イタリア芸術を楽しむ

イタリアの魅力を味わい尽くすには、一生に何度旅をすれば足りるだろう。芸術の宝庫にして、歴史の生きた証であるイタリア。 惹き付けて止まない絵画、彫刻、歴史的建造物、オペラなど、芸術の宝庫であるイタリアを楽しむブログです。 記事は一日に一つアップしています。記事の見方ですが、例えば「ボルゲーゼ美術館の展示作品(その4)」は2017年10月20日にアップしました。各記事にカレンダーが表示されてますが、カレンダー上の2017年10月21日をクリックして頂ければ「ボルゲーゼ美術館の展示作品(その5)」になります。(その3)は2017年10月20日となります。 BY:シニョレッリ

カテゴリ:ピエモンテ州 > ジャローレ

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折角来たからには、村を一周することにしました。小さな村なので、時間がかからないと思いました。


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夏休み中なので、学校の扉が閉まっていました。


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学校の前に小さな噴水がありました。


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教区教会の鐘楼が見えます。


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Strada Provinciale 61を進みました。


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昼休みが終わったようで、人(一人だけでしたが)の姿を見かけました。


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ウンベルト通りです。


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見るべき場所がありません。


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困りました。


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マグノリアの花?


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城にもう一度行く以外になさそうです。


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城の前に出ました。


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ローマ通りです。


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城門です。この門の先に跳ね橋があったそうです。


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帰りの電車まで、未だ90分ほどありました。


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電車は二時間毎にあるのですが、90分プラス2時間の列車を予定していました。最も早い電車に乗る羽目になりましたが、それでも時間があり過ぎです。


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トホホの時間潰しです。


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城内見学が可能と思って来たのですが、ものの見事に当てが外れました。


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来てみて初めて分かる、の典型的な例となりました。


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城門の横にサン・ジャコモ教会があります。


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やることがありません。時間が経つのが遅くて困りました。


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時計が動いていましたが、狂いすぎです。


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駅に向かうことにしました。


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使用人用の城門


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この道の突き当りが駅です。


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時々振り返って写真を撮りました。


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駅に到着しました。


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駅で50分ほど時間潰しをしました。


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列車が漸く到着しました。やれやれ。
(おわり)

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Municipio 村役場です。


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教区教会の斜め前に村役場があります。


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この辺が村の中心地というわけです。


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平日の昼前ですが、人の姿がありません。


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郵便局に訪れる人もいません。


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ブドウと野菜の生産で有名らしいので、恐らく日中は畑に出ているのでしょう。


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村役場は昼休み中のようです。


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開店しているようには見えなかったトラットリアがありました。中に入ると、開店していることが分かりました。客は私一人でした。
こんな状態で、食べて行けるのか、店の方が気になりました。


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結構良い味で、ワインと共に食事を楽しみました。


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気懸かりは昼食だったので、満腹出来て安心しました。


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時計は動いていましたが、一時間で30分遅れるようです。


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老人がたむろして、道を歩くご婦人の品定めがイタリアの定番ですが、その老人がいません。


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Strada Provinciale 60を北方向に進みます。


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ランツァ通りとの分岐点です。


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ランツァ通りです。


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ランツァ通りを少し進むと小川が流れていました。


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小川の先は何もなさそうだったので、分岐点まで引き返します。


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Strada Provinciale 60に戻り、さらに北に進みます。


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振り返って南方向を撮った写真です。


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車さえ走っていなかった。


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人の気配がしません。


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Strada Provinciale 60です。


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この先は何もなさそうです。


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引き返すことにしました。


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次を右折します。


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ジュゼッペ・マッツィーニ通りに入りました。


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ジュゼッペ・マッツィーニ通りには何もなさそうです。


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Strada Provinciale 60に戻りました。


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この村の見所は城だけ?


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この先に村営墓地があるようですが、墓地に行っても面白くない。


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嫌な予感がしてきました。


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この村に来たのは、どうも無駄足だった?


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ローマ通りです。


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相変わらず人気がない村役場です。


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Strada Provinciale 60を南に進みます。


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この家から話し声が聞こえてきました。珍しいことです。


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振り返って撮った写真です。


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(つづく)

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ローマ通りを進みます。


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通りの左に教会があります。


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Castello Sannazzaloの東端前に教会があります。


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14世紀にサンナッツァーロ家によって建設されたサン・ジャコモ教会です。


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城のガイド付きツアーで中に入ることが出来るそうです。


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城の付属教会として建設されたようです。


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後陣と鐘楼


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ファサードのフレスコ画を見ます。


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制作者不知の「聖ジャコモ」


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サン・ジャコモ教会の内部です。


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漸く人の姿を見かけました。


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次は教区教会です。


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鐘楼の時計が動いていましたが、正しい時刻ではありません。


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サン・ピエトロ・アポストロ教区教会です。


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1299年の文書に、この教会の存在が初めて記載されているそうです。
現在、ローマ通りに面した建物は使用されてません。


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1840年から使用されなくなった建物です。


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古い建物の鐘楼が現在でも使用されてます。


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ご婦人がローマ通りに出てきましたが、夫人が歩いてきた道の突き当りに教区教会の新しい建物があります。


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この道を進みます。


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サン・ピエトロ・アポストロ教区教会の新しい建物です。


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ローマ通りに面した古い建物が老朽化したので、古い建物の後陣を取り壊して、1836年から1840年に建設された新しい建物です。


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新しい建物の奉献式が1840年に執り行われたそうです。


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ファサードのフレスコ画は、パオロ・マッジ(サンナッツァーロ・デ・ブルゴンティ、1810-ミラノ、1890)の「聖ピエトロ」です。


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ファサードの扉は通常閉められており、左右の身廊側の扉から中に入ることが出来ます。


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Strada Provinciale 60から見たサン・ピエトロ・アポストロ教区教会です。


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Strada Provinciale 60から見た鐘楼


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Strada Provinciale 60側にある扉


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拝観します。


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中に入りました。


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ギリシャ十字形です。


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右側壁


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後陣と天井のフレスコ画は、ジュリオ・チェーザレ・ムッシによって1959年に描かれました。


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美術的な見所が乏しいようです。


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外に出ました。


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フレスコ画がある古い建物に入ることが出来たら良かったのに、と思いました。


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古い建物は危険で立ち入り禁止なので、仕方がありません。


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教区教会の前に戻りました。


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(つづく)

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この日、アレッサンドリアに泊まっていました。


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アレッサンドリア駅から鉄道でジャローレへの日帰り遠足です。


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アレッサンドリア駅は鉄道の要衝で、国際列車が発着します。


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ジャローレは、アレッサンドリアとカザーレ・モンフェッラートのほぼ中間にあります。


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車内は非常に空いていて、ほぼ貸し切り状態でした。


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ジャローレ駅に到着しました。乗降客は私一人でした。


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ジャローレ駅の駅舎です。勿論、無人駅です。


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駅前広場です。車は一台もなく、自転車が二台あるだけ。


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駅前広場から見た駅舎です。


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集落の方に歩きます。


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二匹の兎が私前の通り過ぎて行きました。慌ててカメラを取り出し、二匹を撮ろうしたら、既に一匹は畑の中に消えていました。


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こちらの兎は逃げる気は全くなくて、のんびりしていました。


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草むらから、微かな音がしたので、目を向けると1メートルくらいの蛇が畑に消えようとしていました。イタリアには猛毒の蛇がいるので、田舎を歩く時には注意が必要です。


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トウモロコシ畑です。聞こえるのは鳥の鳴き声だけで、長閑なものでした。


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通りの突き当りに城があります。
アレッサンドリアは、交通の要衝で、軍事都市でもあったので、第二次世界大戦で徹底的に爆撃されました。ムッソリーニ時代は米英軍から、イタリアが連合国側につくとドイツ軍から爆撃を受けたのです。
アレッサンドリアは、第二次世界大戦後に復興した街なので、見所に欠けます。アレッサンドリアに代わる宿泊先を探していたら、ジャローレの古城ホテルが面白そうに思えました。


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トウモロコシ畑の先に教区教会の鐘楼が見えます。


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古城ホテルは何故か予約できなかったので、ジャローレに来てみたという訳です。
実は、この時、古城ホテルは休業中だったのです。6月だったので、休業とは全く予想外でした。


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ジャローレは、人口68人(2019年12月31日現在)のピエモンテ州アレッサンドリア県にあるコムーネです。


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写真左の建物はサン・ロッコ祈祷所です。


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グリエルモ・マルコーニ通りですが、歩くのは後回し。


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カヴール通りを進みます。


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車は通らず、人の姿もありません。


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Starada Provinciale 61


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聞こえるのは鳥のさえずりだけ、人の気配がありません。


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城壁が僅かに残されてます。


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城に近付いてきました。


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Castello Sannazzaloです。


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10世紀頃から、ジャローレとその周囲は、サンナッツァーロ家の所有地でした。
神聖ローマ皇帝でイタリア王でもあったフェデリーコ・バルバロッサ(ヴァイブリンゲン、1122c-差レフ、1190)は、1163年、居城していたパヴィアで、サンナッツァーロ家の四人の騎士に対して、同家が所有する土地のどの場所にも城の建設を許可する”Diploma”を与えました。


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その認可状に基いて、12世紀から13世紀に建設されたのがCastello Sannazzaloです。
13世紀末と14世紀初めの各種文書に、この城の存在が記録されているそうです。


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現在でも城の一部にサンナッツァーロ家の人々が居住しているそうです。


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建物は、1854年から1857年にネオゴシック様式で大改造・修復復元されました。


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現在、城はホテルになってます。


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城はピエモンテ州の古城公開プログラムの対象になってます。


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公開は、毎週日曜日午前中のガイド付きツアー(この当時は)で行われていました。


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この時は平日だったので、ガイド付きツアーはありません。


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宿泊できれば良かったのに、残念です。


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車があったので、城の中に誰かいたのでしょう。


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城の前のローマ通りです。


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ローマ通りを進みました。


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人の姿よりも早く猫を見かけました。
(つづく)

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