イタリア芸術を楽しむ

イタリアの魅力を味わい尽くすには、一生に何度旅をすれば足りるだろう。芸術の宝庫にして、歴史の生きた証であるイタリア。 惹き付けて止まない絵画、彫刻、歴史的建造物、オペラなど、芸術の宝庫であるイタリアを楽しむブログです。 記事は一日に一つアップしています。記事の見方ですが、例えば「ボルゲーゼ美術館の展示作品(その4)」は2017年10月20日にアップしました。各記事にカレンダーが表示されてますが、カレンダー上の2017年10月21日をクリックして頂ければ「ボルゲーゼ美術館の展示作品(その5)」になります。(その3)は2017年10月20日となります。 BY:シニョレッリ

カテゴリ:ピエモンテ州 > サンティア

P1350085大体見終わって、乗車予定の列車の時間になったので、駅に向かいました。


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街角のフレスコ画


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突き当りがドゥオーモです。


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サンティッシマ・トリニタ教会を通り過ぎます。


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街角のフレスコが多いと思います。


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写真左の建物にもフレスコ画があります。


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フレスコ画ではなく、浮彫でした。


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写真左が町役場です。


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この道の先に駅があります。


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修復されたばかりの奇麗な道です。


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塔が見えますが、その詳細が分かりません。


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道幅が広い方でしょう。


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駅まで意外に遠かった。


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突き当りが鉄道駅です。


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駅前広場

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駅に着きました。


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ノヴァーラ行きの列車を待ちます。


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車内はガラガラでした。


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ノヴァーラ駅に到着しました。


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サンティア編終わり

P1350070修道院だった建物です。


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現在、この建物は町営の催事場として使用されているようです。


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私には、この建物の詳細が分かりません。


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このような表示があるのですが、そのような様子が全くなく、扉が閉まったままでした。


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例え開館していても、入館者は殆どいないでしょう。


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時間は十分あったので、町歩きを続けました。


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塔のフレスコ画


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何の建物なのか、全く分かりません。


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町外れの少し古い建物です。


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壁龕のフレスコ画


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城壁でしょうか?


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町外れに行くと、第二次世界大戦の影響が少なかったようで古い建物が残っているようです。


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お腹が空いてきました。


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この横で道路の修復が行われていました。


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この町では賑やかな通りです。


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レストランに入店します。


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張り切って食べました。


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ビール、ワインを飲んだのでトイレが心配。


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この町ともそろそろお別れです。


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駅に向かいました。


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(つづく)

P1350056サンティッシマ・トリニタ教会の見学ツアーの時間待ちのブラブラ歩きです。


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見えている鐘楼はサンティッシマ・トリニタ教会のものです。


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サンティッシマ・トリニタ教会に出てしまいました。


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待っている人が誰もいません。


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見学会なんて本当にあるの? 不安になりました。


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病院の建物です。


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ドゥオーモにもう一度入りました。


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もう一度ジローラモ・ジョヴェノーネの多翼祭壇画を観ます。


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満足しました。


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ドゥオーモから外に出ました。


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教会の前には相変わらず誰もいませんでした。


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不安になって町役場に行きました。見学会のことは町役場で聞いたからでした。


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そうしたらビックリ。係員が外に出て、教会の方を見たら誰もいなかったので、今日は見学会なしと判断したとのこと。こんなことに驚いてはいけません、何せイタリアですから。例のイタリア流です。


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結局、係員に案内されて私一人の見学会となりました。


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この教会は宗教活動を停止したEx-chiesaです。


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修復されましたが、教会としての機能は戻されず、町所有の建物になりました。


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鐘楼


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修復前の主祭壇画


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主祭壇


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修復後の主祭壇画


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係員からサンティアに来る奇特な人と思われたようです。


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係員に大いに感謝して別れました。


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(つづく)

P1350025未だサンティアのドゥオーモです。


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右側廊


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教会内のフレスコ画を見ます。


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詳細不知


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外に出ました。


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ジローラモ・ジョヴェノーネの多翼祭壇画以外に見所があまりないドゥオーモでしたが、彼の作品に圧倒されました。それだけで、この町に来た甲斐があったというものです。


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ドゥオーモ広場です。


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ドゥオーモのミサが終わったので、広場に駐車している車が少なくなりました。


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ドゥオーモの後陣の方に進みます。


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ドゥオーモの鐘楼


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ドゥオーモの後陣です。


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後陣の外観を見る限りかなり古そうに思えます。


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更にぶらぶら歩きを続けました。


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病院です。


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ドゥオーモの周囲をあちこち歩きました。


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ローマ広場です。


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ローマ広場に面して建つサンティッシマ・トリニタ教会です。


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サンティッシマ・トリニタ教会の見学会があるので、その時間まで暇潰し。


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暇潰しが大変でした。


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町役場の近くです。


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町外れに進みます。


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サン・ジョルジョ教会です。


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(つづく)

P1350048引き続きサンティアのドゥオーモ、サンタガタ参事会教会です。


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左第三礼拝堂です。
この礼拝堂の祭壇を飾る作品が見たくて、わざわざサンティアに途中下車したのです。


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ジローラモ・ジョヴェノーネ(ヴェルチェッリ、1490c-1555)の「サンティアのサンタガタの多翼祭壇画」(1531)
10枚のパネルから成るポリッティコですが、上段右端のパネルが19世紀に盗まれて欠損しています。盗まれたパネルには「アレッサンドリアの聖カテリーナ」が描かれていたそうです。


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ジローラモ・ジョヴェノーネの代表作とされている多翼祭壇画です。しかしながら、サンティアという目立たぬ町にあることから、実際に観たことがある美術史家が少なく、埋もれた存在の作品です。


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多翼祭壇画は上下二段に分かれてますが、この写真はその上段です。


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上段左から聖ルチア、聖ステファノです。アトリビュートが描かれているので、聖人を特定することができます。


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左から聖アガタ、聖イシドーロ


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下段です。


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下段中央の「聖母子」


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下段左から聖ロッコ、聖ジョルジョ


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左から聖ジョヴァンニ・バッティスタ、聖セバスティアーノ


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ジローラモ・ジョヴェノーネの多翼祭壇画上ルネッタに描かれたフレスコ画です。


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このフレスコ画もジローラモ・ジョヴェノーネの作品説がありますが、私は全く違うと思います。


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左第三礼拝堂のイコン


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カルロ・コスタの「受胎告知」(19世紀中頃)


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右翼廊礼拝堂


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右翼廊礼拝堂天井


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右翼廊礼拝堂の祭壇画(詳細不知)


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「聖ジョヴァンニ・バッティスタ」(詳細不知)


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詳細不知


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右第三礼拝堂


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「ロレートの聖母」(詳細不知)


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サン・ジュゼッペ礼拝堂
(つづく)

P1350111引き続きサンティアのドゥオーモ、サンタガタ参事会教会です。


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パオロ・エミリオ・モルガーリ(トリノ、1815-1882)の「栄光の聖アガタ」(1862)


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詳細不知


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パオロ・エミリオ・モルガーリ(トリノ、1815-1882)の「聖アガタ」


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パオロ・エミリオ・モルガーリの作品


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パオロ・エミリオ・モルガーリの作品


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パオロ・エミリオ・モルガーリの作品


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詳細不知の「聖心」


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カウンターファサードに置かれている、1861年に制作されたオルガン


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コリント式列柱


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この礼拝堂の右にクリプタに向かう階段があります。


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聖ステファノに捧げられたクリプタ


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12世紀に建設されたクリプタです。


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サンティアの聖イグナツィオ礼拝堂


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詳細不知の「聖心」


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左側廊


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左側廊から見た身廊中央方向


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右側廊


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右側廊から見た身廊中央


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右第二礼拝堂です。


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ロレンツォ・ハートマンの「キリストの洗礼」


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パオロ・エミリオ・モルガーリの「父なる神」


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ロレンツォ・ハートマンの「聖霊降臨」


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(つづく)

P1350026サンティアのドゥオーモ、サンタガタ参事会教会 Collegiata di Sant'Agataです。


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教会の起源は不明とされてますが、10世紀の記録に、現在の場所に聖アガタに捧げられた教区教会の存在が記載されているそうです。そのため、10世紀以前に最初の建物が建設されたことは明白ですが、11世紀にヴェルチェッリ大司教がサンティア村に大司教区に属する教会建設を決め、最初の建物が取り壊され、11世紀に創建され、12世紀に完成したロマネスク様式の建物が二番目です。


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教会の建物と鐘楼がアンバランスに見えます。それは当然で、教会の建物は新古典様式で19世紀に再建された三番目となるものです。ロマネスク様式の鐘楼は二番目の建物の鐘楼として12世紀に建設されました。


2
1377年、サンティアはヴェルチェッリ司教とミラノのヴィスコンティ家からサヴォイア家に引き渡されました。ところがサヴォイア家は、軍事的重要性があって屡々戦いの場となるサンティアの防衛に対して消極的に終始したことから、サンティアはフランスとスペインの抗争の戦場となってしまいました。サンタガタ教区教会も二強国間の争いに巻き込まれ、教会の歴史は破壊と修復の繰り返しとなりましたが、19世紀に二番目の建物は最早修復では危険と判断されて、再建が決まりました。
そうして、建築家ジュゼッペ・マリア・タルッキ(トリノ、1782-1863)が起用され、タルッキの設計によって1836年に再建された新古典様式の三番目となる建物が現在の教会本体の外観となってます。
 美術ファンにとってのサンティアのドゥオーモは、ジローラモ・ジョヴェノーネの多翼祭壇画(1531)の傑作に尽きると思います。勿論、私はジョヴェノーネの傑作目当てでサンティアに来たわけです。


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鐘楼を見ます。


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鐘楼は12世紀に建設されました。
12世紀に建設されたサント・ステファノに捧げられたクリプタも現存しています。


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煉瓦造りの鐘楼


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柱廊付きのファサードです。


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ファサード柱廊に置かれた彫刻


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ファサード柱廊のフレスコ画


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柱廊天井


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拝観します。


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中に入りました。


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三廊式、ラテン十字形、新古典様式の内部です。


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パオロ・エミリオ・モルガリ(トリノ、1815-1882)の「栄光の聖アガタ」(1862)


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中央礼拝堂


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主祭壇


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(つづく)

P1350012エドモンド・デ・アミーチス通りです。


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町役場はもう直ぐです。


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特徴がない普通の建物ばかりです。


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エドモンド・デ・アミーチス通りを進みます。


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左の建物の壁にフレスコ画があります。


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ローマ通りとの交差点です。


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突き当りが町役場ですが、修復工事中でした。


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修復工事後の町役場


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町役場で地図を頂戴しました。


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ローマ広場です。


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ローマ広場に面して教会が建ってます。(写真右)


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サンティアのドゥオーモ、サンタガタ(聖アガタ)参事会教会です。


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扉が開いていたので、中に入るとミサ中でした。ミサが終わることを見計らって拝観することにしました。それまで別の場所に行きます。


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ローマ広場が町の中心です。


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この日、広場は駐車場になっていました。


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町外れにある城に行くことにしました。


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狭い町なので、町外れと言っても直ぐ傍になります。


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橋を渡ります。


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町外れの建物は朽ちてます。


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城が見えてます。


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Castello di Vettigneです。


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15世紀に建設されました。


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長らく放置されていたため、中に入るのは危険です。


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城の入り口です。


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ローマ広場に戻ります。


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ローマ広場です。


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ミサが終わったようです。
(つづく)

P1340714前泊地はピエモンテ州のビエッラでした。


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駅に向かいました。


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ビエッラ駅です。


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鉄道でサンティアに向かいます。


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ビエッラからサンティアまでは一時間に一本の列車があります。


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車中から見えた山々。


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サンティア駅に到着しました。


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サンティア駅舎


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サンティアは、人口8,109人(2022年12月31日現在)のピエモンテ州ヴェルチェッリ県にあるコムーネです。


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この日、目的地はオルタだったのですが、鉄道利用でオルタに行くには一日1本しかない列車に乗車する必要がありましたが、その列車待ちのためにサンティアで途中下車しての町歩きでした。
それはその通りでしたが、サンティアに来た目的は、ジローラモ・ジョヴェノーネの傑作「サンティア・ドゥオーモの多翼祭壇画」を観るためでした。


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サンティアの旧市街に向かいます。


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サンティアは古い歴史を持つ町で、青銅器時代には集落があったと考えられてます。紀元前2世紀末にローマの支配下に入ったそうです。


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町並みが新しいのは、第二次世界大戦直後にドイツ軍残党によって攻撃され、略奪されたからと言われてます。


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第二次世界大戦中の住民の犠牲とパルチザン闘争の活動で有名です。


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古い建物は一部を除いて殆ど残っていないようです。


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町役場と参事会教会がある広場へと進みました。


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左折しました。


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この先に城がありますが、城は後回し。


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タベルナコロを発見!


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誰が描いたのか?


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特徴があまり見られない町のようです。


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戦後に都市計画に基づき再開発されたので、道幅が広い町です。


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見知らぬ町を歩くのが結構好みです。


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観光客が滅多に訪れないのか、珍しそうに私を見ている視線が気になりました。


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じろじろ見ている婆さんが警察に連絡することも珍しくないようです。


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地図を持っていないので只管勘を頼りに歩きました。


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左折すれば市庁舎と参事会教会があるようです。道案内があって良かった!


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地図がないときに限って道に迷うことが少ない私です。


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(つづく)

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