェネツィア、1486‐ヴェローナ、1562)によって制作されました。


P1110856
イル・モーロは、ジュリオ・ロマーノによって触発されて制作したと言われてます。


P1110869
Cappella della "Madonna del Popolo"


P1110873
19世紀に制作されたフレスコ画


P1110874


P1110870
クーポラ


P1110876
1465年に建設されたCappella Cartolari


P1110892


P1110875
詳細不明


P1110879
ミケランジェロ・プルナーティ(ヴェローナ、1690‐1750)の「聖母子と聖ミケーレと聖ジョルジョと聖ジローラモ」


P1110878
Cappella Cartolariのフレスコ画の制作者ですが、私には分かりません。


P1110877


P1110881
今いるところの向かいの右側壁の礼拝堂です。


P1110882
向かい側のCappella Calcasoli


P1110883
次はCappella Abbazia-Lazzariです。


P1110891
Cappella Abbazia-Lazzari


P1110884
サンティ・プルナーティ(ヴェローナ、1652‐1728)の「救世主とトビアスと天使と聖人たち」


P1110889
Cappella Cartolari-Nichesola


P1110890


P1110887
ティツィアーノ・ヴェチェッリオ(ピエーヴェ・ディ・カドーレ、1488/1490-ヴェネツィア、1576)の「聖母被昇天」(1535-40)


P1110888
ティツィアーノがヴェローナで制作した唯一の作品です。


P1110896
外に出ました。


P1110900
(おわり)

P2690459
サンタナスターシア聖堂からドゥオーモに向かいました。ご覧のように、余り離れてません。(ランベルティの塔からの写真です)


P2690433
ドゥオーモの傍にアディジェ川が流れてます。


P1110940
高さ約75mの鐘楼が目立ちます。


P1110794
サンタナスターシア聖堂からドゥオーモに向かうと、直ぐにドゥオーモの鐘楼が見えてきます。


P1110798
ドゥオーモ通りを進めば、突き当りがドゥオーモの身廊側です。


P1110799
身廊側から聖堂内に入らないで、ファサード側のドゥオーモ広場に出ます。


P1110806
広場に面して建つBiblioteca Capitolare


P1110807
貴重な本を所蔵していることで有名な図書館です。


P1110801
ヴェローナのドゥオーモ、Cattedrale di Santa Maria Matricolareです。


P1110803
教会の歴史は古く、4世紀頃、この場所に存在していた初期キリスト教会が前身です。8‐9世紀頃に再建されましたが、ヴェローナを襲った1117年の大地震によって倒壊したので、再び建設されることになり、1120年創建、1187年に完成したロマネスク様式の建物が原形です。1187年、教皇ウルバーノ3世によって献堂されました。


P1110808
15世紀にゴシック様式に一部拡充改装され、ファサードは16世紀に完成しましたが、ファサード完成後の建物が現在の姿となってます。


P1110809
ファサードの柱廊玄関、ProtiroとFrontoneが特徴です。


P1110810
Frontoneの時計


P1110811
Protiroのルネッタ上の彫刻は、ニッコロ(1122‐1139活動)の「マギの礼拝」


P1110812
ファサードの彫刻


P1110813


P1110814
Portale principaleの左柱の彫刻


P1110815
Portale principaleの右柱の彫刻


P1110817


P1110818


P1110816


P1110820
柱廊玄関の左右に置かれたライオン像は、ニッコロ(1122‐1139活動)の作品です。


P1110819
向かって右側に置かれたライオン像


P1110821
詳細不明


P1110822
詳細不明


P1110908
サイド・ポータル


P1110909
フレスコ画は14世紀に制作されました。


P1110911
柱頭の彫刻


P1110910


P1110899
鐘楼の下部は12世紀のロマネスク様式のものですが、16世紀にサンミケーリ・ファジュオーリによってルネサンス様式で一応の完成を見ました。しかし、突端部は20世紀に手が加えられたものの、未完成で現在に至っています。


P1110895
サイド・ポータルから聖堂内に入りました。


P1110823
三廊式、ラテン十字形の内部です。


P1110825
ロマネスク様式の構造ですが、15世紀に改装されました。


P1110824
右側廊方向


P1110826
中央通路


P1110827
14世紀から16世紀頃の絵画や彫刻の宝庫とも言えます。


P1110828
Cappella Dionisi


P1110830
祭壇画は、アントニオ・バレストラ(ヴェローナ、1666‐1740)の「天上の聖母子と聖人たち」です。その前にある小さな彫刻はアンジェロ・サルトーリの「聖アルカディオの殉教」です。


P1110832
Cappella Dionisiのフレスコ画は、アントニオ・バディーレII(ヴェローナ、1424‐1507)の作品です。


P1110833


P1110836
Cappella Calcasoli


P1110838
ニコロ・ジョルフィーノ(ヴェローナ、1476‐1555)の「十字架降下と聖人たち(聖ロッコ、聖アントニオ・アバーテ、聖セバスティアーノ、聖バルトロメオ)」


P1110835
Cappella Calcasoliのフレスコ画は、ジョヴァンニ・マリア・ファルコネット(ヴェローナ、1468‐パドヴァ、1535)によって1503年に制作されました。


P1110841


P1110834
(つづく)

P1110729
Cappella Giustiの入り口です。


P1110730
Secondo Maestro di San Zeno?のフレスコ画


P1110731
パオロ・フェリナーティ(ヴェローナ、1524‐1606)の「十字架降下と聖ジャチントの奇跡」


P1110733
アレッサンドロ・トゥルキ通称オルベット(ヴェローナ、1578‐ローマ、1649)の「聖母被昇天と聖二コラと聖チェチリア」


P1110732
フランチェスコ・モローネ(ヴェローナ、1470‐1529)の「十字架降下と聖人たち」


P1110735
Cappella Giusti(1452)


P1110736
フェリーチェ・リッチョ(ヴェローナ、1542‐1605)の「天上の聖母子と聖人たち」(1598)


P1110740
詳細不明


P1110742
詳細不明


P1110744
アントニオ・バレストラの作品


P1110747
この祭壇画が中々良いと思います。


P1110748
詳細不明


P1110749
Secondo Maestro di San Zenoの作品


P1110751


P1110753
Cappella del Rosario (1585-1596)


P1110754
この祭壇画は既に見ました。


P1110755
「既に見ました」という表現は正しくありません。別の作品です。
制作者、制作年など詳細不明の「ロレンツォ・ヴェネツィアーノの作品のコピー画」
本物は、この聖堂内のペッレグリーニ礼拝堂の祭壇を飾ってます。


P1110759
ピエトロ・ベルナルディ(ヴェローナ、16世紀末‐17世紀初め活動)の「園の祈り」


P1110758
クラウディオ・リドルフォ(ヴェローナ、1560‐アンコーナ、1644)の「鞭打ち」


P1110761
バロック様式のCappella del Rosario


P1110762
クーポラ


P1110764
16世紀の聖歌隊席を利用したオルガン(1625)


P1110765
詳細不明の墓


P1110766
Altare Miniscalchi (1436)


P1110767
ニコロ・ジョルフィーノ(ヴェローナ、1476‐1555)の「聖霊降臨」


P1110768
ルネッタは、フランチェスコ・モローネ(ヴェローナ、1471‐1529)の作品です。


P1110771
左側廊


P1110773
Altare di San Raimondo di Penafortの祭壇画は、フェリーチェ・ブルサソルツィ(ヴェローナ、1542‐1605)とアレッサンドロ・トゥルキ(ヴェローナ、1578‐1649)の作品です。
フェリーチェ・ブルサソルツィが制作の途中で没したので、仕事を引き継いだアレッサンドロ・トゥルキが完成させました。


P1110775
Altare Faellaの祭壇画は、ニコロ・ジョルフィーノ(ヴェローナ、1476‐1555)の「救世主と聖エラズモと聖ジョルジョ」


P1110777
Altare Boldieriの彫刻の制作者は不明のようです。


P1110779
アントニオ・バディーレII(ヴェローナ、1424‐1507)の「聖母戴冠」


P1110781
詳細不明


P1110782
詳細不明


P1110784
外に出る前に、もう一度聖堂内を見回しました。


P1110786


P1110785


P1110640
外に出ました。


P1110792
(おわり)

P1110678
Cappella del Crocefisso


P1110679
磔刑礼拝堂横の壁のフレスコ画


P1110681
15世紀の逸名彫刻家作「磔刑像」(15世紀中頃)


P1110680
ジャネセッロ・フォルガリアの墓碑(1427)


P1110683
フレスコ断片


P1110684
Altare Centrego (1488-1502)


P1110685
祭壇画は、ジローラモ・ダイ・リブリ(ヴェローナ、1474‐1555)の「玉座の聖母子と聖トンマーゾと聖アゴスティーノと信者」


P1110690
Cappella Cavalli


P1110689
アルティキエーロ・ダ・ゼ―ヴィオ(ゼ―ヴィオ、1330‐ヴェローナ、1390c)のフレスコ


P1110688
ルネッタのフレスコ画は、ステファノ・ダ・ゼ―ヴィオ(ゼ―ヴィオ、1379c‐ヴェローナ、1438c)の作品(1412)
それ以外の多くは、マルティーノ・ダ・ヴェローナ(ヴェローナ、?‐1412)のフレスコ画です。


P1110687
詳細不明の祭壇


P1110692
Secondo Maestro di San Zeno?のフレスコ画


P1110693
Secondo Maestro di San Zeno?のフレスコ画


P1110694
Cappella Pellegrini


P1110695
ロレンツォ・ヴェネツィアーノ(ヴェネツィア、1336‐1379)の「聖母子と聖ドメニコと聖ピエトロ・マルティーレとカングランデ2世デッラ・スカラとその妻エリザベッタ・ディ・バヴィエーラ」


10
ピサネッロ(ピサ、1395c‐1455c)の「聖ジョルジョと王女」


P1110696
ペッレグリーニ礼拝堂の天井


P1110697
アルティキエーロ・ダ・ゼ―ヴィオ(ゼ―ヴィオ、1330c‐ヴェローナ、1390c)のフレスコ画


P1110698
マルティーノ・ダ・ヴェローナ(ヴェローナ、?‐1412)のフレスコ画


P1110700
詳細不明


P1110701
ミケーレ・ダ・フィレンツェ(フィレンツェ、1385‐1455)のテラコッタ(1435)


P1110702
ミケーレ・ダ・フィレンツェ(フィレンツェ、1385‐1455)のテラコッタ(1435)


P1110703
中央礼拝堂


P1110705
トゥローネ・ディ・マキシオ(ヴェローナで14世紀後半活動)またはSecondo Maestro di San Zenoの「最後の審判」(1360c)


P1110706
ピエトロ・ディ・ニッコロ・ランベルティの「コルテシャ・セレーゴの記念碑(1429)


P1110709
聖ドメニコ(15世紀)


P1110710
聖ピエトロ・マルティーレ(15世紀)


CaP1110711
Cappella Lavagnoli


P1110713
ジョヴァンニ・マリア・ファルコネット(ヴェローナ、1468‐1535)に帰属するフレスコ画


P1110714


P1110715
ジョヴァンニ・マリア・ファルコネット(ヴェローナ、1468‐1535)に帰属するフレスコ画


P1110717
Cappella Salerni


P1110718
ステファノ・ダ・ゼ―ヴィオ(ゼ―ヴィオ、1379c‐1438c)のフレスコ画(15世紀前半)


P1110720
ボナヴェントゥーラ・ボニンセーニャのフレスコ画(15世紀前半)


P1110726
Secondo Maestro di San Zeno?のフレスコ画


P1110727
Secondo Maestro di San Zeno?のフレスコ画


P1110728
(つづく)

P2690431サンタナスターシア聖堂は、アディジェ川の曲がり角、ピエトラ橋近くにあります。


P1110637
ドメニコ会修道士によって、1290年創建、15世紀に一応の完成を見たゴシック様式の聖堂です。1471年に奉献式が行われました。


P1110644
ヴェローナで最大の教会です。


P1110639
ファサードは未完成のまま現在に至ってます。


P1110638
サンタナスターシア聖堂のファサードの向かって左側にあるのが、1283年創建のサン・ピエトロ・マルティーレ教会です。2つの教会の間にあるのは、グリエルモ・ダ・カステルバルコの墓です。


P1110787
サン・ピエトロ・マルティーレ教会の身廊
サンタナスターシア聖堂に戻ります。


P1110641
入口扉上のフレスコ画


P1110643
入口扉上の彫刻
左から受胎告知、ご誕生、マギの礼拝


P1110642
入口扉上の彫刻
左から、カルヴァリオへの上り、磔刑、キリストの復活


P1110788
ゴシック様式の入り口(1330年)


P1110789
入口扉左側の彫刻は、聖ピエトロ・マルティーレの殉教


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聖ピエトロ・マルティーレの殉教の下にある彫刻は、聖ピエトロ・マルティーレの救済


P1110939
高さ72mの鐘楼


P1110791
聖堂内に入ります。


P1110645
三廊式、ラテン十字形、ゴシック様式の内部です。


P1110647
左側廊方向


P1110646
右側廊方向


P1110648
天井の装飾


P1110653


P1110649
パオロ・オレフィーチェの聖水盤


P1110650
ガブリエーレ・カリアーリ(パオロ・ヴェロネーゼの父)の聖水盤


P1110651
床模様は、ピエトロ・ダ・ポルレッツァによるものです。(15世紀)


P1110652
私には、この作品の詳細が分かりません。


P1110654
同断


P1110655
ダネーゼ・カッタネオ・ダ・カッラーラ(コロンナータ、1509‐パドヴァ、1573)のAltare Fregoso


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サン・ヴィンチェンツォ・フェッレールの礼拝堂


P1110658
ピエトロ・ロターリ(ヴェローナ、1707‐サン・ピエトロブルゴ、1762)の「聖ヴィンチェンツォ・フェッレール」


P1110660


P1110661
Altare Bevilacqua- Lazise
祭壇彫刻はオラツィオ・マリナーリ(アンガラーノ、1643‐ヴィチェンツァ、1720)によるものです。


P1110663
同祭壇の装飾


P1110664
リベラーレ・ダ・ヴェローナ(ヴェローナ、1445c‐1530)のフレスコ画


P1110665
リベラーレ・ダ・ヴェローナのフレスコ画


P1110669


P1110668
Altare Pindemonte (1541)


P1110666
ジョヴァン・フランチェスコ・カロート(ヴェローナ、1480‐1546)の「聖マルティーノと乞食」


P1110671
リベラーレ・ダ・ヴェローナ(ヴェローナ、1445c‐1530)の「聖マリア・マッダレーナの昇天とアレッサンドリアの聖カテリーナと聖トスカーナ」


P1110673
柱に描かれたフレスコ画


P1110677


P1110674
ジョヴァンニ・チェッフィス(17世紀後半活動)の「リマの聖ローザ」
(つづく)

P1110396ヴェローナのサンテウフェミア通りです。


P1110398
通りの突き当りにあるのがサンテウフェミア教会です。


P1110493
ファサード側に回りました。


P1110496
確実な記録が残されていないようですが、11世紀に小さな同名の教会が現在の場所にあったとされてます。


P1110488
現在の建物は、1275年創建、14世紀に完成したゴシック様式の二代目となるものです。1331年に奉献式が執り行われました。なお、ファサードはルネサンス様式です。


P1110490
聖エウフェミア像


P1110491
ファサードの装飾


P1110492
ファサードの向かって右側にある、ロマネスク様式の石棺


P1110498
右側外壁にも墓があります。


P1110499
カヴァルカン・デ・カヴァルカンティ(フィレンツェ、1220c‐ヴェローナ、1280c)の墓


P1110404
中に入りました。


P1110407
左側壁


P1110406
右側壁


P1110405
中央通路


P1110408
天井の装飾


P1110409
詳細不明


P1110411
ヤコポ・リゴッツィ(ヴェローナ、1547‐フィレンツェ、1627)の「三位一体と聖人たち」


P1110413
詳細不明


P1110414
詳細不明


P1110415
フランチェスコ・トルビード通称イル・モーロ(ヴェネツィア、1486‐ヴェローナ、1562)の「聖バルバラと聖アントニオ・アバーテと聖ロッコ」


P1110418
ドメニコ・ブルサソルツィ(ヴェローナ、1515‐1567)「天上の聖母子と聖人たち(聖アゴスティーノ、聖ロッコ、聖セバスティアーノ、聖モニカ)」


P1110420
ベネデット・カリアーリ(ヴェローナ、1538‐ヴェネツィア、1598)の「天上の聖家族と聖人たち」


P1110421
右側の第5礼拝堂


P1110422
アゴスティーノ・ウゴリーノ(ヴェローナ、1757‐1824)の「聖パオロと聖アントニオ・アバーテと聖オルソラ」


P1110426
右側の第6礼拝堂


P1110428
右側の第7礼拝堂


P1110427
ジャンベッティ―ノ・チニャローリ(ヴェローナ、1706‐1770)の「聖母子とヴィッラノーヴァの聖トンマーゾ」


P1110430
詳細不明


P1110433
マルティーノ・ダ・ヴェローナ(ヴェローナ、?‐1412)の「聖母戴冠」


P1110436
中央の「3大天使」は、ジョヴァン・フランチェスコ・カロートの作品のコピー画(制作者不明)です。本物はカステルヴェッキオ美術館で展示されてます。
その左右にある「聖アポッロニア」と「聖ルチア」は、ジョヴァン・フランチェスコ・カロート(ヴェローナ、1480‐1551)の作品(本物)です。


P1110438
14世紀のヴェローナの逸名画家によるフレスコ画


P1110439
ジョヴァン・フランチェスコ・カロート(ヴェローナ、1480‐1555)のフレスコ画


P1110441
ジョヴァン・フランチェスコ・カロート(ヴェローナ、1480‐1555)の「トビオーロの物語」


P1110443
ステファノ・ダ・ヴェローナ(ヴェローナ、1374c‐1436)のフレスコ画


P1110445
主祭壇と後陣


P1110446
後陣のフレスコ画


P1110447


P1110448


P1110451


P1110450


P1110452
オルガン


P1110454
オルガン下の装飾


P1110457


P1110458
詳細不明


P1110460
ディオニシオ・バッターリア(16世紀中頃活動)の「聖母と聖ジュリアーノと聖ジュリアーナ」


P1110463
ステファノ・ダ・ヴェローナ(ヴェローナ、1374c‐1436)の「聖アゴスティーノの栄光」


P1110465
ステファノ・ダ・ヴェローナ(ヴェローナ、1374c‐1436)のフレスコ画


P1110466
クラウディオ・リドルフィ(ヴェローナ、1570‐コリナルド、1644)の「天上の聖母子と聖カルロと聖パオロと聖アントニオ・アバーテ」


P1110469
ベルナルディーノ・インディア(ヴェローナ、1528‐1590)の「アレッサンドリアの聖カテリーナの神秘な結婚」


P1110471
ルドヴィーコ・ドリニー(パリ、1654‐ヴェローナ、1742)の「聖クリストフォロ」


P1110474
14世紀後半の逸名彫刻家作「ピエタ」


P1110476
ドメニコ・ザンゴッティ(ぺスカンティーナ、1739‐ヴェローナ、1809)の「トレンティーノ聖二コラの生涯」


P1110479


P1110481
左側第1礼拝堂


P1110482
アレッサンドロ・ボンヴィチーノ通称モレット・ダ・ブレーシャ(ブレーシャ、1498‐1554)の「天上の聖母子と聖オノフリオと聖アントニオ・アバーテ」


P1110484


P1110485
詳細不明


P1110486
詳細不明
美術的に大いに楽しめました。


P1110494
外に出ました。


P1110497
(おわり)

P1110229
引き継ぎサン・フランチェスコの回廊のフレスコ画です。


P1110230
フレスコ画のテーマは聖フランチェスコの生涯です。全部で約50点のフレスコ画が描かれたそうですが、保存状態が良く、その殆どが残ってます。


P1110231
ジャンバッティスタ・ロヴェダータ(ヴェローナ、?‐ヴェネツィア、1620)によって1605年頃制作されました。


P1110232


P1110233


P1110234
サン・フランチェスコの回廊から教会内に入ります。


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二身廊、ゴシック様式の内部です。


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縦75m、横17m、高さ21mの建物です。


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右側に側廊があります。


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サン・フランチェスコ礼拝堂です。


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サン・フランチェスコ礼拝堂の祭壇画は、アンジェロ・レッキア(ヴェローナ、1816‐1882)の「パオロ・モランド通称イル・カヴァッツォーラ(ヴェローナ、1486‐1522)の『天上の聖母子と聖フランチェスコと聖アントニオと聖人たち(1522)のコピー画」(1863)
本物はカステルヴェッキオ美術館にあります。


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カステルヴェッキオ美術館で展示されているパオロ・モランド通称イル・カヴァッツォーラ(ヴェローナ、1486‐1522)の作品です。


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サン・ベルナルディーノ教会のサン・フランチェスコ礼拝堂から取り外されてカステルヴェッキオ美術館で展示されることになりましたが、教会のオリジナルの場所には、この作品のコピー画が制作され展示されるようになりました。


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サン・フランチェスコ礼拝堂のフレスコ画は、ニッコロ・ジョルフィーノ(ヴェローナ、1476‐1555)によって1522年に描かれました。


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サン・フランチェスコ礼拝堂左側壁


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サン・フランチェスコ礼拝堂右側壁


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右側廊


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Cappella dei Banda


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バンダ礼拝堂の祭壇画は暗くて判然としませんが、フランチェスコ・ボンシニョーリ(ヴェローナ、1460c‐カルディエーロ、1519)の「聖母子と聖ジョルジョと聖ジローラモ」(1488)です。


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Cappella Canossa


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カノッサ礼拝堂の天井のフレスコ画は、ヴェローナの逸名画家によって1541年に制作されました。


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カノッサ礼拝堂の左側壁


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カノッサ礼拝堂の右側壁の作品(20世紀)


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Cappella Avanzi


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最上部はフランチェスコ・モローネ(ヴェローナ、1471‐1529)の作品(1498)です。


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中段は、パオロ・モランド通称イル・カヴァッツォーラ(ヴェローナ、1486‐1522)の「十字架降下、ゲッセマネ園の祈り、十字架を担ぐキリスト」(1517)


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マンテーニャの影響を受けた逸名彫刻家作「嘆き」


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Altare Rinacimentale


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ベルナルディーノ・インディア(ヴェローナ、1528‐1590)の「ご誕生」


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オルガン


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フランチェスコ・べナーリオ(ヴェローナ、1430c‐1492?)のトリッティコ(1462)


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聖水盤


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外に出ました。


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Monogramma di Cristo
聖ベルナルディーノが持ってるもの


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(おわり)

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サン・フランチェスコの回廊です。


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回廊の壁のルネッタにフレスコ画が描かれてます。


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修道院の入り口左側にサン・ベルナルディーノの回廊がありますが、そちらに足を向けませんでした。


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フレスコ画のテーマは、聖フランチェスコの生涯となってます。


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全部で約50場面描かれましたが、その殆どが残されてます。失われたのは数場面にしか過ぎないようです。


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ジャンバッティスタ・ロヴェダータ(ヴェローナ、?‐ヴェネツィア、1620)によって1605年頃に全場面が制作されました。


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近年、修復されたようで、以前よりも鮮明になりました。


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サン・フランチェスコの回廊から見た鐘楼


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サン・フランチェスコのキオストロ


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この辺の部屋で神学研究が行われました。


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(つづく)

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カステルヴェッキオからStradone Antonio Provoloを進んでサン・ベルナルディーノ教会に向かいました。


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サン・ベルナルディーノ教会修道院です。


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要塞としての機能を果たす高い壁が教会修道院を取り囲んで、その周囲延長は約600mに及びます。


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門から中に入りました。キオストロの先に教会のファサードが見えます。


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シエナの聖ベルナルディーノ(マッサ・マリッティマ、1380‐ラクイラ、1444)は、1422年から数年間、ヴェローナに留まり、2つの修道院を建設しましたが、1443年、再びヴェローナを訪れ慈善事業を行い、多くのヴェローナ市民から信仰を集めました。
死後6年の1450年、当時の教皇ニッコロ5世によって列聖されたのを機に、聖ベルナルディーノに献じる教会修道院の建設がヴェネツィア・ドージェのフランチェスコ・フォスカリ(ヴェネツィア、1373‐1457)によって承認、許可されました。それに基づき、1452年創建、1466年に完成したゴシック様式の教会です。奉献式は1453年に執り行われました。


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ファサードの入り口扉上の彫刻、「聖ベルナルディーノ」、「聖ボナヴェントゥーラ」、「聖アントニオ」、ルネッタの「聖痕を受ける聖フランチェスコ」は、17世紀に彫刻家ビアージョ・ファルチエーリによって制作されました。


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入口扉左側


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入口扉右側


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ファサードの右横扉上ルネッタのフレスコ画


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鐘楼


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サン・ベルナルディーノ教会修道院には3つの回廊があります。


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門から中に入り、教会のファサードに向かう中庭を取り囲む回廊があります。


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3つの回廊のうち、最も大きな回廊です。


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サンタントニオの回廊と呼ばれてます。


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回廊の床に修道士たちの墓石や慰霊碑などが並んでます。


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回廊壁のルネッタにフレスコ画が描かれてます。


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フレスコ画のテーマは、聖アントニオの生涯の物語と聖アントニオの奇跡です。


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これらのフレスコ画は、ヴェローナの画家パオロ・モランド通称イル・カヴァッツォーラ(ヴェローナ、1486c‐1522)によって1520年に制作されました。


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まあまあの保存状態でしょう。


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聖アントニオの生涯を殆ど不知なので、各場面の意味がよく分かりません。


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全部で36場面ありますが、紹介はこのくらいにしましょう。


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サン・フランチェスコの回廊に向かいます。


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サンタトニオ回廊とサン・フランチェスコ回廊を繋ぐ廊下の壁ルネッタにもフレスコ画が描かれてます。


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2つの回廊を結ぶ廊下とサン・フランチェスコの回廊のルネッタのフレスコ画は、ジャンバッティスタ・ロヴェダータ(ヴェローナ、?‐ヴェネツィア、1620)によって1605年頃に制作されました。


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フレスコ画のテーマは聖フランチェスコの生涯です。


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サン・フランチェスコの回廊に出ました。
(つづく)

2015年11月19日夜、閉館間近のカステルヴェッキオ美術館に3人組の盗賊が押し入り、17点の作品が盗まれました。盗まれた作品の殆どは傑作でしたが、他の傑作を差し置いてティントレット周辺の画家、ドメニコ・ティントレット工房の作品を含むティントレット父子関連の8作品が盗難にあったので、犯人はティントレットの熱狂的なファンだろう、そして17点の作品は多分戻らないだろうと思っていました。
ところが、2016年3月15日、この盗難に関与したとして15人が逮捕されたことから、17点の作品もいずれ戻るかも知れないとの光明が出てきました。
2016年5月6日、盗まれた全17作品がウクライナのオデッサ近郊で発見されたのです。やれやれ、安心しました。

さて、盗まれた作品ですが、盗まれた期間、美術館では、以下の写真のように、精巧な作品写真が展示されていました。
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ハンス・デ・ジョード(オランダ、ハーグ、1630‐ウィーン、1662以降没)の「港の風景」
臙脂色の地に作品写真が貼られ、作品写真の下にOpera trafugata il 19/11/2015と記されてました。


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ジョヴァン・フランチェスコ・カロート(ヴェローナ、1480‐1555c)の「若きベネデット会修道士」
盗難にあって美術館はどうなっているだろうと心配になって、訪れた時に撮った写真です。
ノーフラッシュならば写真が解禁になって以来、館内の係員や警備員の数が著しく少なくなりましたが、この時は各展示室に係員が常駐している上に、私の行く先に警備員が付いてくる有様で、その変わりように驚きました。


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ヤコポ・ティントレット(ヴェネツィア、1518‐1594)の「授乳の聖母」
trafugataはtrafugare(盗み出すの意味)の活用語です。


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ドメニコ・ティントレット(ヴェネツィア、1560‐1635)の「ヴェネツィア海軍提督の肖像」


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ヤコポ・ベッリーニ(ヴェネツィア、1396‐1470c)の「砂漠の聖ジローラモ」
この作品写真の下にOpera trafugata il 19/11/2015の記載がありません。記載がなくても臙脂色の地があれば、盗難作品の写真と分かるようにしたものと思われます。


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アントニオ・ピサーノ通称ピサネッロ(ピサ、1395‐ナポリ、1455c)の「ウズラの聖母」
この作品写真の下にもOpera trafugata il 19/11/2015の記載がありませんが、臙脂色の地が使用されていました。
盗難に遭った全17作品の写真の写真をアップしても無意味なので、この辺で止めておきましょう。


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盗まれた作品が全部戻ったとの報道に接して、非常に嬉しかったのですが、今後は何時行っても見ることが出来るとの安心感から、急いでいくこともあるまいと思ってしまい、久し振りのカステルヴェッキオ美術館となりました。


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城門上のフレスコ画


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中庭に小さな池があります。


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池に2羽の鴨がいました。もう1羽は池の端にいたので、写真に写ってません。


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入館しました。


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ピサネッロの作品は無事に戻って、何事もなかったかのように展示されていました。


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ピーテル・パウル・ルーベンス(ドイツ、ジーゲン、1577‐ベルギー、アントウェルペン、1640)の「貴婦人の肖像」
これも盗難にあった作品です。


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アンドレア・マンテーニャ(イーゾラ・ディ・カルトゥーロ、1431‐マントヴァ、1506)の「聖家族と聖女」
作品が痛むことなく戻されていました。


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盗まれたカロートの2作品も無事でした。


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ジョヴァン・フランチェスコ・カロート(ヴェローナ、1480‐1555c)の「子供の絵を持つ少年の肖像」
一度見たら忘れられない作品です。これが盗まれたと聞いた時には落胆しました。


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ジョヴァン・フランチェスコ・カロート(ヴェローナ、1480‐1555c)の「若きドメニコ会修道士」


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無事に戻ったのを自分の目で確認できたので、安心して初めから見て行きました。


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14世紀のトスカーナの逸名彫刻家作「聖母子」


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14世紀のヴェローナの逸名彫刻家作「聖ジョルジョ?」


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14世紀のヴェネトの逸名彫刻家作「悲しみの聖母」


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彫刻の次に絵画の展示になります。


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作品が制作された時代順に展示されてます。


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13世紀末のヴェローナの逸名画家作「授乳の聖母」


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Maestro della Madonna della Misericordia (14世紀後半活動)の「聖グレゴリオと聖バルトロメオ」


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アルティキエーロ・ダ・ゼ―ヴィオ(ゼ―ヴィオ、1330c‐ヴェローナ、1390c)の枠組みの「ボイのポリッティコ」


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ミケーレ・パンノニオ(ハンガリー、1400‐フェラーラ、1464c)の「聖母子」


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ミケーレ・ジャンボノ(ヴェネツィア、1400c‐1462c)の「授乳の聖母」


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ステファノ・ディ・ジョヴァンニ通称イル・サセッタ(シエナ、1392‐1450)またはミケリーノ・ダ・ベソッツォ(ベソッツォ、1370c‐1455c)の「バラ園の聖母」


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ジョヴァンニ・バディーレ(ヴェローナ、1379‐1451)の「聖母子」


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ヤコポ・ベッリーニ(ヴェネツィア、1396‐1470c)の「磔刑」


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カルロ・クリヴェッリ(ヴェネツィア、1430/1437-マルケ、1495c)の「受難の聖母」


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ジュリオ・ライボリーニ通称イル・フランチャ(ボローニャ、1486c‐1557)?の「受胎告知」


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ジョヴァンニ・ベッリーニ(ヴェネツィア、1432c‐1516)の「聖母子」


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ジョヴァンニ・ベッリーニ(ヴェネツィア、1432c‐1516)の「聖母子」


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マルカントニオ・バッセッティ(ヴェローナ、1586‐1630)


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楽しかった、嬉しかった。


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(おわり)


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14世紀のヴェローナの逸名画家作「玉座の聖人」


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14世紀のヴェローナの逸名画家作「玉座の聖マルチェッロ」


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窓越しの景観


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ジュリエッタとは無関係と思える作品が並んでます。


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剥離フレスコ画が並んでます。


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16世紀のヴェローナの逸名画家作「高貴な女性の肖像」


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16世紀のヴェローナの逸名画家作「バルコニーの女」


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ベルナルディーノ・インディア(ヴェローナ、1528‐1590)の「花と果物のカンデラブラム」


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ベルナルディーノ・インディア(ヴェローナ、1528‐1590)の「花と果物のカンデラブラム」


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ベルナルディーノ・インディア(ヴェローナ、1528‐1590)の「花と果物のカンデラブラム」


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ベルナルディーノ・インディア(ヴェローナ、1528‐1590)の「花と果物のカンデラブラム」


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次の部屋に向かいます。


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ジュリエッタの寝室です。
実在しない人の寝室が実際にあるので、驚きました。


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壁に剥離フレスコ画があります。


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アントニオ・バディーレのサークル逸名画家作「聖母子」(15世紀中頃)


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暖炉


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ジュリエッタとロメオの衣装


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カッソーネ


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部屋のフレスコ装飾


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Maestro Veronese del 1326 の「三位一体」


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暖炉


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天井


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椅子でしょうか?


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14世紀のヴェローナの逸名画家作「玉座の聖母子」


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ジュリエットへの手紙の投函ポスト


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2階(日本の3階)です。


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テラコッタ装飾(15世紀後半)


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暖炉


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2階からの風景


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ジュリエッタが生きていた時代?に使用されていた陶器


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15世紀のヴェローナの逸名画家作「玉座の聖母子」


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外に出ました。


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子供騙しのようなMuseoですが、偶に利巧が馬鹿になって実在しなかったジュリエッタの家なるものを楽しむのも一興でしょう。ヴェローナ観光の目玉として、このMuseoを作った関係者の努力が微笑ましく思います。


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(おわり)

ヴェローナ観光となれば、アレーナと「ロメオとジュリエット」となります。
ウイリアム・シェイクスピアが1595年頃に書いた戯曲「ロメオとジュリエット」を、ヴェローナ市当局が観光のために現実にしてしまった一環の一つがジュリエッタの家であり、Museoと思います。
ヴェローナに行ったことがないシェイクスピアがヴェローナを舞台にした戯曲を書いたのは、ルイージ・ダ・ポルトの著作(1531c)を原本にしたと言われてます。ルイージの著作にも原本があって、シエナを舞台にした悲恋物語という説があり、その説が正しいとすれば舞台をシエナからヴェローナに移して詩人の物語を著作したということになります。
実在しなかったジュリエッタGiulietta Cappelletti(Giulitta Capuleti)の家をこの場所Via Cappello 23にある建物にするには、かなりの努力が必要だったと思います。
中世のヴェローナの記録には、そもそもCappelletti家の存在記載がないそうです。
Via Cappello の周辺に大商人カッペッロ家の住居と家作があり、その一部が14世紀に病院として転用された建物が現在のジュリエッタの家になっているようです。
19世紀末に「ジュリエッタの家」になったのです。
このような事情から、このMuseoの紹介にはあまり気が進まないのですが、ヴェローナ観光の目玉であることは事実なので敢えて取り上げる次第です。
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エルベ広場です。
写真手前を逆方向に進みます。


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Via Cappelloを少し進みます。


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エルベ広場から僅かの距離にジュリエッタの家があります。


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写真左の煉瓦積みの建物がジュリエッタの家です。


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ジュリエッタの家の入り口です。


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入口から中庭に出るアーチの左右両壁に落書き用ボードが用意されてます。


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直ぐにボード一杯に書かれるので、数年毎にボードが交換されると聞いたことがありますが、真偽のほどは?


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中庭です。


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ジュリエッタ像


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男性も女性も触るジュリエッタ像の右乳房


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ジュリエッタ像の後壁


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愛の絆の鍵ということでしょうか?この場所に鍵をかけたカップルのうち、離別(婚)率はどのくらいになるのか、皮肉屋の私には気になる所です。


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ホテルだった時代もあったらしい?


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有名なバルコニーの下にMuseoの入り口があります。


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中に入った直ぐの所にもジュリエッタ像があります。こちらの方は右乳房に触るのは禁止です。


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制作者不明の「ウイリアム・シェイクスピア(ストラットフォード・アポン・エイボン、1564‐1616)の胸像」


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階上に向かいます。


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1階(日本の2階)の展示室です。


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「ロメオとジュリエット」に欠かせないバルコニー
バルコニーの経緯を知ると、このMuseoの性格が分かります。


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ヴェローナ産の大理石はこのような色をしてますが、バルコニー制作のための大理石は14世紀の遺跡から発掘され、1920年までカステルヴェッキオで保存されていました。それをこの場所に移して、新たにバルコーニ―を制作したのです。ご覧のように大理石を継ぎ合わせてバルコニーに仕上げた痕跡が認められます。
「ロメオとジュリエット」に合わせるために1920年に制作されたもので、何も有難がって見る必要がないと思います。
観光と商魂のため、ヴェローナ市当局はこのバルコニーを結婚式会場として貸し出しています。


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バルコニーから撮ったジュリエッタ像


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ガエターノ・キエリーチ(レッジョ・エミリア、1838‐1920)の「ジュリエッタとロメオ」(1850‐55)


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Georg Sigmund (1790‐1814以降没)とJohann Goitieb Facius (1750c-1802以降没)の「シェイクスピアのジュリエッタとロメオ、Act 4 Scene 3」(1789)(エッチング)


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同断


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J. P. Simon (1750-1810)の「シェイクスピアのジュリエッタとロメオ、Act 4 Scene 3)(エッチング)


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部屋の天井


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アンジェロ・ダッローカ・ビアンカ(ヴェローナ、1858‐1942)の「エルベ広場」


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詳細不明


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ヴィスカルド・カルトン(ヴェローナ、1867‐1928)の「L'Adeseto」


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展示としては冴えないと思います。


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Museoに入館する人は、中庭に来た人の20%くらいでしょうか?


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(つづく)

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ここは拝観しました。


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この教会の名前が分かりません。


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活動を停止した旧教会?


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サン・ゼーノ・マッジョーレ聖堂の鐘楼が見えてきました。


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勿論、この辺は城壁内ですが、郊外の雰囲気です。


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写真右はサン・プロコーロ教会ですが、写真左先の教会の名前が分かりません。2つの教会の間を進めばサン・ゼーノ広場に出ます。


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サン・ゼーノ・マッジョーレ聖堂です。


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ファサード側の扉は通常閉まっています。聖堂内に入るには、キオストロ回廊経由になります。


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サン・ゼーノ修道院の塔


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キオストロ


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キオストロ回廊


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聖堂内に入りました。


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美術的な見所が沢山あります。


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クリプタ


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サン・ゼーノ・マッジョーレ聖堂については、項を改めて詳しく触れる予定です。


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外に出ました。


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夕暮を迎える時間になりました。


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サン・プロコーロ教会です。


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846年の記録に記載されている教会です。1117年の大地震によって倒壊したので、12世紀に再建された建物が現在の教会です。


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フレスコ画が残ってます。


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拝観したかったのですが、開いていないことが多いので、その辺は仕方がありません。


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歩き疲れました。この日はこれで終了です。


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日が落ちたら晴れてきました。


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ホテルに戻りました。


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この日は快晴でした。


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アディジェ川対岸の教会巡りをしたかったのですが、この日はミラノ泊りの上に朝寝坊をしたので、時間を十分とれず対岸は又の機会となりました。


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足が遠のくお店が並んでます。


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写真左先の建物に注目です。


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ローマやシエナなどでお馴染みです。


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この建物でコンサート(室内楽)を楽しんだことがあります。


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重厚な扉


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Via Quattoro Spade


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街角のフレスコ画


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又してもエルベ広場に来ました。


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サン・マルコの有翼のライオン像


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単なる散歩で、門を見たかったわけではありません。


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Largo Guido Gonella 1にある建物


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フレスコが描かれてます。


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同じところばかり


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サン・ジョヴァンニ・イン・フォロ教会に来てしまいました。


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今更切符やカードを買って教会巡りなどをするわけにもいかないので、お手軽な場所ばかりに行くことになります。


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キリがありません。この辺で切り上げましょう。


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(おわり)

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ヴェローナ市立図書館です。


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図書館の先の鐘楼はサン・セバスティアーノ教会のものです。この時の旅では行きそびれてしまいました。


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次はPorta Leoniです。


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見えているのはランベルティの塔です。


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ローマ時代のレオーニ門です。
元々は二重の大規模な城門ですが、現在レオーニ門として残されているのは市内側の左側通路の部分です。


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門を利用して建物があるという、少し珍妙な形をしています。
紀元前1世紀から1世紀に建設されたという説と、紀元前1世紀に建設され1世紀に改築されたという説があります。門自体として残っているのはこれだけですが、門の土台部分の遺跡が残されてます。


P1120051
古代ローマ時代の、この門の呼称は不明とされてます。
レオーニ門と呼ばれるようになったのは、15世紀に、この門の至近の場所で石棺が発掘されましたが、棺にライオンの彫刻があったので、それに因んでのこととされてます。


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レオーニ門の説明板とライオンが彫られていた棺の一部


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塔の土台部分の遺跡


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門と土台部分遺跡が少し離れているので、ローマ時代の門の規模がかなり大きかったと大体推察できます。


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門の遺跡の大部分は道路になってます。


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次はサン・フェルモ・マッジョーレ教会です。


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レオーニ門から教会までは、徒歩数分の距離です。


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サン・フェルモ・マッジョーレ教会は、アディジェ川の直ぐ傍にあります。


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サン・フェルモ・マッジョーレ教会の後陣です。


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大教会です。


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ファサードの方に回ります。


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ドガ―ナ通りを進みます。


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二重の門があります。この門の名前が分かりません。


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門と門の間にある、アレッサンドロ・ポンペイ(ヴェローナ、1705‐1772)の設計の建物


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もう一つの門を潜ります。


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サン・フェルモ・マッジョーレ教会のファサード


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中に入りました。


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上下の2つの教会を持つ二重構造をしています。


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見所が沢山ある教会です。


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二重構造の教会としては、アッシジのサン・フランチェスコ聖堂がお馴染みです。


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下教会に行きます。


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クリプタとは違うようです。


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クリプタと下教会の違いがよく分かりません。


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サン・フェルモ・マッジョーレ教会については、項を改めて詳しく触れる予定です。


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外に出ました。


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次はサン・ゼーノ教会です。


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サン・フェルモ・マッジョーレ教会からサン・ゼーノ教会まではかなり距離があり、チェントロ・ストーリコの中心を横断する形になります。


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市庁舎


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バスで行こうと思いましたが、途中で乗り換えが必要で、バスの行き先に自信が無かったので、徒歩で向かいました。


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エルベ通りに入ります。


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この道を何回行き来したことか!


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サン・ジョヴァンニ・イン・フォロ教会


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扉が閉まっていました。


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ルネッタのフレスコ画


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辛うじて太陽の姿が見えました。明日は好天を期待しよう。
(つづく)

それにしてもヴェローナは見所が豊富な街ですね。じっくり見ようとすると1週間は必要かも知れません。
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サンタナスターシア聖堂にやってきました。


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拝観有料なので、開いていることが多いので有難いですが、注意すべきは冬季の毎週月曜が休館?、拝観出来ません。地元の人も同じで終日扉が閉まってます。


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ヴェローナ最大の教会です。


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聖堂内に入りました。


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美術的に重要な作品が幾つもあります。


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有名な彫刻です。


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サンタナスターシア聖堂については、項を改めて詳しく触れる予定です。


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人があまりいなかったので、ゆっくり拝観することが出来ました。


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外に出ました。


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ブラームスの交響曲第4番第1楽章の演奏が聞こえてきました。それもその筈です、この建物はヴェローナ音楽院ですから。学生が練習していたようです。


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次はドゥオーモです。


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ドゥオーモの鐘楼が見えてます。


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あの建物に「聖母子」がある!


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これです。
これがフィレンツェとなると、街角のタベルナコロも有名画家の作品となります。


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ドゥオーモ通りを真直ぐ進むと、突き当りがドゥオーモです。


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ドゥオーモ広場


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Biblioteca Capitolare
世界で最古の図書館の一つです。


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ヴェローナのドゥオーモです。
ファサードの扉は通常閉まっています。


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身廊側の扉が開いてます。


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聖堂内に入りました。


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美術的に見所が豊富です。


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ティツィアーノの「聖母被昇天」(1535)


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ドゥオーモについては、後程項を改めて詳しく触れる予定です。


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人がいなかったので、ゆっくりと拝観することが出来ました。


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外に出ました。


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ドゥオーモの鐘楼


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サン・ジョヴァンニ・イン・フォンテ教会の鐘楼です。


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Palazzo dei Vescovado


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司教館のファサードの彫刻


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司教館の敷地内に入りました。


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司教館の中には入りませんでした。


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司教館の敷地から外に出ました。
写真正面は教会でしょうか?


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サンタレーナ教会に行くのをうっかり忘れて、ドゥオーモ通りに出てサンタナスターシア聖堂に向かってしまいました。


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エヴァンジェリカ・ヴァルデーゼ教会です。


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日曜日午前中のミサの時しか開かない教会です。


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サンタナスターシア聖堂を通り過ぎます。


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そろそろ昼食時です。食べる店は決めていたので、そこに向かいます。


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価値過度のタベルナコロですが、劣化していて何が描かれているのは判然としません。


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ローマ時代の遺跡


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市庁舎を通り過ぎます。


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ロメオの家のオステリアで昼食を食べます。


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Osteria al Duca


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エルベ広場に来ました。来るつもりで来た訳ではありません。


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酔い覚ましにぶらぶら歩き


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(つづく)

7
サン・ジョヴァンニ・イン・フォロ教会に再びやってきました。ミサは終わったようです。
ローマ時代のフォロがあった場所にあるので、イン・フォロが付けられてます。
8世紀頃に存在していたという説がありますが、確たる証拠がありません。12世紀頃建設されたことは確かですが、創建年は不明です。


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鐘楼は14世紀のものです。


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1172年のヴェローナ大火によって、大きな被害を受けた証拠があります。


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1905年、教会の外壁が落下して、壁の中にあった墓が出てきたのです。


8
墓の上に、ピエタのキリストと2聖人のトリッティコに、1172年のヴェローナ火災を記した碑文があったのです。


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外壁のフレスコ画は、ドメニコ・リッチョ通称ドメニコ・ブルサソルチ(ヴェローナ、1516‐1567)の「ピエタのキリスト」
1905年、外壁が落下して、それまで埋もれていたフレスコ画が出てきました。


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入口扉上ルネッタのフレスコ画は、ニッコロ・ジョルフィーノ(ヴェローナ、1476‐1555)の「聖ジョヴァンニ・エヴァンジェイスタ」


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外壁にある碑文


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入口扉上の彫刻は、ジローラモ・ジョルフィーノ(ヴェローナ、1446‐1535)の作品です。


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中に入りました。


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単廊式ですが、単純な形ではありません。左側に2つの礼拝堂がありますが、右側壁が道路に面しているので、スペースが限定された構造になってます。


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右側壁


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天井


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中央通路
20世紀の改装修復によって、ロマネスク感が殆どしない内部となってます。


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修復以前にあった扉のブロンズ彫刻


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詳細不明


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1917年制作のもの


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主祭壇


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後陣のフレスコ画はジョヴァンニ・バッティスタ・ロッシ(1730c‐1782)によって描かれました。


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後陣左側壁のフレスコ画


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後陣右側壁のフレスコ画


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1928年に制作された主祭壇


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アントニオ・ジャローラ通称カヴァリエール・コッパ(ヴェローナ、1567c‐1667c)の「無原罪の聖母と聖セバスティアーノと聖ジョヴァンニ・エヴァンジェリスタ」


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マドンナ礼拝堂


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新しそうなフレスコ画


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マドンナ礼拝堂の天井


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マドンナ礼拝堂のロレートの聖母


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次はテレーザ礼拝堂です。


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1989年の作品です。


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1935年のモザイク


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1935年に制作されたモザイク


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1935年のモザイク


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1989年に制作されたもの


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テレーザ礼拝堂の天井


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1935年に制作されたモザイク
新しいものばかりです。


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階上に行きました。


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フォロの遺跡


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シノピエ?


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詳細不明の磔刑像


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教会の外側の方が見所豊富ですが、内部は新しいものばかりで期待外れでした。


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外に出ました。


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シニョーリア広場を経由して、スカラ家の廟、ロメオの家を通ってサンタナスタシア聖堂に向かいました。


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スカラ家の廟


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ロメオの家


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(つづく)

P1110375サンティ・アポストリ教区教会の横に古い建物があります。


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サンテ・テウテリア・エ・トスカ礼拝所(教会)です。


P1110377
5‐6世紀に既に存在していたとされてますが、確実な記録としては751年に創建、1160年奉献式が文書に記されているそうです。


P1110379
上の写真の後側の礼拝所の写真です。残念ながら開いていませんでした。


P1110380
sacelloとは礼拝所の意味です。


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次はサンテウフェミア教会です。


P1110384
サンティ・アポストリ教区教会からカヴール通りを少し進むと、直ぐにボルサーリ門が見えてきます。


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ボルサーリ門近くの建物の壁にあるフレスコ画が必見です。


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P1110389
紀元前1世紀にポストゥミア街道のヴェローナ市街入り口に建てられたボルサーリ門です。
ポストゥミア街道は、紀元前148年に建設されたローマ街道で、ジェノヴァを起点に、ピアチェンツァ、クレモナを通り、クレモナの先カルヴァトーネで、ヴェローナに向かう街道とマントヴァ、アクイレイアに向かう街道の2つに分岐していました。
ローマ時代、この門はPorta Ioviaと呼ばれていましたが、中世の頃、この門で税が徴収されるようになり、徴税を表す単語bursariiが展じてPorta Borsariと称されるようになったそうです。


P1110391
現在の門は、265年に再建されたものです。


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この門の外側、現在のカヴール通り側は市外地とされていました。


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門を潜りました。


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横道のViccolo San Matteoの突き当りに教会のような建物があります。


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1105年の文書にその存在が初めて記載された旧サン・マッテオ教会です。現在はレストランになってます。教会好き、美術好きにお勧めです。(お味良し、値段そこそこ)


P1110394
Corso Porta Borsariに戻りました。


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見えている塔は、エルベ広場のガルデッロの塔です。


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Corso Porta Borsariを左折します。


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左折すれば、道の突き当りがサンテウフェミア教会です。


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身廊側に扉がありますが、ファサードの方に回ります。


P1110493
11‐12世紀頃に既に教会が存在していたと思われてますが、確実な記録が残されてません。
1275年創建、1331年奉献の記録が残されているサンテウフェミア教会です。


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美術的に見所が豊富な教会です。


P1110404
拝観しました。


P1110446
ゴシック様式、ルネサンス様式、バロック様式が混在する教会内部です。


P1110401
この教会については、後程項を改めて詳しく触れる予定です。


P1110495
教会横の道を進みます。


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旧サンテウフェミア修道院の入り口です。


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振り返りました。鐘楼はサンテウフェミア教会のものです。


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Corso Porta Borsariに戻りました。
次はサン・ジョヴァンニ・イン・フォロ教会です。サン・ジョヴァンニ・イン・フォロ教会はCorso Porta Borsariに面して建ってます。


P1110504
サン・ジョヴァンニ・イン・フォロ教会です。
中を覗いたら、ミサ中だったので、後で来ることにしました。


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どんよりとした曇り空でしたが、雲の隙間から日差しがこぼれることが何回かありました。


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エルベ広場で一息入れることにしました。


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エルベ広場にやってきました。


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ガルデッロ塔


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ランベルティの塔


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人出が何時もよりかなり少ないと思いました。


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出店もかなり少ないようです。


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Casa dei Mercanti


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建物の壁に描かれたフレスコ画を見て回りました。


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Palazzo Maffei前のサン・マルコの有翼のライオン像


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ヴェローナのマドンナ噴水


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カフェテリアで休憩しました。


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サン・ジョヴァンニ・イン・フォロ教会に戻ることにしました。


P1110567
(つづく)

P1110312
カヴール通りです。
この日、今にも雨が落ちてきそうな曇り空の寒い日でした。教会巡りを精力的に行う予定です。


P1110313
16世紀に建設されたPalazzo Bavilacquaです。


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ヴェローナのルネサンス建築家ミケーレ・サンミケーレ(ヴェローナ、1484‐1559)の設計によって建築されました。


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カヴール通りを挟んでPalazzo Bavilacquaの向かいにサン・ロレンツォ聖堂があります。


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道路側の扉は開いていましたが、聖堂の扉が閉まっていました。残念!


P1110316
ヴェローナの最古の教会の一つであるサン・ロレンツォ教会は、この地に4世紀に存在した初期キリスト教会が前身ですが、ヴェローナに壊滅的な被害をもたらした1117年の大地震によって倒壊したので、12世紀に再建されたそうです。


P1110317
現在の姿は、1877年に完了した修復工事後のものとされてます。
古いフレスコ画が残されているので、拝観したかった教会です。


3
見たかったフレスコ画です。(外部サイトから写真を拝借しました)


4


P1110321
サン・ロレンツォ聖堂至近にサンティ・アポストリ広場があります。
広場に立つのは、詩人で政治家でもあったアレッサンドロ・アレアルディ(ヴェローナ、1812‐1878)像です。


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広場に面して建っているのが、サンティ・アポストリ教区教会です。


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ヴェローナにおける最古の教会の一つで、5世紀に既に存在していた初期キリスト教会が前身とされてます。


P1110323
現在のロマネスク様式の建物は、1140年創建との記録が残されてますが、恐らく1117年の大地震によって初期キリスト教会の建物が倒壊したので、再建されることになったのでしょう。
1160年、1172年の2回火災に見舞われたので、相当な修復が行われたようです。1194年に献堂式が執り行われました。


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高さ約30mの鐘楼は1110年完成と言われ、1117年の大地震でも倒壊を免れたようです。
鐘楼の左右に2つの墓があります。


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こちらはZavarise家の墓(11世紀)です。


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墓の壁にある説明プレートは墓とは無関係です。


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鐘楼下にある、もう一つの墓です。


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鐘楼横にある「聖母子」のフレスコ画(12世紀)


5
ファサード側の扉が開くことは滅多にありません。


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身廊側の扉から中に入ります。


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単廊式、ロマネスク様式の内部です。


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二代目の建物の12世紀の創建時は、三廊式で翼廊もあったようですが、14世紀または16世紀の修復の際に単身廊に縮小されたそうです。


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1678年から1700年に行われ改装と修復の結果、現在の姿の原形となりましたが、第二次世界大戦の爆撃によって、大きな被害を受け、戦後に修復されました。現在の姿は、1984年と2009‐2012年の二度の修復を経た後のものです。


P1110325
何度も改装、修復が行われたので、古いフレスコ画は殆ど残されていません。1891年の修復の際、古いフレスコ画が発見されました。教会内には、その断片の一部があるだけで、残りは聖具室にあるようですが、聖具室は普段非公開なので見ることが出来ません。
第二次世界大戦後の修復の際、初期キリスト教会と再建された創建時の一部が発見されました。


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20世紀に修復された天井


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左側壁の礼拝堂から見て行きます。


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制作者不明の「磔刑像」(16世紀)


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アレッサンドロ・マルケシ―ニ(ヴェローナ、1663‐1738)の「聖母の結婚」


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12世紀のフレスコ断片


P1110335
この教会にある祭壇後の大部分が詳細不明です。
調べても私が分からないだけで、教会は支払い記録などによって分かっていると思います。


P1110336
詳細不明


P1110339
詳細不明


P1110340
詳細不明


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フェリーチェ・ブルサソルツィ(ヴェローナ、1539/1540-1605)の「マギの礼拝」


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17世紀の逸名彫刻家作「ピエタ」


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17世紀後半に造られた礼拝堂


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クーポラも17世紀に増築されました。


P1110347
ロマネスク様式の内部ではバロック様式の礼拝堂は稍々場違いな感じがします。


P1110348


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後陣のフレスコ画(詳細不明)


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主祭壇画(詳細不明)


P1110352
アントニオ・バレストラ(ヴェローナ、1666-1780)の「聖母被昇天」


P1110355


P1110357
詳細不明


P1110359
詳細不明


P1110360
詳細不明


P1110362


P1110363


P1110365


P1110364


P1110366
オルランド・フラッコ(ヴェローナ、1527-1593)の「聖母子と2聖人」


P1110329
ファサードの裏側
ルネサンス後期以降の祭壇画が中心ですが、傑作はあまりないようです。
(つづく)

P1110048
雨と風で靴、靴下、ズボンがびしょ濡れになったので、一旦ホテルに戻って着替えるとともに靴を交換することにしました。


P1110050
両サイドの建物が風を遮ってくれたので、何とかなりました。


P1110054
ヴェローナの柱廊はあっても距離が短いのが玉に瑕です。柱廊でも傘を差している人がいるのは、風が強くて雨が吹き込んでくるからです。


P1110067
この辺で、この日、アレーナが無料と聞いたのです。


P1110068
観光客があまりいなかったので、景気づけのため、やけになって無料化?


P1110076
もう一度見ても詰まらないことには変わりがないと思いましたが、折角なので無料の恩恵に与ることにしました。


P1110077
野外オペラ場だけあって、トイレが充実していることに感心しました。


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濡れついでに、風をもろともせずに外に出ました。


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無料とはいえ、この悪天では流石に人出が少なかった。前日と比べての人出のギャップに驚きました。


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一旦観衆席の下に入り、階段を上って上の方に行きました。


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アレーナから見たブラ広場


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ランベルティの塔


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閑散としていました。


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下に下ります。


P1110099
詳細不明のフレスコ画


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外に出ました。


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雨が止む気配がありません。


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例によって聖母子のフレスコ画を見ます。


P1110064


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ブラ広場に立つヴィットリオ・エマヌエーレ2世像


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P1110057
Palazzo della Gran Guardia


P1110107
Palazzo dei Mutilati
この後、ホテルに戻りました。


P1110105
靴、靴下、ズボンを変えてホテルを再出発しました。これが出来るのはブラ広場手前のホテルだからです。


P1110108
午後は、雨と風を避ける意味で、歩き回らずにカステルヴェッキオ美術館でゆっくりすることにしました。靴とズボンの替えがもうないので、その辺は仕方がありません。


P1110109
昼食後、カステルヴェッキオにやってきました。


P1110111
入館しました。


P1110110
この日は鑑賞が中心です。


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カングランデの騎馬像(14世紀)
この騎馬像は、サンタ・マリア・アンティカ教会ファサードの扉上にあるカングランデの墓にありました。現在、アンティカ教会ファサードにあるカングランデの騎馬像は、これのコピー作品です。


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風雨にも拘らず外に出ました。


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カステルヴェッキオから見たスカリジェロ橋


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外に出たら、すっかり薄暗くなっていました。


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(つづく)

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クレーンがあるので、修復工事中のため閉鎖との嫌な予感がしました。


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こちらの扉が閉まっていました。これでは嫌な予感がほぼ的中です。


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かなり痛みがあるルネッタのフレスコ画


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サン・ゼーノ・イン・オラトリオ教会は閉まっていました。


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創建が何時か分からない初代の建物は、ヴェローナを襲った1117年1月3日に起きた大地震のために倒壊したので、12世紀に再建されたロマネスク様式の二代目の建物が現在の姿となってます。


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古いフレスコ画を見たかったのですが、扉が閉まっていては仕方ありません。


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アディジェ川近くにあるので、幾度となく洪水に見舞われた教会です。


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ファサードのフレスコ画


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ファサードの丸窓


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外観だけ見て回りました。


1


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サン・ゼーノ・イン・オラトリオ教会の主祭壇(外部サイトから拝借した写真)


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再び雨が降り始めました。


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アディジェ川沿いの道を通ってカステルヴェッキオに戻りました。


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雨がかなり強くなってきました。


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雨宿リのため、美術館に入館したいところですが、運悪くこの日の美術館は午後からの開館でした。


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カステルベッキオ入口上のフレスコ画


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道路を渡って広場に行きます。


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Piazzetta Castelvecchio
稍々場違いな感じがする門です。この門がある理由を知れば、場違いな感じが首肯できると思います。


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1世紀中頃に建設されたArco dei Gaviです。アレーナを始めローマ時代の遺跡や建築物をあちこちで見ることが出来るヴェローナですが、Arco dei Gaviはヴェローナの別の場所にありました。
ところが、1805年、交通の邪魔になるとの理由でナポレオンによって破壊されてしまいましたが、Arcoは部材毎に解体され、別の場所で保存されたようです。
1932年に、この場所に移され再建されたのです。


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広場から見たスカリジェロ橋


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広場から見たヴィット―リア橋


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スカリジェッロ橋を渡って対岸に行ってみることにしました。


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1354年から1356年に建設されたカステルヴェッキオです。


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カステルヴェッキオの中を歩いて橋に向かいます。


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橋は城の一部となっているので、要塞のようです。


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皇帝派を示すグエルフィ狭間


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スカリジェロ橋を渡ります。


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雨続きのため、水量が多く流れが急になっていました。


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橋上から撮った写真


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対岸は公園になってます。Piazza Arsenale


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対岸から見たカステルヴェッキオ


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対岸沿いを歩いてヴィット―リオ橋を渡る予定でしたが、強い雨のため断念。


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スカリジェロ橋を渡って戻ることにしました。


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天気が良ければなあ(嘆息)


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(つづく)

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1666年創建、1750年に完成したバロック様式のサンタ・テレーザ・デリ・スカルツィ教会です。
ドメニコ会修道院が併設されていましたが、後にカルメル会修道女の修道院となり、それに伴いアビラの聖テレーザを奉献する教会となって、教会名称が現在のものとなったそうです。


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修道院はナポレオンによって、1806年に閉鎖され、二度と活動を行うことがありませんでした。


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修道院だった建物は、1883年以降刑務所として使用されましたが、第二次世界大戦の爆撃によって破壊されてしまい、消失したそうです。


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ファサードの3体の彫刻は、フランチェスコ・ゾッピ(ヴェローナ、1733c‐1799)の「アビラの聖テレーザ」です。


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フランチェスコ・ゾッピ(ヴェローナ、1733c‐1799)の「アビラの聖テレーザ」


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フランチェスコ・ゾッピ(ヴェローナ、1733c‐1799)の「アビラの聖テレーザ」


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中に入りました。


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バロック様式、ギリシャ十字形の内部です。


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側壁が丸みを帯びてます。


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主祭壇を見ます。


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主祭壇画は、アントニオ・パレストラ(ヴェローナ、1666‐1740)の「天上の父なる神と受胎告知」


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天気が悪いのと、採光が良くないので作品がよく分かりません。


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制作者不明の「十字架降下」


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アントニオ・パレストラ(ヴェローナ、1666‐1740)の「ご誕生」


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外に出ました。
「十字架降下」が秀作と思いましたが、制作者が分からないのが残念です。


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教会から直ぐの距離にカステルヴェッキオがあります。


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カステルヴェッキオに寄らずに、この近くにある2つの教会巡りが優先です。


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雨が降り続いてますが、霧雨になってきました。


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写真では分かりませんが、霧雨でも風が強いのでかなり濡れてしまいました。


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Stradone Porta Palio


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Palazzo Orti Manara


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金融機関が使用しているようです。


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サン・ベルナルディーノ教会にやってきました。


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キオストロ回廊の壁に描かれたフレスコ画が見逃せません。


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サン・ベルナルディーノ教会については、項を改めて詳しく触れることにします。


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教会内部も見所豊富です。


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有名な多翼祭壇画


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久し振りに来ましたが感動しました。


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ファサード・ルネッタのフレスコ画


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サン・ベルナルディーノ教会の高い塀


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塀の横を通って、サン・ゼーノ教会に向かいました。


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嬉しいことに雨が止みました。


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サン・ベルナルディーノ教会からサン・ゼーノ・イン・オラトリオ教会は、徒歩で5分ほどです。


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一旦Stradone Porta Palioに出て、カステルヴェッキオを経由します。


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この教会の名前が分かりません。


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サンタ・テレーザ・デリ・スカルツィ教会を横目にしながらカステルヴェッキオへ。


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同じ道を行ったり来たり


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アディジェ川沿いの道を進みました。


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サン・ゼーノ教会の鐘楼が見えてきました。
(つづく)

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カステルヴェッキオにやってきました。


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カステルヴェッキオ前の広場に立つカヴール像


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ヴェローナに来れば、必ずカステルヴェッキオ美術館に入ります。ヴェローナに来る主目的がそうですから。


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入口上のフレスコ画


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2015年11月19日夜、盗賊が美術館に押し入り、17作品が盗まれました。心配になって、2016年2月に美術館に来ましたが、その時は、盗難作品の精巧な写真が展示されていました。


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2016年、犯人が逮捕され、17作品はウクライナで発見され、その後、無事に作品が美術館に戻されました。


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入館しました。


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カステルヴェッキオ美術館に付いては、項を改めて触れる予定です。


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盗まれた作品に再会することが出来ました。


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これも盗まれた作品


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無事戻って良かった、良かった。


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美術館から見たアディジェ川


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スカリジェロ橋


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もう夕方です。


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地上階に下りました。


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多少疲れ気味なので、無理をしないで翌日にゆっくりと鑑賞することにしました。


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先ほどと違って、夕暮を迎えて趣が異なります。


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美術館は午後7時過ぎまで開館しています。
閉館直前の時間に作品が強奪されましたが、それに懲りたようで外が薄暗くなるとともに格段に警備員が増え警戒が厳重になりました。


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午後6時過ぎです。


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出直すのが億劫なので、ホテルに戻らず、このまま夕食を食べることにしました。


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午後6時半から営業する店があるのです。


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ブラ広場近くのお店です。


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入店しました。


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撮っていない料理もあります。


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食べ終わってから写真を撮っていないのに気付いても、もう手遅れ。


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手頃なお値段で美味しかった。


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良い時間に戻ってくることが出来ました。


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シェークスピア像


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本館の方が良かったけど。


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翌朝です。残念ながら天気が良くありません。


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バスで一旦駅に向かい、パリオ門の方から街歩きを始めました。


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ポルタ・ヌオーヴァ駅近くにあるParrocchia Cuore Immacolato di Mariaです。1950年から1952年にかけて建設された新しい教会です。


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パリオ門です。


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この付近は城壁が残ってます。


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1550年から1561年にかけて建設されたパリオ門です。


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先ほどから前が降ってきました。天気予報が当たりました。


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パリオ門からStradone Porta Palioに入りました。


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直ぐにサンタ・テレーザ・デリ・スカルツィ教会があります。
(つづく)

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教会は依然として閉まっていました。この教会については、以前に拝観した時の写真を使って紹介します。


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サンタ・マリア・アンティカ教会です。
7世紀頃、この地に教会が建設されましたが、その建物は1117年の地震によって倒壊してしまい、修復不可の状態となったので、初代建物があった場所の上に再建されることになり、1185年に創建されたロマネスク様式の建物が現在の姿の原形です。


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この教会は、実質的に1260年から1387年にヴァローナを支配したスカラ家の家族礼拝堂となっていました。


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教会入り口左前にスカラ家の廟があります。


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教会入り口上に、ヴェローナ君主カングランデ1世デッラ・スカラ(ヴェローナ、1291‐トレヴィーゾ、1329)の墓があります。階段の紋章はスカラ家の紋章です。
ファサード扉上にある墓というのは極めて珍しいと思います。


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扉が開いていたので拝観しました。


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三廊式、ロマネスク様式の内部です。


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1630年頃、内部はバロック様式に改装されましたが、19世紀末に行われた修復の際、ロマネスク様式の元の姿に戻されたそうです。


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右側壁


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天井


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制作者情報不明の「ピエタ」


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詳細不明


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14世紀初め頃の装飾


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14世紀初頭のフレスコ画


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主祭壇


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制作者情報不明の「アンドレア・マンテーニャ作『死せるキリスト』のコピー画」
このコピー画がここにある理由が分かりません。マンテーニャの「死せるキリスト」は、マントヴァのサンタンドレア聖堂のマンテーニャ記念碑の下に掲げる目的でマンテーニャ自身で用意した作品なので、この教会とは無関係ですから。


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もう一度祭壇を見てから外に出ました。


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一旦、ホテルに戻り、 チェックインを済ませて、預けた荷物を自室に入れることにしました。


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再びエルベ広場へ


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エルベ広場に面した建物に描かれたフレスコ画を見て行きました。


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Casa dei Mercanti


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ヴィスコンティの石柱


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マッツィーニ通り


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ブラ広場に向かいます。


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アレーナ周辺は相変わらず混雑していました。


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ブラ広場の先にあるPalazzo Barbieri


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ホテルに戻りました。


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部屋に入りました。


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再び外出しました。


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カステルヴェッキオに向かいました。


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日が傾いて少し寒くなってきました。


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(つづく)

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ラジョーネ宮からシニョーリ広場に入りました。


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Palazzo del Podesta


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ミケーレ・サンミケーレ(ヴェローナ、1484‐1559)のPortale di Sanmichele


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Loggia del Consiglio


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シニョーリ広場に立つダンテ像


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フィレンツェを追われたダンテは、ヴェローナで亡命生活を送り、「新曲」の一部を書いたそうです。


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この門の彫刻もミケーレ・サンミケーレの作品でしょうか?


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シニョーリ広場から見たランベルティの塔


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ラジョーネ宮の有翼のライオン像


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Palazzo del Capitanoが修復中だったので、修復工事前の以前の写真を使います。


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14世紀に建設されたPalazzo del Capitano


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Palazzo del Capitanoの中庭に入りました。


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Palazzo di Consignorioとも呼ばれてます。


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ミケーレ・サンミケーレ(ヴェローナ、1484‐1559)作の可能性が高いとされている門です。


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詳細不明


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Palazzo di Consignorioのロッジャの天井


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次はスカラ家の廟です。


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スカラ家の廟


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ヴェローナの君主たちの墓碑として建てられたスカラ家の廟です。


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ヴェローナ君主マスティーの2世デッラ・スカラ(ヴェローナ、1306‐1351)の墓です。


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私には墓の制作者が分かりません。


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写真右横の鐘楼はサンタ・マリア・アンティカ教会のものです。


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こちらはヴェローナ君主カンシニョーリオ・デッラ・スカラ(ヴェローナ、1340‐1375)の墓です。


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カンシニョーリオ・デッラ・スカラは、マスティーノ2世デッラ・スカラの息子です。


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カンシニョーリオ・デッラ・スカラの墓は彫刻家ボニーノ・ダ・カンピオーネ(カンピオーネ、1325c‐1397c)の作品です。


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スカラ家の廟の後にサンタ・マリア・アンティカ教会があります。


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教会が開いていなかったので、ロメオの家に行くことにしました。


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Palazzo del Podestaの横を進みます。


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右折すると直ぐにロメオの家があります。


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ロメオの家は現在非公開です。


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幅の狭い道に面しているので、ロメオの家全体の写真を撮るのが難しいようです。


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ロメオの家の1Fはオステリア


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外観を見るだけ


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狭間の形で、どちらの派かが分かります。


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教皇派の狭間


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さて、サンタ・マリア・アンティカ教会が開いているでしょうか?


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(つづく)

引き続きエルベ広場です。
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Colonna Antica


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17世紀に建設されたバロック様式のPalazzo Maffei


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Palazzo Maffei屋上の彫刻


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Palazzo Maffeiの塔は、高さ44mの13世紀に建設されたTorre delGardello


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Domus Nova


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Casa Mazzanti


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このフレスコ画は見逃せません。


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ジュリオ・ロマーノの弟子アルベルト・カヴァッリによって1540年頃に描かれたフレスコ画です。


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エルベ広場を見るだけでも結構時間がかかります。


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ランベルティの塔に上ることにしました。


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若気の至りで階段を上ったこともありますが、今は自重してエレベーターを利用しました。追加料金€1が必要です。


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天気が良く、風も無かったので塔を上るには絶好です。


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エルベ広場


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サンタナスターシア教会


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アディジェ川


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ドゥオーモ


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サン・フェルモ・マッジョーレ教会


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サン・トンマーゾ・ベケット教会


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アレーナ


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カステルヴェッキオ


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サンテウフェミア教会


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Casa dei Mercanti


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この日、教会巡りをしませんでした。


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シニョーリ広場


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Palazzo Poste Verona


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ランベルティの塔の鐘


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塔からの景観を十分堪能できました。


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下に下りました。


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1193年創建のラジョーネ宮です。


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今も現役の市庁舎です。


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優雅な感じがするロッジャ


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ロッジャから見たランベルティの塔


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ラジョーネ宮の所々にフレスコ画が残されてます。


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フレスコ画の制作者の帰属が分かりません。


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フレスコ画や祭壇画をブログにアップする場合には、作品帰属を明示するべきと考えてます。この場合は、調べても分からないのです。


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(つづく)

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次はジュリエッタの家です。


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マッツィーニ通りは何時も賑わってます。


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ランベルティの塔が見えてます。ハートのネオンサインが如何にもヴェローナを思わせます。


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この通りは歩行者天国になっているようで車が通りません。


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壁にフレスコ画が描かれている建物をよく見ます。


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写真左はHotel Auroraだったと思います。


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旧教会?


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突き当り左はエルベ広場です。


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ランベルティの塔は後で上るつもりです。


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Via Cappello


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ジュリエッタの家にやってきました。


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ここは私の趣味ではありませんが、ヴェローナ・カードを保持してるし、夫婦の平和もあるので、来ました。


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趣味ではありませんが、ヴェローナに来れば大体ここに来ています。


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ジュリエッタの像の後の壁が見ものです。


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ジュリエッタの家博物館に入館します。


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館内にもジュリエッタ像があります。こちらの方は、乳房に触れるのは禁止です。
博物館内にあるのが本物で、館外にあるのはコピー彫刻と相場が決まってますが、この場合はどうなんでしょうか?


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シェークスピアのブロンズ胸像


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ジュリエッタの家博物館については、項を改めて詳しく触れることにします。


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バルコニーから撮りました。


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面白い博物館とは言えませんが、ヴェローナに行った以上は一度は行く価値があると思います。しかし、館外のジュリエッタの乳房を触っても、入館しない人が非常に多いようです。


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外に出ました。


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次はエルベ広場です。


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Piazza delle Erbe
Erbeは固有名詞ではなく、erba=野菜の意で、中世の頃、この広場では野菜だけが売れていたことから、広場の名称となったのです。


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ランベルティの塔と市庁舎


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ヴェローナの名物広場でしょうね。


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屋台の土産物屋が出ています。ここで買いたいと言われたので付き合いました。


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1301年に建設されたCasa dei Mercanti


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Domus Mercatorumとも呼ばれてます。


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ここで一休みしました。


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ヴェローナのマドンナのフォンターナ


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サン・マルコの有翼のライオン像


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1405年から1797年まで、ヴェローナはヴェネツィア共和国領でした。


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(つづく)

ヴェローナは、人口258,507人(2018年5月31日現在)のヴェネト州ヴェローナ県の県都です。
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ヴェローナ・ポルタ・ヌオーヴァ駅に到着しました。


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このところ毎年来ています。


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ヴェローナ・ポルタ・ヌオーヴァ駅の駅舎


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この日はパドヴァから着きました。


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この日のお宿はブラ広場手前にあります。


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嬉しいことに快晴なので、バスに乗らず徒歩でお宿に向かいました。


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駅近くで僅かに残る城壁


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駅名の元となったヌオーヴァ門


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ヌオーヴァ門は1532年から1540年に建設されました。


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城壁は交通に不便との理由で破壊撤去されました。


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Corso Porta Nuova


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駅から、この日のお宿まで約1㎞、徒歩で15分ほどかかります。


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歩いた方がヴェローナを肌で感じることが出来ます。


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この日のお宿が見えてきました。


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この日のお宿です。しかし、ここには泊まりませんでした。通りを挟んだ向かいの建物の部屋になってしまい、朝食の都度、交通の激しい道路を横断して、こちらの建物に来ました。何度も泊まっていますが、別の建物になったは初めてです。


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荷物を預けて身軽になって街歩きに出発しました。


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Portoni della Bra


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ヴィスコンティの壁と言われる塔


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お宿はブラ広場に近いので便利です。


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ブラ広場に入りました。


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ヴェローナは観光客に大人気で、訪れる観光客の数はイタリアで4番目だそうです。


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優れた美術品が多いので、ヴェローナが大好きです。


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しかし、あのヴェローナに於けるロメオとジュリエットは苦手中の苦手です。
シェークスピア好きならば、ヴェローナではなくロンドンやストラットフォード・アポン・エイボンに行くべきでしょう。


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アレーナが見えてきました。


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あの建物のフレスコ画がお気に入りです。


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これです。


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ブラ広場に立つヴィットリオ・エマヌエーレ2世像


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久し振りにアレーナに入ってみることにしました。


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夏の野外オペラが有名です。


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ヴェローナ・オペラの水準は非常に高いと思います。しかし、観るならばアレーナではなくオペラ座がお勧めです。


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有名歌手がアレーナの野外オペラに出演したのですが、夏のバカンス中だったのか酷い出来でガックリしたことがあります。マイクを使ってのオペラは好みではありません。


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切符売り場
ヴェローナ・カードを買えば気になりませんが、アレーナだけの切符が馬鹿高いのでビックリしました。


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中に入りました。


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入ったところで何もなし


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やることがありません。


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コスパの点では、最悪?


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コロッセオの方が見所豊富と思います。


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これを読んで俄か勉強です。


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イタリア語の方は読めなくはないけれど辞書が必要です。


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アレーナ入場は、ヴェローナ・カードのオマケと思えば腹が立ちません。


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外に出ました。


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アレーナ付近の彫刻が見所です。


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これです。


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お腹が空いたので、このお店でピザを食べました。


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(つづく)

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