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旧市街東端にあるストランビ広場です。広場に面してサンタ・マリア・デッラ・ミゼリコルディア聖堂(写真左)とドゥオーモが建ってます。


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マチェラータのドゥオーモ、サン・ジュリアーノ大聖堂です。
マチェラータ₌トレンティーノ₌レカナーティ₌チンゴリ₌トレイア合区司教区の司教座が置かれてます。


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現在、ドゥオーモが建っている場所に、10世紀末に創建され、1022年に完成したロマネスク様式の小さなサン・ジュリアーノ教会が前身です。


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翌日は快晴になりましたが、快晴の日に撮った写真です。


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11世紀には教区教会となり、1320年に司教座教会に格上げされました。
ロマネスク様式の最初の建物は、司教座教会としては手狭だったので、再建されることになりました。
14世紀にゴシック様式の二代目の建物が再建されました。1459年から1464年にルネサンス様式に改造されました。1478年に鐘楼が完成しましたが、それを以って二代目の建物が完成しました。


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16世紀、17世紀、18世紀に起きた地震によって建物が徐々に劣化したので、18世紀に三代目となる建物が建設されることになり、建築家コジモ・モレッリ(イーモラ、1732-1812)の設計によって1771年から1790年に完成した新古典様式の建物が現在の姿です。
資金難のため、ファサードは未完成のまま現在に至ってます。


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ヴェネツィア出身の建築家マリーノ・ディ・マルコ・チェドリーノ別称マリーノ・チェドリーニの設計によって1467年から1478年に建設された鐘楼は、二代目の建物のもので、現在もそのまま使用されてます。
なお、マリーノは、リミニ出身の建築家マルコ・チェリーノの弟子でした。


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聖堂内に入りました。


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三廊式、ラテン十字形、新古典様式の内部です。


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コリント式円柱が印象に残ります。


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左右の側廊に5つづつの礼拝堂が設けられてます。


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中央通路


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天井フレスコ装飾は、チーロ・パヴィーザ(モンバロッチョ、1890-ペーザロ、1972)によるものです。


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チーロ・パヴィーザの前にはカヴァリエール・ダルピーノのフレスコ画があったという説があります。


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クーポラとPresbiterioにもフレスコ画があります。


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チーロ・パヴィーザ(モンバロッチョ、1890-ペーザロ、1972)の「聖母被昇天」(1924-37)


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クーポラのフレスコ画は、シルヴィオ・ガリンベルティ(ローマ、1869-1956)の「神学的美徳と宗教の人格化」(1938)
礼拝堂の祭壇画を見て回ります。


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ジョヴァンニ・バリオーネ(ローマ、1566-1643)の「天国のカギを聖ピエトロに託すキリスト」


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アンドレア・ボスコーリ(フィレンツェ、1560-1607)の「天上の聖母子と聖アンドレアと聖セバスティアーノ」


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二番目の建物にあった作品です。


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外部サイトから拝借した鮮明な作品画像


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ヴィンチェンツォ・マルティーニの「聖カルロ・ボッロメオ」(1790)


403
ジョヴァンニ・バッティスタ・カランドラ(ヴェルチェッリ、1568-ローマ、1644)の「大天使聖ミケーレのモザイク」(1628)


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大天使聖ミケーレのモザイクは、ヴァティカンのサン・ピエトロ大聖堂にありましたが、1771年にマチェラータに寄贈されたものです。


405
16世紀の逸名画家作「天上の聖母子と聖ジュリアーノとパドヴァの聖アントニオ」


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アレグレット・ヌーツィ・ダ・ファブリアーノ(ファブリアーノ、1315c-1373)の「玉座の聖母子と聖ジュリアーノと聖アントニオ・アバーテ」(1369)


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ドゥオーモの祭壇画の中では、最高の傑作と思います。


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トリッティコの中央パネル


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聖アントニオ・アバーテ


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聖ジュリアーノ


409
フィリッポ・ベッリーニ(ウルビーノ、1550-マチェラータ、1604)の「最後の晩餐」(1604)


410
フィリッポ・ベッリーニ(ウルビーノ、1550-マチェラータ、1604)の「エマオの晩餐」(1602)


411
クリストフォロ・ウンターベルガー(カヴァレーゼ、1732-ローマ、1798)の「聖母子にマチェラータの守護を祈願する聖ジュリアーノ」(1786)


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18世紀の逸名画家作「無原罪の御宿リ」


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ピエトロ・テデスキ(ペーザロ、1750?-ローマ、1808以降没)の「三位一体と聖ベルナルディーノとサレスの聖フランチェスコ」


210
チーロ・パヴィーザの作品


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左側廊


228
右側廊


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もう一度聖堂内を見てから外に出ました。
(つづく)(ドゥオーモは終わりです)