
次の部屋です。

ウーゴ・シッサとジュゼッペ・アセルビのコレクションが展示されてます。



順路通りに進みます。

ウーゴ・シッサ(マントヴァ、1913‐ペゴニャーガ、1980)は、イタリアの建築家、画家、考古学者でした。

1953年、ウーゴ・シッサは、イラク開発の主任設計者としてイラク・バグダッドに赴任しました。1958年のイラク君主制の崩壊によってイタリアへの帰国を余儀なくされました。
1953年から1958年のイラク滞在中に古道具市などでメソポタミア美術品などを収集しました。

ウーゴ・シッサが彼のイラク滞在中に収集した約250点の作品が2000年からテ離宮博物館で展示されるようになりました。













ジュゼッペ・アセルビ(カステル・ゴッフレド、1773‐1846)は、イタリアの探検家、作家、考古学者、音楽家です。

ジュゼッペ・アセルビは、1814年、オーストリアのウィーンにいましたが、ウィーン会議の途中、オーストリア外相メッテルニヒからリスボンのオーストリア領事に任命されました。任命の理由は分かりません。

1825年、ジュゼッペ・アセルビは、エジプトのオーストリア総領事に任命されエジプトに赴任しました。彼の赴任中に1828年から1829年にかけてシャンポリオンの探検隊に加わりました。

シャンポリオンの探検隊に参加中に多くのエジプトに関する考古学資料を収集したのです。また、総領事としてのエジプト赴任中に多くのエジプト美術品を収集しました。

ジュゼッペ・アセルビは、1840年、エジプトで収集した約500点のコレクションをマントヴァ市当局に寄贈しました。現在、寄贈された全点の作品・資料がテ離宮博物館で展示されてます。










これで終わりです。

宮殿の建物から外に出ました。

離宮の庭園に蒸気機関車が置かれてます。


(おわり)