
次はヴィジェーヴァノのドゥオーモ、サンタンブロージョ大聖堂です。

963年と967年の文書に、この場所にあった教会が記載されてます。

現在の建物は、最後のミラノ公爵フランチェスコ2世・スフォルツァ(ミラノ、1495-ヴィジェーヴァノ、1535)の命によって、1532年に創建されたもので、1606年に一応の完成を見たものです。設計者はアントニオ・ダ・ロナーテ(ロナーテ・ポッツォ―ロ、1456/1457-ミラノ、1541c)でした。

バロック様式のファサードは、ヴィジェーヴァノ司教ファン・カラミュエル・イ・ロブコヴィッツ(マドリッド、1606-ヴィジェーヴァノ、1682)の設計によって、17世紀後半に建設されました。
スペイン出身のファン・カラミュエル・イ・ロブコヴィッツ司教は、数学者でもあり、建築にも通じていました。
鐘楼は、14世紀に建設された市の塔がそのまま教会の塔に転用されて現在に至ってます。

聖堂内に入りました。

三廊式、ラテン十字形、マニエリスム様式の内部です。

19世紀に行われた装飾が目立ちます。

チェーザレ・マーニ(ミラノ、1492-1534)の「磔刑」

フェルディナンド・ガッティ通称イル・ソイアーロ(パヴィア、1495c-クレモナ、1575)の「復活したキリスト」

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フランチェスコ・ゴニン(トリノ、1808-ジャヴェーノ、1889)による装飾

主祭壇

アレッサンドロ・サンクィリコ(ミラノ、1777-1849)による後陣フレスコ画(1828-30)

クーポラ

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ロンバルドの逸名画家作「磔刑と聖マリア・マッダレーナ」(16世紀)

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ベルナルディーノ・フェラーリ(ヴィジェーヴァノ、1495-1524)の「天上の聖母子と聖人たち」

ロンバルドの逸名画家作「ポリッティコ」(16世紀)

チェーザレ・マーニ(ミラノ、1492-1534)の「聖母子と聖人たち」

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右側廊

フェルディナンド・ポルタ(ミラノ、1689-1767)の「キリストの洗礼」




ベルナルディーノ・フェラーリ(ヴィジェーヴァノ、1495-1524)の「サンティ・ジャコモ・エ・クリストフォロ礼拝堂の多翼祭壇画」(1510)

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フランチェスコ・ゴニンによる天井フレスコ画

クリプタ

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主祭壇をもう一度見てから外に出ました。
(おわり)